研究者詳細 - 山城　秀昭

MISC - 山城　秀昭

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福島原発事故のその後、再生を目指して野生ニホンザルにおける福島原発事故由来放射性物質の影響評価

漆原佑介, 鈴木敏彦, 清水良央, 藤田詩織, 桑原義和, 鈴木正敏, 林剛平, 安彦亮, 鷲尾亮太, 山城秀昭, 阿部靖之, 木野康志, 関根勉, 篠田壽, 磯貝惠美子, 青野辰雄, 福本学

無菌生物 46 ( 1 ) 19 - 21 2016年9月

記述言語：日本語出版者・発行元：日本無菌生物ノートバイオロジー学会

東京電力福島第一原子力発電所事故により福島県内では多くの野生動物が被災した。我々は福島県内で被災した野生ニホンザルに着目し、2013年より現在までに300頭以上から様々な臓器、筋肉などのサンプリングを行っている。採取した18の主要臓器と末梢血の放射性セシウム濃度を測定した結果、体内における放射性セシウム濃度は骨格筋が最も高く、甲状腺が最も低いことが明らかとなった。筋肉中放射性セシウム濃度と末梢血球像との間に明確な相関はみられなかったが、成獣の骨髄中顆粒球系細胞は筋肉中放射性セシウム濃度と負の相関を示し、脂肪細胞割合は筋肉中放射性セシウム濃度と正の相関を示した。これらの結果は、低線量慢性被ばくによる造血機能の低下を示唆するが、骨髄細胞の解析結果が放射線による影響であるかを結論付けるためには今後も解析を継続して行う必要がある。(著者抄録)

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第一極体におけるJunoの局在と受精能の評価

鈴木万理, 菅野有晃, 伊藤洵, 斎藤晴香, 及川和聡, 新村末雄, 山城秀昭

日本卵子学会誌 1 ( 1 ) S41 - S41 2016年4月

野生アカネズミにおける体外繁殖実験系の検討

瀧野祥生, 藤宮冴, 菅野有晃, 鈴木万里, 新村末雄, 山城秀昭

日本畜産学会大会講演要旨集 120回 73 - 73 2015年9月

ニワトリ胚漿尿膜を用いた新生子マウス卵巣の器官培養

岩島玲奈, 瀧野祥生, 菅野有晃, 柳沼日佳里, 杉山稔恵, 新村末雄, 山城秀昭

北信越畜産学会報 ( 110 ) 27 - 35 2015年3月

記述言語：日本語出版者・発行元：北信越畜産学会

血管新生が盛んであるニワトリ胚漿尿膜(in ovo chorioallantoic membrane;iCAM)を用いて、新生子マウス卵巣の器官培養が可能か否か試みた。7-8日齢のBDF1雌マウスから採取した卵巣を、38.5度で7-9日間孵卵したニワトリ胚の漿尿膜上に静置し、孵卵器で10-12日間培養した。培養後、卵巣のパラフィン切片を作製して、HE染色を施し、卵巣組織および卵胞の発育を観察した。iCAM器官培養後の卵巣には、ニワトリ胚由来の血管が新生されて血液が全体に浸潤したもの、部分的に浸潤したもの、血液が全く浸潤していないものがあった。卵胞の形態を維持したiCAM器官培養後のHE染色した卵巣では、原始卵胞、1次卵胞、2次卵胞および胞状卵胞が観察され、ニワトリ胚由来の血液浸潤による赤血球も見られた。iCAM器官培養後の卵巣の切片1枚あたりの卵胞数は7.29±2.2個であり7-8日齢及び19日齢のBDF1雌マウスの卵巣のそれらと比較して有意に少なかった。また、直径が30μm未満の原始卵胞の割合は、58.9%であり、1次卵胞の21.9%、2次卵胞の17.8%、初期胞状卵胞を含む2次卵胞の2.7%、胞状卵胞の1.4%に比べて高かった。一方、卵胞の形態を維持できなかったiCAM器官培養卵巣では、ニワトリ胚由来の血液浸潤による赤血球が観察されるのみであった。以上、iCAM器官培養した31個の新生子マウス卵巣において、ニワトリ胚由来の血管新生による血液が全体に浸潤したものと部分的に浸潤した24サンプル中、7サンプルの卵巣において卵胞が維持されることが確かめられた。今後は、さらに卵胞を維持できるiCAM器官培養の方法を検討する必要がある。(著者抄録)

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季節がアカネズミ精巣における精子形成と時計遺伝子発現に及ぼす影響

秋山将, 瀧野祥生, 菅野有晃, 岩島玲奈, 高橋実希, 矢澤愛美, 福本学, 山城秀昭

日本畜産学会大会講演要旨集 119回 181 - 181 2015年3月

震災・原発事故による野生生物への影響 3年半後の中間評価被災雄牛における生殖器官および継世代影響評価の試み

山城秀昭, 阿部靖之, 林剛平, 漆原佑介, 桑原義和, 鈴木正敏, 大段隆史, 高橋秀和, 藤晋一, 瀧野祥生, 菅野有晃, 木野康志, 福田智一, 小林仁, 磯貝恵美子, 福本学

環境ホルモン学会研究発表会要旨集 17回 38 - 38 2014年12月

震災・原発事故による野生生物への影響 3年半後の中間評価福島原発事故被災動物の線量評価事業と霊長類動物への影響解析

漆原佑介, 木野康志, 関根勉, 鈴木敏彦, 清水良央, 篠田壽, 桑原義和, 鈴木正敏, 川角浩, 山城秀昭, 新井敏郎, 福本学

環境ホルモン学会研究発表会要旨集 17回 39 - 39 2014年12月

被災アカネズミの雄性生殖細胞における増殖能の評価

瀧野祥生, トウ・ビン, 菅野有晃, 岩島玲奈, 秋山将, 中田章史, 葛西宏介, 三浦富智, 福本学, 山城秀昭

日本放射線影響学会大会講演要旨集 57回 119 - 119 2014年9月

東京電力福島第一原子力発電所事故による被災動物から放射線生物影響を考える福島第一原発事故被災動物とその環境中の放射能測定

木野康志, 小荒井一真, 入澤歩, 漆原佑介, 林剛平, 鈴木正敏, 阿部靖之, 山城秀昭, 福田智一, 磯貝恵美子, 小林仁, 岡壽崇, 関根勉, 篠田壽, 福本学

日本放射線影響学会大会講演要旨集 57回 91 - 91 2014年9月

東京電力福島第一原子力発電所事故による被災動物から放射線生物影響を考える DNA濃縮技術を用いた被災ウシの経世代的エクソン領域解析

山城秀昭, 阿部靖之, 桑原義和, 漆原佑介, 鈴木正敏, トウ・ビン, 瀧野祥生, 菅野有晃, 岩島玲奈, 大段隆史, 藤晋一, 木野康志, 福田智一, 磯貝恵美子, 福本学

日本放射線影響学会大会講演要旨集 57回 91 - 91 2014年9月

東京電力福島第一原子力発電所事故による被災動物から放射線生物影響を考える福島原発事故被災牛の血漿生化学検査と病理解析による被ばく影響評価

漆原佑介, 川角浩, 平川泰子, 木野康志, 関根勉, 桑原義和, 鈴木正敏, 井上和也, 高橋慎太郎, 山城秀昭, 阿部靖之, 磯貝恵美子, 篠田壽, 新井敏郎, 福本学

日本放射線影響学会大会講演要旨集 57回 90 - 90 2014年9月

マウス桑実胚におけるブリリアントクレシル青を利用した性判別の可能性

小林万優, 佟彬, 山城秀昭

北信越畜産学会報 ( 108 ) 15 - 22 2014年3月

記述言語：日本語出版者・発行元：北信越畜産学会

マウスの桑実胚について、X染色体の数とブリリアントクレシル青(BCB)に対する着色性との関係の有無を調べ、BCBに対する着色性から胚の性判別の可能性を検討した。BCBで染色した桑実胚の50%が還元促進液に浸漬後に陰性になる時間は、体内受精胚では22.6±0.21分であり、体外受精胚の22.4±0.30分、2倍体の単為発生胚の21.9±0.32分とは相違なかったが、半数体の単為発生胚の25.6±0.36分に比べて有意に短かった。なお、受精胚における時間は、有意差はないものの2倍体の単為発生胚よりも長い傾向にあった。これらのことより、マウス桑実胚において、BCBの還元速度とX染色体の数との間には関係があり、性判別にBCB染色を使用できる可能性が示唆された。一方、桑実胚期の体内受精胚の50%がBCBに陰性になる時間で、BCBに陽性と陰性それぞれの胚について雄特異的遺伝子であるSryの検出をPCR法で行ったところ、BCBに陰性で雌と推定された胚で、PCRで雌と判定された胚の割合は61.3%、BCBに陽性で雄と推定された胚で、PCRで雄と判定された胚の割合は71.9%であり、判別率の平均値は66.6%となった。以上のことから、胚のBCBに対する着色性と雌雄との間には関係のあることが示唆された。(著者抄録)

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CiNii Books

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福島第一原子力発電所事故による被災家畜の血液-筋肉間における放射性物質の濃度の相関について

福田智一, 木野康志, 阿部靖之, 山城秀昭, 小林仁, 清水良央, 高橋温, 鈴木敏之, 千葉美麗, 高橋慎太郎, 井上和也, 桑原義和, 篠田壽, 樋地正浩, 関根勉, 福本学, 磯貝恵美子

日本畜産学会大会講演要旨集 118回 191 - 191 2014年3月

福島第一原発事故で飛散した放射性セシウムが警戒区域内のウシ精巣および精原細胞の遺伝子発現に及ぼす影響

小林仁, 森本素子, 井上達志, 山城秀昭, 阿部靖之, 木野康志, 関根勉, 福本学

日本畜産学会大会講演要旨集 118回 198 - 198 2014年3月

次世代シークエンサーを用いた被災ウシY染色体における突然変異の解析

Tong Bin, 瀧野祥生, 阿部靖之, 桑原義和, 山城秀昭, 山田宜永, 磯貝恵美子, 福本学

日本放射線影響学会大会講演要旨集 56回 178 - 178 2013年10月

福島第一原子力発電所警戒区域内の豚における体内の放射性物質分布

漆原佑介, 木野康志, 小林仁, 関根勉, 森本素子, 阿部靖之, 山城秀昭, 桑原義和, 鈴木正敏, 福本基, 井上和也, 高橋慎太郎, 福田智一, 磯貝恵美子, 福本学

日本放射線影響学会大会講演要旨集 56回 127 - 127 2013年10月

被災動物の包括的線量評価事業に関する事業立ち上げおよびシステム化

井上和也, 高橋慎太郎, 林剛平, 漆原佑介, 鈴木正敏, 桑原義和, 阿部靖之, 山城秀昭, 篠田壽, 福田智一, 磯貝恵美子, 福本学

日本放射線影響学会大会講演要旨集 56回 104 - 104 2013年10月

福島第一原発20km圏内の雌ウシにおける卵巣の正常性

阿部靖之, 山城秀昭, 福田智一, 木野康志, 関根勉, 桑原義和, 福本基, 小林仁, 阿部宏之, 磯貝恵美子, 福本学

日本放射線影響学会大会講演要旨集 56回 127 - 127 2013年10月

原発事故が与える動植物への影響福島第一原子力発電所事故に伴う家畜における放射性セシウムの臓器分布

磯貝恵美子, 福田智一, 木野康志, 福本学, 篠田壽, 関根勉, 山城秀昭, 黒田健吾, 桑原義和, 高橋慎太郎, 井上和也, 阿部靖之, 小林仁

無菌生物 43 ( 1 ) 46 - 50 2013年9月

記述言語：日本語出版者・発行元：日本無菌生物ノートバイオロジー学会

2011年3月に起きた東京電力福島第一原子力発電所の爆発事故によって大気中に放出された放射性物質は福島県を中心に広範な地域に環境汚染をもたらした。本研究では福島原発20km圏内(警戒区域)で被災家畜の調査を行った。警戒区域内ではガンマースペクトルメーター測定において採取された家畜の筋肉などで134Cs、137Cs、110m Ag、129m Teのピークを認めた。放射性Csは血液などの体液、全身の臓器・組織から検出され、筋肉は最も高いレベルであった。また、血液と筋肉をはじめとする諸臓器との相関を認めた。福島原発の影響を知るためにも被災家畜を通して、人や動物への内部被ばくの影響を明らかにしていく必要がある。(著者抄録)

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in ovoでのマウス精巣内精原細胞の分化誘導

瀧野祥生, 植松恵美, 岡嶋秀美, 杉山稔恵, 新村末雄, 山城秀昭

日本畜産学会大会講演要旨集 117回 100 - 100 2013年9月

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