2024/12/21 更新

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ヤギヌマ ヒロトシ
柳沼 宏寿
YAGINUMA Hirotoshi
所属
教育研究院 人文社会科学系 教育学系列 教授
教育学研究科 教科教育専攻 教授
教育学部 芸術環境講座 教授
職名
教授
外部リンク

学位

  • 博士(教育学) ( 2011年9月   新潟大学 )

研究分野

  • 人文・社会 / 教科教育学、初等中等教育学

経歴(researchmap)

  • 新潟大学   現代社会文化研究科 人間形成研究専攻   教授

    2012年4月 - 現在

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  • 新潟大学   教育学研究科 教科教育専攻   教授

    2012年4月 - 現在

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  • 新潟大学   教育学部 芸術環境講座   教授

    2012年4月 - 現在

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  • 新潟大学   教育学部 芸術環境講座   准教授

    2005年11月 - 2012年3月

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経歴

  • 新潟大学   教育学部 芸術環境講座   教授

    2012年4月 - 現在

  • 新潟大学   教育学研究科 教科教育専攻   教授

    2012年4月 - 現在

  • 新潟大学   現代社会文化研究科 人間形成研究専攻   教授

    2012年4月 - 現在

  • 新潟大学   教育学部 芸術環境講座   准教授

    2005年11月 - 2012年3月

 

論文

  • 「子どもが思い描いた戦争」と「子どもの目に映った戦争」 査読

    柳沼 宏寿

    美術教育 : 日本美術教育学会学会誌   ( 304 )   18 - 27   2020年

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:日本美術教育学会学会誌編集委員会  

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  • ヴァルネラビリティからレジリエンスへの映像メディア表現:~本宮方式映画教室運動に見る地域創生力~ 査読

    柳沼 宏寿

    美術教育学研究   49 ( 1 )   417 - 424   2017年

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:大学美術教育学会  

    <p>本研究の目的は,現代社会の様々な領域に指摘される「ヴァルネラビリティ(脆弱性)」に対して,映像メディア表現がそれを乗り越え,「レジリエンス(回復,復元力)」へつながる構造を開示することである。本論では,昭和中期に興った映画鑑賞に関する実践「本宮方式映画教室運動」に焦点を当てる。それは,劣悪な教育環境下にあった戦後の日本において,学校・保護者・地域社会が連携して構築した教育システムである。その原動力は,母親を中心として組織された「青いえんぴつの会」であった。本論では,まず,当時本宮小学校教諭として実践を推進した岡部司(おかべ つかさ)の著書や,当時の母親達から情報を得ながら,「本宮方式」の方法論やその教育的意義を浮き彫りにした。また,それをマクルーハンのメディア論の視点から分析し,ヴァルネラビリティからレジリエンスを引き出す手がかりを得ている。</p>

    DOI: 10.19008/uaesj.49.417

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  • 多様化時代を拓く映像メディア表現の「学びの構造」:オーストラリアにおける多文化主義政策の推移を基に 査読

    柳沼 宏寿

    美術教育学:美術科教育学会誌   38 ( 0 )   455 - 464   2017年

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:美術科教育学会  

    本研究の目的は,多様化する社会における映像メディア表現の教育的価値を明らかにすることにある。多様化という課題については,先進国とも言えるオーストラリアに着目し,多文化主義政策の変遷を振り返りながら,現在,新自由主義の影響下でどのような課題を抱えているのかを明らかにするとともに,その克服へ向けての映像メディア表現の可能性に言及する。特に本論では,これまでの研究で明らかになった映像メディアのエンパワーメントとして機能する様相をマクルーハンのメディア論を援用しながら分析し,映像メディア独特の「学びの構造」を明示する。

    DOI: 10.24455/aaej.38.0_455

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  • 震災後に見る"映像メディアによる表現"の力:~PTSDからPTGへのレジリエンス~ 査読

    柳沼 宏寿

    美術教育学研究   48 ( 1 )   393 - 399   2016年

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:大学美術教育学会  

    本研究は,美術教育における「映像メディアによる表現」の意義と可能性を探ることを目的としている。その一環として,論者は子どもたちの映像作品制作支援や,制作した映画を映画館で上映する企画を6年程継続してきた。以来,出品作の中には震災をテーマに据えたものが毎年出品されている。また,その中には「PTSD(Post Traumatic Stress Disorder;心的外傷後ストレス障害)からPTG(Posttraumatic Growth;心的外傷後成長)へ」をスローガンとして映画制作に取り組んだ小学校の実践も含まれている。本論では,まず,アメリカを中心に研究が進んでいるPTGの知見を参照する。そしてPTGの心理過程に「映像メディアによる表現」がどのように関わっていくことが可能なのかについて考察する。特に,PTGにとって重要な概念である「レジリエンス」について先行研究から分析し,美術教育の方法論へつなげたい。

    DOI: 10.19008/uaesj.48.393

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  • 地域社会との連携によって培われる実践的指導力〜日本海夕日アートプロジェクトの取り組みを通して〜 査読

    柳沼宏寿

    大学美術教育学会誌   ( 第43号 )   359 - 366   2011年3月

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    担当区分:筆頭著者  

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  • シネリテラシーの教育的意義 : シネリテラシーフェスタin新潟の取り組みを中心に 査読

    柳沼 宏寿

    美術教育学:美術科教育学会誌   32 ( 0 )   429 - 439   2011年

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:美術科教育学会  

    「シネリテラシー」とは,映画の読解と製作を通して学習意欲を高める教育である。本論の目的は,その教育学的意義を具体的実践と社会学的考察を基に検証するとともに,「映像メディアによる表現」を活性化するための手がかりを得ることにある。実践としては,2009年に新潟市の映画館と連携して「シネリテラシーフェスタin新潟」を企画運営した。理論的考察としては,マクルーハンのメディア論,デューイ・ミード・デールらのプラグマティズム,フレイレの思想などを手がかりとした。結論として,映画のメディアとしてのメッセージ性が子どもの社会的自我形成に関与していることや,子どもの表現を学校・家庭・社会の三者が支えている構図に教育学的意義を見出した。

    DOI: 10.24455/aaej.32.0_429

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  • 美術教育におけるリテラシーに関する考察 査読

    柳沼 宏寿

    美術教育学:美術科教育学会誌   30 ( 0 )   425 - 437   2009年

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:美術科教育学会  

    新学習指導要領はOECDのPISA調査が大きく影響している。本論は,PISA調査の理論的支柱である「キー・コンピテンシー」やその中心的な学力概念としての「リテラシー」について考察し,美術教育における意味と可能性を提言するものである。まず,論の前半ではPISA型学力観におけるリテラシーに「前向きな姿勢」を育成する視点があったことを明らかにする。後半ではジルーのリテラシー分類に基づきつつ「発達の最近接領域」や「批判的リテラシー」などの知見を手がかりに考察を進め,具体的実践において「気づき」をもたらすしかけが重要であることに言及している。

    DOI: 10.24455/aaej.30.0_425

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  • 地域の環境形成に関わるアートプロジェクトの可能性 査読

    丹治嘉彦, 柳沼宏寿

    大学美術教育学会誌   ( 39 )   215 - 222   2007年3月

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    担当区分:責任著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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  • 理論と実践の架橋に拓かれる地平 招待

    柳沼 宏寿

    美術教育学:美術科教育学会誌   28 ( 0 )   453 - 465   2007年

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:美術科教育学会  

    DOI: 10.24455/aaej.28.0_453

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  • 美術教育における物語論的転回〜ナラティブ・アプローチの可能性〜 査読

    柳沼宏寿

    大学美術教育学会誌   ( 36 )   473 - 480   2004年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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  • 新自由主義的教育改革と美術教育 査読

    柳沼宏寿

    大学美術教育学会誌   ( 35 )   471 - 478   2003年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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  • 美術教育における実践の芸術性 査読

    柳沼宏寿

    大学美術教育学会誌   ( 34 )   478 - 494   2002年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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  • 創造への自由 査読

    柳沼 宏寿

    美術教育学:美術科教育学会誌   23 ( 0 )   257 - 268   2002年

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:美術科教育学会  

    The purpose of this paper is to present new ideas in art education through the feedforward concept. It is my belief that modern children have lost their independence and sense of beauty because the structure of modern society has brought about a change in our senses. I feel that the meaning of freedom is generally misunderstood and that we are heavily influenced by the media. I believe that children's expression has become passive as a result and that children need to develop a `positive attitude' towards self expression. This `positive attitude' is fundamental in developing `freedom in creation' . In this thesis, I will emphasise the role of the feedforward concept in order to recover this `positive attitude ' . Through the feedforward concept we can take an objective position and be conscious of the fundamentals of artistic expression. A course can be found to apply this concept to art education enabling students to find `freedom in creation' .

    DOI: 10.24455/aaej.23.0_257

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  • 芸術の自己創出をめざして〜第三世代システム論からの美術教育〜 査読

    柳沼宏寿

    大学美術教育学会誌   ( 33 )   407 - 413   2001年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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  • 認知的方略の自覚化を通した美術教育 査読

    柳沼宏寿

    教育美術   61 ( 8 )   16 - 38   2000年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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  • 芸術生成としての「ゆらぎ」〜生命論パラダイムからの美術教育〜 査読

    柳沼宏寿

    大学美術教育学会誌   ( 31 )   255 - 262   1999年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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  • 東洋思想・もの派の可性〜即の論理からの美術教育〜 査読

    柳沼宏寿

    大学美術教育学会誌   ( 31 )   255 - 262   1999年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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  • 収束と拡散を越えて 査読

    柳沼宏寿

    アートエデュケーション   ( 28 )   79 - 90   1998年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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  • DCSモデルによる授業シス テム論〜フィードフォワード制 御の自覚化へ向けて〜 査読

    柳沼宏寿

    大学美術教育学会誌   ( 30 )   77 - 86   1998年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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  • 芸術的表現行為におけるフィードフォワード制御機構 : 認知心理学的視点による表現パラダイム再考 査読

    柳沼 宏寿

    美術教育学:美術科教育学会誌   19 ( 0 )   349 - 360   1998年

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:美術科教育学会  

    DOI: 10.24455/aaej.19.0_349

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  • 授業研究におけるフィードフ ォワード概念の可能性 査読

    柳沼宏寿

    アートエデュケーション   ( 27 )   50 - 59   1997年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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  • 美術教育における「美的人間 」再考〜美術教育史の展開とフ ィードフォワード概念〜 査読

    柳沼宏寿

    大学美術教育学会誌   ( 29 )   127 - 135   1997年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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  • フィードフォワード概念によ る美術教育の再構築〜芸術的表 現活動へのサイバネティクス〜 査読

    柳沼宏寿

    大学美術教育学会誌   ( 28 )   205 - 213   1996年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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MISC

  • 日本海夕日アートプロジェクトの実践:地域性を生かした造形活動として

    柳沼 宏寿

    美術教育   2008 ( 291 )   94 - 101   2008年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本美術教育学会  

    DOI: 10.11356/arted1951.2008.94

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  • 創造的な講義を目指して

    柳沼 宏寿, Yaginuma Hirotoshi

    大学教育研究年報   ( 12 )   37 - 41   2007年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:新潟大学大学教育開発研究センター  

    The present article was written to describe how I now organize my lectures upon receiving the Niigata University President's Education Award for 2006. First, I always pay attention to the students' characteristics in organizing my lectures. Then, taking their characteristics into account, I try to motivate them and raise their interest in order to facilitate their acquisition of the specialized knowledge that is desired in university education. For that purpose, each of my lectures are organized paying special attention to the following two points : 1) Promote the bidirectional exchange of ideas by asking students questions and discussing their reports in class and 2) Discuss my own field of specialization from a point of view that is applicable to al1 fields of study. In my case, I shed light on my specialized field of art education from the point of view of life theory and create my lecture content and methodologies accordingly.

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    その他リンク: http://hdl.handle.net/10191/17136

受賞

  • 平成18年度新潟大学学長教育賞

    2007年3月   新潟大学   創造的な講義を目指して

    柳沼宏寿

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  • 第50回読売教育賞最優秀賞

    2001年7月   読売新聞社   教育芸術として立ち上げる総合学習〜原田真二さんとのコラボレーション〜

    柳沼宏寿

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  • 第35回教育美術賞(佐竹賞)

    2000年7月   教育美術第61巻第8号(財団法人教育美術振興会)   認知的方略の自覚化を通した美術教育

    柳沼宏寿

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共同研究・競争的資金等の研究

  • メタ認知的方略を組込んだ表現活動における資質・能力の形成分析と学習モデルの開発

    研究課題/領域番号:21K02515

    2021年4月 - 2024年3月

    制度名:科学研究費助成事業 基盤研究(C)

    研究種目:基盤研究(C)

    提供機関:日本学術振興会

    柳沼 宏寿

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    配分額:3900000円 ( 直接経費:3000000円 、 間接経費:900000円 )

    本研究の目的は,基本的に「表現活動にメタ認知的方略の機会を取り入れる授業方法を構造化し,前向きな資質・能力の形成が促進されることを実践的に検証する。」である。研究推進の三ヵ年計画としては,(1年次)「メタ認知的方略」の構造化に関する理論研究。(2年次)授業分析によるメタ認知の図式化。(3年次)美術教育におけるメタ認知に関する国際比較研究を通した一般化。と整理される。1年次の研究は,「メタ認知的方略」という概念の構造化を目指し,幼稚園及び小学校の教員と連携を図って実践を通した理論分析を行った。幼稚園では「子どもの環境と表現行為」という視点からの授業実践を認知的側面から分析した。この分析を通して,環境設定の中でも特に「自然」に関わる事象が認知的な循環を活性化させ,メタ認知的活動が創出される傾向が見られた。また,小学校では,「光」を素材とした造形表現を事例として,「物語」や「ICT機器の利用」の場面にメタ認知的視座の創出が見られた。これらの実践を通して,子どもの資質が環境の在りようと相まっているものであるという,教育的な必要条件が浮き彫りにされた。また,子どもの資質とは五感の覚醒が起点となっていることも明確になった。これまでの過去の研究では,子どもの想起する「イメージ」が表現行為を誘発するフィードフォワード制御として機能していることがわかっていたが,今回の考察を通し,「イメージ」想起の契機として「自然環境」「物語」「ICT機器」という三つのキーワードが浮上してきた。この三つは授業方法の改善に直結すること,また,この三つが「メタ認知的方略」の創出に関わっている構造を図式的に可視化できたことは一年次の研究成果である。一方で,「メタ認知的方略」と「前向きな資質・能力」との関連やつながりについては,更なる分析と整理が必要である。2年次以降の研究に反映させていきたい。

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  • スクリーンリテラシーの日豪比較研究~多文化主義政策の「学びの構造」分析を通して~

    研究課題/領域番号:26381182

    2014年4月 - 2017年3月

    制度名:科学研究費助成事業 基盤研究(C)

    研究種目:基盤研究(C)

    提供機関:日本学術振興会

    柳沼 宏寿

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    配分額:4550000円 ( 直接経費:3500000円 、 間接経費:1050000円 )

    本研究は、映像メディア表現の教育的価値を日本とオーストラリアの比較研究によって明らかにするものである。まず、多文化主義のオーストラリアに生じている問題を克服する上で、映像メディア表現が重要な役割を果たしたことが明確になった。特に、新自由主義がもたらす格差という事態に対し、映像の特質が有効に働いた。それは、映像には「メタ認知」と「エンパワーメント」をもたらす効果があることが主な要因である。そのような「学びの構造」は、認知的側面と社会的側面の双方からもたらされる。本研究成果は、これからのグローバル社会における教育に大きく貢献することが期待される。

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  • 「映像メディアによる表現」の教育的効果に関する研究~日豪のシネリテラシーを基に~

    研究課題/領域番号:23531170

    2011年 - 2013年

    制度名:科学研究費助成事業 基盤研究(C)

    研究種目:基盤研究(C)

    提供機関:日本学術振興会

    柳沼 宏寿

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    配分額:3510000円 ( 直接経費:2700000円 、 間接経費:810000円 )

    本研究の目的は、「映像メディアによる表現」の教育的意義を明らかにすると共に、その成果を教育現場へ反映させることである。そのために、まず、オーストラリアの「シネリテラシー」という実践を調査して日本の実践へ反映させようとした。また、毎年全国公募による上映会やシンポジウム等の実践も並行して行った。これらの実践と研究により、「映像メディアによる表現」の意義について次の二つが明らかになった。一つ目は映像メディアのメディアとしての特質が子どもの学習意欲を喚起すること、二つ目は<学校・家庭・地域>を取り込んで学習環境を整備する効果があることである。また、本研究の推進により今後の日豪交流の基盤も形成された。

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担当経験のある授業科目

  • 幼児と表現

    2024年
    -
    現在
    機関名:新潟大学

  • 美術科教育法(中等)IV

    2024年
    -
    現在
    機関名:新潟大学

  • 美術科教育法(中等)I

    2024年
    -
    現在
    機関名:新潟大学

  • 教育実践体験研究I

    2022年
    -
    2023年
    機関名:新潟大学

  • 教育実践体験研究IV

    2022年
    -
    2023年
    機関名:新潟大学

  • 教育実践体験研究II

    2022年
    -
    2023年
    機関名:新潟大学

  • 教育実践体験研究III

    2022年
    -
    2023年
    機関名:新潟大学

  • 卒業研究

    2021年
    -
    現在
    機関名:新潟大学

  • 地域芸術資源開発

    2021年
    機関名:新潟大学

  • 美術教育論

    2021年
    機関名:新潟大学

  • 地域芸術実践I

    2021年
    機関名:新潟大学

  • 地域芸術実践B

    2021年
    機関名:新潟大学

  • 初等教育実習I(事前・事後指導)

    2020年
    -
    現在
    機関名:新潟大学

  • 初等教育実習II(事前・事後指導)

    2020年
    -
    2022年
    機関名:新潟大学

  • 中等教育実習II(事前・事後指導)

    2020年
    機関名:新潟大学

  • 中等教育実習I(事前・事後指導)

    2020年
    機関名:新潟大学

  • 地域芸術資源開発

    2019年
    -
    2021年
    機関名:新潟大学

  • 課題研究Ⅲ

    2019年
    機関名:新潟大学

  • 地域美術文化特論

    2018年
    -
    現在
    機関名:新潟大学

  • 美術教育実践研究

    2018年
    -
    現在
    機関名:新潟大学

  • 地域芸術開発論

    2018年
    -
    2020年
    機関名:新潟大学

  • 課題研究Ⅱ

    2018年
    機関名:新潟大学

  • 課題研究Ⅰ

    2018年
    機関名:新潟大学

  • 地域美術文化演習

    2017年
    -
    現在
    機関名:新潟大学

  • 人間形成文化論総合演習

    2017年
    機関名:新潟大学

  • 人間形成研究総合演習

    2017年
    機関名:新潟大学

  • インテリアデザイン

    2015年
    機関名:新潟大学

  • 特定研究Ⅲ

    2014年
    -
    2022年
    機関名:新潟大学

  • 特定研究Ⅱ

    2014年
    -
    2021年
    機関名:新潟大学

  • 特定研究Ⅰ

    2014年
    -
    2021年
    機関名:新潟大学

  • 地域美術論

    2014年
    -
    2018年
    機関名:新潟大学

  • 地域芸術研究

    2014年
    -
    2018年
    機関名:新潟大学

  • 美術教育研究

    2013年
    -
    現在
    機関名:新潟大学

  • 造形芸術学課題B

    2013年
    -
    2019年
    機関名:新潟大学

  • 美術科教育課題研究III

    2012年
    -
    2016年
    機関名:新潟大学

  • 美術科教育課題研究IV

    2012年
    -
    2016年
    機関名:新潟大学

  • 地域芸術実践I

    2011年
    -
    2021年
    機関名:新潟大学

  • 美術教育論

    2011年
    -
    2021年
    機関名:新潟大学

  • 地域芸術実践B

    2011年
    -
    2021年
    機関名:新潟大学

  • 総合芸術実践I

    2011年
    -
    2017年
    機関名:新潟大学

  • 保育内容の研究演習C

    2011年
    -
    2014年
    機関名:新潟大学

  • 保育内容の研究演習B

    2011年
    -
    2014年
    機関名:新潟大学

  • 学校インターンシップ

    2011年
    機関名:新潟大学

  • 保育内容の研究演習A

    2009年
    -
    2014年
    機関名:新潟大学

  • 造形芸術学課題D

    2009年
    -
    2011年
    機関名:新潟大学

  • スタディ・スキルズN

    2008年
    -
    現在
    機関名:新潟大学

  • 生命論パラダイムからの美術教育

    2008年
    -
    2017年
    機関名:新潟大学

  • 美術教育課題研究

    2007年
    -
    現在
    機関名:新潟大学

  • 美術科教育法(中等)II

    2007年
    -
    現在
    機関名:新潟大学

  • 美術科教育法(中等)III

    2007年
    -
    現在
    機関名:新潟大学

  • 美術科教育法(初等)

    2007年
    -
    現在
    機関名:新潟大学

  • 造形教育論

    2007年
    -
    現在
    機関名:新潟大学

  • 図画工作

    2007年
    -
    2023年
    機関名:新潟大学

  • 卒業研究

    2007年
    -
    2019年
    機関名:新潟大学

  • 造形教育方法論

    2007年
    -
    2019年
    機関名:新潟大学

  • 美術教育課題研究I

    2007年
    -
    2017年
    機関名:新潟大学

  • 美術教育課題研究II

    2007年
    -
    2017年
    機関名:新潟大学

  • 美術科教育特論

    2007年
    -
    2016年
    機関名:新潟大学

  • 美術科教材開発研究特論

    2007年
    -
    2016年
    機関名:新潟大学

  • 美術科教育課題研究II

    2007年
    -
    2015年
    機関名:新潟大学

  • 美術科教育課題研究I

    2007年
    -
    2015年
    機関名:新潟大学

  • 造形芸術学課題C

    2007年
    -
    2011年
    機関名:新潟大学

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教育活動に関する受賞

  • 学長教育賞

    2007年3月   新潟大学  

    受賞者:柳沼宏寿