歯学部 歯学科 助教
医歯学総合研究科 口腔生命科学専攻 顎顔面再建学 助教
2024/10/07 更新
博士(歯) ( 2019年3月 新潟大学 )
ライフサイエンス / 補綴系歯学
ライフサイエンス / 社会系歯学
新潟大学医歯学総合研究科 包括歯科補綴学分野 助教
2021年5月 - 現在
新潟大学 摂食機能・補綴系歯科 助教
2019年5月 - 2021年4月
新潟大学 歯学部 歯学科 助教
2021年5月 - 現在
新潟大学 医歯学総合研究科 口腔生命科学専攻 顎顔面再建学 助教
2021年5月 - 現在
新潟大学 教育研究院 医歯学系 歯学系列 助教
2021年5月 - 現在
新潟大学 医歯学総合病院 摂食機能・補綴系歯科 義歯診療科 助教
2019年5月 - 2021年4月
日本顎顔面補綴学会
新潟歯学会
日本咀嚼学会
日本摂食嚥下リハビリテーション学会
日本補綴歯科学会
日本顎口腔機能学会
日本老年歯科医学会
Kanako Kurihara-Okawa, Jumpei Okawa, Jun Nihara, Kojiro Takahashi, Kazuhiro Hori, Tsukasa Nagasaki, Tadao Fukui, Takahiro Ono, Isao Saito
Clinical and Investigative Orthodontics 1 - 9 2024年4月
Tongue pressure and maxillofacial muscle activities during swallowing in patients with mandibular prognathism 査読
Tsukasa Nagasaki, Kanako Kurihara‐Okawa, Jumpei Okawa, Jun Nihara, Kojiro Takahashi, Kazuhiro Hori, Tadao Fukui, Takahiro Ono, Isao Saito
Journal of Oral Rehabilitation 2024年4月
すれ違い咬合に対して根面アタッチメントを用いた残根上義歯にて機能回復を行った症例 査読
大川純平
日本補綴歯科学会誌 16 ( 1 ) 107 - 110 2024年
Retronasal aroma dynamics related to the swallowing threshold. 査読 国際誌
Jumpei Okawa, Kazuhiro Hori, Tasuku Yoshimoto, Takahiro Ono
Journal of oral rehabilitation 50 ( 1 ) 69 - 75 2023年1月
Developing tongue coating status assessment using image recognition with deep learning 査読
Jumpei Okawa, Kazuhiro Hori, Hiromi Izuno, Masayo Fukuda, Takako Ujihashi, Shohei Kodama, Tasuku Yoshimoto, Rikako Sato, Takahiro Ono
Journal of Prosthodontic Research 2023年
嚥下障害が疑われる総合病院入院患者における適切な食形態選択のための関連因子の検討 査読
重本 心平, 堀 一浩, 大川 純平, 小野 高裕, 宮島 久
日本咀嚼学会雑誌 32 ( 1 ) 2 - 11 2022年5月
Modulation of tongue motion and tongue pressure during liquid swallowing with different bolus volumes. 査読 国際誌
Shohei Kodama, Shigehiro Fujiwara, Jumpei Okawa, Satoko Shitara, Kazuhiro Hori, Takahiro Ono
Journal of oral rehabilitation 48 ( 11 ) 1243 - 1251 2021年11月
高齢入院患者における舌圧と栄養リスクおよび食形態との関係 査読
重本 心平, 堀 一浩, 大川 純平, 小野 高裕, 宮島 久
老年歯科医学 36 ( 2 ) 91 - 100 2021年9月
Effect of hard gummy candy chewing on masticatory function 査読
Shigehiro Fujiwara, Kazuhiro Hori, Satoko Shitara, Jumpei Okawa, Shohei Kodama, Kazuhiro Murakami, Takahiro Ono
Journal of Oral Rehabilitation 2021年5月
Effect of fracture properties of gels on tongue pressure during different phases of squeezing and swallowing. 査読 国際誌
Kazuhiro Murakami, Yoshitsugu Tokuda, Kazuhiro Hori, Yoshitomo Minagi, Fumiko Uehara, Jumpei Okawa, Sayaka Ishihara, Makoto Nakauma, Takahiro Funami, Yoshinobu Maeda, Kazunori Ikebe, Takahiro Ono
Journal of texture studies 52 ( 3 ) 303 - 313 2021年2月
Reliability of a novel wearable device to measure chewing frequency. 査読
Kazuhiro Hori, Fumiko Uehara, Yoshio Yamaga, Shogo Yoshimura, Jumpei Okawa, Motoki Tanimura, Takahiro Ono
Journal of prosthodontic research 65 ( 3 ) 340 - 345 2021年1月
Higher Masticatory Performance and Higher Number of Chewing Strokes Increase Retronasal Aroma. 査読 国際誌
Jumpei Okawa, Kazuhiro Hori, Tasuku Yoshimoto, Simonne E Salazar, Takahiro Ono
Frontiers in nutrition 8 623507 - 623507 2021年
Coordination between lingual motion and pressure production during dipper/tipper type swallows. 査読 国際誌
Satoko Shitara, Shigehiro Fujiwara, Jumpei Okawa, Shohei Kodama, Kazuhiro Hori, Takahiro Ono
Journal of oral rehabilitation 47 ( 12 ) 1479 - 1488 2020年12月
Estimation of pharyngeal residue after swallowing by retronasal aroma. 査読 国際誌
Jumpei Okawa, Kazuhiro Hori, Shigehiro Fujiwara, Fumiko Uehara, Satoko Shitara, Shohei Kodama, Takahiro Ono
Journal of oral rehabilitation 47 ( 7 ) 880 - 888 2020年7月
Masticatory performance analysis using photographic image of gummy jelly. 査読
Simonne Salazar, Kazuhiro Hori, Fumiko Uehara, Jumpei Okawa, Akihide Shibata, Mitsuru Higashimori, Takashi Nokubi, Takahiro Ono
Journal of prosthodontic research 64 ( 1 ) 48 - 54 2020年1月
Differentiation of Feeding Behaviors Based on Masseter and Supra-Hyoid Muscle Activity. 査読 国際誌
Fumiko Uehara, Kazuhiro Hori, Kazuhiro Murakami, Jumpei Okawa, Takahiro Ono
Frontiers in physiology 11 618 - 618 2020年
咀嚼時および舌押しつぶし時の咬筋・舌骨上筋群筋活動様相の違い
上原 文子, 堀 一浩, 藤原 茂弘, 大川 純平, 村上 和裕, 皆木 祥伴, 小野 高裕
日本補綴歯科学会誌 9 ( 特別号 ) 281 - 281 2017年6月
ライフステージから考える咀嚼・栄養・健康
日本咀嚼学会
口腔保健協会 2017年 ( ISBN:9784896053395 )
Denture repair : なぜ壊れ, どう直すのか : 部分床義歯・全部床義歯・インプラントオーバーデンチャー
小野高裕, 田中みか子, 藤原茂弘, 大川純平, 田中正信( 担当: 共著)
医歯薬出版 2015年5月
嚥下時の舌圧発現様相および顎顔面筋群筋活動と口蓋形態との関係性
大川 加奈子, 大川 純平, 丹原 惇, 高橋 功次朗, 堀 一浩, 長崎 司, 福井 忠雄, 小野 高裕, 齋藤 功
第82回 日本矯正歯科学会大会プログラム・抄録集 82 168 - 168 2023年11月
大腿骨骨折術後高齢者の栄養状態,口腔・嚥下機能と術後肺炎との関連
重本 心平, 堀 一浩, 大溝 裕史, 遠藤 克哉, 星 千尋, 高橋 順子, 大川 純平, 小野 高裕, 宮島 久
日本口腔ケア学会雑誌 17 ( 3 ) 160 - 160 2023年4月
グミゼリー咀嚼時の舌運動と顎運動経路
佐藤 理加子, 兒玉 匠平, 設樂 仁子, 大川 純平, 堀 一浩, 小野 高裕
日本顎口腔機能学会雑誌 28 ( 2 ) 92 - 93 2023年3月
ウェアラブルデバイスを用いた骨格性下顎前突症患者における咀嚼行動の臨床的検討
三村 俊平, 栗原 加奈子, 深町 直哉, 長崎 司, 堀 一浩, 大川 純平, 竹山 雅規, 小野 高裕, 齋藤 功
新潟歯学会雑誌 52 ( 2 ) 94 - 94 2022年12月
すれ違い咬合に対して根面アタッチメントを用いた残根上義歯にて機能回復を図った症例
大川 純平
日本補綴歯科学会誌 14 ( 関越支部学術大会特別号 ) 20 - 20 2022年11月
深層学習による画像認識技術を用いた舌苔付着度の評価
大川 純平, 堀 一浩, 泉野 裕美, 福田 昌代, 畑山 千賀子, 小野 高裕
老年歯科医学 37 ( 2 ) 176 - 176 2022年9月
健常高齢者の水嚥下時舌運動
兒玉 匠平, 佐藤 理加子, 大川 純平, 堀 一浩, 小野 高裕
老年歯科医学 37 ( 2 ) 113 - 113 2022年9月
高い咀嚼能率はレトロネーザルアロマの発生を促進する
大川純平, 堀一浩, 善本佑, 小野高裕
日本補綴歯科学会関越支部学術大会プログラム・抄録集(Web) 2020 2020年
レトロネーザルアロマを用いた嚥下後咽頭残留量の推定 招待
大川 純平
新潟歯学会誌 49 ( 1 ) 2019年6月
液体嚥下時舌圧と咽頭流入様相との関連
大川純平, 堀一浩, 小野高裕
日本口腔リハビリテーション学会学術大会プログラム・抄録集 33rd 2019年
レトロネーザルを用いた咽頭残留の定量的評価
大川純平, 堀一浩, 藤原茂弘, 上原文子, 小野高裕
新潟歯学会雑誌 48 ( 2 ) 2018年
咬合面再形成
小野高裕, 田中みか子, 藤原茂弘, 大川純平, 田中正信
隔月刊補綴臨床 2015年
Assessment of Oral Dryness in Older Adults using Image Recognition with Deep Learning
Jumpei Okawa, Kazuhiro Hori, Hiromi Izuno, Masayo Fukuda, Takako Ujihashi, Takahiro Ono
European College of Gerodontology Congress 2023 2023年9月
舌運動と舌圧との同時計測による嚥下動態の解析 招待
大川純平, 堀 一浩, 設樂仁子, 兒玉匠平, 小野高裕
LIFE 2020-2021 2021年9月
Detection of Pharyngeal Residue after Swallowing by Retronasal Aroma
Jumpei Okawa, Kazuhiro Hori, Fumiko Uehara, Shohei Kodama, Satoko Shitara, Takahiro Ono
2nd World Dysphagia Summit 2021年8月
Your Urge to Swallow may be Influenced by Retronasal Aroma
Jumpei Okawa, Kazuhiro Hori, Tasuku Yoshimoto, Takahiro Ono
6th International Conference on Food Oral Processing 2021年7月
Evaluation of Tongue Coating using Image Recognition with Deep Learning
Jumpei Okawa, Kazuhiro Hori, Hiromi Izuno, Masayo Fukuda, Chikako Hatayama, Takahiro Ono
IAGG Asia/Oceania Regional Congress 2023 2023年6月
高齢者歯科医療のためのICT モバイル機器を用いた咀嚼能率および舌苔付着度の画像解析 招待
大川純平
日本老年歯科医学会 2022年6月
Impact of Masticatory Performance and Chewing Strokes on Retro-Nasal Aroma
J.Okawa, K.Hori, S.Salazar, T.Ono
5th International Conference on Food Oral Processing, The Royal Society 2018年7月
レトロネーザルを用いた咽頭残留の定量的評価
大川純平, 堀一浩, 藤原茂弘, 上原文子, 小野高裕
平成30年度新潟歯学会第1回例会 2018年6月
The Dynamics of Retro-Nasal during Chewing
J.Okawa, K.Hori, S.Salazar, T.Ono
International Symposium on Development of Human Resources in Practical Oral Health and Treatment 2018年2月
Aim for the seamless research between basic and clinical research 招待
大川純平, 伊藤佳彦, 村上和裕, 渡邊賢礼
日本顎口腔機能学会 第59回学術大会 2017年11月
咀嚼中のレトロネーザルの動態を探る
大川純平, 堀一浩, Simonne E. Salazar, 小野高裕
日本咀嚼学会 第28回学術大会 2017年9月
液体嚥下時における舌圧と咽頭への食塊移送との関連
大川純平, 堀一浩, 藤原茂弘, 設楽仁子, 上原文子, 兒玉匠平, 小野高裕, 早川結樹, 川上智美, 武田安弘
日本摂食嚥下リハビリテーション学会 第23回学術大会 2017年9月
Evaluation of pharyngeal residue after swallowing using odor sensor
J.Okawa, K.Hori, S.Fujiwara, F.Uehara, T.Ono
International Symposium on Development of Human Resources in Practical Oral Health and Treatment 2017年2月
ニオイセンサによる嚥下後咽頭残留の推定
大川純平, 堀一浩, 藤原茂弘, 上原文子, 小野高裕
日本顎口腔機能学会 第57回学術大会 2016年10月
香料を用いた嚥下後咽頭残留の定量的評価の試み
大川純平, 堀一浩, 藤原茂弘, 上原文子, 小野高裕
日本摂食嚥下リハビリテーション学会 第22回学術大会 2016年9月
舌状態推定装置、舌状態推定方法及びプログラム
小野 高裕, 堀 一浩, 大川 純平
奨励論⽂賞
2024年7月 ⽇本補綴⻭科学会 Developing tongue coating status assessment using image recognition with deep learning
Jumpei Okawa, Kazuhiro Hori, Hiromi Izuno, Masayo Fukuda, Takako Ujihashi, Shohei Kodama, Tasuku Yoshimoto, Rikako Sato, Takahiro Ono
Outstanding Poster Presentation Award
2023年6月 12th IAGG Asia/Oceania Regional Congress 2023 "Evaluation of Tongue Coating using Image Recognition with Deep Learning"
Jumpei Okawa, Kazuhiro Hori, Hiromi Izuno, Masayo Fukuda, Chikako Hatayama, Takahiro Ono
Best Poster Award
2021年7月 6th International Conference on Food Oral Processing, The Royal Society "Your urge to swallow may be influenced by retronasal aroma"
Jumpi Okawa, Kazuhiro Hori, Tasuku Yoshimoto, Takahiro Ono
Royal Society of Chemistry Food Group Award
2018年7月 5th International Conference on Food Oral Processing, The Royal Society "Impact of Masticatory Performance and Chewing Strokes on Retro-Nasal Aroma"
Jumpei Okawa, Kazuhiro Hori, Simonne E.Salazar, Takahiro Ono
優秀口演賞
2017年9月 日本咀嚼学会 第28回学術大会 「咀嚼中のレトロネーザルの動態を探る」
大川純平, 堀一浩, Simonne E. Salazar, 小野高裕
学術大会優秀賞
2016年10月 日本顎口腔機能学会 第57回学術大会 「ニオイセンサによる嚥下後咽頭残留の推定」
大川純平, 堀一浩, 藤原茂弘, 上原文子, 小野高裕
スマートフォンへの深層学習実装による舌苔のセルフケア:口臭と口腔内微生物数の推定
研究課題/領域番号:24K13041
2024年4月 - 2027年3月
制度名:科学研究費助成事業
研究種目:基盤研究(C)
提供機関:日本学術振興会
大川 純平, 堀 一浩, 東森 充
配分額:4550000円 ( 直接経費:3500000円 、 間接経費:1050000円 )
舌苔の付着や舌の乾燥は口腔機能および身体機能と関連するか:深層学習を用いた舌の画像解析
2024年4月 - 2025年3月
制度名:令和6年度 8020研究事業
提供機関:8020推進財団
舌苔の付着や舌の乾燥は口腔機能および身体機能と関連するか:深層学習を用いた舌の画像解析
研究課題/領域番号:23-4-09
2023年4月 - 2024年3月
制度名:令和5年度 8020研究事業
提供機関:8020財団
担当区分:研究代表者
レトロネーザルアロマは肥満と関連するか?-口中香による咀嚼様相変調-
研究課題/領域番号:22K17107
2022年4月 - 2024年3月
制度名:科学研究費助成事業 若手研究
研究種目:若手研究
提供機関:日本学術振興会
大川 純平
配分額:4550000円 ( 直接経費:3500000円 、 間接経費:1050000円 )
深層学習による画像認識技術を応用した舌評価法の開発
研究課題/領域番号:20K18593
2020年4月 - 2022年3月
制度名:科学研究費助成事業 若手研究
研究種目:若手研究
提供機関:日本学術振興会
大川 純平
配分額:4030000円 ( 直接経費:3100000円 、 間接経費:930000円 )
舌は、咀嚼・嚥下・構音などの口腔機能において重要な役割を担っている。舌表層に見られる舌苔の付着や舌粘膜の乾燥、舌の筋萎縮は、口腔機能に関連しており、これらの状態を評価することが重要である。しかし、舌の評価には専門的な知識や装置を要することが多い。研究代表者は、深層学習による画像認識技術に着目し、モバイル機器により舌機能を評価する試みを行っている。本研究課題では、モバイル機器で撮影した舌の写真から、簡便かつ信頼性の高い包括的な舌評価法の確立することを目的とする。
本年度は、新規に画像データおよび舌苔付着度、舌粘膜の乾燥度のデータを取得し、システム構築を行った。撮影機器による精度低下を防ぐため、昨年度とは異なるモバイル機器による撮影も追加で実施した。その結果、同一のモバイル機器の間では良好な結果を得られたが、モバイル機器間での色調のばらつきや画像に占める舌の範囲あるいは解像度によって、舌範囲の識別および舌苔付着度に対する精度低下を認めた。そこで、学習手法と画像認識のアルゴリズムの変更を行い、精度の改善を行った。一方で、舌粘膜の乾燥については、精度が十分ではないと判断されたため、さらに学習データの追加とアルゴリズムの変更が必要と考えられた。
以上より、新規モバイル機器でのデータ追加とアルゴリズムの更新により、舌機能を評価できるシステムの改善がなされ、舌苔付着度および舌湿潤度を算出できる可能性が示唆された。
咽頭残留に影響する嚥下機能・食品物性の探索-レトロネーザルを用いた咽頭残留評価-
研究課題/領域番号:19K24115
2019年8月 - 2021年3月
制度名:科学研究費助成事業 研究活動スタート支援
研究種目:研究活動スタート支援
提供機関:日本学術振興会
大川 純平
配分額:2860000円 ( 直接経費:2200000円 、 間接経費:660000円 )
咽頭への食品の残留(咽頭残留)は、誤嚥性肺炎の原因となるが、その残留量を評価する方法は確立されていない。食品摂取時に放出される香りは、咽頭を経由して鼻腔に届くことから、鼻腔から香りの強さを測定することで、咽頭残留量を評価できると考えた。
健常成人にて、香料を咽頭に注入しニオイセンサを用いて香りの強さを評価した結果、咽頭注入量の増加に伴い香り強さも大きくなった。また、香気量を推定する近似曲線を算出することで、短い時間での咽頭残留量の評価が可能となった。さらに、嚥下障害者の食事に用いられるトロミ水は安定した香りを放出することから、嚥下障害者においても咽頭残留量を評価できる可能性が示唆された。
口腔健康の悪化はメタボリックシンドロームのリスク因子となるか?ー吹田研究
研究課題/領域番号:17H04388
2017年4月 - 2020年3月
制度名:科学研究費助成事業 基盤研究(B)
研究種目:基盤研究(B)
提供機関:日本学術振興会
小野 高裕, 宮本 恵宏, 小久保 喜弘, 中井 陸運, 大川 純平, 設樂 仁子, 菊地 さつき, 山鹿 義郎, 金田 恒, 尾形 宗士郎, 來田 百代, 高阪 貴之, 小飯塚 仁美
配分額:16640000円 ( 直接経費:12800000円 、 間接経費:3840000円 )
平成30年度は、歯科検診初回対象者13名中11名、2回目対象者212名中187名、合計198名に歯科検診を実施した。これにより、データベースの合計は、ベースラインデータ2,339名、再評価データ1,473名となった。これらの一部を用いて以下のような縦断解析を行った。
1)平成26年6月までのベースライン時ならびに平成25年6月から平成30年7月までの再評価時の歯科検診に参加した1201名(男性500名,女性701名,ベースライン時平均年齢65.6±7.8歳,平均追跡期間5.1±1.1年)のうち、883名(74%)に咀嚼能率の低下が認められ、全体の変化率の平均値は-17.5%であった。重回帰分析の結果、再評価時の咀嚼能率に対して、ベースライン時の年齢、性別、機能歯数、最大咬合力、咬合支持、唾液分泌速度が有意な説明変数となった。これらを予測因子として構築した咀嚼能率低下予測モデルによる合計スコア0~3,4~7,8~13,14~19の各群における咀嚼能率の変化率を算出したところ、それぞれ-9.5%,-16.1%,-21.6%,-33.8%となった。
2)平成25年6月までのベースライン調査期間に歯科健診を受診した1547名(男性652名,女性895名,平均年齢66.1±7.9歳)について循環器病の新規発症を追跡したところ、平均追跡期間は3.5±1.3年、追跡人年5466.6人年において、32名(男性21名,女性11名)の脳卒中または心筋梗塞の新規発症を認めた。コックス比例ハザードモデルを用いた生存時間分析の結果、年齢、性別で調整した上で、最大咬合力(単位:100N)と循環器病発症との間に有意な関連を認めた。また他の関連因子(BMI,喫煙習慣,飲酒習慣,身体活動状況,高血圧症,脂質異常症,糖尿病)で調整した上でも有意な関連を認めた。
顎機能評価学演習IIA
顎機能評価学演習IIB
有床義歯学
顎機能評価学演習IB
顎機能評価学演習IA
生涯にわたる歯と咬合
欠損補綴学III
歯科衛生士臨床実習II
早期臨床実習II
早期臨床実習I
早期臨床実習IB