2025/07/02 更新

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カネタ クニオ
金田 邦雄
KANETA Kunio
所属
教育研究院 人文社会科学系 教育学系列 助教
教育学部 助教
職名
助教
外部リンク

学位

  • 博士(理学) ( 2013年3月   大阪大学 )

  • 修士(理学) ( 2010年3月   信州大学 )

  • 学士(理学) ( 2008年3月   信州大学 )

研究キーワード

  • 宇宙論

  • インフレーション

  • 素粒子論

  • 暗黒物質

研究分野

  • 自然科学一般 / 素粒子、原子核、宇宙線、宇宙物理にする理論

経歴

  • 新潟大学   教育研究院 人文社会科学系 教育学系列   助教

    2024年4月 - 現在

  • 新潟大学   教育学部   助教

    2024年4月 - 現在

所属学協会

  • 日本物理学会

    2009年11月 - 現在

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論文

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共同研究・競争的資金等の研究

  • TeV領域および低エネルギー領域における標準模型を超える物理の探索

    研究課題/領域番号:12J01077

    2012年 - 2013年

    制度名:科学研究費助成事業

    研究種目:特別研究員奨励費

    提供機関:日本学術振興会

    金田 邦雄

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    配分額:1800000円 ( 直接経費:1800000円 )

    本研究の動機となる重要な問題は、「Large Hadron Collider (LHC)で超対称粒子が発見されない程重い場合、どのように超対称性の痕跡を見つけるか」である。この問題を解決する鍵として着目するのは"QCD過程におけるパリティの破れ"である。標準模型では弱い相互作用のみがパリティの破れを引き起こすが、超対称性が存在すると、通常はパリティを破らないQCDでもパリティが破れる可能性がある。このパリティの破れを調べることで、超対称性について間接的に手がかりを得ることができる。今年度に実施した研究の成果として、まず、前年度に行ったメソンの崩壊におけるパリティの破れの寄与に関する解析を、さらに精密に実施した。以前の解析では、束縛状態を形成するグルーオンの長距離力を、簡単のためクーロンポテンシャルで近似していた。しかし、QCDにおいては閉じ込めの効果も、崩壊率の評価に関係するため、実験からフィットした線形項をポテンシャルに含めて解析を行うことで、精度の向上を図った。その結果をまとめたものが、Acta Physica Polonica Bに掲載された。また、前年度の研究により、余剰次元を持つ模型においても、QCDでパリティを破る可能性があることを指摘できたため、本年度では更に詳細な解析を行い、その結果、warpした余剰次元を持つ模型においては、LHCでも観測可能なパリティの破れが起こり得ることを明らかにした。同様のパリティの破れが、超対称性だけでなく、他の新物理においても起こり得ることを調べることは、標準模型を超える物理の判別のためには重要である。その研究成果は、Physical Review Dに掲載された。

    researchmap

 

担当経験のある授業科目

  • 物理学セミナー

    2024年
    -
    現在
    機関名:新潟大学

  • 基礎物理学実験

    2024年
    -
    現在
    機関名:新潟大学

  • 卒業研究

    2024年
    -
    現在
    機関名:新潟大学