医歯学総合研究科 地域疾病制御医学専攻 助教
医学部 医学科 助教
2024/12/26 更新
博士(医学) ( 2024年3月 新潟大学 )
ライフサイエンス / 免疫学 / リンパ節
新潟大学 免疫・医動物学分野 助教
2024年10月 - 現在
新潟大学 免疫・医動物学分野 客員研究員
2024年4月 - 2024年9月
新潟大学 免疫・医動物学分野 特任助手
2018年10月 - 2024年3月
関西医科大学 附属生命医学研究所 分子遺伝学部門 研究員
2014年4月 - 2016年1月
関西医科大学 附属生命医学研究所 モデル動物部門 助教
2009年4月 - 2014年3月
新潟大学 医歯学総合研究科 地域疾病制御医学専攻 助教
2024年10月 - 現在
新潟大学 医学部 医学科 助教
2024年10月 - 現在
新潟大学 教育研究院 医歯学系 医学系列 助教
2024年10月 - 現在
新潟大学 医歯学総合研究科 特任助手
2018年10月 - 2024年3月
Endogenous CCL21-Ser deficiency reduces B16–F10 melanoma growth by enhanced antitumor immunity 査読
Ryonosuke Fujie, Kaoru Kurowarabe, Yuki Yamada, Kakeru Fujiwara, Hayato Nakatani, Kenta Tsutsumi, Ryota Hayashi, Hinami Kawahata, Megumi Miyamoto, Madoka Ozawa, Tomoya Katakai, Yousuke Takahama, Izumi Ohigashi, Haruko Hayasaka
Heliyon 9 ( 8 ) e19215 - e19215 2023年8月
Tas2R signaling enhances mouse neutrophil migration via a ROCK-dependent pathway
Daichi Kobayashi, Tomoya Watarai, Madoka Ozawa, Yasuhiro Kanda, Fumihiro Saika, Norikazu Kiguchi, Arata Takeuchi, Masahito Ikawa, Shinsuke Matsuzaki, Tomoya Katakai
Frontiers in Immunology 13 2022年8月
Micro- and Macro-Anatomical Frameworks of Lymph Nodes Indispensable for the Lymphatic System Filtering Function. 査読 国際誌
Madoka Ozawa, Shihori Nakajima, Daichi Kobayashi, Koichi Tomii, Nan-Jun Li, Tomoya Watarai, Ryo Suzuki, Satoshi Watanabe, Yasuhiro Kanda, Arata Takeuchi, Tomoya Katakai
Frontiers in cell and developmental biology 10 902601 - 902601 2022年
Arf1 and Arf6 Synergistically Maintain Survival of T Cells during Activation
Mami Sumiyoshi, Yui Kotani, Yuki Ikuta, Kazutomo Suzue, Madoka Ozawa, Tomoya Katakai, Taketo Yamada, Takaya Abe, Kana Bando, Shigeo Koyasu, Yasunori Kanaho, Toshio Watanabe, Satoshi Matsuda
The Journal of Immunology 206 ( 2 ) 366 - 375 2021年1月
Lymph Node Stromal Cells: Diverse Meshwork Structures Weave Functionally Subdivided Niches. 国際誌
Arata Takeuchi, Madoka Ozawa, Guangwei Cui, Koichi Ikuta, Tomoya Katakai
Current topics in microbiology and immunology 434 103 - 121 2021年
Transdermal entry of yeast components elicits transient B cell-associated responses in skin-draining lymph nodes. 国際誌
Md Azizur Rahman, Yasuhiro Kanda, Madoka Ozawa, Toshihiko Kawamura, Arata Takeuchi, Tomoya Katakai
Cellular immunology 355 104159 - 104159 2020年9月
Essential Role of Canonical NF-κB Activity in the Development of Stromal Cell Subsets in Secondary Lymphoid Organs. 査読 国際誌
Bogdanova D, Takeuchi A, Ozawa M, Kanda Y, Rahman MA, Ludewig B, Kinashi T, Katakai T
Journal of immunology (Baltimore, Md. : 1950) 201 ( 12 ) 3580 - 3586 2018年12月
Visualizing the Rapid and Dynamic Elimination of Allogeneic T Cells in Secondary Lymphoid Organs. 査読 国際誌
Kanda Y, Takeuchi A, Ozawa M, Kurosawa Y, Kawamura T, Bogdanova D, Iioka H, Kondo E, Kitazawa Y, Ueta H, Matsuno K, Kinashi T, Katakai T
Journal of immunology (Baltimore, Md. : 1950) 201 ( 3 ) 1062 - 1072 2018年8月
A Distinct Subset of Fibroblastic Stromal Cells Constitutes the Cortex-Medulla Boundary Subcompartment of the Lymph Node. 査読 国際誌
Takeuchi A, Ozawa M, Kanda Y, Kozai M, Ohigashi I, Kurosawa Y, Rahman MA, Kawamura T, Shichida Y, Umemoto E, Miyasaka M, Ludewig B, Takahama Y, Nagasawa T, Katakai T
Frontiers in immunology 9 2196 - 2196 2018年
Extensively re-organized systemic lymph nodes provide a feasible environment for self-reactivity in lupus-prone NZB × NZW F1 mice. 査読
Kurosawa Y, Ozawa M, Kanda Y, Takeuchi A, Kawamura T, Narita I, Katakai T
International immunology 29 ( 12 ) 567 - 579 2017年12月
NDR1-Dependent Regulation of Kindlin-3 Controls High-Affinity LFA-1 Binding and Immune Synapse Organization 査読
Naoyuki Kondo, Yoshihiro Ueda, Toshiyuki Kita, Madoka Ozawa, Takashi Tomiyama, Kaneki Yasuda, Dae-Sik Lim, Tatsuo Kinashi
MOLECULAR AND CELLULAR BIOLOGY 37 ( 8 ) 2017年4月
Sema3e/Plexin D1 Modulates Immunological Synapse and Migration of Thymocytes by Rap1 Inhibition 査読
Yoshihiro Ueda, Naoyuki Kondo, Madoka Ozawa, Kaneki Yasuda, Takashi Tomiyama, Tatsuo Kinashi
JOURNAL OF IMMUNOLOGY 196 ( 7 ) 3019 - 3031 2016年4月
Enhanced cytotoxic T-cell function and inhibition of tumor progression by Mst1 deficiency 査読
Kaneki Yasuda, Yoshihiro Ueda, Madoka Ozawa, Tadashi Matsuda, Tatsuo Kinashi
FEBS LETTERS 590 ( 1 ) 68 - 75 2016年1月
Rab13 acts downstream of the kinase Mst1 to deliver the integrin LFA-1 to the cell surface for lymphocyte trafficking 査読
Akihiko Nishikimi, Sayaka Ishihara, Madoka Ozawa, Kan Etoh, Mitsunori Fukuda, Tatsuo Kinashi, Koko Katagiri
SCIENCE SIGNALING 7 ( 336 ) ra72 2014年7月
Differentiation diversity of mouse parthenogenetic embryonic stem cells in chimeric mice 査読
Yuta Onodera, Takeshi Teramura, Madoka Ozawa, Toshiyuki Takehara, Tasuku Mitani, Masayuki Anzai, Norimasa Sagawa, Chiaki Hamanishi, Yoshihiko Hosoi, Kanji Fukuda
THERIOGENOLOGY 74 ( 1 ) 135 - 145 2010年7月
免疫・炎症のリンパ学 獲得免疫応答におけるリンパ節ストローマ細胞サブセットの機能的役割
片貝 智哉, 小澤 まどか, 中島 汐梨
リンパ学 46 ( 2 ) 82 - 84 2023年12月
免疫・アレルギー・炎症 リンパ節鎖システムによるリンパ液中異物の段階的な濾過と血液への漏出阻止
片貝 智哉, 小澤 まどか, 中島 汐梨
リンパ学 45 ( 2 ) 93 - 95 2022年12月
Arf1-BKOマウスではGerminal center B細胞が消失する
小谷唯, 小谷唯, 住吉麻実, 笹田萌未, 笹田萌未, 小澤まどか, 片貝智哉, 渡邊利雄, 松田達志
日本分子生物学会年会プログラム・要旨集(Web) 45th 2022年
免疫・アレルギー・炎症 リンパ節の辺縁-髄洞接続帯に限局した髄洞マクロファージによるリンパフィルター機能
片貝 智哉, 小澤 まどか
リンパ学 44 ( 2 ) 70 - 72 2021年12月
リンパ管、リンパ組織の動態に関与する免疫担当細胞の働き リンパ節のフィルター/免疫センサー機能を支える組織・細胞基盤
片貝 智哉, 小澤 まどか
リンパ学 44 ( 1 ) 36 - 39 2021年7月
小林 大地, 任田 篤正, 小澤 まどか, 神田 泰洋, 竹内 新, 雑賀 史浩, 木口 倫一, 松崎 伸介, 片貝 智哉
日本薬理学会年会要旨集 94 2-Y-G3-3 2021年
Mst1欠損による増強された細胞障害性T細胞の機能と腫瘍発達の抑制
安田 鐘樹, 植田 祥啓, 小澤 まどか, 松田 公志, 木梨 達雄
関西医科大学雑誌 68 9 - 15 2017年
抗原提示と輸送 Rap1欠乏はリンパ球および胸腺細胞選択のリンパ節ホーミング障害を起こした(Antigen presentation & trafficking Rap1-deficiency caused defective lymph node homing of lymphocytes and thymocyte-selection)
Ueda Yoshihiro, Ozawa Madoka, Kamioka Yuji, Kondo Naoyuki, Kinashi Tatsuo
日本免疫学会総会・学術集会記録 45 ( Proceedings ) 179 - 179 2016年11月
Rap1欠損はリンパ球のリンパ節ホーミング欠損と胸腺細胞選択を引起す
UEDA Yoshihiro, OZAWA Madoka, KAMIOKA Yuji, KONDO Naoyuki, KINASHI Tatsuo
日本免疫学会総会・学術集会記録 45 ( Proceedings ) 2016年
T細胞シグナル伝達 高親和性LFA-1/ICAM-1結合と免疫シナプス形成の調節(T cell signaling Regulation of high-affinity LFA-1/ICAM-1 binding and immunological synapse formation)
Kondo Naoyuki, Ueda Yoshihiro, Ozawa Madoka, Kinashi Tatsuo
日本免疫学会総会・学術集会記録 44 ( Proceedings ) 199 - 199 2015年10月
制御性T細胞 制御性T細胞産生のための胸腺器官培養システムの確立(Regulatory T cells Establishment of thymic organ culture system for regulatory T cell development)
Ueda Yoshihiro, Kondo Naoyuki, Ozawa Madoka, Kinashi Tatsuo
日本免疫学会総会・学術集会記録 44 ( Proceedings ) 187 - 187 2015年10月
免疫細胞輸送 SEMA3E/Plexin D1軸はRap1シグナル伝達経路を調節することにより胸腺細胞の接着と分極を制御する(Immune cell trafficking SEMA3E/Plexin D1 axis controls thymocyte adhesion and polarization by modulating the Rap1 signaling pathway)
Ueda Yoshihiro, Kondo Naoyuki, Ozawa Madoka, Katakai Tomoya, Kinashi Tatsuo
日本免疫学会総会・学術集会記録 43 ( Proceedings ) 56 - 56 2014年11月
カニクイザル体細胞核とウサギ卵細胞質を用いた異種間核移植胚及び、ウサギ同種間核移植胚のOCT-4の発現確認とES細胞樹立の試み
小澤 まどか, 竹原 俊幸, 矢持 隆之, 福永 直人, 宮本 有希, 伊藤 俊介, 掛川 亮, 竹之下 誠, 岸上 哲士, 松本 和也, 佐伯 和弘, 入谷 明, 細井 美彦
The Journal of Reproduction and Development 54 ( Suppl. ) j132 - j132 2008年8月
卵巣上皮細胞馴化培養液によるマウスES細胞の生殖細胞分化誘導への影響
福永 直人, 武内 大輝, 竹原 俊幸, 寺村 岳士, 伊藤 俊介, 小澤 まどか, 掛川 亮, 小野寺 勇太, 岸上 哲士, 松本 和也, 佐伯 和弘, 入谷 明, 佐川 典正, 細井 美彦
近畿大学先端技術総合研究所紀要 ( 13 ) 21 - 27 2008年3月
単為発生胚・雄性発生胚由来胚性幹細胞からの機能的な細胞の分化誘導と解析
小野寺 勇太, 寺村 岳士, 竹原 俊幸, 村上 秀樹, 小澤 まどか, 武内 大輝, 安齋 政幸, 加藤 博己, 三谷 匡, 松本 和也, 佐伯 和弘, 入谷 明, 佐川 典正, 細井 美彦
近畿大学先端技術総合研究所紀要 ( 13 ) 9 - 19 2008年3月
マウス卵巣表層上皮細胞がマウスES細胞由来胚様体の発生に与える影響の検討
武内 大輝, 福永 直人, 伊藤 俊介, 掛川 亮, 小澤 まどか, 岸上 哲士, 松本 和也, 佐伯 和弘, 細井 美彦, 入谷 明
The Journal of Reproduction and Development 53 ( Suppl. ) j195 - j195 2007年9月
マウス卵巣表層上皮細胞の卵子形成能に関する検討
武内 大輝, 寺村 岳士, 小野寺 勇太, 小澤 まどか, 掛川 亮, 松本 和也, 佐伯 和弘, 佐川 典正, 細井 美彦, 入谷 明
日本生殖医学会雑誌 51 ( 4 ) 371 - 371 2006年10月
ウサギEG細胞の樹立
掛川 亮, 竹原 俊幸, 寺村 岳士, 小澤 まどか, 安斎 政幸, 松本 和也, 佐伯 和弘, 佐川 典正, 細井 美彦
The Journal of Reproduction and Development 52 ( Suppl. ) j123 - j123 2006年8月
Tetraploid embryo complementation法による遺伝子改変マウスの作出法の確立
小澤 まどか, 寺村 岳士, 掛川 亮, 武内 大輝, 三原 敏敬, 安斎 政幸, 松本 和也, 佐伯 和弘, 佐川 典正, 細井 美彦
The Journal of Reproduction and Development 52 ( Suppl. ) j120 - j120 2006年8月
二次リンパ組織におけるB細胞/T細胞区画化の免疫学的意義
研究課題/領域番号:20K16278
2020年4月 - 2023年3月
制度名:科学研究費助成事業 若手研究
研究種目:若手研究
提供機関:日本学術振興会
小澤 まどか
配分額:4160000円 ( 直接経費:3200000円 、 間接経費:960000円 )
リンパ節、脾臓、パイエル板などの二次リンパ組織にはリンパ球が高密度に集積しており、これらは獲得免疫応答の誘導や記憶などを担う免疫システムとして重要である。獲得免疫系の主な目的は、ある抗原に対する高親和性抗体を産生するとともに記憶リンパ球を作り出すことにある。この時、強力な応答を惹起するためには抗原特異的に活性化したB細胞とT細胞が直接接触し、協調的に働く必要がある。しかし二次リンパ組織内では、特定の領域にあるストローマ細胞が異なるケモカインや誘引因子を産生し、それに対応するリンパ球を誘引することでB細胞とT細胞が分離して局在している。免疫反応にB細胞とT細胞の直接的な接触が必須であることを考えると、このような分離局在はむしろ非効率のように思われる。これは非常に根本的な問題だが理由は明らかにされていない。
T細胞とB細胞が分離して局在する理由としては、これらの細胞が混在した状態では獲得免疫応答の誘導効率が悪いか、あるいは非特異的な相互作用による不適切な反応が生じる可能性がある。しかし、予め隣り合った領域に2つの集団が分かれて存在していれば、活性化した細胞だけがお互いの領域の境界部に移動することで特異的に出会えるチャンスを格段に高めることができる。つまりT細胞とB細胞の分離局在は「必要な時に必要な場所で特異的に」相互作用を起こすために有利であり、時空間的に秩序ある応答の進行に不可欠である可能性がある。
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本年は①B細胞を誘引するケモカインCxcl13遺伝子プロモーター制御下でT細胞を誘引するCcl21a遺伝子を発現する遺伝子改変マウス系統の樹立および②Cxcl21a遺伝子プロモーター制御下でCxcl13遺伝子を発現する遺伝子改変マウス系統の樹立を進めた。①②両系統についてすでにコンストラクトの作成を終了し、現在は目的に合ったマウス個体を樹立中である。
リンパ節における自然-獲得免疫機能連携の時空間制御と組織基盤
研究課題/領域番号:16H05204
2016年4月 - 2019年3月
制度名:科学研究費助成事業 基盤研究(B)
研究種目:基盤研究(B)
提供機関:日本学術振興会
片貝 智哉, 竹内 新, 神田 泰洋, 小澤 まどか
配分額:17160000円 ( 直接経費:13200000円 、 間接経費:3960000円 )
免疫応答に重要な臓器であるリンパ節において、自然免疫および獲得免疫細胞が混在する髄質ー皮質移行領域(MCT)とそれを支える新規の間質支持細胞(ストローマ細胞)サブセットに注目し、組織の三次元的空間構造・細胞構成・分子発現の詳細と細胞動態・相互作用の観察を行うことで、これまでに注目されていなかった組織区画構造とそれを支える独特なストローマ細胞を見出した。これにより、リンパ節全体で少なくとも6種類のストローマ細胞が存在すると考えられる。また、髄質側を経由する早期の自然免疫・獲得免疫活性化経路の存在が示唆された。さらに、多様なストローマ細胞の発達には転写因子NF-κBが重要であることも判明した。