2024/12/21 更新

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ワタナベ ルリヤ
渡邉 流理也
WATANABE Ruriya
所属
教育研究院 人文社会科学系 教育学系列 准教授
教育学部 教育科学講座 准教授
職名
准教授
外部リンク

学位

  • 博士(教育学) ( 2007年3月   東京学芸大学 )

  • 修士(教育学) ( 2004年3月   東京学芸大学 )

  • 学士(工学) ( 2001年3月   電気通信大学 )

研究キーワード

  • 重症心身障害児 コミュニケーション 発達 生理心理学

研究分野

  • 人文・社会 / 特別支援教育  / 発達生理心理学

  • 人文・社会 / 実験心理学  / 発達科学

経歴(researchmap)

  • 新潟大学   教育学部   准教授

    2016年4月 - 現在

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  • 東海学院大学   人間関係学部 子ども発達学科   講師

    2015年4月 - 2016年3月

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  • 東京学芸大学   教育学部   非常勤講師

    2014年4月 - 2015年3月

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    国名:日本国

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  • 明治学院大学   心理学部 教育発達学科   助手

    2013年5月 - 2015年3月

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経歴

  • 新潟大学   教育学部 教育科学講座   准教授

    2016年4月 - 現在

学歴

  • 東京学芸大学   大学院連合学校教育学研究科   発達支援講座

    2004年4月 - 2007年3月

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  • 東京学芸大学   大学院教育学研究科

    2002年4月 - 2004年3月

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所属学協会

  • 中部人間学会

    2018年4月 - 現在

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  • 日本特別ニーズ教育学会

    2013年4月 - 現在

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  • 日本小児在宅医療研究会

    2009年 - 現在

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  • 日本臨床神経生理学会

    2003年4月 - 現在

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  • 日本重症心身障害学会

    2002年4月 - 現在

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  • 日本特殊教育学会

    2002年4月 - 現在

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  • 日本生理心理学会

    2002年4月 - 現在

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委員歴

  • 日本特別ニーズ教育学会   理事  

    2019年10月 - 現在   

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    団体区分:学協会

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  • 新潟県立新発田竹俣特別支援学校いじみの分校   学校評議員  

    2023年4月 - 現在   

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  • 新潟市医療的ケア運営協議会   委員  

    2023年4月 - 現在   

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    団体区分:自治体

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  • 新潟県立江南高等特別支援学校   学校評議員  

    2023年4月 - 現在   

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  • 新潟県医療的ケア運営協議会   副委員長  

    2023年4月 - 2024年3月   

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    団体区分:自治体

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  • 新潟県立東新潟特別支援学校   評議員  

    2020年4月 - 2023年3月   

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論文

  • 重度の障害のある子どもの教育的ニーズ-重度重複障害児・重症心身障害児と医療的ケア児に焦点を当てて- 招待 査読

    渡邉 流理也

    特別支援教育実践研究学会誌   3 ( 1 )   26 - 35   2023年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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  • インクルーシブな放課後等デイサービスの在り方に関する研究~東京都区内の放課後等デイサービスによる検討~

    中西郁, 大井靖, 日高浩一, 岩井雄一, 丹羽登, 濱田豊彦, 半澤嘉博, 渡邉流理也, 渡邉健治

    十文字学園女子大学研究紀要   51   13 - 28   2021年3月

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    記述言語:日本語  

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  • 特別支援学校と放課後等デイサービス事業所の連携促進へ向けた課題-A市における特別支援学校教員と放課後等デイサービス事業所職員への質問紙調査から―

    渡邉美帆子, 渡邉流理也, 奥住秀之

    新潟大学教育学部研究紀要人文・社会科学編   13 ( 2 )   211 - 218   2021年3月

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    記述言語:日本語  

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  • 重度重複障害児のニーズと教育・支援 招待 査読

    渡邉 流理也

    SNEジャーナル   26 ( 1 )   4 - 16   2020年10月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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  • ウェアラブル型愛カメラとタブレット端末を用いた視線情報遠隔共有システムの開発 査読

    宮地弘一郎, 渡邉流理也, 山口裕嗣

    人間学研究   16   37 - 45   2020年3月

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    記述言語:日本語  

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  • 重症心身障害児の余暇の過ごし方に関する検討:充実した余暇活動の事例を集約することを通して

    松井志帆, 渡邉流理也

    新潟大学教育学部研究紀要人文・社会科学編   12 ( 2 )   151 - 162   2020年3月

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    担当区分:最終著者   記述言語:日本語  

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  • 重度肢体不自由児のためのアイカメラ用ゴーグル開発に関する基礎研究―デジタルファブリケーションを活用した個人用ホルダの作成― 査読

    宮地弘一郎, 蛭田直, 渡邉流理也, 村松浩幸

    人間学研究   16   37 - 45   2018年3月

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    記述言語:日本語  

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  • 高等学校における校内委員会の組織体制と支援機能についての検討―中学校調査との比較を通して―

    中西郁, 日高浩一, 半澤嘉博, 渡邉流理也, 岩井雄一, 丹羽登, 濱田豊彦, 田中謙, 渡邉健治, 喜屋武睦

    十文字学園女子大学研究紀要   48   43 - 56   2018年3月

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  • 肢体不自由特別支援学校在籍児のコミュニケーション機能評価の検討:行動評価とNIRSによる脳機能評価から

    渡邉流理也

    新潟大学教育学部研究紀要人文・社会科学編   10 ( 1 )   31 - 39   2017年10月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   出版者・発行元:新潟大学教育学部  

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  • 中学校における校内委員会の組織体制と支援機能についての検討―小学校調査と比較を通して―

    大鹿綾, 半澤嘉博, 渡邉流理也, 岩井雄一, 丹羽登, 濱田豊彦, 田中謙, 岩田能理子, 渡邉健治

    東京学芸大学紀要総合教育科学系   68 ( 2 )   235 - 244   2017年2月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)   出版者・発行元:東京学芸大学  

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  • 体験活動の経験が学生の教職への進路選択に及ぼす影響 査読

    井陽介, 渡邉流理也, 溝川藍, 藤﨑眞知代

    明治学院大学心理学紀要   26 ( 26 )   13 - 24   2016年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)   出版者・発行元:明治学院大学心理学部  

    本研究では、明治学院大学心理学部教育発達学科の2年次に学科必修科目として実施されている学校現場での体験活動が、学生の教職への進路選択にどのような影響を与えているのかを検討した。結果から、体験活動を通して教職への志望動機が向上した学生の多くが教員採用試験を受験しており、一方で教職への志望動機が低下した学生の6割以上が教員採用試験を受験していないことが明らかになった。また、体験活動を通して教職への志望動機が低下した学生の中にも、その後の教育実習の経験から教職への志望動機が向上した学生もいることが示された。しかし、教育実習後はすでに教員採用試験の出願時期が過ぎていることから、実際には教職への進路選択には結びつかない現状がある。ここから、体験活動の実施中並びにその後のサポートの在り方に加えて、3年次での教育現場での経験の充実についても検討する必要があると思われる。This study examined how an experiential activities program in an actual school setting, a compulsory subject for sophomore in our Department, affects students' career choice in teaching. The results showed that most of the students who were motivated to become teachers by the program took the Japanese Teaching Staff Examination whereas more than 60 % of the students who were demotivated did not. It was also observed that some demotivated students recovered their passion to become teachers after experiencingteaching practice. However, since the deadline for applying for the Japanese Teaching Staff Examinationis set before the students' recovery of passion through the teaching practice program, the current state of affairs is that they will not be able to choose the teaching career. Therefore, it is essential to reconsider how students should be supported during and after the experiential activities, as well as reconsideringthe enhancement of the experience at educational sites during the third year.【原著論文/Original Articles】

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    その他リンク: http://hdl.handle.net/10723/2700

  • 小学校における特別支援教育体制についての検討-校内委員会の組織体制と支援機能を中心として- 査読

    渡邉流理也, 半澤嘉博, 岩井雄一, 丹羽登, 濱田豊彦, 田中謙, 渡邉健治

    SNEジャーナル   21 ( 1 )   157 - 171   2015年10月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:日本特別ニーズ教育学会  

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  • 全国市区町村における特別支援教育の推進体制についての研究 査読

    半澤嘉博, 渡邉健治, 岩井雄一, 濱田豊彦, 渡邉流理也, 田中謙, 中村昌宏, 宮井清香

    SNEジャーナル   19 ( 1 )   161 - 174   2013年10月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:日本特別ニーズ教育学会  

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  • 重症心身障害児の初期コミュニケーションの支援に関する生理心理学的研究 査読

    渡邉流理也

    2007年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:学位論文(博士)  

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  • 重症心身障害児における図形シンボル連鎖による要求表出支援とNIRS支援評価に関する検討

    渡邉流理也, 内山幹雄, 小池敏英

    東京学芸大学紀要総合教育科学系   57   189 - 198   2006年2月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:東京学芸大学  

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    その他リンク: http://ir.u-gakugei.ac.jp/handle/2309/1472

  • 脳酸素機能マッピング(COE)を用いた重症児の教育指導効果の評価法 査読

    渡邉流理也, 大賀愛紀, 小池敏英, 加藤俊徳

    日本重症心身障害学会誌   30 ( 3 )   265 - 270   2005年11月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:日本重症心身障害学会  

    本研究では、重症児1名を対象として、8ヶ月間の意思表出指導による行動変容とCOEの応答特徴の変化について検討を行い、脳形態と言語支援による局所脳機能の促進について考察することを目的とした。その結果、指導を行う前と8ヶ月指導を行った後で、ブローカ野で応答性の局在化が認められた。これは、指導内容が前頭葉機能への負荷に関係しており、言語操作により限局してきた可能性を指摘した。

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  • 高機能広汎性発達障害児における集団活動の評価について―活動内容の適合性と対象児の行動特性との関連に関する検討

    雲井未歓, 渡邉流理也, 小池敏英

    鹿児島大学教育学部研究紀要集   56   89 - 101   2005年5月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

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  • 視覚障害を伴う重症心身障害児における期待心拍反応の生起と脳形態所見との関係 査読

    渡邉流理也, 小池敏英, 加藤俊徳, 鈴木康之

    日本重症心身障害学会誌   29 ( 3 )   231 - 237   2004年11月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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  • 重症心身障害児における視聴覚障害を考慮した期待反応援助に関する研究 査読

    渡邉流理也

    2004年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:学位論文(修士)  

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  • 高選択性近赤外分光機能画像法NIRS-Imagingによるブローカ野の脳血流動態と局在化に関する検討 査読

    加藤俊徳, 小池敏英, 前迫孝憲, 雲井未歓, 大川佳美, 成基香, 渡邉流理也

    臨床脳波   46 ( 1 )   20 - 32   2004年1月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:永井書店  

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    その他リンク: http://search.jamas.or.jp/link/ui/2004104115

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書籍等出版物

  • インクルージョンを進めるために障害児の放課後活動を豊かにしよう~放課後等デイサービスを中心に~

    ( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 第2章 放課後を豊かにする放課後等デイサービスなどの取り組み 重症心身障害児・医療的ケア児への取り組み)

    ジアース教育新社  2024年7月  ( ISBN:9784863716964

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  • 障害者・障害児心理学

    本郷, 一夫, 大伴, 潔( 担当: 分担執筆 ,  範囲: 第7章 身体障害・運動障害の理解と支援,p72-83)

    ミネルヴァ書房  2022年4月  ( ISBN:9784623086238

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    総ページ数:iv, 176p   記述言語:日本語

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  • 小学校教育用語辞典

    細尾, 萌子, 柏木, 智子( 担当: 分担執筆)

    ミネルヴァ書房  2021年5月  ( ISBN:9784623090792

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    総ページ数:xl, 365p   記述言語:日本語

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  • キーワードで読み解く特別支援教育・障害児保育&教育相談・生徒指導・キャリア教育 : 教職課程コアカリキュラム対応版

    橋本, 創一, 三浦, 巧也, 渡邉, 貴裕, 尾高, 邦生, 堂山, 亞希, 熊谷, 亮, 田口, 禎子, 大伴, 潔( 担当: 分担執筆)

    福村出版  2020年4月  ( ISBN:9784571121401

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    総ページ数:238p   記述言語:日本語

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  • 小学校学級担任のためのよくわかるインクルーシブ教育 : 課題解決Q&A

    半澤, 嘉博, 相澤, 雅文( 担当: 分担執筆)

    開隆堂出版  2019年1月  ( ISBN:9784304021602

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    総ページ数:160p   記述言語:日本語

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  • 小・中学校管理職のためのよくわかるインクルーシブ教育 : 課題解決Q&A

    半澤, 嘉博, 忰田, 康之( 担当: 分担執筆)

    開隆堂出版  2019年1月  ( ISBN:9784304021619

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    総ページ数:136p   記述言語:日本語

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  • 子供が学びを深める授業 : 新学習指導要領で目指す授業づくりと発達障害通級指導の実践事例

    新潟大学教育学部附属特別支援学校, 長澤, 正樹, 高木, 幸子(教育学)( 担当: 分担執筆)

    ジアース教育新社  2018年11月  ( ISBN:9784863714809

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    総ページ数:101p   記述言語:日本語

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  • 教育発達学の構築 : 心理学・教育学・障害科学の融合

    藤崎, 眞知代, 松村, 茂治, 水戸, 博道( 担当: 分担執筆)

    風間書房  2015年3月  ( ISBN:9784759920468

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    総ページ数:x, 366p   記述言語:日本語

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  • 知的障害教育における学力問題 : 「学ぶ力」「学んでいる力」「学んだ力」

    丹羽, 登(病弱教育), 岩井, 雄一, 半澤, 嘉博, 中西, 郁, 渡辺, 健治( 担当: 分担執筆)

    ジアース教育新社  2014年11月  ( ISBN:9784863712805

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    総ページ数:213p   記述言語:日本語

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  • インクルージョン時代の障害理解と生涯発達支援

    東京学芸大学特別支援科学講座, 高橋, 智( 担当: 分担執筆)

    日本文化科学社  2007年10月  ( ISBN:9784821073399

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    総ページ数:iv, 240p   記述言語:日本語

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共同研究・競争的資金等の研究

  • 特別支援学校在籍児童生徒の睡眠に関わる生活習慣改善が授業中の学習効率に及ぼす効果

    研究課題/領域番号:22K02764

    2022年4月 - 2026年3月

    制度名:科学研究費助成事業

    研究種目:基盤研究(C)

    提供機関:日本学術振興会

    神村 栄一, 田中 恒彦, 渡邉 流理也, 横堀 壮昭

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    配分額:3900000円 ( 直接経費:3000000円 、 間接経費:900000円 )

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  • 重症心身障害児の刺激受容に関するリアルタイム評価システムの開発

    研究課題/領域番号:22K02738

    2022年4月 - 2026年3月

    制度名:科学研究費助成事業

    研究種目:基盤研究(C)

    提供機関:日本学術振興会

    渡邉 流理也, 宮地 弘一郎

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    配分額:3250000円 ( 直接経費:2500000円 、 間接経費:750000円 )

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  • 重症児者および重度認知症者に対する振動刺激を用いた日中活動支援の効果の検討

    研究課題/領域番号:20K02188

    2020年4月 - 2024年3月

    制度名:科学研究費助成事業 基盤研究(C)

    研究種目:基盤研究(C)

    提供機関:日本学術振興会

    矢島 卓郎, 渡邉 流理也, 雪吹 誠, 荏原 順子

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    担当区分:研究分担者 

    配分額:4160000円 ( 直接経費:3200000円 、 間接経費:960000円 )

    【目的】今年度は、全国の医療型障害児入所施設のより障害程度が重篤な重症児者に対する音楽を活用した療育の実情を明らかにする目的で、療育担当者を対象とした調査を実施した。
    【方法】対象者:全国の公法人立医療型障害児入所施設135箇所の療育担当者、倫理的配慮:目白大学人文社会科学系研究倫理審査委員会の承認、調査:郵送法で実施。
    【結果・考察】① 対象:医療型障害児入所施設で重症児者の療育施設20施設、その療育担当職員38名が回答。主な職域は保育士、生活支援員、音楽療法士など。利用者の分布は大島分類Ⅰが68.6%。② 音楽を活用した療育活動は重篤な重症児者の障害特性に応じて他の療育活動と一緒に実施、一方、音楽のみの療育活動も設定。障害特性は主に日常生活場面の観察や記録で理解。療育活動では活動時間、表情、音の大きさなどに配慮する一方、支援や専門スタッフの配置、活動効果が不明、表情の読み取り、記録をまとめる時間で困っていた。活動は病棟のグループごとや病棟ごとに実施し、その時間は16~45分が約70%で、平均10名の利用者を保育士、介護福祉士、看護師など平均2名が担当していた。③ 音楽を活用した療育は、個別ではステレオなどで音楽を聴く、楽器で活動する、集団は楽器で活動、スヌーズレンで音楽を聴くと異なっていた。その目的は、個別は楽しみ、緊張をとる、集団が楽しみ、緊張をとると生活の質の向上で、障害特性を考慮していた。活用される楽曲は、個別が古典的およびポップス調の童謡、集団はポップス調の童謡と歌謡曲であった。④ 現状は、コロナ禍の中で、人手が足りずに十分に関わることができない反面、個別でこれまでよりも丁寧に関われた側面も認められた。職員は療育・音楽の本、同僚から意見を療育の参考にしており、各施設間で療育に関わる情報の共有を求めていた。また、体感音響装置を活用した療育に約80%が関心を示していた。

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  • 重症心身障害児の脳機能状態の解明を目指した安価な個人用脳波電極ホルダーの開発

    研究課題/領域番号:20H01707

    2020年4月 - 2024年3月

    制度名:科学研究費助成事業 基盤研究(B)

    研究種目:基盤研究(B)

    提供機関:日本学術振興会

    宮地 弘一郎, 渡邉 流理也, 山下 健, 堅田 明義, 蛭田 直

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    担当区分:研究分担者 

    配分額:17420000円 ( 直接経費:13400000円 、 間接経費:4020000円 )

    2021年度は、以下の研究を実施した。
    1)健常成人を対象として、個人用脳波電極ホルダーの試作版を開発し、予備検証を実施した。①低負担性②装着の簡便さ③フィッティング精度④強度⑤姿勢の影響について、市販の脳波電極キャップと比較した。結果、②装着の簡便さについては、10回の装着実験の平均が明らかに市販の脳波電極を下回り、簡便さが検証された。③フィッティング精度についても、10回の測定を実施した結果、個人用脳波電極ホルダーでは電極位置のズレがほとんどなかった。①低負担性については、時間経過による頭部へのストレスがみられ、頭部固定の方法に関する修正が必要となった。また④強度については、十分な強度を確認できたが、①への影響を低減する素材と形状の工夫が必要である。また、⑤姿勢について、座位、仰臥位での使用には問題がなかったが、側臥位において安全性の向上が課題となった。
    個人用脳波電極ホルダーを使用した脳波測定においては、臥位姿勢で問題なく実施できた。また、皿電極による頭部電極設置においても有用性が確認された。
    2)1)で挙げられた課題を改善するために、パラメトリックデザインを用いて個人用電極ホルダー試作版の修正を行った。姿勢の影響が小さく、また頭部ストレスを分散させてホールドする形状とした。パラメトリックデザインを使用することで、測定電極数や姿勢に柔軟に対応した複数の個人用電極ホルダのバリエーションモデルを製作可能なことが検証された。測定対象者のその日の状況に合わせた最適な電極装着が実現可能である。
    3)感染リスク等による接触制限に対応しながら重障児への応用研究を行うための、頭部スキャンの簡便化と重障児のモニタリング法を検討した。頭部スキャンについてはスマートフォンとパラメトリックデザインを組み合わせた手法が有効と思われた。重障児のモニタリングにおいては瞬目指標の活用が有用と思われた。

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  • 脳の酸素消費状態の評価に基づいた重度脳障害児の表出行動に伴う活動負荷の解明

    研究課題/領域番号:18K02751

    2018年4月 - 2021年3月

    制度名:科学研究費助成事業 基盤研究(C)

    研究種目:基盤研究(C)

    提供機関:日本学術振興会

    渡邉 流理也, 宮地 弘一郎

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:4420000円 ( 直接経費:3400000円 、 間接経費:1020000円 )

    本研究は、重度脳障害児の学習に関する活動と脳血流動態の変化の計測による脳の酸素消費状態との関連を検討し、能動的活動時の重度脳障害児の活動負荷を解明することを目的としている。
    本年度は、昨年度から取り組んでいる「活動負荷に関する計測デザインの検討」と「大学生を対象としたアタッチメントの運用と測定部位の検討」の2つ課題を引き続き取り組み、それらに加えて「重度脳障害児事例のコミュニケーション場面の活動負荷に関する実践的検討」に取り組んだ。
    「活動負荷に関する計測デザインの検討」と「大学生を対象としたアタッチメントの運用と測定部位の検討」については、重度脳障害児事例の際に注意の持続性を評価とすることから、大学生を対象とした運用においても、従来のS1-S2パラダイムに加えて、測定課題の実施による活動負荷を伴うデザインを複数考案し、データを測定し分析を進めている。この成果の一部は、第37回日本生理心理学会で発表を行った。
    一方、本年度より取り組んでいる「重度脳障害児事例のコミュニケーション場面の活動負荷に関する実践的検討」については、特別支援学校での実施を予定しており、研究対象となる重度脳障害児の研究参加手続きは済んでいるが、児の測定のためのアタッチメントや測定デザインの微調整などを行いNIRS測定は特別支援学校で実施する必要があるが、コロナにより特別支援学校が休校になり、学校の再開を待っているところである。

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  • 重度肢体不自由児のインクルージョン促進のための携帯型視線情報共有システムの開発

    研究課題/領域番号:16K13597

    2016年4月 - 2019年3月

    制度名:科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究

    研究種目:挑戦的萌芽研究

    提供機関:日本学術振興会

    宮地 弘一郎, 渡邉 流理也, 島田 英昭

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    担当区分:研究分担者 

    配分額:3510000円 ( 直接経費:2700000円 、 間接経費:810000円 )

    重度肢体不自由児が生活空間上で何をどのように見ているのかをゴーグル型アイカメラで測定し,離れた位置の他者が持つ携帯端末で共有するシステム(Portable Eyes Sharing System;PESS)の開発を試みた.結果,注視を分析可能な水準で受信できた.意図読み取りについては,複雑な視覚探索条件等での視線については読み取り方略の訓練が必要と思われた.重度肢体不自由児への適用に関しては,3Dプリンタと3Dスキャナによるゴーグル作成によって,アイカメラ測定が可能となった.実用に向けてキャリブレーション精度の向上が課題であるが,PESSによるコミュニケーションの可能性が示された.

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担当経験のある授業科目(researchmap)

  • 病弱児の心理・生理・病理

    2016年4月
    -
    現在
    機関名:新潟大学

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  • 障害児生理学

    2016年4月
    -
    現在
    機関名:新潟大学

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  • 肢体不自由指導論

    機関名:新潟大学

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担当経験のある授業科目

  • 障害児者生理的発達支援研究

    2021年
    -
    現在
    機関名:新潟大学

  • 肢体不自由教育総論

    2021年
    機関名:新潟大学

  • 障害児童生徒の生理・病理の理論と実践

    2020年
    -
    現在
    機関名:新潟大学

  • 課題研究Ⅲ

    2020年
    機関名:新潟大学

  • 課題研究Ⅱ

    2020年
    機関名:新潟大学

  • 障害児指導学演習I

    2018年
    -
    現在
    機関名:新潟大学

  • 障害児心理学Ⅱ演習

    2018年
    -
    現在
    機関名:新潟大学

  • 障害児心理学Ⅱ特論

    2018年
    -
    現在
    機関名:新潟大学

  • スタディ・スキルズC

    2017年
    -
    現在
    機関名:新潟大学

  • 卒業研究

    2017年
    -
    現在
    機関名:新潟大学

  • 肢体不自由教育総論

    2017年
    -
    2021年
    機関名:新潟大学

  • 障害児病理学特論II

    2017年
    機関名:新潟大学

  • 障害児病理課題研究III

    2017年
    機関名:新潟大学

  • 障害児指導学演習IV

    2016年
    -
    現在
    機関名:新潟大学

  • 障害児生理学

    2016年
    -
    現在
    機関名:新潟大学

  • 肢体不自由指導論

    2016年
    -
    現在
    機関名:新潟大学

  • 障害児保健学

    2016年
    -
    現在
    機関名:新潟大学

  • 病弱児の心理・生理・病理

    2016年
    -
    現在
    機関名:新潟大学

  • 障害児病理学演習

    2016年
    -
    現在
    機関名:新潟大学

  • 障害児病理学特論I

    2016年
    -
    2020年
    機関名:新潟大学

  • 障害児病理課題研究I

    2016年
    機関名:新潟大学

  • 障害児生理学演習

    2016年
    機関名:新潟大学

  • 障害児病理課題研究II

    2016年
    機関名:新潟大学

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