2024/07/03 更新

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イクラ マイコ
伊倉 真衣子
IKURA Maiko
所属
医歯学総合研究科 特任助教
職名
特任助教
外部リンク

学位

  • 学士(医学) ( 2000年3月   自治医科大学 )

経歴

  • 新潟大学   医歯学総合研究科   特任助教

    2018年8月 - 現在

  • 新潟大学   医歯学総合研究科   特任助手

    2018年6月 - 2018年7月

 

論文

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MISC

共同研究・競争的資金等の研究

  • 災害後血栓症の中長期的予後に関する研究~脳・心血管イベント発症リスクについて~

    研究課題/領域番号:20K10398

    2020年4月 - 2023年3月

    制度名:科学研究費助成事業 基盤研究(C)

    研究種目:基盤研究(C)

    提供機関:日本学術振興会

    伊倉 真衣子, 榛沢 和彦

      詳細を見る

    配分額:4290000円 ( 直接経費:3300000円 、 間接経費:990000円 )

    本研究は、日本人における災害後の血栓症が、脳・心血管イベントに及ぼす中長期的予後を明らかにし、災害関連死や二次健康被害を予防するために、被災そのもののストレスやその後の避難環境によって起こりうるリスクを明らかとし対策を講じていくことを目的としている。
    研究方法:新潟県中越地震、東日本大震災などの災害では避難生活により多数の深部静脈血栓症(DVT:deep vein thrombosis)が発生した。そのDVTの長期予後、肺塞栓症の合併の有無、脳・心血管疾患などが増加していないかどうかについて、DVT検診を実施し検証する。
    研究結果:令和3年度は、新潟県中越沖地震、中越地震被災地域住民 189名(男性27名、女性162名、平均年齢76.8±7.9歳;47-93歳)にDVT検診を実施した。そのなかで過去に血栓の既往のある被災者の51.9%(82名;56-91歳)にDVTを認めた。
    また、被災地域住民2831名に追跡調査票を郵送し、1291名(回収率45.6%)の方から回答を頂いた(男性309名、女性982名、平均年齢75.3±9.5歳;34-103歳)。震災後の脳血管疾患発症1.7%(22名)、心血管疾患発症2.1%(27名)、肺塞栓症発症0.8%(10名)であった。
    考察:一度できた下肢の静脈血栓は消退を繰り返し、慢性期にも影響を及ぼす可能性が示唆された。令和4年度はこれまでのデータをとりまとめ、肺塞栓症および脳・心血管イベント(脳梗塞・心筋梗塞等)の頻度と、DVT陽性群及び陰性群における発症率について検討する。

    researchmap