歯学部 歯学科 助教
医歯学総合研究科 口腔生命科学専攻 摂食環境制御学 助教
研究統括機構 研究准教授
2024/12/27 更新
医学博士 ( 順天堂大学 )
ライフサイエンス / 神経科学一般
ライフサイエンス / 医化学
ライフサイエンス / 生理学
新潟大学 研究統括機構 研究准教授
2023年11月 - 現在
新潟大学 大学院医歯学総合研究科 歯学部 助教
2021年5月 - 現在
独立行政法人日本学術振興会 海外特別研究員
2020年5月 - 2021年4月
カリフォルニア工科大学 博士研究員
2017年3月 - 2021年4月
国名:アメリカ合衆国
新潟大学 歯学部 歯学科 助教
2021年5月 - 現在
新潟大学 医歯学総合研究科 口腔生命科学専攻 摂食環境制御学 助教
2021年5月 - 現在
新潟大学 教育研究院 医歯学系 歯学系列 助教
2021年5月 - 現在
日本生化学会
日本神経科学会
日本生理学会
日本神経化学会
日本自律神経学会
歯科基礎医学会
カリフォルニア工科大学
Sensory representation and detection mechanisms of gut osmolality change 査読
Takako Ichiki, Tongtong Wang, Ann Kennedy, Allan-Hermann Pool, Haruka Ebisu, David J. Anderson, Yuki Oka
Nature 602 ( 7897 ) 468 - 474 2022年2月
Engineered AAVs for non-invasive gene delivery to rodent and non-human primate nervous systems 査読
Xinhong Chen, Sripriya Ravindra Kumar, Cameron D. Adams, Daping Yang, Tongtong Wang, Damien A. Wolfe, Cynthia M. Arokiaraj, Victoria Ngo, Lillian J. Campos, Jessica A. Griffiths, Takako Ichiki, Sarkis K. Mazmanian, Peregrine B. Osborne, Janet R. Keast, Cory T. Miller, Andrew S. Fox, Isaac M. Chiu, Viviana Gradinaru
Neuron 110 ( 14 ) 2242 - 2257.e6 2022年7月
Expression of leukotriene B4 receptor 1 defines functionally distinct DCs that control allergic skin inflammation. 査読 国際誌
Tomoaki Koga, Fumiyuki Sasaki, Kazuko Saeki, Soken Tsuchiya, Toshiaki Okuno, Mai Ohba, Takako Ichiki, Satoshi Iwamoto, Hirotsugu Uzawa, Keiko Kitajima, Chikara Meno, Eri Nakamura, Norihiro Tada, Yoshinori Fukui, Junichi Kikuta, Masaru Ishii, Yukihiko Sugimoto, Mitsuyoshi Nakao, Takehiko Yokomizo
Cellular & molecular immunology 18 ( 6 ) 1437 - 1449 2021年6月
Neural populations for maintaining body fluid balance 査読
Takako Ichiki, Vineet Augustine, Yuki Oka
Current Opinion in Neurobiology 57 134 - 140 2019年8月
Stepwise phosphorylation of leukotriene B-4 receptor 1 defines cellular responses to leukotriene B-4 査読 国際誌
Nakanishi Yoshimitsu, Tan Modong, Ichiki Takako, Inoue Asuka, Yoshihara Jun-ichi, Maekawa Naoto, Takenoshita Itsuki, Yanagida Keisuke, Yamahira Shinya, Yamaguchi Satoshi, Aoki Junken, Nagamune Teruyuki, Yokomizo Takehiko, Shimizu Takao, Nakamura Motonao
SCIENCE SIGNALING 11 ( 544 ) 2018年8月
Receptor for Advanced Glycation End Products Regulates Leukotriene B4 Receptor 1 Signaling 査読
Takako Ichiki, Tomoaki Koga, Takehiko Yokomizo
DNA and Cell Biology 35 ( 12 ) 747 - 750 2016年12月
Modulation of leukotriene B4 receptor 1 signaling by receptor for advanced glycation end products (RAGE) 査読
Takako Ichiki, Tomoaki Koga, Toshiaki Okuno, Kazuko Saeki, Yasuhiko Yamamoto, Hiroshi Yamamoto, Masakiyo Sakaguchi, Takehiko Yokomizo
FASEB JOURNAL 30 ( 5 ) 1811 - 1822 2016年5月
Neurokinin B activates the formation and bone resorption activity of rat osteoclasts 査読
Takako Ichiki, Kayoko N. Kuroishi, Kaori K. Gunjigake, Shigeru Kobayashi, Tetsuya Goto
NEUROPEPTIDES 45 ( 3 ) 239 - 244 2011年6月
神経系による飲水制御~消化管における浸透圧センシング機構~ 招待
実験医学(増刊) 41 ( 20(増刊) ) 3310 - 3316 2023年12月
消化管における飲水感知メカニズムの解明
市木貴子, 岡 勇輝
実験医学 40 ( 9 ) 2022年5月
渇きの神経科学:知覚・情報処理・行動の統御
蛭子はるか, 市木 貴子, 岡 勇輝
実験医学 36 ( 14 ) 2394 - 2399 2018年9月
水を感知する味覚受容機構の解明
Dhruv Zocchi, 市木 貴子, 岡 勇輝
実験医学 35 ( 16 ) 2746 - 2748 2017年10月
RAGEはロイコトリエンB4第一受容体BLT1と機能的に相互作用する
市木 貴子, 古賀 友紹, 奥野 利明, 佐伯 和子, 阪口 政清, 山本 靖彦, 横溝 岳彦
日本生化学会大会プログラム・講演要旨集 89回 [2P - 089] 2016年9月
HMGB1/RAGE相互作用を阻害する新規低分子化合物の創製
玉田 賢弥, 中島 槙吾, 佐藤 聡, 吉森 篤史, 市木 貴子, 佐々木 文之, 横溝 岳彦, 鈴木 雄祐, 渡邊 伸央, 井上 茂亮, 田沼 靖一
日本生化学会大会プログラム・講演要旨集 89回 [1P - 010] 2016年9月
HMGB1及びLPSに誘導される炎症を抑制する新規低分子化合物の創製
中島 槙吾, 玉田 賢弥, 佐藤 聡, 吉森 篤史, 市木 貴子, 佐々木 文之, 横溝 岳彦, 田沼 靖一
日本生化学会大会プログラム・講演要旨集 89回 [2P - 001] 2016年9月
ロイコトリエン受容体 (第5土曜特集 GPCR研究の最前線2016) -- (GPCR機能の新展開)
市木 貴子, 古賀 友紹, 横溝 岳彦
医学のあゆみ 256 ( 5 ) 554 - 560 2016年1月
P-17.ラット破骨細胞におけるニューロキニンレセプターの発現について(ポスター展示発表,第68回九州歯科学会総会講演抄録)
市木 貴子, 森川 和政, 中尾 加世子, 郡司掛 香織, 後藤 哲哉, 小林 繁
九州齒科學會雜誌 : Kyushu-Shika-Gakkai-zasshi 62 ( 5 ) 186 - 187 2009年1月
消化管における飲水制御機構の解明 招待
市木 貴子
第六回 三融会・武田神経科学シンポジウム 2024年5月
イメージング技術を用いた消化管センシング機構の解明 招待
市木 貴子
第66回歯科基礎医学会学術大会 2024年11月
消化管支配神経のin vivo イメージングを用いた飲水感知機構の解明 招待
市木 貴子
第101回日本生理学会大会 2024年3月
消化管における飲水感知メカニズムの解明 招待
市木貴子
第46回日本神経科学会 2023年8月
In vivoイメージングを用いた消化管センシング機構の解明 招待
市木貴子
東大腎臓内科リサーチカンファレンス 2024年9月
In vivoイメージングを用いた消化管センシング機構の解明
市木貴子
第64回新潟生化学懇話会 2024年7月
in vivo イメージングを用いた消化管センシング機構の解明 招待
市木貴子
21 世紀を明るく科学する会(2024) 2024年6月
イメージング技術を用いた消化管センシング機構の解明 招待
市木貴子
若手中堅脳科学者のオンライン勉強会 2024年5月
神経系による体液恒常性維持メカニズム 招待
市木貴子
第76回日本自律神経学会総会 2023年10月
消化管における飲水感知メカニズムの解明 招待
市木貴子
第70回日本実験動物学会総会 2023年5月
迷走神経による消化管内の浸透圧感知メカニズム 招待
市木 貴子
日本生理学会第100回記念大会 2023年3月
消化管における低浸透圧感知メカニズム 招待
市木貴子
第6回感覚フロンティア研究会シンポジウム 2022年10月
令和5年度新年俸制教員特別報奨
2024年3月 新潟大学
市木貴子
令和5年度新潟大学優秀論文表彰
2023年10月 新潟大学
市木貴子
Della Martin Fellowship in Mental Illness
2018年6月 カリフォルニア工科大学
第11回東京呼吸器リサーチフォーラム 最優秀発表賞
2014年
市木 貴子
DENTSPLY Merit Award
2011年
市木 貴子
消化管におけるアレルゲン受容メカニズムの解明
研究課題/領域番号:24K02119
2024年4月 - 2028年3月
制度名:科学研究費助成事業
研究種目:基盤研究(B)
提供機関:日本学術振興会
市木 貴子
配分額:18460000円 ( 直接経費:14200000円 、 間接経費:4260000円 )
革新的イメージング技術による脳腸相関メカニズムの解明
研究課題/領域番号:23829130
2023年10月 - 2027年3月
制度名:戦略的創造研究推進事業 さきがけ
提供機関:科学技術振興機構
担当区分:研究代表者
神経障害性疼痛における過分極活性化サイクリックヌクレオチド依存チャネルの機能検索
研究課題/領域番号:23K09350
2023年4月 - 2026年3月
制度名:科学研究費助成事業
研究種目:基盤研究(C)
提供機関:日本学術振興会
山本 徹, 吉田 充広, 市木 貴子, 岸本 直隆, 瀬尾 憲司
配分額:4810000円 ( 直接経費:3700000円 、 間接経費:1110000円 )
新たな不安発症の分子基盤解明のための日丁共同研究
研究課題/領域番号:22KK0140
2022年10月 - 2026年3月
制度名:科学研究費助成事業
研究種目:国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
提供機関:日本学術振興会
照沼 美穂, 市木 貴子, 飯田 和泉
配分額:20150000円 ( 直接経費:15500000円 、 間接経費:4650000円 )
迷走神経による低浸透圧感知メカニズムの解明
研究課題/領域番号:22K15223
2022年4月 - 2024年3月
制度名:科学研究費助成事業
研究種目:若手研究
提供機関:日本学術振興会
市木 貴子
配分額:4680000円 ( 直接経費:3600000円 、 間接経費:1080000円 )
神経系による飲水後の飲水抑制機構の解明
研究課題/領域番号:21K20685
2021年8月 - 2023年3月
制度名:科学研究費助成事業
研究種目:研究活動スタート支援
提供機関:日本学術振興会
市木 貴子
配分額:3120000円 ( 直接経費:2400000円 、 間接経費:720000円 )
適切な飲水量の調節には、飲水行動の開始制御だけでなく、抑制・終了制御も重要である。飲水後の持続的な飲水抑制には、消化管での低浸透圧感知が必要不可欠であることが示唆されてきたが、そのメカニズムは未解明である。申請者は、消化管の感覚受容に主要な役割を果たす迷走神経の活動をリアルタイムで観察するために、迷走神経の求心性感覚神経節である節状神経節のin vivoカルシウムイメージングの実験系を確立し、腸管内への水灌流によって特異的に反応する神経群を発見した。しかし、これらの神経群が活性化するメカニズムは不明である。腸管によって吸収された水分や栄養素は、上腸間膜静脈を経由してすべて肝門脈へ集められることから、肝門脈を支配する神経群がこれらの感知に関与していることが予想される。
そこで本研究では、独自のイメージングの系を用いて、末梢器官において肝門脈を支配する迷走神経が低浸透圧刺激の感知に寄与するかどうかを検討する。これにより、体液恒常性を維持する神経基盤の一端を解明することを目指す。
節状神経節のin vivoカルシウムイメージングを行い、肝枝の選択的切除後に、水による低浸透圧刺激に特異的に応答する神経群の反応に変化があるか記録した。またコントロールとして、腸管への機械的刺激(膨張刺激)に対する反応に変化がないことも確かめた。
肝門脈を支配する迷走神経が飲水行動に及ぼす影響を調べるために、マウス肝枝の選択的切除を行い、偽手術群(Shamオペ群)と比較して、24時間脱水後の飲水量を調べた。
歯周病原細菌感染症としての精神疾患発症機構の解明
研究課題/領域番号:21H03109
2021年4月 - 2024年3月
制度名:科学研究費助成事業
研究種目:基盤研究(B)
提供機関:日本学術振興会
照沼 美穂, 多部田 康一, 市木 貴子, 飯田 和泉
配分額:17550000円 ( 直接経費:13500000円 、 間接経費:4050000円 )
歯周病は口腔内感染症の一つであり、グラム陰性嫌気性菌であるPorphyromonas gingivalis菌(Pg菌)を含むいくつかの口腔内細菌が炎症を惹起することで発症すると考えられている。アルツハイマー病(AD)、パーキンソン病、うつ病などの精神・神経疾患は、脳の炎症所見である神経炎症が認められる疾患であり、感染症の1つである歯周病との関連性が報告されてきた。しかし、歯周病原細菌感染による脳疾患発症の病態生理学的な分子機序の解明は十分になされていない。最近、AD患者の脳からPg菌の16s rRNAやPg菌産生タンパク質分解酵素ジンジパインが検出された (Dominy et al, Science Advances, 2019)。口腔内細菌は、歯科治療や歯磨きなどでも血液中に侵入し、菌血症を発症させることから、本研究では、「血管内に侵入したPg菌は脳に作用する」との仮説を立て、検証を行うこととした。中でも、精神疾患との関連性を明らかにするために、ストレス反応の中枢であり、摂食行動や睡眠、性行動などの本能行動を司る視床下部に着目し研究を行う予定である。
本年度は、尾静脈に投与したPg菌の追跡を行うために、細菌の生存時間について、経時的に解析をした。また、Pg菌の投与回数による脳の炎症反応の変化を、様々な部位において解析した。同時に、食欲や体重の変化の有無、基本的な行動解析を行い、マウスの健康状態を確認した。
これらの研究により、Pg菌がどのような脳部位で著明な炎症反応を起こすかが明らかとなった。
ロイコトリエンB4受容体BLT1が規定する新規樹状細胞サブセットの機能解析
研究課題/領域番号:13J02797
2013年4月 - 2016年3月
制度名:科学研究費助成事業
研究種目:特別研究員奨励費
提供機関:日本学術振興会
市木 貴子
配分額:3000000円 ( 直接経費:3000000円 )
本研究では、生理活性脂質受容体BLT1に対する抗体を用いて樹状細胞サブセットを解析し、BLT1発現量の異なる2つのサブセット(BLT1hi、BLT1lo)の免疫応答における役割を明らかにすることを目的とし、解析を行った。これまでに、この2つのサブセットにTh1細胞分化誘導、T細胞増殖誘導、リンパ節への走化性における役割の違いがあることが明らかになってきたため、Th1応答を制御するのに重要だと考え、in vivo移入実験を行った。セルソーティング後の細胞にDNBSをloadし、それぞれの樹状細胞を感作していないマウスのfootpadに移入し、5日後、耳介にDNFBを塗布し、耳の厚みを24時間毎に測定した。その結果、BLT1hi樹状細胞はBLT1lo樹状細胞に比べて、Th1型の接触性皮膚炎を増悪した。これによりBLT1hi樹状細胞はTh1誘導能の強い樹状細胞であることが示唆された。
さらに、研究開始時に想定していた研究に加えて、樹状細胞に発現する分子とBLT1の相互作用に興味を持ち、いくつかの分子を対象にBLT1との相互作用を検討した。その結果、RAGEと呼ばれる細胞膜1回貫通型のタンパク質がBLT1と相互作用することを見出した。さらにBLT1とRAGEの相互作用の解析を進めた結果、RAGEがMEK-ERK経路の増強を介してBLT1依存的なサイトカイン産生を抑制し、好中球の走化性を促進することを明らかにした。
生化学実習
生化学実習