2024/10/07 更新

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サエキ タツヒコ
佐伯 竜彦
SAEKI Tatsuhiko
所属
教育研究院 自然科学系 生産デザイン工学系列 教授
工学部 工学科 教授
職名
教授
外部リンク

学位

  • 博士(工学) ( 1995年10月   東京工業大学 )

研究キーワード

  • セメント水和物

  • 劣化環境評価

  • シリカフューム

  • フライアッシュ

  • 維持管理

  • 塩害

  • 混和材

  • 中性化

  • C-S-H

  • 飛来塩分

  • 耐久性

  • 水掛り

研究分野

  • 社会基盤(土木・建築・防災) / 土木材料、施工、建設マネジメント

経歴(researchmap)

  • 新潟大学   工学部 工学科 社会基盤工学プログラム   教授

    2014年4月 - 現在

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  • 新潟大学   自然科学研究科 環境科学専攻   准教授

    2010年4月 - 現在

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  • 新潟大学   工学部 建設学科   准教授

    2004年4月 - 2014年3月

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  • 新潟大学   工学部   助手

    1989年4月 - 1995年11月

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経歴

  • 新潟大学   工学部 工学科   教授

    2017年4月 - 現在

  • 新潟大学   土木工学   教授

    2014年4月 - 2017年3月

  • 新潟大学   自然科学研究科 環境科学専攻   准教授

    2010年4月 - 2017年3月

  • 新潟大学   自然科学研究科 環境科学専攻   准教授

    2010年4月 - 2017年3月

  • 新潟大学   建設学科   准教授

    2004年4月 - 2014年3月

  • 新潟大学   工学部   助手

    1989年4月 - 1995年11月

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学歴

  • 東京工業大学大学院   理工学研究科   土木工学専攻

    1989年3月

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  • 東京工業大学   工学部   土木工学科

    1987年3月

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所属学協会

委員歴

  • 一般社団法人 新潟県建設技術センター   理事  

    2024年 - 現在   

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  • 国土交通省   北陸地方整備局事業評価監視委員会・委員長  

    2023年 - 現在   

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  • 土木学会   土木学会論文集コンクリート工学編集小委員会・委員長  

    2023年 - 現在   

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  • 日本コンクリート工学会   コンクリート試験方法JIS原案作成委員会・委員長  

    2021年 - 2023年   

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    団体区分:学協会

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  • 国土交通省   社会資本整備審議会(道路分科会)北陸地方小委員会委員長  

    2020年 - 現在   

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    団体区分:政府

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  • 日本コンクリート工学会   コンクリート診断士講習委員会・委員長  

    2020年 - 2022年   

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    団体区分:学協会

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  • 日本コンクリート工学会   火山性堆積物のコンクリート用混和材としての高度利用に関する研究委員会・幹事  

    2019年 - 2021年   

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    団体区分:学協会

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  • 新潟市   新潟市新広域道路交通計画策定アドバイザー  

    2018年 - 現在   

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    団体区分:自治体

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  • 日本コンクリート工学会   イノベーション戦略委員会・幹事  

    2018年 - 2021年   

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    団体区分:学協会

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  • 日本コンクリート工学会   コンクリート技術講習会委員会・委員長  

    2018年 - 2020年   

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    団体区分:学協会

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  • 日本コンクリート工学会   文献調査委員会・委員長  

    2018年 - 2019年   

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    団体区分:学協会

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  • 新潟県   コンクリート品質管理システム検討ワーキンググループ・委員  

    2017年 - 2018年   

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    団体区分:自治体

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  • 土木学会   高炉スラグ微粉末を用いたコンクリートの施工指針改定小委員会・委員  

    2016年 - 2018年   

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    団体区分:学協会

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  • 土木学会   混和材を大量に使用したコンクリート構造物の設計・施工研究小委員会委員・幹事  

    2016年 - 2018年   

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    団体区分:学協会

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  • 日本コンクリート工学会   自然環境下のコンクリート劣化研究委員会・委員  

    2016年 - 2018年   

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    団体区分:学協会

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  • 新潟市   橋梁アセットマネジメント検討委員会・委員  

    2015年 - 現在   

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    団体区分:学協会

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  • 土木学会   コンクリート委員会示方書改訂小委員会維持管理部会・幹事  

    2015年 - 2018年   

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    団体区分:学協会

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  • 土木学会   コンクリート委員会示方書改訂小委員会・委員  

    2015年 - 2018年   

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    団体区分:学協会

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  • 土木学会   亜鉛めっき鉄筋指針改定小委員会・委員  

    2015年 - 2018年   

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    団体区分:学協会

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  • 国土交通省   北陸地方整備局工事成績評定審査委員会・委員  

    2014年 - 2015年   

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    団体区分:政府

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  • 土木学会   コンクリート委員会・常任委員  

    2013年 - 現在   

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    団体区分:学協会

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  • 土木学会   塩害環境の定量評価に関する研究小委員会・委員長  

    2013年 - 2018年   

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    団体区分:学協会

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  • 土木学会   大河津可動堰記録保存検討委員会・幹事長  

    2012年 - 2014年   

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    団体区分:学協会

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  • 土木学会   コンクリート委員会示方書改訂小委員会施工部会・幹事  

    2010年 - 2013年   

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    団体区分:学協会

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  • 国土交通省   北陸地方整備局道路構造物保全検討委員会・委員  

    2010年 - 2011年   

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    団体区分:政府

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  • 土木学会   土木学会論文集編集委員会第5小委員会・編集調整幹事  

    2006年 - 2008年   

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    団体区分:学協会

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論文

  • マクロセル腐食解析を用いた補修設計手法の検討 査読

    清水 開, 佐藤洋也, 佐伯竜彦, 斎藤 豪

    コンクリート工学年次論文集   46   679 - 684   2024年

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  • GISを用いた新潟県における橋梁の劣化機構の分析 査読

    内田真愛, 土門瑞生, 佐伯竜彦, 齋藤豪

    コンクリート工学年次論文集   46   667 - 672   2024年

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  • 実構造物における材料分離によるコンクリートの不均一性の調査 査読

    鈴木章太, 佐伯竜彦, 斎藤 豪

    コンクリート工学年次論文集   46   949 - 954   2024年

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  • 骨材種類や混和材がモルタルの電気抵抗率に与える影響に関する一考察 査読

    井貝武史, 佐伯竜彦, 斎藤 豪

    コンクリート工学年次論文集   46   1681 - 1686   2024年

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  • 水掛かりと構造物各部位における鉄筋腐食の関係 査読

    小平一徳, 本間美海, 佐伯竜彦, 斎藤豪

    コンクリート工学年次論文集   46   841 - 846   2024年

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  • C-A-S-Hとゼオライトの混相中におけるC-A-S-H生成領域の評価

    神村 幸弥, 斎藤 豪, 鈴木 一帆, 佐伯 竜彦

    セメント・コンクリート論文集   76 ( 1 )   485 - 493   2023年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:一般社団法人 セメント協会  

    本研究では、アルミノケイ酸カルシウム水和物(C-A-S-H)とゼオライトの混合物中における境界条件の解明を目的とし、異なるSi/Al比とCa/Si比で生成した水和物に対してX線回折(XRD)測定、フーリエ変換赤外分光光度(FT-IR)測定、固体核磁気共鳴(固体NMR)測定を行った。その結果、系内のAl量が多い場合、Si/Al組成比の大きいゼオライトがCa添加後も生成し、反応初期にC-A-S-Hを生成し、反応日数を経るごとにゼオライトの生成量が増加することが確認できた。一方系内のAl量が少ない場合は、Ca/Si比0.1のように系内のCa量が少ない場合でもC-A-S-Hが主要相となる事が確認できた。さらに、FT-IRの結果からC-A-S-Hの生成挙動や、Ca/Si比とC-A-S-HのAl置換率の関係性について解明できる可能性が示された。

    DOI: 10.14250/cement.76.485

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  • 構造物各部位の水掛かりの定量評価手法に関する研究 査読

    佐伯竜彦, 山口 肇, 斎藤 豪

    コンクリート構造物の補修,補強,アップグレード論文報告集   22   445 - 450   2022年10月

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  • 骨材種類や混和材が遷移帯性状に及ぼす影響に関する基礎的検討

    井貝武史, 佐伯竜彦, 斎藤 豪, 本間 健

    土木学会論文集E2   78 ( 1 )   138 - 153   2022年

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.2208/jscejmcs.78.1_138

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  • Phase Assemblage, Microstructure and Shrinkage of Cement Paste during Carbonation at Different Relative Humidities

    Yuya Suda, Jun Tomiyama, Tsuyoshi Saito, Tatsuhiko Saeki

    JOURNAL OF ADVANCED CONCRETE TECHNOLOGY   19 ( 6 )   687 - 699   2021年6月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:JAPAN CONCRETE INST  

    This study investigates the effect of relative humidity (RH) on the carbonation of hydration products. The samples of ordinary Portland cement (OPC) and OPC/blast furnace slag paste were exposed to accelerated carbonation under 3% CO2 concentration at different RHs from 11% to 85%. Thermogravimetric/differential thermal analysis and X-ray diffraction/Rietveld analysis were performed to quantify the amount of portlandite and calcium carbonate polymorphs. The Ca/Si ratio of the carbonated C-S-H phase was determined using a phase equilibrium calculation. To evaluate the microstructural changes in carbonated sample, water vapor sorption and nitrogen sorption measurements were conducted before and after carbonation. Results show that the carbonation shrinkage progressively increased at intermediate RHs (43% and 66% RH). The relation between carbonation shrinkage and the Ca/Si ratio of C-S-H agrees with the change of C-S-H mean chain length. There were significant changes in the carbonation rates of C-S-H and portlandite at different RHs. The coarsening of the meso scale pore likely derives from the polymerization and aggregation of C-S-H due to decalcification. This paper is an extended and enhanced version of an earlier study [Suda, Y., Tomiyama, J., Saito, T. and Saeki, T., (2020). "Impact of relative humidity on carbonation shrinkage and microstructure of hardened cement paste." In: Proc. 6th International Conference on Construction Materials (ConMat'20), Fukuoka, Japan 27-29 August 2020. Tokyo: Japan Concrete Institute].

    DOI: 10.3151/jact.19.687

    Web of Science

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  • トラックアジテータへのスラリー添加によるコンクリート製造手法の確立に向けた取組み

    井貝 武史, 長野 正, 佐伯 竜彦

    ダム日本 = The dam digest   ( 906 )   63 - 71   2020年4月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本ダム協会  

    CiNii Article

    CiNii Books

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  • セメント硬化体の炭酸化収縮と水和物に及ぼす相対湿度の影響

    須田 裕哉, 富山 潤, 斎藤 豪, 佐伯 竜彦

    セメント・コンクリート論文集   73 ( 1 )   71 - 78   2020年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:一般社団法人 セメント協会  

    <p>本研究は、セメント硬化体の炭酸化に及ぼす相対湿度の影響を評価する目的で、20℃環境下のもと相対湿度11%、43%、66%、85%における炭酸化による収縮挙動と組織構造の変化に着目し検討を行った。その結果、乾燥時の相対湿度の違いにより炭酸化収縮の進行程度は異なり、相対湿度43%において収縮量が最も大きくなった。一方で炭酸化による水酸化カルシウムの残存量は相対湿度66%が最も少なく、炭酸カルシウム生成量と収縮量の関係は炭酸化時の湿度によって異なる傾向を示した。この傾向を明らかにする目的で、粉末X線回折、窒素吸着試験および熱力学的相平衡計算を実施した結果、炭酸化時の湿度の違いにより水酸化カルシウムとC-S-Hの炭酸化挙動が異なることが明らかとなった。</p>

    DOI: 10.14250/cement.73.71

    CiNii Article

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  • 飛来塩分環境下にあるコンクリートの表面塩化物イオン濃度評価式の検討

    佐伯 竜彦, 富山 潤, 中村 文則, 中村 亮太, 花岡 大伸, 安 琳, 佐々木 厳, 遠藤 裕丈

    土木学会論文集E2(材料・コンクリート構造)   76 ( 2 )   98 - 108   2020年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:公益社団法人 土木学会  

    <p> 本研究は,同一の薄板モルタル供試体を用いて,日本各地の101か所において暴露試験を行い,飛来塩分環境を評価した.暴露供試体への塩化物イオン浸透量をコンクリートの表面塩化物イオン濃度に換算し,標高,風向,波エネルギーの影響を考慮して離岸距離を補正した,「補正距離」によって,地域によらず一律に表面塩化物イオン濃度を評価できる推定式を提案した.</p>

    DOI: 10.2208/jscejmcs.76.2_98

    CiNii Article

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  • 重液分離とXRD/Rietveld解析を用いたモルタルの相組成の定量精度の検討

    高市 大輔, 斎藤 豪, 佐藤 賢之介, 佐伯 竜彦

    材料   69 ( 5 )   416 - 420   2020年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:公益社団法人 日本材料学会  

    <p>This report was investigated about accuracy of phase composition of cement and cement hydrates in mortar samples when the heavy liquid separation was applied as sample preparation and then the samples were determined by XRD/Rietveld analysis using the internal standard method. Amount of amorphous phase as a part of hardened cement pastes in mortar samples with the heavy liquid separation were compared to mortar samples without the heavy liquid separation and hardened cement paste samples. As a result, it is found that the heavy liquid separation improved accuracy of phase composition of cement and cement hydrates mortar samples.</p>

    DOI: 10.2472/jsms.69.416

    CiNii Article

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  • モノカーボネートの配合量及び養生温度の相違がエトリンガイト-ソーマサイト生成に及ぼす影響

    林 良祐, 斎藤 豪, 佐藤 賢之介, 佐伯 竜彦

    セメント・コンクリート論文集   73 ( 1 )   18 - 25   2020年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:一般社団法人 セメント協会  

    <p>本研究は、モノカーボネート配合量および養生温度の違いがエトリンガイトおよびソーマサイトの生成に及ぼす影響を把握することを目的とした。純合成したモノカーボネートに対してソーマサイト生成に必要な材料を配合し、反応懸濁液として水和させて、エトリンガイトおよびソーマサイト生成挙動の検討を行った。その結果、ソーマサイトの安定生成条件から外れるモノカーボネートを多量に配合した場合、および高温で養生した場合には、エトリンガイト生成量が増加することが実験的に示された。上記のエトリンガイト生成には、CHの溶解および、試料中でのC-A-S-Hの形成が大きな影響を及ぼしているものと考えられた。</p>

    DOI: 10.14250/cement.73.18

    CiNii Article

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  • トバモライトの生成および結晶構造にAlとMgが及ぼす影響

    三森 耀介, 斎藤 豪, 加藤 福將, 佐伯 竜彦

    セメント・コンクリート論文集   73 ( 1 )   2 - 9   2020年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:一般社団法人 セメント協会  

    <p>本研究ではAlやMgがトバモライトの生成や結晶構造に及ぼす影響を検討するため、出発Ca源及びSi源にAl系添加物であるゲーレナイト、Mg系添加物のオケルマナイト、またそれらの固溶体を添加し高温高圧条件でオートクレーブ(以下AC)養生、80℃で水和養生を施した。その結果、高温高圧養生下ではAl系物質を添加した試料に関して、Al置換型1.1nmトバモライトの生成が確認された。またゲーレナイト中のAlはAC養生によってbridging siteに存在するSiO4四面体中のSiに多量に置換することも確認された。一方80℃水和養生下では、Al系添加試料において生成した1.4nmトバモライト中のSiにAlが置換し、強い乾燥を施さなくとも1.1nmトバモライトに近づく傾向が確認された。</p>

    DOI: 10.14250/cement.73.2

    CiNii Article

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  • トラックアジテータにおけるシリカフュームスラリー添加方法に関する基礎的検討

    井貝 武史, 佐伯 竜彦, 斎藤 豪, RIDHWAN ANAS

    セメント・コンクリート論文集   73 ( 1 )   459 - 464   2020年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:一般社団法人 セメント協会  

    <p>本研究では、高炉セメントB種にシリカフュームを混和した3成分系コンクリートの普及に向け、トラックアジテータにてシリカフュームスラリーを添加し、ドラムの高速撹拌によって練混ぜを行った場合のコンクリートの基礎的性状の把握を目的に各種検討を行った。その結果、スラリーを後添加してもコンクリートのスランプと空気量の低下は小さかった。さらに、硬化後のコンクリートにおいても圧縮強度の低下はなく、変動係数も小さかった。気泡間隔係数も十分小さい値を示しており、シリカフュームスラリーをトラックアジテータにて添加し、3成分系コンクリートを製造することが可能であることが示された。</p>

    DOI: 10.14250/cement.73.459

    CiNii Article

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  • 異なる条件で乾燥したMg・アルカリ添加型1.4nmトバモライトの結晶構造および凝集体構造に関する検討

    加藤 福將, 斎藤 豪, 松井 久仁雄, 佐伯 竜彦

    セメント・コンクリート論文集   73 ( 1 )   10 - 17   2020年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:一般社団法人 セメント協会  

    <p>本研究ではMgやアルカリを添加して合成した1.4nmトバモライトの構造変化に着目し、乾燥条件が与える影響について検討するために80℃の水和反応後にRH=11~88%で長期乾燥した試料の分析を行った。その結果、高RH条件下で不安定であった1.4nmトバモライトの構造がRH=11%においては安定化し、結晶性の向上が示された。また各条件で乾燥した試料に共通して1.4nmトバモライトは前処理乾燥により層間が1.1nmへと変化するものの、N<sub>2</sub>吸着等温線は全く異なる挙動を示し、メソポア、マクロポア領域における凝集体構造の明瞭な違いが生じることがわかった。また、MgOは80℃養生により1.4nmトバモライトの生成を促進し、Mgはトバモライト層間のSi鎖を架橋するものと考察した。</p>

    DOI: 10.14250/cement.73.10

    CiNii Article

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  • 高炉セメントにシリカフュームを混合した3成分系結合材の実構造物への適用

    井貝 武史, 佐伯 竜彦, 斎藤 豪, 本間 健

    コンクリート構造物の補修,補強,アップグレード論文報告集 Proceedings of the Concrete Structure Scenarios, JSMS   19   301 - 306   2019年10月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本材料学会  

    CiNii Article

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  • Relationship Between Expansion Characteristics of Heat-Cured Mortars During Water Curing and Origins of Ettringite Formation 査読

    Sato Kennosuke, Saito Tsuyoshi, Kikuchi Michio, Saeki Tatsuhiko

    JOURNAL OF ADVANCED CONCRETE TECHNOLOGY   17 ( 5 )   260 - 268   2019年5月

  • エトリンガイトの加熱脱水・再吸水によるAl結合状態の変化が水分吸着性状に及ぼす影響‐Alの結合状態がエトリンガイトの二次生成に及ぼす影響の検討 その1‐

    野澤里渚子, 斎藤豪, 佐藤賢之介, 佐伯竜彦

    セメント・コンクリート論文集(Web)   72 ( 1 )   40‐47(J‐STAGE)   2019年

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    記述言語:日本語  

    J-GLOBAL

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  • フライアッシュのガラス組成とポゾラン反応生成物に関する基礎的検討

    目黒貴史, 佐伯竜彦, 小柳秀光, 斎藤豪

    セメント・コンクリート論文集(Web)   72 ( 1 )   129‐135(J‐STAGE)   2019年

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    記述言語:日本語  

    J-GLOBAL

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  • 乾燥条件および温度履歴が炭酸型エトリンガイトの結晶構造に及ぼす影響

    野澤里渚子, 斎藤豪, 佐藤賢之介, 佐伯竜彦

    材料   68 ( 1 )   55‐61(J‐STAGE)   2019年

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    記述言語:日本語  

    DOI: 10.2472/jsms.68.55

    J-GLOBAL

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  • C-S-Hの共存によるエトリンガイト二次生成の促進機構に関する検討‐Alの結合状態がエトリンガイトの二次生成に及ぼす影響の検討 その2‐

    佐藤賢之介, 斎藤豪, 品川英斗, 佐伯竜彦

    セメント・コンクリート論文集(Web)   72 ( 1 )   25‐32(J‐STAGE)   2019年

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    記述言語:日本語  

    J-GLOBAL

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  • モノカーボネートおよび共存物質がエトリンガイトの二次生成に及ぼす影響‐Alの結合状態がエトリンガイトの二次生成に及ぼす影響の検討 その3‐

    品川英斗, 斎藤豪, 佐藤賢之介, 佐伯竜彦

    セメント・コンクリート論文集(Web)   72 ( 1 )   33‐39(J‐STAGE)   2019年

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    記述言語:日本語  

    J-GLOBAL

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  • メカノケミカル法によって合成したβ-C<sub>2</sub>Sに関する基礎的検討

    斎藤豪, 横山卓之, 佐藤賢之介, 佐伯竜彦

    セメント・コンクリート論文集(Web)   72 ( 1 )   366‐372(J‐STAGE)   2019年

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    記述言語:日本語  

    J-GLOBAL

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  • コンクリート構造物の複合劣化入門 ②塩害と中性化の複合劣化

    佐伯 竜彦

    コンクリート工学   57 ( 11 )   876 - 879   2019年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:公益社団法人 日本コンクリート工学会  

    DOI: 10.3151/coj.57.11_876

    CiNii Article

    CiNii Books

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  • 高C/SのC-S-H焼成により生成したC<sub>2</sub>Sの水和反応解析

    井川 義貴, 斎藤 豪, 細川 佳史, 佐伯 竜彦

    セメント・コンクリート論文集   72 ( 1 )   18 - 24   2019年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:一般社団法人 セメント協会  

    <p>高C/S比の非晶質C-S-Hおよび高活性β-C<sub>2</sub>Sからなる「再生可能なセメントサイクル」の構築を目指し、高C/S比の非晶質C-S-Hを合成する段階においては、共沈法によりSi源にオルトケイ酸ナトリウムを用い、固相のNaおよびNO<sub>3</sub>を除去した試料でC/S=2.0程度の高C/S比C-S-Hの作製に至った。そこで本報では、合成したC-S-Hを低温焼成して得られたC<sub>2</sub>Sの水和性状について検討を行った結果、高C/S比C-S-Hの低温焼成物を80℃で水和養生した場合、CHの生成を伴わずに元々の高C/S比C-S-Hと類似した構造を有する非晶質C-S-Hが生成する結果となった。またSi源にメタケイ酸ナトリウムを用い、液相を高pHとした試料では、低温焼成物中に存在したWollastoniteが水和し、CHを伴わない非晶質C-S-Hが生成する結果となった。</p>

    DOI: 10.14250/cement.72.18

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  • C-S-Hの共存によるエトリンガイト二次生成の促進機構に関する検討─Alの結合状態がエトリンガイトの二次生成に及ぼす影響の検討 その2─

    佐藤 賢之介, 斎藤 豪, 品川 英斗, 佐伯 竜彦

    セメント・コンクリート論文集   72 ( 1 )   25 - 32   2019年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:一般社団法人 セメント協会  

    <p>本研究は、C-S-Hがエトリンガイトの二次生成を促進するメカニズムの解明を目的として、化学組成およびAl結合状態の観点から検討を行った。乾燥条件の異なる合成モノサルフェートと各種共存物質を混合し、Na<sub>2</sub>SO<sub>4</sub>水溶液を用いて練り混ぜ水和した結果、C-S-Hが共存した場合では、乾燥条件によらず、エトリンガイトの二次生成量が顕著に増大した。この現象は、単純な化学組成では整理できなかったが、C-S-Hが共存した場合のみ、<sup>27</sup>Al NMRスペクトルにC-A-S-Hの形成を示す4配位Alピークが確認された。このことから、エトリンガイトは4配位Alから生成しやすく、C-S-HはSi鎖中にAlを置換して4配位Alを形成するために、エトリンガイトの二次生成を促進するものと考察した。</p>

    DOI: 10.14250/cement.72.25

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  • エトリンガイトの加熱脱水・再吸水によるAl結合状態の変化が水分吸着性状に及ぼす影響─Alの結合状態がエトリンガイトの二次生成に及ぼす影響の検討 その1─

    野澤 里渚子, 斎藤 豪, 佐藤 賢之介, 佐伯 竜彦

    セメント・コンクリート論文集   72 ( 1 )   40 - 47   2019年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:一般社団法人 セメント協会  

    <p>本研究では、構造内のS-O結合をC-O結合に変化させた炭酸型エトリンガイトを用いて、加熱脱水したエトリンガイトの再吸水に伴う水分吸着性状について検討した。その結果、炭酸型エトリンガイトは加熱脱水により非晶質化し、構造内の6配位Alが4配位および5配位へと変化した。また加熱脱水後にRH66%以上で再吸水した場合、Al配位数は6に戻り、再結晶化した。さらに、非晶質化した炭酸型エトリンガイトが再結晶化する際、大量の水分吸着が生じた。通常のエトリンガイトも同様の挙動を示したことから、エトリンガイト構造中の4配位や5配位のAlが6配位に変化する際に多量の水分を吸収して、エトリンガイトの膨潤が生じる可能性があるものと考察した。</p>

    DOI: 10.14250/cement.72.40

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  • モノカーボネートおよび共存物質がエトリンガイトの二次生成に及ぼす影響─Alの結合状態がエトリンガイトの二次生成に及ぼす影響の検討 その3─

    品川 英斗, 斎藤 豪, 佐藤 賢之介, 佐伯 竜彦

    セメント・コンクリート論文集   72 ( 1 )   33 - 39   2019年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:一般社団法人 セメント協会  

    <p>本研究では、モノカーボネートおよび、共存物質の種類がエトリンガイト二次生成に及ぼす影響を把握することを目的として検討を行った。その結果、モノカーボネート単体をNa<sub>2</sub>SO<sub>4</sub>水溶液を用いて練り混ぜ水和させた場合にはエトリンガイトが生成しなかったのに対し、モノカーボネートとC-S-Hを共存させNa<sub>2</sub>SO<sub>4</sub>水溶液を用いて練り混ぜ水和させた場合には、エトリンガイトの生成が促進される結果が示された。またC/S比の低いC-S-Hが共存した場合には、さらにエトリンガイト生成が促進される傾向が確認された。加えて27Al NMR測定の結果より、エトリンガイト二次生成には、C-S-H中のSi鎖に置換した4配位Alが影響を及ぼしている可能性が示唆された。</p>

    DOI: 10.14250/cement.72.33

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  • 共沈法による高Ca/Si比C-S-Hの合成

    斎藤豪, 鈴木一帆, 細川佳史, 佐伯竜彦

    セメント・コンクリート論文集(Web)   72 ( 1 )   373‐380(J‐STAGE)   2019年

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    記述言語:日本語  

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  • トバモライトの生成および結晶構造に乾燥条件,Mgおよびアルカリが及ぼす影響

    加藤福將, 斎藤豪, 松井久仁雄, 佐伯竜彦

    セメント・コンクリート論文集(Web)   72 ( 1 )   48‐55(J‐STAGE)   2019年

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    記述言語:日本語  

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  • 高C/SのC-S-H焼成により生成したC<sub>2</sub>Sの水和反応解析

    井川義貴, 斎藤豪, 細川佳史, 佐伯竜彦

    セメント・コンクリート論文集(Web)   72 ( 1 )   18‐24(J‐STAGE)   2019年

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    記述言語:日本語  

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  • Effects of Pre-Drying and Coexisting Materials on Secondary Ettringite Formation 査読

    Sato Kennosuke, Saito Tsuyoshi, Shinagawa Eito, Saeki Tatsuhiko

    JOURNAL OF ADVANCED CONCRETE TECHNOLOGY   16 ( 12 )   587 - 599   2018年12月

  • 湿度変化による乾燥作用を受けたセメントペーストの空隙構造と塩化物イオンの拡散性状の関係に関する基礎的検討

    須田裕哉, 富山潤, 斎藤豪, 佐伯竜彦

    コンクリート工学年次論文集(CD-ROM)   40   ROMBUNNO.1119   2018年6月

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    記述言語:日本語  

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  • 硫酸塩の作用を受けたセメント系硬化体における硫酸イオン移動性状に空隙構造および電気的作用が及ぼす影響の把握

    佐藤賢之介, 斎藤豪, 佐伯竜彦, 小根澤英之

    材料   67 ( 9 )   877‐884(J‐STAGE)   2018年

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    記述言語:日本語  

    DOI: 10.2472/jsms.67.884

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  • 風向を考慮した3次元数値解析によるコンクリート橋の付着塩分量推定

    山下将一, 富山潤, 阿部和久, 佐伯竜彦, 紅露一寛

    コンクリート構造物の補修,補強,アップグレード論文報告集   17   609‐614   2017年10月

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    記述言語:日本語  

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  • 薄板モルタル供試体を用いたPCT桁橋上部工における塩害環境調査

    吉次優祐, 富山潤, 松田愛子, 佐伯竜彦

    コンクリート工学年次論文集(CD-ROM)   39   ROMBUNNO.1114   2017年6月

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    記述言語:日本語  

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  • 乾燥を受けた高炉セメント硬化体の気体の移動性状とミクロ,メソ,マクロの空隙構造の関係に関する研究

    須田裕哉, 河野伊知郎, 斎藤豪, 佐伯竜彦

    コンクリート工学年次論文集(CD-ROM)   39   ROMBUNNO.1071   2017年6月

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    記述言語:日本語  

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  • CaO-MgO-SiO<sub>2</sub>系材料を大量使用しオートクレーブ養生を施したセメント系材料におけるトバモライト生成機構に関する検討

    栗山友之, 斎藤豪, 佐藤賢之介, 佐伯竜彦

    材料   66 ( 3 )   199 - 204   2017年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.2472/jsms.66.199

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  • 土木学会「フェロニッケルスラグ骨材を用いたコンクリートの設計施工指針」および「銅スラグ細骨材を用いたコンクリートの設計施工指針」の概要

    宇治公隆, 佐伯竜彦, 綾野克紀, WU C

    コンクリート工学   55 ( 3 )   217‐221 - 221   2017年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本コンクリート工学会  

    DOI: 10.3151/coj.55.3_217

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  • 土木学会/フェロニッケルスラグ骨材を用いたコンクリートの設計施工指針・銅スラグ細骨材を用いたコンクリートの設計施工指針―副産骨材の普及と理解のために

    宇治公隆, 佐伯竜彦, 上野敦, 橋本親典, 栗栖一之

    セメント・コンクリート   ( 840 )   19‐26 - 26   2017年2月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:セメント協会  

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  • 乾燥を受けたセメント硬化体の気体の移動性状に対する空隙構造と水和物による評価

    須田裕哉, 河野伊知郎, 斎藤豪, 佐伯竜彦

    セメント・コンクリート論文集(Web)   71 ( 1 )   210‐217(J‐STAGE)   2017年

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    記述言語:日本語  

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  • 早強セメントをベースセメントとし温度履歴を与えたフライアッシュセメント硬化体の相組成と強度発現性状

    佐伯竜彦, 石川嘉崇, 須田裕哉

    セメント・コンクリート論文集(Web)   71 ( 1 )   169‐176(J‐STAGE)   2017年

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    記述言語:日本語  

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  • 共沈法による高C/S比のC-S-Hの合成と低温焼成したβ-C<sub>2</sub>Sの水和反応に関する検討

    佐藤賢之介, 斎藤豪, 細川佳史, 佐伯竜彦

    セメント・コンクリート論文集(Web)   71 ( 1 )   48‐55(J‐STAGE)   2017年

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  • ケイ酸カルシウム水和物による硫化水素吸着機構に及ぼすCa/Si比およびAl置換の影響

    斎藤豪, 佐藤賢之介, 鶴木翔, 佐伯竜彦

    セメント・コンクリート論文集(Web)   71 ( 1 )   101‐108(J‐STAGE)   2017年

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  • 材齢50年を経たダムコンクリート供試体の長期物性

    石川嘉崇, 佐伯竜彦, 今岡知武, 目黒貴史

    セメント・コンクリート論文集(Web)   71 ( 1 )   432‐439(J‐STAGE)   2017年

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  • C-S-H加圧成型体の作製および物質移動性状の評価

    吉田泰崇, 小島彩, 佐伯竜彦, 斎藤豪

    セメント・コンクリート論文集(Web)   71 ( 1 )   140‐145(J‐STAGE)   2017年

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  • CaO-MgO-SiO<sub>2</sub>-H<sub>2</sub>O系セメント材料における空隙構造と相組成が物質移動性状に及ぼす影響に関する研究

    栗山友之, 斎藤豪, 佐藤賢之介, 佐伯竜彦

    セメント・コンクリート論文集(Web)   71 ( 1 )   353‐360(J‐STAGE)   2017年

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    記述言語:日本語  

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  • C-S-Hの炭酸化が物質移動性状に及ぼす影響の評価

    小島彩, 吉田泰崇, 佐伯竜彦, 斎藤豪

    セメント・コンクリート論文集(Web)   71 ( 1 )   133‐139(J‐STAGE)   2017年

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  • フライアッシュのガラス組成がポゾラン反応性に及ぼす影響

    目黒貴史, 小柳秀光, 佐伯竜彦, 斎藤豪

    セメント・コンクリート論文集(Web)   71 ( 1 )   24‐31(J‐STAGE)   2017年

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  • 空隙の連結性に着目したセメント系硬化体の空隙構造の評価

    須藤俊幸, 佐伯竜彦, 斎藤豪

    土木学会論文集 E2(材料・コンクリート構造)(Web)   73 ( 1 )   82‐92(J‐STAGE)   2017年

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    記述言語:日本語  

    DOI: 10.2208/jscejmcs.73.82

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  • C‐S‐Hの物理的・電気的性質による高炉セメント硬化体の物質移動性状の解明

    須田裕哉, 佐伯竜彦, 斎藤豪

    環境助成研究成果 概要集 第35回・2014年度分:5件 第36回・2015年度分:28件 平成29年   53‐54   2017年

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    記述言語:日本語  

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  • モノサルフェートの前処理乾燥および共存物質の種類がエトリンガイト生成に及ぼす影響

    品川英斗, 佐藤賢之介, 斎藤豪, 佐伯竜彦

    セメント・コンクリート論文集(Web)   71 ( 1 )   109‐116(J‐STAGE)   2017年

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    記述言語:日本語  

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  • セメント系硬化体の等価回路モデルに及ぼす塩化物イオンの影響

    宇内大樹, 佐伯竜彦, 斎藤豪

    セメント・コンクリート論文集(Web)   71 ( 1 )   295‐301(J‐STAGE)   2017年

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    記述言語:日本語  

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  • 薄板モルタルと数値解析手法による橋梁上部工の付着塩分量予測に関する基礎研究

    吉次優祐, 松田愛子, 富山潤, 佐伯竜彦, AYDAN Omer

    コンクリート構造物の補修,補強,アップグレード論文報告集   16   523‐528   2016年10月

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    記述言語:日本語  

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  • 高炉スラグ微粉末を用いたセメント硬化体の酸素の拡散性状に及ぼす乾燥湿度の影響に関する研究

    須田裕哉, 河野伊知郎, 斎藤豪, 佐伯竜彦

    コンクリート工学年次論文集(CD-ROM)   38   ROMBUNNO.1101   2016年6月

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    記述言語:日本語  

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  • 相組成がセメント系硬化体の空隙構造,電気的性質およびイオンの拡散・泳動に及ぼす影響

    佐伯竜彦, 斎藤豪, 菊地道生, 金沢貴良

    セメント・コンクリート   ( 828 )   46‐50 - 50   2016年2月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:セメント協会  

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  • セメント硬化体の水蒸気吸着等温線で生じる低圧部のヒステリシスとスキャニングループに関する基礎的検討

    須田裕哉, 河野伊知郎, 斎藤豪, 佐伯竜彦

    セメント・コンクリート論文集(Web)   70 ( 1 )   154‐161(J‐STAGE) - 161   2016年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:一般社団法人 セメント協会  

    <p>本研究は、セメント硬化体の水蒸気吸着等温線で生じる低圧部ヒステリシスと等温線上で確認されるスキャニングループを評価できる手法の構築について検討した。本研究ではC-S-Hが保有する水分を層間水、表面水、ゲル水と分離し、それぞれの水分の挙動について評価を行うとともにC-S-Hの組成変化に伴う水分量変化についても評価を行った。その結果、C-S-Hの組成変化に基づき水蒸気の吸着量と脱離量を評価できるモデルを提案した。提案モデルによってセメント硬化体の水蒸気吸着等温線を評価した結果、水蒸気の吸着性状に対し、C-S-Hの組成、吸着試験の前処理条件、硬化体の養生や乾燥条件などが影響を及ぼすことが示唆された。</p>

    DOI: 10.14250/cement.70.154

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  • 薄板モルタルを用いた橋梁の塩害環境評価

    和田拓馬, 佐伯竜彦, 斎藤豪, 山下将一

    セメント・コンクリート論文集(Web)   70 ( 1 )   413‐420(J‐STAGE) - 420   2016年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:一般社団法人 セメント協会  

    <p>本研究は個別の構造物における塩害環境の定量的把握のための一検討として、新潟県沿岸部に位置する橋梁の地覆および桁において薄板モルタル供試体を用いた暴露試験を行った。その結果、構造物に到達する飛来塩分量は周辺の地形と気象条件に強く影響を受けること、短期間の暴露試験によって構造物の劣化環境の相対的な厳しさを把握できることを明らかにした。さらに薄板モルタルの暴露試験により、ミクロな塩害環境を評価でき、その定性的な傾向は風速場の解析と一致することを確認した。</p>

    DOI: 10.14250/cement.70.413

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  • 乾燥条件および温度履歴がエトリンガイト結晶中の水分状態に及ぼす影響

    野澤里渚子, 斎藤豪, 佐藤賢之介, 佐伯竜彦

    セメント・コンクリート論文集(Web)   70 ( 1 )   2‐8(J‐STAGE) - 8   2016年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:一般社団法人 セメント協会  

    <p>本研究はDEF膨張の発生メカニズムと関連して、エトリンガイト自体の脱水・再水和に着目し、水分子の挙動とそれに伴った構造的変化を検討することを目的とした。その結果、80℃12時間以上の加熱によって構造中のSO<sub>4</sub><sup>2-</sup>と結合する水分子が脱離し、XRDにおける非晶質化(メタエトリンガイトへの変化)が生じた。また、メタエトリンガイトを再水和した際には、R.H. 15%前後で水蒸気脱離曲線が急落し、再水和後に生成したエトリンガイトの水和物密度の低下が生じた。このことからメタエトリンガイトの再水和後に生成したエトリンガイトにおいては、構造中に層状構造あるいはnmスケールのインクボトル型および閉塞された空隙が存在する可能性が示唆された。</p>

    DOI: 10.14250/cement.70.2

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  • セメント系硬化体の等価回路モデルに及ぼす空隙構造および細孔溶液組成の影響

    宇内大樹, 佐伯竜彦, 斎藤豪

    セメント・コンクリート論文集(Web)   70 ( 1 )   185‐192(J‐STAGE) - 192   2016年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:一般社団法人 セメント協会  

    <p>電気化学的方法を用いた鋼材腐食の非破壊検査は、コンクリートの等価回路モデルを仮定する必要があるが、材料・配合と等価回路の関係は明らかになっていない。そこで種々の材料・配合のペースト供試体を用いて、空隙構造と細孔溶液組成が硬化体の等価回路の各成分に及ぼす影響を検討した。抽出した細孔溶液の電気抵抗率と、硬化体中における細孔溶液の電気抵抗率は異なり、その差異は空隙構造および細孔溶液組成によって評価できることが示唆された。電荷移動抵抗および電気二重層容量は液相-鉄筋界面の面積と細孔溶液組成の影響を受け、液相-鉄筋界面の面積を空隙構造から求めることで評価可能となることを示した。</p>

    DOI: 10.14250/cement.70.185

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  • CaO-MgO-SiO<sub>2</sub>系材料を大量使用し,オートクレーブ養生を施したセメント系硬化体の耐硫酸塩性評価

    栗山友之, 斎藤豪, 佐藤賢之介, 佐伯竜彦

    セメント・コンクリート論文集(Web)   70 ( 1 )   390‐396(J‐STAGE) - 396   2016年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:一般社団法人 セメント協会  

    <p>本研究では大量のCaO-MgO-SiO<sub>2</sub>系(Mg系)材料をケイ石微粉末と共にセメントに置換し、オートクレーブ(AC)養生を施した試料についてNa<sub>2</sub>SO<sub>4</sub>溶液およびMgSO<sub>4</sub>溶液浸漬試験を行い、AC養生後の水和生成物および水和生成物の原子の結合状態と耐硫酸塩性とを関連づけて考察することを目的とした。その結果、天然資源のケイ石量を減らしても、Mg系材料を置換することで耐硫酸塩性が大幅に向上した。これは、AC養生により化学的安定なトバモライトの生成とトバモライトと同等のSi-O結合を有したC-M-S-Hなどの生成に起因するものと考察した。加えてMgSO<sub>4</sub>溶液浸漬においては、Mg系材料の置換と共にある程度のセメント量を確保することで硫酸イオンの浸透が抑制されるものと結論づけた。</p>

    DOI: 10.14250/cement.70.390

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  • 塩害環境の定量評価に関する研究小委員会(348委員会)委員会報告書

    佐伯竜彦, 富山潤, 安琳, 石田哲也, 宇野洋志城, 遠藤裕丈, 岡崎慎一郎, 風間洋, 加藤佳孝, 上原子晶久, 久保善司, 佐々木謙二, 斎藤豪, 白土博通, 徳重英信, 戸田勝哉, 羽渕貴士, 堀口賢一, 皆川浩, 宮里心一, 山口明伸, 山田義智, 横田優, 横山貴士, 李春鶴, 鷲尾朝昭, 原田健二

    コンクリート技術シリーズ   ( 111 )   229P   2015年11月

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    記述言語:日本語  

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  • 水中浸漬試験を実施したモルタル供試体の膨張性状に及ぼすエトリンガイト生成起源の影響

    斎藤豪, 菊地道生, 佐藤賢之介, 佐伯竜彦

    材料   64 ( 6 )   463 - 470   2015年6月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.2472/jsms.64.463

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  • 信濃川・大河津分水可動堰のコンクリートを探る

    丸山久一, 佐伯竜彦, 斎藤豪, 田中泰司

    セメント・コンクリート   ( 819 )   24 - 29   2015年5月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:セメント協会  

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  • Relation between Chemical Composition and Physical Properties of C-S-H Generated from Cementitious Materials 査読

    Yuya Suda, Tatsuhiko Saeki, Tsuyoshi Saito

    JOURNAL OF ADVANCED CONCRETE TECHNOLOGY   13 ( 5 )   275 - 290   2015年5月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:JAPAN CONCRETE INST  

    Calcium silicate hydrate (C-S-H) is a dominant hydration product of cementitious materials. Therefore, its chemical composition and physical properties affect the performance of concrete. The purpose of this study is to investigate the chemical composition (CaO/SiO2 molar ratio (Ca/Si ratio), and H2O/SiO2 molar ratio (H2O/Si ratio)) and physical properties, such as density and specific surface area, of C-S-H. These factors are measured using synthesized C-S-H samples and C-S-H generated from various cementitious materials. Experimental results show that the H2O/Si ratio of C-S-H is proportional to the Ca/Si ratio independent of the mix proportion, curing temperature and type of binder. The density and specific surface area of C-S-H are affected by its Ca/Si ratio. A linear relationship is observed between the Ca/Si ratio and density of C-S-H independent of the mix proportion, curing temperature and type of binder. An inversely proportional relationship is found between the Ca/Si ratio and specific surface area of C-S-H.

    DOI: 10.3151/jact.13.275

    Web of Science

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  • C-S-Hの組成と比表面積の関係に及ぼすAl置換の影響に関する研究

    須田裕哉, 河野伊知郎, 斎藤豪, 佐伯竜彦

    セメント・コンクリート論文集(Web)   69 ( 1 )   37‐44(J‐STAGE)   2015年

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    記述言語:日本語  

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  • 厳しい塩害環境において架替え後15年が経過したPC道路橋の詳細調査および今後の維持管理に関する提案

    上田洋, 飯土井剛, 子田康弘, 佐伯竜彦, 岩城一郎, 鈴木基行

    土木学会論文集 E2(材料・コンクリート構造)(Web)   71 ( 2 )   161-180 (J-STAGE) - 180   2015年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:Japan Society of Civil Engineers  

    本研究は厳しい塩害環境において架替え後15年が経過したPC道路橋の主にコンクリートの物性に着目した健全度評価に基づき,今後の維持管理方針について提案を行うものである.はじめに,本橋の施工から現在に至る変状を調査し,構造物表面に貼り付けたモルタル片の付着塩分量を測定することで,塩害に対する環境作用を評価した.さらに,透気係数および表面水分分布などを指標とした測定を複数回行い,コンクリートの耐久性に関わる物性を定量評価した.その結果,本橋は極めて厳しい塩害環境にある中,材料や施工,その後の維持管理に起因する問題を有しているものの,今後の戦略的な維持管理により所用の性能を確保し続けることが可能であると判断し,対策方法の検討と評価を行うとともに今後の維持管理のあり方について提案を行った.

    DOI: 10.2208/jscejmcs.71.161

    CiNii Article

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  • C<sub>4</sub>AFおよび石膏を用いオートクレーブ養生を実施したセメント系材料における硫酸塩劣化抑制機構に関する研究

    針貝貴浩, 斎藤豪, 佐伯竜彦, 佐藤賢之介

    セメント・コンクリート論文集(Web)   69 ( 1 )   110‐117(J‐STAGE)   2015年

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    記述言語:日本語  

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  • 硫酸ナトリウムの作用を受けたセメント系硬化体における硫酸イオン移動性状に関する基礎的検討

    佐藤賢之介, 斎藤豪, 佐伯竜彦

    セメント・コンクリート論文集(Web)   69 ( 1 )   417‐424(J‐STAGE)   2015年

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    記述言語:日本語  

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  • C4AFおよび石膏を用いオートクレーブ養生を実施したセメント系材料における硫酸塩劣化抑制機構に関する研究

    針貝 貴浩, 斎藤 豪, 佐伯 竜彦, 佐藤 賢之介

    セメント・コンクリート論文集   69 ( 1 )   110 - 117   2015年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:一般社団法人 セメント協会  

    本研究ではC4AFと二水石膏をケイ石微粉末と共にセメントに置換し、オートクレーブ(AC)養生を実施した試料について二水石膏添加がトバモライト生成機構に及ぼす影響について検討し、また硫酸塩抵抗性をAC養生後の反応生成物と関連づけて考察することを目的とした。その結果、C4AFと二水石膏を同時に用いてAC養生を実施することでトバモライト生成量の増加がみられ、且つ高い硫酸塩抵抗性を示した。これは、低置換率においてはトバモライトを多量に生成したことにより、高置換率においてはトバモライトと同等の高い重合度を持つ低C/S比のC-S-Hを生成したことによるものと考察した。

    DOI: 10.14250/cement.69.110

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  • 長期暴露したコンクリートにおけるセメント水和物の化学分析と炭酸化機構に関する検討

    高市 大輔, 須藤 俊幸, 斎藤 豪, 佐伯 竜彦

    セメント・コンクリート論文集   69 ( 1 )   257 - 263   2015年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:一般社団法人 セメント協会  

    本研究では長期供用されたコンクリート構造物におけるセメント水和物に着目した分析を実施した。また、コンクリートの分析を行う際に骨材の影響を排除するために、骨材とセメントペーストを分離する骨材分離の手法を確立し、本手法を用いて、大正時代に建設され長期間供用された鉄道橋コンクリートの分析を実施した。その結果、本鉄道橋のコンクリートにおいては水酸化カルシウム生成量が極端に少なく、主にC-S-Hの炭酸化が生じる結果となった。また表層部においては炭酸化及び日射等による乾燥の影響が生じ、炭酸カルシウムと脱水縮合した非晶質シリカの生成が確認され、ペースト部の比表面積の低下が生じる結果となった。

    DOI: 10.14250/cement.69.257

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  • C-S-Hの組成と比表面積の関係に及ぼすAl置換の影響に関する研究

    須田 裕哉, 河野 伊知郎, 斎藤 豪, 佐伯 竜彦

    セメント・コンクリート論文集   69 ( 1 )   37 - 44   2015年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:一般社団法人 セメント協会  

    本研究はC-S-Hの水蒸気吸着量および比表面積に及ぼすAlの影響に関して、合成したC-S-Hより検討を行った。その結果、同一Ca/Siモル比において合成時のAl/Siモル比が大きいC-S-Hほど、各湿度における水蒸気吸着量が多くなった。また、比表面積も同様に合成時のAl/Siモル比が大きいC-S-Hほど比表面積が大きくなる傾向を示した。さらにAlがC-S-Hの比表面積の変化に及ぼす影響について更なる検討を行うため、セメント硬化体中のC-S-Hの比表面積に着目した。その結果、セメント硬化体中のC-S-Hの比表面積も合成C-S-Hと同様にAlの影響に加え、アルカリの影響を受けることが示唆された。

    DOI: 10.14250/cement.69.37

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  • 硫酸ナトリウムの作用を受けたセメント系硬化体における硫酸イオン移動性状に関する基礎的検討

    佐藤 賢之介, 斎藤 豪, 佐伯 竜彦

    セメント・コンクリート論文集   69 ( 1 )   417 - 424   2015年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:一般社団法人 セメント協会  

    本研究はセメント系硬化体をNa2SO4溶液に浸漬し、電気泳動法によって硫酸イオン実効拡散係数の算出を行い、水和物に着目して硬化体空隙構造を評価することで、水和物の変質が硫酸イオン移動性状に及ぼす影響を把握することを目的とした。その結果、普通ポルトランドセメントに高炉スラグ微粉末を70%置換し、無水セッコウおよび石灰石微粉末を混和した配合で屈曲度が増大し、硫酸イオン実効拡散係数が低下した。屈曲度の増大は、C-S-Hに加えてエトリンガイトの比表面積および生成量を考慮した屈曲経路長によって評価可能となった。このことからNa2SO4の作用を受けたセメント系硬化体では、エトリンガイトの生成が屈曲度の増大に寄与している可能性が示された。

    DOI: 10.14250/cement.69.417

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  • 海水練りセメントペースト供試体の水和反応解析

    斎藤豪, 菊地道生, 多田直央, 佐伯竜彦

    Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan   21 ( 371 )   231 - 241   2014年7月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:無機マテリアル学会  

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  • 産業副産物起源のコンクリート用混和材の有効利用―課題と展望―/3.コンクリート用混和材としての現状 シリカフューム

    陣内浩, 佐伯竜彦, 長瀧重義

    コンクリート工学   52 ( 5 )   399 - 404   2014年5月

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    記述言語:日本語  

    DOI: 10.3151/coj.52.399

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  • 温度・湿度の変化がC‐S‐Hの組成および密度に及ぼす影響

    須田裕哉, 佐伯竜彦, 斎藤豪

    セメント・コンクリート論文集   67 ( 1 )   157 - 164   2014年2月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:Japan Cement Association  

    本研究では、セメント硬化体中で主要な水和物であるC-S-Hの組成と密度に対して、環境条件である温度や湿度が及ぼす影響について検討を行った。検討を行う際には、C/S比の異なる2種類のC-S-Hを作製し、温度・湿度変化に伴うC-S-Hの水蒸気吸着量と密度の測定を行った。その結果、各湿度における水蒸気吸着量は、C/S比の低い試料ほど多く、同一のC/S比のC-S-Hにおいては、前処理条件の違いによらず高湿度においてH/S比が一致した。また、C-S-Hの密度は、低C/S比のC-S-Hほど各湿度における密度は低い値を示した。さらに、C-S-Hの密度をH/S比を用いて整理した結果、H/S比が3程度のときC-S-Hの密度が最大となり、これらは含水状態の違いによるC-S-Hの構造変化が要因として示唆された。

    DOI: 10.14250/cement.67.157

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  • セメント系硬化体の空隙表面の電気的性質がイオン拡散性状に及ぼす影響

    金沢貴良, 菊地道生, 佐伯竜彦, 斎藤豪

    セメント・コンクリート論文集   67 ( 1 )   378 - 385   2014年2月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:Japan Cement Association  

    塩化物イオン拡散性状の定量評価に必要な塩化物イオン実効拡散係数を算出する方法として、拡散セル法と電気泳動法があるが、両者より得られる拡散係数は一致しないことが問題となっている。この原因として、空隙構造および空隙表面電位による影響が考えられる。そこで本研究では、空隙構造の影響については酸素拡散係数に基づき、空隙表面電位の影響については電気浸透法から求めた硬化体のゼータ電位に着目し検討を行った。その結果、電気泳動法による拡散係数は空隙構造による支配的影響を受けていることと、ゼータ電位と電気泳動法による拡散係数から拡散セル法による拡散係数の換算が可能であることを明らかにした。

    DOI: 10.14250/cement.67.378

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  • 薄板モルタル供試体を用いた中性化環境評価の影響要因に関する基礎的検討

    山田猛, 菊地道生, 佐伯竜彦, 斎藤豪

    セメント・コンクリート論文集   67 ( 1 )   370 - 377   2014年2月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:Japan Cement Association  

    本研究では、環境条件がコンクリート構造物の中性化の進行に及ぼす影響を評価するため、薄板状の小型モルタル供試体を2つの橋梁および浄水場施設の4構造物に貼り付けて暴露し、実構造物の異なる部位における環境条件の影響を評価した。また、モルタルの配合および暴露時期が中性化環境評価に及ぼす影響について検討した。その結果、雨掛かりの無い環境条件下では、薄板供試体によって中性化環境評価が可能であることが確認できた。また、短期間の暴露試験によって長期供用された構造物中性化深さを評価するには、中性化しやすい配合で供試体が乾燥しやすい時期の暴露が適していることが確認できた。

    DOI: 10.14250/cement.67.370

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  • 混和材を用いたセメント系硬化体の耐硫酸塩性に及ぼす浸漬環境の影響

    佐藤賢之介, 斎藤豪, 佐伯竜彦, 菊地道生

    セメント・コンクリート論文集   67 ( 1 )   348 - 355   2014年2月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:Japan Cement Association  

    本研究は、普通ポルトランドセメント(OPC)に高炉スラグ微粉末(BFS)-無水せっこう(AH)-石灰石微粉末(LSP)、フライアッシュ(FA)-シリカフューム(SF)、およびBFS-SFを用いたセメント系材料について、硫酸塩種および温度条件が硫酸塩劣化機構に及ぼす影響を明らかにし、Na<sub>2</sub>SO<sub>4</sub>とMgSO<sub>4</sub>、さらに高温条件を考慮した総合的な耐硫酸塩性に優れた材料設計を提案することを目的とした。その結果、硫酸塩種の違いは硫酸塩溶液のpHに影響を及ぼし、さらには水和生成物が変化することで劣化形態が異なるものと考察した。温度条件もpHを変動させる要因となり、高温条件下では劣化が激しくなると考えられた。またBFS置換率70%とした材料に、AH5~10%およびLSP10%を併用混和することで耐硫酸塩性が向上した。

    DOI: 10.14250/cement.67.348

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  • Ca‐Mg‐Si系材料を混和し,オートクレーブ養生および水中養生したセメント系材料の硫酸塩抵抗性に関する基礎的研究

    高橋一誠, 斎藤豪, 佐伯竜彦, 菊地道生

    セメント・コンクリート論文集   67 ( 1 )   38 - 45   2014年2月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:Japan Cement Association  

    本研究では、普通ポルトランドセメント(OPC)とケイ石微粉末および、製鋼スラグ等の産業副産物に含有するCa-Mg-Si系材料を用い、水中養生およびオートクレーブ(AC)養生を行った供試体の硫酸塩抵抗性を、反応生成物や結晶構造と関連付けて考察し、耐硫酸塩性に優れた高耐久コンクリートの材料設計の提案を目的とし検討を行った。その結果、水中養生では、OPCをCa-Mg-Si系材料により40%置換することで硫酸塩抵抗性の向上が認められた。AC養生では、Ca-Mg-Si系材料の混和のみによって更に硫酸塩抵抗性が向上した。これは、Ca-Mg-Si系材料の混和とAC養生によって供試体中に化学的安定性を有するトバモライトや、トバモライトと同様のSi構造を有する化合物が生成したためと考察した。

    DOI: 10.14250/cement.67.38

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  • コンクリート橋の複合劣化検証+対策 新潟編 飛来塩分の分布状況,腐食状況,補修方法など―新潟県沿岸部の例―

    佐伯竜彦, 田中泰司, 原崎郁夫

    土木施工   55 ( 2 )   58 - 61   2014年1月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:オフィス・スペース  

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  • 電気泳動法における塩化物イオン移動性状に対して電気浸透流が及ぼす影響

    菊地道生, 金沢貴良, 佐伯竜彦, 斎藤豪

    セメント・コンクリート論文集(Web)   68 ( 1 )   360‐366(J‐STAGE)   2014年

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    記述言語:日本語  

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  • 温度履歴を与えたフライアッシュセメント硬化体の相組成と強度発現性状に関する基礎的検討

    須田裕哉, 菊地道生, 佐伯竜彦, 鷲尾朝昭

    セメント・コンクリート論文集(Web)   68 ( 1 )   156‐163(J‐STAGE)   2014年

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    記述言語:日本語  

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  • Ca-Mg-Si系材料を混和しオートクレーブ養生したセメント系材料の水和反応解析および硫酸塩劣化抑制機構に関する研究

    斎藤豪, 高橋一誠, 佐伯竜彦, 菊地道生

    セメント・コンクリート論文集(Web)   68 ( 1 )   2‐9(J‐STAGE)   2014年

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    記述言語:日本語  

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  • エトリンガイトの生成量および生成起源が長期間硫酸塩に浸漬した高炉セメント系材料の耐硫酸塩性に及ぼす影響

    佐藤賢之介, 斎藤豪, 佐伯竜彦, 菊地道生

    セメント・コンクリート論文集(Web)   68 ( 1 )   396‐403(J‐STAGE)   2014年

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    記述言語:日本語  

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  • 各種シリカフュームを用いたセメント系硬化体の塩分浸透抵抗性

    佐伯竜彦, 真島耕平, 菊地道生, 斎藤豪

    セメント・コンクリート論文集(Web)   68 ( 1 )   352‐359(J‐STAGE)   2014年

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    記述言語:日本語  

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  • C-S-Hの組成がゲル空隙の量およびゲル空隙の空隙径分布に及ぼす影響

    須田裕哉, 佐伯竜彦, 斎藤豪

    土木学会論文集 E2(材料・コンクリート構造)(Web)   70 ( 2 )   134-152 (J-STAGE)   2014年

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    記述言語:日本語  

    DOI: 10.2208/jscejmcs.70.134

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  • 温度履歴を与えたフライアッシュセメント硬化体の相組成と強度発現性状に関する基礎的検討

    須田 裕哉, 菊地 道生, 佐伯 竜彦, 鷲尾 朝昭

    セメント・コンクリート論文集   68 ( 1 )   156 - 163   2014年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:Japan Cement Association  

    本研究は、蒸気養生を模擬し温度履歴を与えたフライアッシュセメント硬化体の相組成と圧縮強度の関係を明らかにするため検討を行った。また、蒸気養生後の養生(以下、後養生という)の違いにも着目し、温度履歴後の水中または気中養生の違いがセメント硬化体の強度発現に及ぼす影響を把握することを目的とした。その結果、温度履歴を与えた後に水中養生を行うことでフライアッシュの反応は進行した。また、セメント硬化体の圧縮強度を相組成に基づきゲル空隙比によって整理した結果、両者は高い相関を示した。さらに、両者の関係から気中養生の硬化体の相組成に基づいて、気中養生のフライアッシュセメント硬化体の強度発現性状を評価した。

    DOI: 10.14250/cement.68.156

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  • 各種シリカフュームを用いたセメント系硬化体の塩分浸透抵抗性

    佐伯 竜彦, 真島 耕平, 菊地 道生, 斎藤 豪

    セメント・コンクリート論文集   68 ( 1 )   352 - 359   2014年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:Japan Cement Association  

    本研究は、高炉スラグ微粉末とシリカフュームを併用した場合の塩分浸透抵抗性の向上メカニズムの解明とシリカフュームの品質がコンクリートの塩分浸透抵抗性に及ぼす影響を明らかにすることを目的として、JIS A 6207の規格を満足しない7種類のシリカフュームを用いて検討を行った。その結果、セメント─高炉スラグ微粉末─シリカフュームの3成分系結合材において塩化物イオン実効拡散係数が顕著に低下するのは、C-S-HのC/S比の低下による空隙構造の複雑化によって説明できること、また、シリカフュームの拡散係数低減効果はC/Sを低下する能力によって評価できることを明らかにした。

    DOI: 10.14250/cement.68.352

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  • エトリンガイトの生成量および生成起源が長期間硫酸塩に浸漬した高炉セメント系材料の耐硫酸塩性に及ぼす影響

    佐藤 賢之介, 斎藤 豪, 佐伯 竜彦, 菊地 道生

    セメント・コンクリート論文集   68 ( 1 )   396 - 403   2014年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:Japan Cement Association  

    本研究は、普通ポルトランドセメントに高炉スラグ微粉末-無水せっこう-石灰石微粉末を用いた高炉セメント系材料について、硫酸塩種および温度条件が硫酸塩劣化機構に及ぼす影響を明らかにすること、さらにエトリンガイトの生成量、生成速度および生成起源に着目して検討することにより、膨張性状の評価を行うことを目的とした。その結果、硫酸塩種によって溶液のpHに差が生じ、水和生成物が変化することで劣化形態が異なるものと考察した。また、単純なエトリンガイト生成量だけでは膨張性状を評価できなかったが、単位週当りのエトリンガイト生成量や、特に生成起源別エトリンガイト量を考慮することによって、膨張性状評価が可能となることが示唆された。

    DOI: 10.14250/cement.68.396

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  • Ca-Mg-Si系材料を混和しオートクレーブ養生したセメント系材料の水和反応解析および硫酸塩劣化抑制機構に関する研究

    斎藤 豪, 高橋 一誠, 佐伯 竜彦, 菊地 道生

    セメント・コンクリート論文集   68 ( 1 )   2 - 9   2014年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:Japan Cement Association  

    本研究ではCa-Mg-Si系材料をケイ石微粉末と共にセメントに置換し、オートクレーブ(AC)養生を実施した試料について水和反応解析を行い、トバモライトをはじめとしたAC養生後の水和生成物と硫酸塩抵抗性とを関連づけて考察することを目的とした。その結果、オケルマナイトはAC養生下で反応性を示し、Mg型トバモライトやケイ酸カルシウムマグネシウム水和物などの生成に寄与したことがわかった。またXRDによる水和反応解析、FT-IRおよび<sup>29</sup>Si NMRの結果を総合すると、オケルマナイト置換およびAC養生による耐硫酸塩性向上の要因は、低置換率においてはMg型を含むトバモライトが多量に生成したことにより、高置換率においてはトバモライト構造を維持しつつ、重合度が高いシリケート鎖を有した低C/S比のケイ酸カルシウムマグネシウム水和物等が生成したことによるものと考察した。

    DOI: 10.14250/cement.68.2

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  • 電気泳動法における塩化物イオン移動性状に対して電気浸透流が及ぼす影響

    菊地 道生, 金沢 貴良, 佐伯 竜彦, 斎藤 豪

    セメント・コンクリート論文集   68 ( 1 )   360 - 366   2014年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:Japan Cement Association  

    電気泳動法における塩化物イオン移動性状に対して、移流現象である電気浸透流が及ぼす影響の把握を目的として実験的検討を行った。その結果、モルタル硬化体の電気浸透流速度は、ペースト硬化体と比較し陽極から陰極への電気浸透流が生じる傾向にあること、電気浸透流速度は硬化体のゲル空隙率と相関を有することを明らかにした。また、電気泳動法によって得られた塩化物イオン全フラックスをNernst-Plank式に基づき、電気泳動と電気浸透流によるフラックスにそれぞれ分離し検討を行い、電気泳動法における塩化物イオン移動性状に対して電気浸透流が及ぼす影響は、特定のケースにおいては無視できないことを示した。

    DOI: 10.14250/cement.68.360

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  • データベースに基づく維持管理,自治体等の維持管理システムの好例の共有

    岩城一郎, 丸山明, 阿波稔, 佐々木正昭, 松田浩, 林和彦, 国枝稔, 小林孝一, 佐伯竜彦, 上田洋, 山本努, 山路徹, 細田暁

    日本コンクリート工学会論文集   JCI-C83 (CD-ROM)   ROMBUNNO.WG2HOKOKUSHO   2013年9月

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    記述言語:日本語  

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  • 土木学会2012年制定「コンクリート標準示方書[施工編]」の改訂について

    河野広隆, 坂田昇, 岸利治, 佐伯竜彦, 谷口秀明, 片平博, 近松竜一

    コンクリート工学   51 ( 6 )   493 - 498   2013年6月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:Japan Concrete Institute  

    土木学会コンクリート標準示方書が改訂され,2012年制定版が刊行された。ここでは,そのうち,[施工編]<sup>1),2)</sup>の改訂内容の概要について解説する。

    DOI: 10.3151/coj.51.493

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  • セメント系硬化体の水和物の水蒸気吸着等温線に関する研究

    須田裕哉, 斎藤豪, 佐伯竜彦

    セメント・コンクリート論文集   66   167 - 174   2013年2月

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    記述言語:日本語  

    DOI: 10.14250/cement.66.167

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  • セメント系硬化体のゼータ電位に影響を及ぼす各種要因の検討

    金沢貴良, 菊地道生, 斎藤豪, 佐伯竜彦

    セメント・コンクリート論文集   66   182 - 188   2013年2月

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    記述言語:日本語  

    DOI: 10.14250/cement.66.182

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  • セメント系硬化体の電気抵抗率とその影響因子に関する検討

    菊地道生, 金沢貴良, 斎藤豪, 佐伯竜彦

    セメント・コンクリート論文集   66   189 - 196   2013年2月

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    記述言語:日本語  

    DOI: 10.14250/cement.66.189

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  • 蒸気養生を受けるフライアッシュコンクリートの強度発現特性に関する基礎研究

    富山潤, 須田裕哉, 佐伯竜彦, 佐藤道生

    セメント・コンクリート論文集   66 ( 1 )   359 - 366   2013年2月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:一般社団法人 セメント協会  

    近年、施工性、生産性、品質管理および工期短縮等の面からプレキャストコンクリート部材の需要が高まっている。この部材の製作に際しては、早期に所定の強度が要求されるため、蒸気養生を施すのが一般的である。本研究では、この部材製作時にコンクリートの性能向上に係わるフライアッシュの活用を考慮し、異なる蒸気養生の条件下におけるフライアッシュコンクリートの温度抑制効果、強度発現特性、およびフライアッシュの反応性等に関する検討を行った。その結果をフライアッシュコンクリートの強度発現特性およびセメント硬化体の相組成としてまとめ、フライアッシュコンクリートのプレキャスト部材への活用の可能性を示している。

    DOI: 10.14250/cement.66.359

    CiNii Article

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  • カルシウムアルミネート系水和物を考慮したセメント硬化体の比表面積の推定方法に関する基礎的研究

    寺戸政成, 須田裕哉, 斎藤豪, 佐伯竜彦

    セメント・コンクリート論文集   66   197 - 204   2013年2月

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    記述言語:日本語  

    DOI: 10.14250/cement.66.197

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  • 高炉スラグ微粉末およびシリカフュームを用いたセメント系硬化体の塩分浸透抵抗性

    真島耕平, 川原真一, 菊地道生, 佐伯竜彦

    セメント・コンクリート論文集   66   452 - 459   2013年2月

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    記述言語:日本語  

    DOI: 10.14250/cement.66.452

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  • 各種セメント硬化体の相組成と圧縮強度に関する研究

    須田裕哉, 斎藤豪, 佐伯竜彦

    セメント・コンクリート論文集   66   159 - 166   2013年2月

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    記述言語:日本語  

    DOI: 10.14250/cement.66.159

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  • 薄板モルタル供試体を用いた中性化環境の評価に関する基礎的検討

    山田猛, 菊地道生, 斎藤豪, 佐伯竜彦

    セメント・コンクリート論文集   66   485 - 490   2013年2月

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    記述言語:日本語  

    DOI: 10.14250/cement.66.485

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  • ビーライトから生成するC‐S‐Hの比表面積に関する検討

    土田詩織, 須田裕哉, 斎藤豪, 佐伯竜彦

    セメント・コンクリート論文集   66   175 - 181   2013年2月

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    記述言語:日本語  

    DOI: 10.14250/cement.66.175

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  • Oxygen and chloride ion diffusion in concrete using silica fume, blast furnace slag and fly ash

    Tatsuhiko Saeki, Michio Kikuchi, Yuya Suda, Tsuyoshi Saito

    Sustainable Construction Materials and Technologies   2013-August   2013年

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    掲載種別:研究論文(国際会議プロシーディングス)  

    In this study, the diffusion coefficients of oxygen and chloride ions in the hardened cementitious materials using silica fume, granulated blast-furnace slag and fly ash were measured. From the experimental results, the oxygen diffusion coefficients of various mixtures were different depended on the kinds of binder even if the pore volume was the same. In particular, the oxygen diffusion coefficients of the specimen using the mineral admixtures were smaller than that of the specimen using only the Ordinary Portland Cement. In comparison with the diffusion of oxygen gas, the diffusion of chloride ions varies markedly depending on the kind of binder. The chloride ion diffusion coefficients of various materials can be evaluated in consideration of the microstructure and the electric property of concrete.

    Scopus

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  • セメント系硬化体の水和物の比表面積に関する研究

    須田裕哉, 土田詩織, 佐伯竜彦

    セメント・コンクリート論文集   65 ( 65 )   103 - 110   2012年2月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:Japan Cement Association  

    本研究では、セメント系材料から生成されるC-S-Hの組成と比表面積との関係を明らかにするため、合成C-S-Hおよび合成エーライトから水和生成したC-S-Hについて検討を行った。また、C-S-Hに加え、水酸化カルシウムおよびカルシウムアルミネート系水和物等の比表面積も測定した。その結果、任意の湿度環境下においてC-S-HのC/S比とH/S比は直線関係であることを明らかにし、その結果を利用して、C-S-HのC/S比と比表面積の関係について新たな推定式を提案した。C-S-Hの比表面積の推定式およびC-S-H以外の水和物の比表面積を用いて、セメントペーストの相組成より硬化体の比表面積を推定し、提案式の妥当性を検証した。

    DOI: 10.14250/cement.65.103

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  • シリカフュームコンクリートの塩分浸透抵抗性および鋼材腐食に関する基礎的研究

    川原真一, 佐伯竜彦, 嶋毅, 吉澤啓典

    セメント・コンクリート論文集   65 ( 65 )   360 - 367   2012年2月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:Japan Cement Association  

    本研究では、シリカフュームを用いたコンクリートの塩分浸透抵抗性を明らかにするため、浸せき法により塩化物イオンの見掛けの拡散係数を求めた。その結果、シリカフュームの混和により塩化物イオンの見掛けの拡散係数が大きく低下した。また、シリカフュームの混和による塩化物イオンの見掛けの拡散係数低下の原因について検討を行った結果、直径10nm以上の空隙量の減少が影響していることが分かった。さらに、鋼材腐食発生限界のCl<sup>-</sup>/OH<sup>-</sup>比を仮定し、シリカフュームコンクリートの鋼材腐食開始年数の試算を行ったところ、シリカフューム無混和のコンクリートより腐食開始が遅くなる試算結果となった。

    DOI: 10.14250/cement.65.360

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  • 酸素および塩化物イオンの実効拡散係数によるセメント系硬化体におけるイオン移動性状の評価

    菊地道生, 須田裕哉, 佐伯竜彦

    セメント・コンクリート   ( 780 )   40 - 43   2012年2月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:セメント協会  

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  • 薄板モルタル供試体を用いたミクロ塩害環境評価手法に関する基礎的検討

    佐伯竜彦, 能勢陽祐, 菊地道生

    コンクリート工学年次論文集(CD-ROM)   33   ROMBUNNO.1128   2011年6月

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    記述言語:日本語  

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  • 酸素および塩化物イオンの実効拡散係数によるセメント系硬化体におけるイオン移動性状の評価

    菊地道生, 須田裕哉, 佐伯竜彦

    セメント・コンクリート論文集   ( 64 )   346 - 353   2011年2月

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    記述言語:日本語  

    DOI: 10.14250/cement.64.346

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  • シリカフュームコンクリートの塩化物イオン拡散性状および固定化特性

    川原真一, 嶋毅, 須田裕哉, 佐伯竜彦

    セメント・コンクリート論文集   ( 64 )   354 - 361   2011年2月

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    記述言語:日本語  

    DOI: 10.14250/cement.64.354

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  • 水和物の性質がセメント系硬化体中の物質移動性に及ぼす影響に関する研究

    佐伯竜彦, 菊地道生

    セメント・コンクリート   ( 764 )   52 - 55   2010年10月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:セメント協会  

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  • C‐S‐Hの密度に関する基礎的検討

    田中洋介, 佐伯竜彦, 佐々木謙二, 須田裕哉

    セメント・コンクリート論文集   63 ( 63 )   70 - 76   2010年2月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:Japan Cement Association  

    本研究では、セメント硬化体中の空隙量の評価をより精度良く行うために、セメント系材料の主要水和物であるC-S-Hの密度について検討を行った。CaO/SiO<sub>2</sub>モル比を変化させたC-S-Hを純薬合成し、密度を測定した。さらに、C-S-HのSiの一部をAlで置換したC-S-Hも合成し、密度を測定した。また、エーライトや高炉スラグ微粉末に水酸化カルシウムを添加したものを水和させた。得られた硬化体の密度、硬化体の相組成から硬化体中のC-S-Hの密度を算出した。これらの結果を総合し、生成条件の異なるC-S-HのCaO/SiO<sub>2</sub>モル比と密度の関係について検討した。その結果、C-S-Hの密度はCaO/SiO<sub>2</sub>モル比によって評価できた。

    DOI: 10.14250/cement.63.70

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  • シリカフュームコンクリートの塩分浸透抵抗性

    嶋毅, 佐伯竜彦, 吉澤啓典, 山本佳城

    セメント・コンクリート論文集   63 ( 63 )   414 - 420   2010年2月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:Japan Cement Association  

    コンクリートの塩分浸透抵抗性に対するシリカフュームの効果を明らかにするために、シリカフュームコンクリートの塩化物イオンの実効拡散係数を電気泳動法により測定した。さらに、そのひび割れ抵抗性を明らかにするために、断熱温度上昇量および自己収縮ひずみも測定した。その結果、シリカフュームの混和により、塩化物イオンの実効拡散係数が小さくなることが確認された。また、塩分浸透抵抗性を確保しつつ、水結合材比を大きくすることができ、断熱温度上昇量および自己収縮が小さくなることもわかった。

    DOI: 10.14250/cement.63.414

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  • C‐S‐Hの組成が塩化物イオン拡散性状に及ぼす影響に関する基礎的検討

    菊地道生, 佐々木謙二, 須田裕哉, 佐伯竜彦

    セメント・コンクリート論文集   63 ( 63 )   354 - 361   2010年2月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:Japan Cement Association  

    相組成から、セメント系硬化体中の物質移動性状を定量評価する手法を構築するための基礎的段階として、本研究ではC-S-Hに着目し、Ca/Si比によるC-S-Hの物理的性質および電気的性質が、塩化物イオンの拡散性状に及ぼす影響について検討した。その結果、空隙特性は、C-S-H生成量とCa/Si比によるC-S-H比表面積の変化によりある程度評価可能なことが示された。また、Ca/Si比によりC-S-Hのゼータ電位が変化し、C-S-HのCa/Si比が低いほど、物理的にも電気的にも塩化物イオンの拡散が抑制されると考えられた。

    DOI: 10.14250/cement.63.354

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  • 飛来塩分環境の定量評価に関する研究

    佐伯竜彦, 竹田光明, 佐々木謙二, 嶋毅

    土木学会論文集 E(Web)   66 ( 1 )   1-20 (J-STAGE)   2010年

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    記述言語:日本語  

    DOI: 10.2208/jsceje.66.1

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  • C-S-Hの組成と物理的性質に関する基礎的研究

    須田裕哉, 田中洋介, 佐伯竜彦

    土木学会論文集 E(Web)   66 ( 4 )   528-544 (J-STAGE)   2010年

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    記述言語:日本語  

    DOI: 10.2208/jsceje.66.528

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  • C<sup>3</sup>クリップボード 中性化・炭酸化

    佐伯竜彦

    セメント・コンクリート   ( 752 )   52 - 53   2009年10月

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  • エーライトが生成するC‐S‐Hの組成に関する基礎的研究

    須田裕哉, 佐伯竜彦, 佐々木謙二

    コンクリート工学年次論文集(CD-ROM)   31   ROMBUNNO.1001   2009年6月

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    記述言語:日本語  

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  • セメント‐高炉スラグ微粉末系結合材が生成するC‐S‐HのCa/Si比の予測手法に関する基礎的検討

    佐伯竜彦, 佐々木謙二

    セメント・コンクリート論文集   ( 61 )   34 - 40   2008年2月

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    記述言語:日本語  

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  • C‐S‐Hの組成がコンクリートの耐久性に及ぼす影響

    佐々木謙二, 佐伯竜彦

    材料   56 ( 8 )   699 - 706   2007年8月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.2472/jsms.56.699

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  • 飛来塩分環境下におけるコンクリート表面の塩化物イオン浸透流束に関する検討

    佐伯竜彦, 中村大剛

    コンクリート工学年次論文集   29 ( 1 )   1017 - 1022   2007年7月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本コンクリート工学協会  

    本研究は,飛来塩分環境下にあるコンクリート構造物への塩化物イオン浸透予測を行うために必要な境界条件,即ち,コンクリート表面における塩化物イオン浸透流束について検討した。環境条件の異なる全国8地点に,異なる配合のモルタル供試体を暴露し,塩化物イオン浸透量の測定し,比較検討を行った。その結果,表面塩化物イオン浸透流束はモルタルの実効拡散係数に依存し,環境条件異なっても実効拡散係数比の相対的な影響は同じであることが明らかとなった。

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  • RBSM(剛体ばねモデル)による混合骨材コンクリートの力学的性質の検討

    村西信哉, 佐伯竜彦

    コンクリート工学年次論文集   29 ( 1 )   117 - 122   2007年7月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本コンクリート工学協会  

    近年の骨材事情の悪化から,低品質骨材の有効利用や,最近JIS化されたスラグ骨材,再生骨材の利用促進が望まれている。しかしこれらの骨材は,コンクリートの所要性能の確保の観点から,単独使用せず混合骨材としての使用が予想される。本研究では混合骨材コンクリートの力学的性質の事前検討手法として,RBSM(剛体ばねモデル)の適用を試みた。各骨材の品質を考慮することで,実験結果と定性的には合致する解析結果が得られ,本手法の有効性を確認した。また,骨材品質のばらつきを把握することが,混合骨材コンクリートの力学的性質の評価には重要であると考えられた。

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  • セメント系硬化体の塩化物イオン拡散性状に及ぼす炭酸化の影響

    佐々木謙二, 横澤良太, 佐伯竜彦

    コンクリート工学年次論文集   29 ( 1 )   1035 - 1040   2007年7月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本コンクリート工学協会  

    高炉スラグ微粉末やフライアッシュのような混和材を用いたセメント系硬化体の塩化物イオン拡散性状に及ぼす炭酸化の影響を空隙構造の観点から実験的に検討を行った。さらに,塩化物イオン拡散係数の濃度依存性に及ぼす炭酸化の影響についても検討を行った。その結果,屈曲度や収斂度のような空隙特性が炭酸化の作用によって,大きく変化することが明らかとなった。さらに,その影響の程度は結合材の種類によって大きく異なることが分かった。また,塩化物イオン拡散係数の濃度依存性に及ぼす炭酸化の影響は大きく,その主因が収斂度であることが明らかとなった。

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  • ケイ酸カルシウム水和物の塩化物イオン固定性状

    佐々木謙二, 佐伯竜彦

    セメント・コンクリート論文集   ( 60 )   322 - 327   2007年2月

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    記述言語:日本語  

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  • 高炉スラグ微粉末‐水酸化カルシウムが生成するC‐S‐Hの組成に関する基礎的研究

    佐伯竜彦, 佐々木謙二

    セメント・コンクリート論文集   ( 60 )   39 - 46   2007年2月

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    記述言語:日本語  

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  • Estimation of Chloride Diffusion Coefficent of Concrete Using Mineral Admixtures 査読

    Tatsuhiko Saeki, Kenji Sasaki, Kenta Shinada

    JOURNAL OF ADVANCED CONCRETE TECHNOLOGY   4 ( 3 )   385 - 394   2006年10月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:JAPAN CONCRETE INST  

    It is well known that mineral admixtures, such as granulated blast-furnace slag and fly ash, control the ingress of chloride ions into concrete. However, the effects of the qualities and the replacement ratios of these admixtures on the diffusivity of chloride ions are not clear. Moreover, the micro-structure of concrete is changed by carbonation and change in microstructure affects mass transfer in concrete. This effect on the chloride diffusivity of concrete using mineral admixtures has not been clarified sufficiently.
    Therefore, in this study, the chloride ion diffusion coefficients of mortar specimens containing mineral admixtures were measured, and the influences of the kind of mineral admixture, replacement ratio, and carbonation on the chloride diffusion coefficient were estimated, and the relation between the microstructure and diffusion coefficient was studied. Furthermore, an estimation method of the diffusion coefficient using the pore volume and surface area of the pore system as parameters was proposed.

    DOI: 10.3151/jact.4.385

    Web of Science

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  • 新潟県沿岸の飛来塩分環境とコンクリートへの塩分浸透性状

    佐伯竜彦, 堀岡祐介

    コンクリート工学年次論文集   28 ( 1 )   923 - 928   2006年7月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本コンクリート工学協会  

    本研究は,塩害環境の定量的把握のための基礎的検討として,新潟県沿岸の塩害環境の特性,さらに環境条件とコンクリート中への塩分浸透との関係を明らかにすることを目的として,新潟県内の沿岸部で飛来塩分量の測定,モルタルおよびコンクリート供試体の暴露試験を行った。その結果,各地点の飛来塩分量は,個別の条件の影響を強く受けること,飛来塩分量とコンクリート内部への塩分浸透量には相関があることが明らかとなった。さらに,短期間の暴露試験によって比較的長期間の塩分浸透量を予測できるが可能性があることが確認された。

    CiNii Article

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  • フライアッシュが生成するC‐S‐Hの組成に関する基礎的研究

    佐伯竜彦, 斎藤太佳裕

    セメント・コンクリート論文集   ( 59 )   8 - 13   2006年2月

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    記述言語:日本語  

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  • 混合骨材コンクリートの諸性質推定に関する基礎的検討

    村西信哉, 佐伯竜彦

    日本コンクリート工学協会論文集   JCI-C68   101 - 106   2005年12月

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    記述言語:日本語  

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  • 示方書連絡調整小委員会報告書 コンクリート標準示方書の役割と将来像

    宇治公隆, 坂田昇, 下村匠, 武若耕司, 土屋智史, 中村光, 服部篤史, 秋山充良, 綾野克紀, 岩波光保, 上田隆雄, 氏家勲, 鎌田敏郎, 河合研至, 岸利治, 国枝稔, 古賀裕久, 佐伯竜彦, 佐藤靖彦, 杉山隆文, 田中浩一, 田中敏嗣, 谷村幸裕, 玉井真一, 堤忠彦, 鶴田浩章, 花島崇, 原夏生, 久田真, 日比野誠, 前田敏也, 牧剛史, 丸屋剛, 水口和之, 本間淳史, 宮川義範, 森川英典

    コンクリート技術シリーズ   ( 65 )   91P   2005年8月

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    記述言語:日本語  

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  • 焼却残さの溶出試験による環境影響評価方法について―石炭灰フライアッシュの化学物質を例にして―

    LIN Jinmei, 長岡壮明, 佐伯竜彦, 田野崎隆雄

    環境技術   34 ( 7 )   513 - 521   2005年7月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:環境技術学会  

    固形廃棄物の中でも, 焼却残渣の代表である石炭灰フライアッシュを例に環境評価の方法につき検討を行ない, 化学物質の水系移行を模擬する各種溶出試験方法を比較した.その結果, 従来の溶出試験による材料の環境影響評価はモノリスを対象にしたものであったが, 石炭灰フライアッシュなどを一つの水系移行モデルで長期影響を推計する不都合が多く認められた.石炭灰フライアッシュからの重金属類の移行は, 最初期における「水溶質部分」の溶解, 数時間内における高比表面積部に対する「吸脱着準平衡」及び長期におけるポゾラン反応の進行などに伴う「難溶性部分の水溶性への転化」と, 少なくても3段階よりなる.石炭灰はモノリスではなく, そのため, ひとつの評価方法だけでは溶出特性を把握しきれない場合があり, 安全性担保のためには多方面からの検討を行なう必要があることが判明した.

    DOI: 10.5956/jriet.34.513

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  • 混和材を用いたセメント硬化体における塩化物イオン固定性状

    佐々木謙二, 佐伯竜彦

    コンクリート工学年次論文集   27 ( 1 )   691 - 696   2005年6月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本コンクリート工学協会  

    混和材を用いたセメント硬化体を塩水に浸漬し,配合・材齢が硬化体中における塩化物イオンの平衡関係に及ぼす影響について検討した。また,固定塩化物イオンをフリーデル氏塩の化学結合による固相塩化物イオンと,C-S-Hの物理的吸着による吸着塩化物イオンとに分離し,それぞれの水和生成物の組成及び量と固定塩化物イオン量との関係についても基礎的に検討を加えた。

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  • 混和材を用いたモルタルの塩化物イオン拡散性状と内部組織

    品田健太, 佐伯竜彦

    コンクリート工学年次論文集   27 ( 1 )   697 - 702   2005年6月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本コンクリート工学協会  

    本研究では,混和材がコンクリートの塩化物イオン浸透に及ぼす影響について検討するため,内部組織と塩化物イオン拡散係数の関係についての実験的検討を行った。その結果,これらは混和材の種類や置換率に影響されること,さらに炭酸化の影響が大きいことが明らかになった。また,塩化物イオンの移動経路に関係すると考えられる空隙量と硬化体内部の表面積を用いることで,拡散係数を評価できた。さらに,水和生成物の表面積,空隙量により拡散係数を推定することを試みた。

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  • The leachability of heavy metals in hardened fly ash cement and cement-solidified fly ash 査読

    QJ Yu, S Nagataki, JM Lin, T Saeki, M Hisada

    CEMENT AND CONCRETE RESEARCH   35 ( 6 )   1056 - 1063   2005年6月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:PERGAMON-ELSEVIER SCIENCE LTD  

    The effect of mix proportion, leachant pH, curing age, carbonation and specimen making method etc. on the leaching of heavy metals and Cr(VI) in fly ash cement mortars and cement-solidified fly ashes has been investigated. In addition, a method for reducing the leaching of Cr(VI) from cement-solidified fly ashes is proposed. The results mainly indicate that: (1) either Portland cement or fly ash contains a certain amount of heavy and toxic metals, and the leaching of them from hardened fly ash incorporated specimens exists and is increased with fly ash addition and water to cement ratio; (2) the leachability of some heavy metals is greatly dependent on leachant pH; (3) when carbonation of cement mortars occurs the leaching of chromium ions is increased; (4) the amount of heavy metals leached from cement-solidified fly ashes depends more on the kind of fly ash than their contents in fly ash; and (5) with ground granulated blast furnace slag addition, the leaching of Cr(VI) from solidified fly ashes is decreased. (c) 2005 Elsevier Ltd. All rights reserved.

    DOI: 10.1016/j.cemconres.2004.03.031

    Web of Science

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  • コンクリートのマルチスケール・モデリング

    中村光, 斉藤成彦, 石田哲也, 栗原哲彦, 佐伯竜彦, 寺田賢二郎, 永井学志, 中村成春, 細川佳史

    コンクリート工学   43 ( 3 )   64 - 69   2005年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:公益社団法人 日本コンクリート工学会  

    DOI: 10.3151/coj1975.43.3_64

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  • 重金属類溶出のリスク評価を目的とした石炭灰フライアッシュのキャラクタリゼーション

    LIN J, 田野崎隆雄, 佐伯竜彦, 長瀧重義

    コンクリート工学年次論文集   26 ( 1 )   195 - 200   2004年6月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本コンクリート工学協会  

    石炭灰フライアッシュからの重金属溶出に大きく影響を及ぼす要因として,従来から指摘されてきたpHに加え,粒子の溶解程度及び未燃カーボンの吸脱着性があることがわかった。特に高い比表面積を有するフライアッシュによる吸着効果は,見掛け上の溶出量を減じており,モノリスからの単純拡散モデルによる,従来からの環境影響評価法では対処できないことが判明した。そこで報告者らはこれを補うものとして,フライアッシュを「水溶性部分」「多孔質な未燃焼カーボン」「比較的難水溶性の粒子」の3組成系に区分の上キャラクタリゼーションし,吸脱着作用の部分平衡を把握する考え方を提案する。

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  • Assessment of recycling process induced damage sensitivity of recycled concrete aggregates 査読

    S Nagataki, A Gokce, T Saeki, M Hisada

    CEMENT AND CONCRETE RESEARCH   34 ( 6 )   965 - 971   2004年6月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:PERGAMON-ELSEVIER SCIENCE LTD  

    This paper evaluates the complex nature of recycled concrete aggregates that are susceptible to damage due to recycling. The study was carried out by microstructural assessment techniques beyond the standard testing methods normally specified for aggregates. The laboratory produced recycled concrete aggregates were investigated using fluorescent microscopy and image analysis. Contrary to common opinion, microstructural studies showed that adhered mortar (AM) is not always the primary parameter determining the quality of the recycled coarse aggregate. Sandstone coarse aggregate originally had defects in the form of voids and cracks. Further processing of the recycled coarse aggregate changed the microstructural profile of the material and enhanced their properties. The unusual results of the performance tests carried out on the recycled aggregate concretes could be explained with the findings of microscopic level investigations. (C) 2004 Published by Elsevier Ltd.

    DOI: 10.1016/j.cemeonres.2003.11.008

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  • Freezing and thawing resistance of air-entrained concrete incorporating recycled coarse aggregate: The role of air content in demolished concrete 査読

    A Gokce, S Nagataki, T Saeki, M Hisada

    CEMENT AND CONCRETE RESEARCH   34 ( 5 )   799 - 806   2004年5月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:PERGAMON-ELSEVIER SCIENCE LTD  

    This study aims to introduce new information on freezing and thawing resistance when air-entrained or non-air-entrained concrete is used as recycled coarse aggregate into air-entrained concrete. The laboratory produced air-entrained and non-air-entrained concretes with a water/cement (w/c) ratio of 0.45 were recycled at the crushing age of 1 year to obtain the coarse aggregates used in the investigations. The recycling process was performed in three stages to produce recycled coarse aggregates with different adhered mortar contents. The results showed that recycled coarse aggregate produced from non-air-entrained concrete caused poor freezing and thawing resistance in concrete even when the new system had a proper air entrainment. Microstructural studies indicated that non-air-entrained adhered mortar caused disintegration of the recycled coarse aggregate in itself and disrupted the surrounding new mortar after a limited number of freezing and thawing cycles. Minimizing non-air-entrained adhered mortar or enhancing the performance of new surrounding matrix could not give satisfactory results for a long freezing and thawing exposure. (C) 2004 Published by Elsevier Ltd.

    DOI: 10.1016/j.cemconres.2003.09.014

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  • さらなる骨材資源の有効活用に向けて 《混合骨材コンクリートの諸特性とその適用性》

    佐伯竜彦, 猪口泰彦, 新野康博, 長瀧重義

    セメント・コンクリート   ( 678 )   26 - 31   2003年8月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:セメント協会  

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  • 電気炉酸化スラグ骨材を用いたコンクリートの設計・施工指針(案)の概要

    国府勝郎, 佐伯竜彦

    コンクリート工学   41 ( 7 )   9 - 14   2003年7月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:公益社団法人 日本コンクリート工学会  

    本稿は, JIS A 5011-4「コンクリート用スラグ骨材-第4部 : 電気炉酸化スラグ骨材」の公示に伴い, 土木学会から発刊された「電気炉酸化スラグ骨材を用いたコンクリートの設計・施工指針 (案) 」の概要について取りまとめたものである。指針 (案) では, 電気炉酸化スラグ骨材を用いたコンクリートの設計と施工について, 一般の標準を示した。さらに, 電気炉酸化スラグ骨材コンクリートの配合が容易に行えるよう, 配合設計マニュアル (案) も併せて作成した。

    DOI: 10.3151/coj1975.41.7_9

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  • 飛来塩分の予測手法とその適用例

    佐藤国雄, 佐伯竜彦, 登石清隆

    コンクリート技術シリーズ   ( 46 )   57 - 62   2002年12月

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    記述言語:日本語  

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  • 混合骨材コンクリートの諸特性とその推定手法に関する検討

    佐伯竜彦, 猪口泰彦, 新野康博, 長瀧重義

    土木学会論文集   711 ( 711 )   73 - 90   2002年8月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:土木学会  

    DOI: 10.2208/jscej.2002.711_73

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  • 混和材が塩害と中性化の複合劣化に及ぼす影響

    佐伯竜彦, 関谷輝

    コンクリート工学年次論文集   24 ( 1 )   729 - 734   2002年6月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本コンクリート工学協会  

    本研究は,高炉スラグ微粉末やフライアッシュの混和が塩害-中性化の複合劣化に及ぼす影響を基礎的に検討するために,促進中性化試験と塩水浸漬を交互に繰り返す複合劣化試験を行った。その結果,混和材を用いた場合は中性化によって塩分の浸透が促進されることが明らかとなった。さらにその原因を検討するために,微細組織に関する検討を行い,混和材を用いたコンクリートの複合劣化メカニズムについて考察した。

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  • 湿式にて捕集した砕石スラッジの混和材としての特性

    佐藤道生, 佐伯竜彦, 井下一郎

    コンクリート工学年次論文集   24 ( 1 )   1335 - 1340   2002年6月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本コンクリート工学協会  

    骨材製造過程では,原石の10%程度の微粉末(砕石スラッジ)が発生し,濁水処理プラントで脱水ケーキという形で捕集される。脱水ケーキは,水分を内包すること,不純物が混入するなどの理由により有効利用が難しく,大半は廃棄処分されている。本報告では砕石スラッジのうち骨材製造設備から発生する脱水ケーキを有効利用することを目的とし,試験を通じて砕石スラッジの混和材としての可能性について検討した。その結果,凝集剤等の影響で単位水量が増加するものの,単位セメント量に応じた強度が期待できることが明らかとなった。

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  • 塩害と中性化の複合による塩化物イオンの浸透予測モデルの構築

    佐伯竜彦, 植木聡, 嶋毅

    土木学会論文集   697 ( 697 )   131 - 142   2002年2月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:公益社団法人 土木学会  

    本研究は, 塩害と中性化の複合による鋼材の防食性能の低下を予測する手法の構築を目的として, セメント水和物による塩化物イオンの固定化と炭酸化による塩化物の解離について実験的に検討した. それらの結果から現象のモデル化を行い, 中性化モデルおよび塩分浸透モデルと組み合わせることにより, 塩害と中性化が同時に作用する場合の複合劣化進行予測モデルを構築した. さらに構築したモデルの妥当性を実験結果から検証した.

    DOI: 10.2208/jscej.2002.697_131

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  • 粗骨材品質の分布を考慮したコンクリートの諸特性推定法に関する基礎的検討

    佐伯竜彦, 猪口泰彦, 新野康博, 長瀧重義

    材料   51 ( 10 )   1079 - 1085   2002年

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.2472/jsms.51.1079

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  • IMPROVEMENT ON THE QUALITIES OF RECYCLED AGGREGATE CONCRETE CONTAINING SUPER FINE MINERAL ADMIXTURES 査読

    Dae Joong Moon, Han Young Moon, Shigeyoshi Nagataki, Makoto Hisada, Tatsuhiko Saeki

    Proceedings of the first fib Congress   ( 3 )   113 - 118   2002年

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(国際会議プロシーディングス)  

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  • コンクリートの維持・管理と最近の検査・診断技術 土木学会・コンリート標準示方書[維持管理編]の制定 III 維持管理標準

    守分敦郎, 佐伯竜彦

    セメント・コンクリート   656 ( 656 )   20 - 30   2001年10月

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  • コンクリート中の物質移動に対するLBMの適用への基礎的検討

    嶋毅, 佐伯竜彦, 長瀧重義

    コンクリート工学年次論文集   23 ( 2 )   817 - 822   2001年6月

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    記述言語:日本語  

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  • セメント系材料における炭酸化によるpH遷移に関する解析的研究

    吉田浩也, 宮崎慎也, 佐伯竜彦, 大下英吉

    コンクリート工学年次論文集   23 ( 2 )   481 - 486   2001年6月

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    記述言語:日本語  

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  • 塩害と中性化の複合劣化に関する反応モデルの基礎的検討

    植木聡, 佐伯竜彦, 嶋毅

    コンクリート工学年次論文集   23 ( 2 )   433 - 438   2001年6月

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    記述言語:日本語  

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  • セメントを含めたコンクリートのリサイクル

    飯田一彦, 佐伯竜彦, 長瀧重義

    コンクリート工学論文集   11 ( 3 )   139 - 144   2000年9月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:公益社団法人 日本コンクリート工学会  

    An idea for concrete recycling is proposed for the 21st century. When demolished concrete is crushed after heating, aggregate is obtained with satisfied qualities for concrete without destruction of the shape. For produced powder, the chemical composition is presumed. The possibility of recycling cement with reducing of limestone is shown. If thus concrete recycling included cement and aggregate is done, resources and carbon dioxide discharge are reduced. Before long, the external diseconomies like these will be reflected the cost of product. Concrete recycling included cement should be intended for reducing external diseconomies for environment.

    DOI: 10.3151/crt1990.11.3_139

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  • 等価拡散係数の経時変化のメカニズム

    嶋毅, 佐伯竜彦

    コンクリート工学年次論文集   22 ( 1 )   121 - 126   2000年6月

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    記述言語:日本語  

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  • 混合骨材コンクリートの耐凍害性

    猪口泰彦, 佐伯竜彦, 石橋尚樹, 長瀧重義

    コンクリート工学年次論文集   22 ( 2 )   283 - 288   2000年6月

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    記述言語:日本語  

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  • 高炉スラグ微粉末およびフライアッシュと水酸化カルシウムの反応性に関する研究

    佐伯竜彦

    セメント・コンクリート   638 ( 638 )   42 - 47   2000年4月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:セメント協会  

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  • 混合骨材コンクリートの乾燥収縮特性

    猪口泰彦, 佐伯竜彦, 川田賢, 長瀧重義

    コンクリート工学年次論文報告集   21 ( 2 )   49 - 54   1999年6月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本コンクリート工学協会  

    本研究では,単独では使用できない各種の低品質骨材にスラグ骨材等の良質な骨材を混合して用いたコンクリートの乾燥収縮特性を明らかにすることを目的とし,骨材の種類および混合率を変化させたコンクリート供試体により乾燥収縮試験を行った。それらの結果から使用する混合骨材の性質がコンクリートの乾燥収縮特性に及ぼす影響を検討した。

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  • コンクリート表面における塩化物イオン濃度に関する検討

    佐伯竜彦, 植木聡, 嶋毅

    コンクリート工学年次論文報告集   21 ( 2 )   985 - 990   1999年6月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本コンクリート工学協会  

    本研究は,コンクリートへの塩分浸透予測に必要なコンクリート表面における塩化物イオン濃度について検討した。さらに,表面濃度の経時変化の傾向についても検討し,環境条件等の影響を含む拡散係数である等価拡散係数を利用した塩分浸透予測手法を提案した。その結果,変動する環境下における塩分浸透予測手法確立の可能性を示すことができた。

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  • 粒度構成を考慮したセメントの水和進行予測に関する研究

    佐藤達三, 佐伯竜彦, 久田真, 長瀧重義

    セメント・コンクリート論文集   ( 53 )   221 - 228   1999年

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    記述言語:日本語  

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  • 破砕材齢の異なる再生粗骨材を用いたコンクリートの諸特性

    長瀧重義, 佐伯竜彦, 飯田一彦

    セメント・コンクリート論文集   ( 53 )   528 - 534   1999年

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    記述言語:日本語  

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  • フライアッシュおよび高炉スラグ微粉末を用いたモルタル中の水酸化カルシウム量予測手法の検討

    佐伯竜彦, 長瀧重義

    セメント・コンクリート論文集   52 ( 52 )   326 - 333   1998年12月

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  • 再生粗骨材を用いたコンクリートの諸特性

    長瀧重義, 佐伯竜彦, 飯田一彦

    セメント・コンクリート論文集   ( 52 )   462 - 467   1998年12月

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    記述言語:日本語  

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  • 等価拡散係数を用いたコンクリートの塩分浸透予測手法の検討

    佐伯竜彦, 嶋毅, 長瀧重義

    コンクリート工学年次論文報告集   20 ( 2 )   859 - 864   1998年6月

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  • 分極曲線を用いた断面修復部のマクロセル腐食速度予測

    宮里心一, 大即信明, 佐伯竜彦

    コンクリート工学年次論文報告集   20 ( 2 )   865 - 870   1998年6月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本コンクリート工学協会  

    本研究では,電気化学的モデルを用い,断面修復部に形成するマクロセルの腐食速度を予測する方法を検討した。モデルには,母材内部の鉄筋が示すアノード分極曲線,補修材内部の鉄筋が示すカソード分極山線,および母材と補修材の比抵抗を代入する。その結果,母材および補修材内部の鉄筋の電位が推定され,鉄筋内部を流れるマクロセル腐食電流を予測することが出来た。また,モデルへの代入値のうち,特に比抵抗について,詳細な検討を加えた。

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  • 銅スラグ砂および低品質砂を用いたコンクリートの諸特性

    長瀧重義, 佐伯竜彦

    コンクリート工学年次論文報告集   20 ( 2 )   19 - 24   1998年6月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本コンクリート工学協会  

    本研究は,骨材資源の有効利用を目的とし,銅スラグ砂と比重が小さく吸水率が大きいため,現在JIS等では使用が許されていない低品質砂を混合した砂のコンクリート用細骨材としての適用性について基礎的な検討を行った。混合砂を用いたコンクリートのフレッシュ性状,強度特性および耐久性を検討した結果,銅スラグ砂および低品質砂の両者の混合比率によってはコンクリート用細骨材として十分な品質を持つことが確認された。

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  • フライアッシュと水酸化カルシウムの反応性に関する基礎的研究

    佐伯竜彦, 長瀧重義

    セメント・コンクリート論文集   ( 51 )   162 - 167   1997年12月

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    記述言語:日本語  

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  • 高炉スラグ微粉末と水酸化カルシウムの反応性に関する基礎的研究

    佐伯竜彦, 斉藤泰

    セメント・コンクリート論文集   ( 50 )   228 - 233   1996年12月

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    記述言語:日本語  

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  • 不飽和モルタル中の塩化物イオンの移動

    佐伯竜彦, 二木央

    コンクリート工学年次論文報告集   18 ( 1 )   963 - 968   1996年6月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本コンクリート工学協会  

    不飽和状態のコンクリートの塩分浸透性状にっいて検討するため、乾燥により含水率を調整したモルタル供試体を用いて塩分浸透実験を行った。その結果、含水率の低下により、塩分の浸透が抑制されることが確認できた。また、含水率と塩分拡散係数の関係を定式化し、浸透予測を行った結果、コンクリート内の含水率分布を無視した予測は適切な結果を与えないことが明らかになった。

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  • 阪神大震災災害調査報告

    青木滋, 丸井英明, 佐藤修, 鈴木幸治, 川瀬清孝, 加藤大介, 阿部和久, 佐伯竜彦, 保坂吉則

    新潟大学積雪地域災害研究センター研究年報   ( 17(1995) )   13 - 68   1996年3月

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    記述言語:日本語  

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  • 中性化によるモルタル中の鉄筋腐食の定量的評価

    佐伯竜彦, 大即信明, 長滝重義

    土木学会論文集   532 ( 532 )   55 - 66   1996年2月

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  • 混和材を用いたモルタル炭酸化による強度変化

    佐伯竜彦, 長滝重義

    セメント・コンクリート論文集   ( 49 )   680 - 685   1995年12月

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    記述言語:日本語  

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  • 初期養生以降のセメントの水和の影響を考慮した中性化進行予測

    佐伯竜彦, 米山紘一, 長滝重義

    土木学会論文集   ( 508 )   33 - 44   1995年2月

  • 混和材を用いたモルタルの中性化速度

    佐伯竜彦, 田口浩司, 長滝重義

    セメント・コンクリート論文集   47 ( 47 )   248 - 253   1993年12月

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  • 散水促進中性化試験による中性化深さの予測

    佐伯竜彦, 長滝重義

    コンクリート工学年次論文報告集   15 ( 1 )   801 - 806   1993年6月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本コンクリート工学協会  

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  • 若材令コンクリートの有効引張ヤング係数

    TANZIL G, 米山紘一, 佐伯竜彦, 竹田光明

    セメント・コンクリート論文集   ( 46 )   416 - 421   1992年12月

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  • 中性化によるジェットセメントモルタル中の鉄筋腐食

    佐伯竜彦, 米山紘一, 長滝重義

    セメント・コンクリート論文集   ( 46 )   648 - 653   1992年12月

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  • 中性化によるモルタルの強度変化

    佐伯竜彦, 米山紘一, 長滝重義

    土木学会論文集   ( 451 )   69 - 78   1992年8月

  • 散水促進中性化試験によるジェットセメントモルタルの中性化

    佐伯竜彦, 米山紘一, 長滝重義

    セメント・コンクリート論文集   ( 45 )   478 - 483   1991年12月

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  • 降雨により水分の供給を受けるコンクリートの中性化

    佐伯竜彦, 長滝重義, 大賀宏行, 高見浩之

    コンクリート工学年次論文報告集   13 ( 1 )   609 - 614   1991年6月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本コンクリート工学協会  

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  • ジェットセメントを用いたコンクリートの中性化

    佐伯竜彦, 米山紘一, 塩田広勝

    セメント・コンクリート論文集   44 ( 44 )   464 - 469   1990年12月

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    記述言語:日本語  

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  • 中性化によるコンクリートの微細組織の変化

    佐伯竜彦, 大賀宏行, 長滝重義

    土木学会論文集   ( 420 )   33 - 42   1990年8月

  • コンクリートの中性化の機構解明と進行予測

    佐伯竜彦, 大賀宏行, 長瀧重義

    土木学会論文集   ( 414 )   99 - 108   1990年2月

  • 乾湿繰り返しを受けるコンクリートの中性化に関する研究

    大賀宏行, 佐伯竜彦, 長滝重義

    セメント・コンクリート論文集   43 ( 43 )   418 - 423   1989年12月

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  • コンクリートの中性化の機構

    佐伯竜彦, 大賀宏行, 長滝重義

    コンクリート工学年次論文報告集   11 ( 1 )   563 - 568   1989年6月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本コンクリート工学協会  

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  • コンクリートの中性化深さの予測

    長瀧重義, 大賀宏行, 佐伯竜彦

    セメント技術年報   ( 41 )   343 - 346   1987年12月

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書籍等出版物

  • コンクリート工学の基礎

    村田 二郎, 長滝 重義, 菊川 浩治, 鈴木 一雄, 藤原 浩已, 久田 真, 佐伯 竜彦

    共立出版  2012年  ( ISBN:9784320074323

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  • 水和物評価に基づく混和材を用いたコンクリートの性能評価手法の構築

    佐伯 竜彦

    [佐伯竜彦]  2008年 

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  • 混和材を用いたコンクリートにおける塩害 : 中性化の複合劣化進行予測手法の構築

    佐伯 竜彦

    [佐伯竜彦]  2006年 

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MISC

  • ゼオライトへCaを添加した際に生成するC-A-S-Hの評価

    神村幸弥, 斎藤豪, 馬渡大翔, 佐伯竜彦

    セメント技術大会講演要旨(CD-ROM)   77th   2023年

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  • ストラトリンガイトの結晶構造に及ぼす熱履歴の影響

    北川遥喬, 斎藤豪, 神村幸弥, 佐伯竜彦

    セメント技術大会講演要旨(CD-ROM)   77th   2023年

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  • トバモライトへのAlおよびアルカリ添加による構造変化

    神村幸弥, 斎藤豪, 馬渡大翔, 佐伯竜彦

    セメント技術大会講演要旨(CD-ROM)   77th   2023年

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  • セメント硬化体の炭酸化収縮と水和物に及ぼす相対湿度の影響

    須田裕哉, 富山潤, 斎藤豪, 佐伯竜彦

    セメント・コンクリート論文集(Web)   73 ( 1 )   2020年

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  • 炭酸化によるフライアッシュを用いたセメント硬化体の相組成変化と収縮挙動に及ぼす相対湿度の影響

    須田裕哉, 富山潤, 斎藤豪, 佐伯竜彦

    セメント技術大会講演要旨(CD-ROM)   74th   2020年

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  • 北陸地方のインフラメンテナンス促進に関する調査研究 (令和元年度 技術開発共同研究 概要)

    佐伯 竜彦, 丸山 久一, 大塚 悟, 井林 康, 小林 博実, 大矢 真二, 宮里 心一, 田中 泰司, 花岡 大伸, 伊藤 始, 内田 慎哉, 深田 宰史, 鈴木 啓悟, 杉谷 真司

    「北陸地域の活性化」に関する研究助成事業論文集   24   93 - 98   2019年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:北陸地域づくり協会  

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  • アジテータ車へのスラリー添加によるコンクリートの製造方法に関する研究 (令和元年度 技術開発支援事業 概要)

    佐伯 竜彦, 井貝 武史, 池浦 一雄

    「北陸地域の活性化」に関する研究助成事業論文集   24   81 - 86   2019年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:北陸地域づくり協会  

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  • セメント硬化体の炭酸化収縮に及ぼす相対湿度の影響に関する研究

    須田裕哉, 富山潤, 斎藤豪, 佐伯竜彦

    セメント技術大会講演要旨(CD-ROM)   73rd   2019年

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  • 湿度による乾燥を受けたフライアッシュセメントペーストの塩化物イオンの拡散性状に関する基礎的検討

    須田裕哉, 富山潤, 斎藤豪, 佐伯竜彦

    土木学会年次学術講演会講演概要集(CD-ROM)   73rd   2018年

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  • 自然環境下のコンクリート劣化に関するシンポジウム 委員会報告書

    湯浅昇, 緒方英彦, 小山智幸, 杉山隆文, 野中英, 濱幸雄, 濱崎仁, 山田義智, 伊藤是清, 井上真澄, 大谷俊浩, 黒田保, 佐伯竜彦, 佐川孝広, 佐川康貴, 周藤将司, 富山潤, 藤井隆史, 宮里心一, 山口明伸, 吉田行

    日本コンクリート工学会委員会報告書・論文集   JCI-C95   2018年

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  • 混和材を用いたセメント硬化体の圧縮強度に及ぼすLow density C-S-HとHigh density C-S-Hの影響

    須田裕哉, 富山潤, 斎藤豪, 佐伯竜彦

    セメント技術大会講演要旨(CD-ROM)   71st   2017年

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  • 数値シミュレーションと逆解析によるコンクリート橋の付着塩分量推定

    山下将一, 阿部和久, 佐伯竜彦, 紅露一寛, 富山潤

    土木学会年次学術講演会講演概要集(CD-ROM)   72nd   2017年

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  • 酸素および塩化物イオンの実効拡散係数によるセメント系硬化体におけるイオン移動性状の評価

    菊地 道生, 須田 裕哉, 佐伯 竜彦, Kikuchi Michio, Suda Yuya, Saeki Tatsuhiko

    新潟大学工学部研究報告   61   7 - 7   2012年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:新潟大学工学部  

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  • 論文賞を受賞して

    菊地 道生, 須田 裕哉, 佐伯 竜彦

    セメントコンクリート   ( 775 )   46 - 47   2011年9月

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  • International RILEM-JCI Seminar-Concrete Durability and Service Life Planning, CONCRETE LIFE '06 参加報告

    佐伯 竜彦

    コンクリート工学 = Concrete journal   44 ( 6 )   66 - 67   2006年6月

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  • 「コンクリート中への塩化物の侵入に関する第3回RILEMワークショップ」に参加して

    久田 真, 佐伯 竜彦, 山田 一夫

    コンクリート工学 = Concrete journal   41 ( 3 )   57 - 59   2003年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本コンクリ-ト工学協会  

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  • LEACHABILITY OF HEAVY METALS IN FLY ASH INCORPORATED CEMENT MORTARS AND CEMENT-SOLIDIFIED FLY ASHES UNDER DIFFERENT LEACHING CONDITIONS

    NAGATAKI Shigeyoshi, YU Qijun, HISADA Makoto, SAEKI Tatsuhiko

    セメント・コンクリート論文集   54   180 - 187   2001年2月

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  • 2137 コンクリート中の物質移動に対するLBMの適用への基礎的検討(物性一般)

    嶋 毅, 佐伯 竜彦, 長瀧 重義

    コンクリート工学年次論文集   23 ( 2 )   817 - 822   2001年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本コンクリート工学協会  

    格子Boltzmann法(LBM)を用いたコンクリート中の物質移動解析手法を開発を目的として,基礎的な検討を行った。コンクリートのような多孔質媒体を模擬するモデルを構築し,それを用いてコンクリート中の透気および拡散をシミュレートした。その結果,連続体力学では表現できないコンクリートの浸透性の局所的なはらつきをLBMを用いることによって容易に表現できることがわかった。LBMが,移動媒体としてのコンクリートの特性を評価するための最も有効な手法たり得ることを示すことができた。

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  • 2073 塩害と中性化の複合劣化に関する反応モデルの基礎的検討(耐久性)

    植木 聡, 佐伯 竜彦, 嶋 毅

    コンクリート工学年次論文集   23 ( 2 )   433 - 438   2001年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本コンクリート工学協会  

    現在設計体系が性能照査型に移行しつつある中で、コンクリートの耐久性も定量的な照査が求められている。コンクリートの塩害と中性化による単独の劣化については様々な研究が行われ多くの報告がなされている。しかし塩害と中性化が複合した場合には鋼材の腐食に及ぼす影響が大きくなるにもかかわらず、その検討は十分ではない。そこで本研究では、塩害と中性化による複合劣化の予測のための基礎的段階として水和物の化学反応に注目した検討を行った。

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  • 2048 混合骨材コンクリートの耐凍害性(骨材)

    猪口 泰彦, 佐伯 竜彦, 石橋 尚樹, 長瀧 重義

    コンクリート工学年次論文集   22 ( 2 )   283 - 288   2000年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本コンクリート工学協会  

    本研究では,コンクリートは粗骨材を1個含むコンクリート要素の集合体であると考えた。このコンクリート要素の力学的性状を測定し,それらの組み合わせで耐凍害性を評価することを試みた。このようなメゾレベルでのモデル化により,様々な品質の骨材が混在する混合骨材コンクリートの耐凍害性の評価の可能性について検討した。

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  • 1015 等価拡散係数の経時変化のメカニズム(耐久性)

    嶋 毅, 佐伯 竜彦

    コンクリート工学年次論文集   22 ( 1 )   121 - 126   2000年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本コンクリート工学協会  

    等価拡散係数を用いた塩分浸透予測手法確立のために,等価拡散係数の経時変化のメカニズムを検討した結果,塩分の固定化の影響が大きいと考えられた。そこで,固定化速度を考慮した塩分浸透モデルを構築した。それにより,固定化の影響の定量評価を可能にし,以下のような成果を得た。(1)拡散係数から固定化の影響を分離することができた。(2)等価拡散係数の経時変化を従来よりも現実に近づけることができた。

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  • 1081 再生骨材コンクリートの圧縮疲労特性に関する実験的研究

    林 淳, 長瀧 重義, 佐伯 竜彦

    学術講演梗概集. A-1, 材料施工   1999   161 - 162   1999年7月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:一般社団法人日本建築学会  

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  • コンクリートの中性化および中性化に伴う劣化の進行予測に関する基礎的研究

    佐伯竜彦

    東京工業大学学位論文   340   1996年

  • 暴露中のセメントの水和の進行がコンクリートの中性化速度に及ぼす影響

    佐伯竜彦

    コンクリートの炭酸化に関するシンポジウム論文集   39 - 46   1993年

  • コンクリートの中性化の機構

    佐伯竜彦

    コンクリート工学論文報告集   11 - 1   1989年

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講演・口頭発表等

  • C-S-Hの性質とコンクリート中の物質移動性状

    佐伯 竜彦

    日本学術振興会第76委員会  2014年9月 

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(招待・特別)  

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産業財産権

  • 吸着性組成物、吸着性組成物の製造方法、成形体および建材

    斎藤 豪, 佐伯 竜彦, 佐藤 賢之介, 野澤 里渚子

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    出願人:国立大学法人 新潟大学

    出願番号:特願2017-226354  出願日:2017年11月

    公開番号:特開2019-093356  公開日:2019年6月

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  • ビーライトの製造方法

    斎藤 豪, 佐伯 竜彦, 佐藤 賢之介, 細川 佳史

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    出願人:国立大学法人 新潟大学, 太平洋セメント株式会社

    出願番号:特願2017-181911  出願日:2017年9月

    公開番号:特開2019-055902  公開日:2019年4月

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  • セメント成形体の製造方法及びセメント成形体

    斎藤 豪, 高橋 一誠, 佐伯 竜彦

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    出願人:国立大学法人 新潟大学

    出願番号:特願2014-078906  出願日:2014年4月

    公開番号:特開2015-143170  公開日:2015年8月

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  • ケイ酸カルシウム水和物を含有する成形体の製造方法及び成形体

    斎藤 豪, 高橋 一誠, 佐伯 竜彦

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    出願人:国立大学法人 新潟大学

    出願番号:特願2013-272648  出願日:2013年12月

    公開番号:特開2015-127271  公開日:2015年7月

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  • コンクリート構造物の劣化診断ツール及び劣化診断方法

    佐伯 竜彦, 松久保 博敬, 宮口 克一, 上村 豊, 盛岡 実

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    出願人:国立大学法人 新潟大学, 電気化学工業株式会社

    出願番号:特願2012-260258  出願日:2012年11月

    公開番号:特開2014-105136  公開日:2014年6月

    特許番号/登録番号:特許第5686349号  発行日:2015年1月

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  • コンクリート構造物の劣化診断ツール及び劣化診断方法

    佐伯 竜彦, 松久保 博敬, 宮口 克一, 上村 豊, 盛岡 実

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    出願人:国立大学法人 新潟大学, 電気化学工業株式会社

    出願番号:特願2012-260258  出願日:2012年11月

    公開番号:特開2014-105136  公開日:2014年6月

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  • フライアッシュの処理方法

    田野崎 隆雄, 三浦 啓一, 小早川 真, 加藤 将裕, 林 錦眉, 佐伯 竜彦

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    出願人:太平洋セメント株式会社, 国立大学法人 新潟大学

    出願番号:特願2006-072092  出願日:2006年3月

    公開番号:特開2007-245007  公開日:2007年9月

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  • 生物処理活性を有する構造材の製造法

    飯田 高三, 佐伯 竜彦, 吉岡 紘一

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    出願人:新潟大学長, 田辺工業株式会社

    出願番号:特願平11-053516  出願日:1999年3月

    公開番号:特開2000-246275  公開日:2000年9月

    特許番号/登録番号:特許第3564481号  発行日:2004年6月

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  • 生物処理活性を有する構造材の製造法

    飯田 高三, 佐伯 竜彦, 吉岡 紘一

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    出願人:新潟大学長, 田辺工業株式会社

    出願番号:特願平11-053516  出願日:1999年3月

    公開番号:特開2000-246275  公開日:2000年9月

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  • コンクリート系建設材料のリサイクル方法及び再生骨材を用いてコンクリートを作製する方法

    長瀧 重義, 佐伯 竜彦, 飯田 一彦, 辻 正哲

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    出願人:新潟大学長

    出願番号:特願平10-300813  出願日:1998年10月

    公開番号:特開2000-128595  公開日:2000年5月

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  • コンクリート系建設材料のリサイクル方法

    長瀧 重義, 佐伯 竜彦, 飯田 一彦, 辻 正哲

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    出願人:新潟大学長

    出願番号:特願平10-300813  出願日:1998年10月

    公開番号:特開2000-128595  公開日:2000年5月

    特許番号/登録番号:特許第3362179号  発行日:2002年10月

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受賞

  • 論文賞

    2021年6月   土木学会   飛来塩分環境下にあるコンクリートの 表面塩化物イオン濃度評価式の検討

    佐伯竜彦, 富山 潤, 中村文則, 中村亮太, 花岡大伸, 安 琳, 佐々木厳, 遠藤裕丈

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  • 論文賞

    2011年   土木学会   飛来塩分環境の定量評価に関する研究

    佐伯竜彦, 竹田光明, 佐々木謙二, 嶋 毅

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  • 第43回セメント協会論文賞

    2015年5月   セメント協会   相組成がセメント系硬化体の空隙構造、電気的性質およびイオンの拡散・泳動に及ぼす影響

    佐伯竜彦, 斎藤豪, 菊地道生, 金沢貴良

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  • 第39回セメント協会論文賞

    2012年5月   セメント協会   酸素および塩化物イオンの実効拡散係数によるセメント系硬化体におけるイオン移動性状の評価

    菊地道生, 須田裕哉, 佐伯竜彦

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  • 吉田賞(論文部門)

    2002年   土木学会   塩害と中性化の複合による塩化物イオンの浸透予測モデルの構築

    佐伯竜彦, 植木 聡, 嶋 毅

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  • 論文奨励賞

    1996年   土木学会   非線形連成解析によるコンクリートの中性化およびそれに伴う鉄筋腐食の進行予測に関する研究

    佐伯竜彦

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共同研究・競争的資金等の研究

  • C-S-Hに基づくコンクリートの新しい材料・配合設計体系の構築

    2017年 - 2019年

    制度名:科学研究費補助金(基盤研究A)

    提供機関:文部科学省

    佐伯 竜彦

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

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  • 薄板モルタルとデータ同化手法を利用したコンクリート橋の3次元塩分浸透予測手法の開発

    2015年 - 2018年

    制度名:道路政策の質の向上に資する技術研究開発

    提供機関:国土交通省

    佐伯 竜彦

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

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  • コンクリート中の鋼材腐食に関する局所環境作用の定量評価手法の構築

    研究課題/領域番号:22H01562

    2022年4月 - 2025年3月

    制度名:科学研究費助成事業

    研究種目:基盤研究(B)

    提供機関:日本学術振興会

    佐伯 竜彦

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    配分額:18200000円 ( 直接経費:14000000円 、 間接経費:4200000円 )

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  • 大幅な発生CO2削減が可能な高活性β-C2Sを主原料とした再生セメントの材料設計

    研究課題/領域番号:19H02211

    2019年4月 - 2022年3月

    制度名:科学研究費助成事業

    研究種目:基盤研究(B)

    提供機関:日本学術振興会

    斎藤 豪, 佐伯 竜彦

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    配分額:13520000円 ( 直接経費:10400000円 、 間接経費:3120000円 )

    本研究では、高活性ビーライトを水和させることで得たCa/Si比2.0のC-S-Hに対するAl置換性状と再焼成によるビーライトの再生に関する検討を行った。その結果、Alは4配位、6配位AlとしてCa/Si比2.0のC-S-Hにおける架橋部分に取り込まれ、置換量の増加伴い底面間隔が広がることが示された。一方で、高Ca/Si比のC-A-S-Hからは800 ℃焼成によりビーライトが再生することが明らかとなった。この時、Al置換量の増加に伴い、β-C2Sからα’-C2Sの生成が優位となる傾向が見られ、結晶子径ならびに比表面積は水和前のビーライトと同等であることを確認した。

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  • アジテータ車におけるシリカフュームスラリー添加による高耐久コンクリートの 製造方法に関する研究

    2018年

    制度名:北陸地域の活性化に関する研究助成

    提供機関:北陸地域づくり協会

    佐伯 竜彦

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

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  • 塩害を受けた撤去桁の劣化詳細調査および点検研修施設としての活用

    2017年

    制度名:研究助成金

    提供機関:新潟県建設技術センター

    佐伯 竜彦

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

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  • 薄板モルタル供試体を用いた塩害-中性化複合劣化進行予測手法の構築

    2014年

    制度名:橋梁技術に関する研究開発助成

    提供機関:橋梁調査会

    佐伯 竜彦

      詳細を見る

    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

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  • 水和物の性質と水蒸気吸着等温線によるコンクリートの性能評価手法の構築

    2012年 - 2014年

    制度名:科学研究費補助金(基盤研究B)

    提供機関:文部科学省

    佐伯 竜彦

      詳細を見る

    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

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  • 小型薄板モルタル供試体を用いたミクロ環境の定量評価方法の構築

    2011年 - 2012年

    制度名:科学研究費補助金(挑戦的萌芽研究)

    提供機関:文部科学省

    佐伯 竜彦

      詳細を見る

    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

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  • 水和物と細孔溶液中のイオン組成に基づくセメント系硬化体の電気的性質の評価

    2010年

    制度名:研究奨励金

    提供機関:セメント協会

    佐伯 竜彦

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

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  • 水和物評価に基づくセメント系硬化体の物質移動性の定量評価手法の構築

    2009年 - 2011年

    制度名:科学研究費補助金(基盤研究B)

    提供機関:文部科学省

    佐伯 竜彦

      詳細を見る

    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

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  • 各種水和物がセメント系硬化体の空隙構造と物質移動性に及ぼす影響に関する研究

    2008年

    制度名:研究奨励金

    提供機関:セメント協会

    佐伯 竜彦

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

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  • 水和物評価に基づく混和材を用いたコンクリートの性能評価手法の構築

    2006年 - 2007年

    制度名:科学研究費補助金(基盤研究C)

    提供機関:文部科学省

    佐伯 竜彦

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

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  • コンクリートの長期耐久性評価と暴露環境モニタリングシステムの構築

    研究課題/領域番号:18206047

    2006年 - 2007年

    制度名:科学研究費助成事業

    研究種目:基盤研究(A)

    提供機関:日本学術振興会

    久田 真, 佐藤 靖彦, 佐伯 竜彦, 岸 利治, 服部 篤史, 武若 耕司, 古賀 裕久, 岩波 光保, 綾野 克紀, 佐川 康貴, 山田 義智

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    配分額:34970000円 ( 直接経費:26900000円 、 間接経費:8070000円 )

    本研究課題では,コンクリート構造物の長期的な耐久性評価をなし得る暴露環境モニタリングシステムの構築を目指し,コンクリート構造物の近傍で気象情報観測が可能な装置により,コンクリートの耐久性に密接に関連する気象情報を取得して,各地域間で相互比較が可能なデータを整備することを第1の目的とした.
    なお,使用材料,配合,形状等を全て統一した共通コンクリート試験体による暴露実験は,2003年度より実施を開始しているので,気象情報とコンクリートの物性値との関係から,コンクリート構造物の長期耐久性評価を行うことを第2の目的とした.
    また,データとりまとめにあたっては,最終的には装置の構築は行わず,AMeDASによる気温・湿度情報に基づき,コンクリート供試体の暴露箇所における気象外力作用を評価することとした.
    本研究課題を通じて得られた主な成果は以下の通りである.
    1)日本各地の気温・湿度条件を整理した結果,コンクリートの長期耐久性に影響を及ぼし得る気象条件としては,平均気温・湿度のほか,年間を通じて生じる変動の幅や積算温度,積算降雨量などが考えられることが明らかとなった.
    2)5年間にわたる気象作用の影響を受けたコンクリート供試体の基礎物性を整理した結果,圧縮強度よりも中性化深さなどの耐久性指標の方が,気象作用の影響を受けやすいことが明らかとなった.

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  • 混和材が生成するC-S-HのCa/Si比予測モデルに関する研究

    2006年

    制度名:研究奨励金

    提供機関:セメント協会

    佐伯 竜彦

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

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  • 混和材を用いたコンクリートにおける塩害-中性化の複合劣化進行予測手法の構築

    2004年 - 2005年

    制度名:科学研究費補助金(基盤研究C)

    提供機関:文部科学省

    佐伯 竜彦

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

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  • 日本海沿岸の過酷環境下における社会基盤コンクリート構造物の維持管理対策

    研究課題/領域番号:16360225

    2004年 - 2005年

    制度名:科学研究費助成事業

    研究種目:基盤研究(B)

    提供機関:日本学術振興会

    丸山 久一, 下村 匠, 上原子 晶久, 佐伯 竜彦, 宮里 心一, 日比野 誠, 桜田 良治

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    配分額:14500000円 ( 直接経費:14500000円 )

    1.混和材を用いたモルタル供試体の塩化物イオン拡散係数を測定し,混和材の種類,置換率や炭酸化の影響について検討した.空隙量と細孔比表面積をパラメータとした拡散係数推定式を提案した.
    2.塩害環境の定量的把握を目的として,構造物への飛来塩分量とコンクリートへの塩分浸透量の関係について新潟県十数か所において暴露試験を行った.飛来塩分として供給された量の一定の割合がコンクリート内へ浸透していること,モルタル供試体を比較的短期間暴露することで長期的なコンクリートへの塩分浸透量を推定できる可能性があることを明らかにした.
    3.構造物各部位への塩分の飛来状況を新潟県沿岸のいくつかの橋梁において現地計測した.その結果,飛来塩分の通過量は構造物周辺で空間的に変化していること,橋桁の海側と陸側の壁面では到達塩分量は異なること,壁面における到達塩分量は大気中を輸送される塩分量より少ないことを明らかにした.また,それらの塩分の飛来状況を数値シミュレーションにより再現する方法を検討した.
    4.石川県沿岸部にある約150箇所の既存鉄筋コンクリート構造物の塩害状況を調査した.さらに地域毎で劣化グレードを整理し,飛来塩分量および塩分浸透量の実測値と比較した.その結果を踏まえ,各地域の気象条件(風向と風速)を考慮した塩害照査方法を提案した
    5.各種表面被覆材,表面改質材によるコンクリート中への塩分浸透の抑制効果を定量評価した.
    6.北東北地方に立地する鉄筋コンクリート製橋梁を対象に,凍結防止剤による塩害の実態を調査し,凍結防止剤による塩害の影響は同一構造物内でも局所的であること,さらに表面塩化物イオン量は供用年数や橋長の影響を受ける可能性が高いことを明らかにした.
    7.岩肌や法面の保護工事に用いる吹付けモルタルの,塩害,凍結融解の気象作用による複合劣化抵抗性について,電気泳動法に基づく急速塩化物イオン透過性試験により検討した.

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  • 長期耐久性を有するセメント材料の開発

    研究課題/領域番号:14655161

    2002年 - 2003年

    制度名:科学研究費助成事業

    研究種目:萌芽研究

    提供機関:日本学術振興会

    久田 真, 佐伯 竜彦

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    配分額:2900000円 ( 直接経費:2900000円 )

    本研究課題では、長期間供用しても充分に耐久的で、竣工時と同程度あるいはそれ以上の耐久性を持続可能なコンクリートの製造が可能となる材料あるいは配合条件を提案することを目的とした。
    平成15年度においては、平成14年度に試作したセメント6種類(通常の普通ポルトランドセメントならびに高ビーライト系の2種類のセメントクリンカーを、比表面積で3500、2500および2000cm^2/gレベルの3水準に粉砕して製造したもの)を対象とし、水セメント比を変化させてモルタル硬化体を作製し、強度発現性状と六価クロムの溶出挙動について検討を行った。
    このほか、比表面積で600、1200、2000cm^2/gおよび3500cm^2/gレベルの4水準に粉砕して製造したセメントを用いた硬化モルタルの強度特性に関する調査を実施し、以下の知見を得た。
    (1)比表面積で600、1200および2000cm^2/gレベルのセメントを用いた硬化モルタルの圧縮強度の発現は、水中養生期間5年後も増加傾向にあり、市販セメントよりも高い強度を示した。この結果から、比表面積の小さい粗粒セメントは、現在市販されているセメントよりも長期的な強度発現において優位性を有していることが示唆された。
    (2)粗粒セメントの使用方法として、異なる比表面積のセメントを混合することにより、モルタル硬化体の初期強度発現性の遅延を補完できる可能性が見出された。
    (3)試作セメントの強度発現は極めて緩やかであり、その原因は市販セメントよりも小さい比表面積にある。したがって、粗粒セメントの耐久性上の優位性を示すには、今後も継続して実験を実施する必要がある。なお、継続実験の必要性は六価クロム溶出に関する検討についても同様である。

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  • コンクリートからのカルシウムイオンの溶出メカニズムと各種要因の影響

    研究課題/領域番号:12450177

    2000年 - 2002年

    制度名:科学研究費助成事業

    研究種目:基盤研究(B)

    提供機関:日本学術振興会

    久田 真, 佐伯 竜彦

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    配分額:8400000円 ( 直接経費:8400000円 )

    当該研究課題の最終年度にあたる平成14年度の研究では,水質の違いとしてpHの違いに着目し,これがカルシウムイオンの溶出に及ぼす影響について検討を行った。また,長期間の供用によりカルシウムの溶出が生じているコンクリート構造物から試料を採取し,その物性を把握するとともに,カルシウムの溶出による塩化物イオン浸透抵抗性の変化について検討を行った。
    1.pHの違いがカルシウムの溶出によるコンクリートの物性変化に及ぼす影響
    セメントペーストによる薄片供試体にpHの異なる水溶液(模擬酸性雨)を作用させた場合の,硬化体内部の水和物量ならびに曲げ強度試験の結果およびこれらの関連性を検討した。その結果,淡水中でのモルタルおよびコンクリートの水和物量の変化と同様に,模擬酸性雨が作用したセメント硬化体中の水和物は,AFm, Ca(OH)_2およびCSHの順に減少してゆくことを明らかにし,Ca(OH)_2の消失する時点でのCSH残留量は曝露溶液のpHによって異なることが判明した。また,模擬酸性雨が作用したセメントペースト硬化体中は,水和物の減少にともなって曲げ強度が低下すること,およびCa(OH)_2が消失しても硬化体の曲げ強度はある程度は残留するが,CSHが残留していても曲げ強度が得られなくなるほど硬化体が軟化する場合があることを明らかにした。
    2.実構造物におけるカルシウムの溶出状況と塩化物イオン浸透抵抗性の変化
    長期間を経たコンクリート構造物からの溶脱について,Ca(OH)_2,CSHおよびAFmなどの水和物の減少程度にはある一定の関係性があり,空隙量の増加程度にも相関性が見出された。また,コンクリートの塩化物イオン浸透抵抗性と溶脱の程度との関連性について考察した結果,溶脱によるコンクリート微細組織の電気的性質の変化が,コンクリートの塩化物イオン浸透抵抗性に関与している可能性があることが判明した。

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  • 中性化-塩害の複合劣化進行予測手法の開発に関する研究

    2000年 - 2001年

    制度名:科学研究費補助金(奨励研究A)

    提供機関:文部科学省

    佐伯 竜彦

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

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  • 建築物の電磁波透過性評価と耐電磁波特性を有する空間実現の手法に関する研究

    研究課題/領域番号:11490011

    1999年 - 2001年

    制度名:科学研究費助成事業

    研究種目:基盤研究(B)

    提供機関:日本学術振興会

    宮川 道夫, 金井 靖, 佐伯 竜彦, 石井 望

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    配分額:13000000円 ( 直接経費:13000000円 )

    1.一般に大きくて重く、組成も不均一で表面も平滑ではない建築材料の複素誘電率を自由空間で計測する「モデルを利用した自由空間定在波法」を開発した。この方法は、自由空間に立てて置いた材料に電磁波を照射して、定在波分布を計測する。同時に、波源、反射波源、散乱波源からなる当該計測系のモデルを考える。アンテナ-材料間の距離も変数として、このモデルによる定在波分布と実測した定在波分布が一致するように最小自乗法でモデルパラメータを決定する。得られたパラメータから散乱のない状態での定在波分布が求まり、この分布を実測結果としてミューラー法により複素誘電率を決定する。材料のサイズが600mmX600mm以上あれば、少なくとも実験した850〜2400MHzの範囲では非常に精度の高い測定が可能であった。
    2.単独では損失の大きくない2種類の誘電体を張りあわせることにより複合化した材料を考える。両者の張りあわされる面には凹凸を考え、その形状も一つの材料設計のパラメータとする。2種類の誘電体材料として建物に必要な建築学的観点から建築材料を選び、その複素誘電率が既知であるとする。この状態で特に透過率を高くすべき周波数、あるいは極力遮断すべき周波数が建物に要求される時、最もよく目的を達成するような複合建築材料を設計する技術を開発した。
    3.平板の建築材料に一定間隔でスリットを設けた構造を考える。この場合、構造性に基づいて電磁波透過特性に周波数依存性が現れるが、この周波数依存性を電磁波透過特性の調節に利用する可能性を明らかにした。このような構造体では、電磁波透過特性の調節のほか、空気の流れや光の透過も同時に調節可能で、情報化時代の新しい建築技術として活用できる知識となる。

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  • 等価拡散係数を用いたコンクリートの塩分浸透予測に関する基礎的研究

    1997年 - 1998年

    制度名:科学研究費補助金

    提供機関:文部科学省

    佐伯 竜彦

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

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  • 促進中性化試験の促進倍率に関する基礎的研究

    1996年

    制度名:科学研究費補助金(奨励研究A)

    提供機関:文部科学省

    佐伯 竜彦

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

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  • コンクリートの高性能化の観点からみた混和材の総合評価

    研究課題/領域番号:08455206

    1996年

    制度名:科学研究費助成事業

    研究種目:基盤研究(B)

    提供機関:日本学術振興会

    長瀧 重義, 佐伯 竜彦

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    配分額:6700000円 ( 直接経費:6700000円 )

    本研究は,コンクリートの高性能化および産業副産物の有効利用の観点から,高炉スラグ微粉末,フライアッシュおよびシリカフューム等の無機系微粒子材料を用いたコンクリートの高性能化について,材料および物性の両側面から総合的な評価を行ったものである。
    本研究を通じて得られた主な所見を以下に示す。
    (1)無機系微粒子を用いたフレッシュモルタルの流動性に関する検討においては,粉体の粒度特性を種々変化させ,高流動コンクリートの性状に大きな影響を与えるモルタル部分の塑性粘度および降状値について,その変化を把握することにより,塑性粘度および降伏値に影響を与える要因について検討を行った。その結果,モルタルの降伏値は余剰水量を支配するn値の影響を大きく受けること,塑性粘度はブレーン比表面積の影響を受け,それは余剰水膜圧と高性能減水剤の吸着量の複合効果によることなどを明らかにした。
    (2)各種混和材の混合使用に関する検討においては,フライアッシュとシリカフュームを混合使用した場合,(1)水結合材比が0.3程度以下の配合条件においては,高性能AE減水剤を用いることにより,高い流動性を持つコンクリートを製造することが可能であること,(2)長期材齢においては,混和材を用いない普通コンクリートよりも高強度が得られること,などを明らかにした。
    (3)その他の無機系微粒子材料コンクリートへの適用可能性に関する検討においては,雲山普賢岳およびフィリピンピナツボ火山よりそれぞれ採取された火山灰を用いたモルタルを作製し,その流動性ならびに硬化体の強度特性を測定した。その結果,火山灰の材料的性質は,採取地によらず,フライアッシュに近似した化学組成を持つこと,セメントを火山灰で 10%程度置換した場合のモルタルの流動性ならびに強度特性は,フライアッシュを 25%程度置換したモルタルのものとほぼ同等であることなどを明らかにした。

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  • 非破壊試験によるコンクリート複合構造の健全度評価の提案

    研究課題/領域番号:07555133

    1995年 - 1996年

    制度名:科学研究費助成事業

    研究種目:基盤研究(A)

    提供機関:日本学術振興会

    長瀧 重義, 久田 真, 大即 信明, 三木 千寿, 佐伯 竜彦, 鎌田 敏郎

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    配分額:1100000円 ( 直接経費:1100000円 )

    本研究では、非破壊試験によるコンクリート複合構造の健全度評価法に関する検討を行い、以下に示す成果を得た。
    (A)非破壊試験によるコンクリートのひび割れ評価法に関する研究
    構造物表面に開口部を持つひび割れについては、ヒ-タによる加熱を施した後のコンクリート表面の温度分布をサーモグラフィにより把握することによって、構造物に対して非接触でひび割れの深さ方向の規模を評価する手法を提案した。一方、構造物表面に開口部を持たないコンクリート内部のひび割れについては、コンクリート表面において超音波を入射し、コンクリート底面から発生したひび割れにより遮断される底面反射波の受振振幅の減少量を評価値とすることにより、ひび割れ高さが推定できることを明らかにした。
    (B)非破壊試験によるコンクリート部材の剥離評価法に関する研究
    コンクリート打継目に発生する剥離の検出には、超音波法を適用し、打継目からの反射エコーに着目するのが有効であり、得られたエコー高さ比を用いることにより剥離面積を推定することが可能であることを明らかにした。一方、鋼-コンクリート間の剥離については、鋼板表面を液体窒素により冷却した後の表面温度の変化をサーモグラフィにより把握することによって、剥離の発生箇所の推定および剥離厚さの程度を定性的に評価する手法の提案を行った。
    (C)非破壊試験によるコンクリートの材料劣化の評価法に関する研究
    コンクリート材料の劣化としてモルタル部分および粗骨材-モルタル間の境界層部分の劣化に着目し超音波を用いた評価指標の検討を行い、(1)モルタル部分のみに劣化が生じている場合およびモルタル部分と粗骨材-モルタル間の境界層部分のいずれにも劣化が生じている場合は超音波伝播速度によって、また(2)粗骨材-モルタル間の境界層部分のみに劣化が生じている場合は受振波の周波数特性値を用いることによってそれぞれ劣化程度の評価が可能となることを明らかにした。

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  • 水分の供給を受けるコンクリートの中性化進行予測手法の開発

    1994年

    制度名:科学研究費補助金(奨励研究A)

    提供機関:文部科学省

    佐伯 竜彦

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

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  • 促進試験中のセメントの水和がコンクリートの中性化速度に及ぼす影響に関する研究

    1993年 - 1994年

    制度名:科学研究費補助金

    提供機関:文部科学省

    佐伯 竜彦

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

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  • 降雨により水分の供給を受けるコンクリートの中性化の機構

    研究課題/領域番号:03750406

    1991年

    制度名:科学研究費助成事業

    研究種目:奨励研究(A)

    提供機関:日本学術振興会

    佐伯 竜彦

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    配分額:700000円 ( 直接経費:700000円 )

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担当経験のある授業科目

  • 卒業研究

    2021年
    -
    現在
    機関名:新潟大学

  • 卒業研修

    2021年
    -
    現在
    機関名:新潟大学

  • 技術英語II

    2021年
    -
    現在
    機関名:新潟大学

  • 卒業研修

    2019年
    機関名:新潟大学

  • 社会基盤設計基礎

    2018年
    -
    現在
    機関名:新潟大学

  • 社会基盤工学実験I

    2018年
    -
    現在
    機関名:新潟大学

  • 工学リテラシー入門(力学分野)

    2017年
    -
    現在
    機関名:新潟大学

  • 水理学実験

    2017年
    機関名:新潟大学

  • リメディアル演習

    2017年
    機関名:新潟大学

  • コンクリート構造工学

    2016年
    -
    現在
    機関名:新潟大学

  • コンクリート工学Ⅱ

    2016年
    -
    現在
    機関名:新潟大学

  • 建設材料学

    2015年
    -
    現在
    機関名:新潟大学

  • コンクリート工学Ⅰ

    2015年
    -
    現在
    機関名:新潟大学

  • 技術英語入門

    2015年
    -
    2016年
    機関名:新潟大学

  • リメディアル演習(建設数学)

    2015年
    機関名:新潟大学

  • 環境科学演習Ⅲ

    2015年
    機関名:新潟大学

  • 卒業研究又は設計

    2014年
    -
    現在
    機関名:新潟大学

  • 卒業研修又は基礎設計

    2014年
    -
    現在
    機関名:新潟大学

  • 自然科学総論Ⅴ

    2014年
    機関名:新潟大学

  • 都市人間環境学Ⅰ

    2013年
    -
    2015年
    機関名:新潟大学

  • 環境科学特定研究Ⅲ

    2013年
    -
    2015年
    機関名:新潟大学

  • 環境科学特定演習Ⅲ

    2013年
    -
    2015年
    機関名:新潟大学

  • 研究発表演習Ⅲ(中間発表)

    2013年
    -
    2015年
    機関名:新潟大学

  • 研究発表演習Ⅲ(学外発表)

    2013年
    -
    2015年
    機関名:新潟大学

  • 環境科学セミナーⅢ

    2013年
    -
    2015年
    機関名:新潟大学

  • 環境科学総合演習Ⅲ

    2013年
    -
    2015年
    機関名:新潟大学

  • 環境科学特定研究

    2013年
    機関名:新潟大学

  • 環境学入門

    2010年
    -
    2011年
    機関名:新潟大学

  • 工学リテラシー入門(建設学科)

    2009年
    -
    2016年
    機関名:新潟大学

  • 社会基盤プロジェクト・マネージメント

    2008年
    -
    現在
    機関名:新潟大学

  • 建設構造材料論Ⅱ

    2008年
    -
    現在
    機関名:新潟大学

  • 社会基盤工学概論

    2008年
    -
    現在
    機関名:新潟大学

  • スタディスキルズ(建設)

    2008年
    機関名:新潟大学

  • コンクリート工学特論

    2007年
    -
    現在
    機関名:新潟大学

  • 技術英語II

    2007年
    -
    2018年
    機関名:新潟大学

  • 材料・構造実験

    2007年
    -
    2017年
    機関名:新潟大学

  • 社会基盤基礎設計

    2007年
    -
    2017年
    機関名:新潟大学

  • くらしと環境

    2007年
    -
    2016年
    機関名:新潟大学

  • コンクリート構造工学II

    2007年
    -
    2015年
    機関名:新潟大学

  • コンクリート構造工学I

    2007年
    -
    2015年
    機関名:新潟大学

  • 土木材料学II

    2007年
    -
    2014年
    機関名:新潟大学

  • 土木材料学I

    2007年
    -
    2014年
    機関名:新潟大学

  • 建設構造材料論II

    2007年
    機関名:新潟大学

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