2025/02/05 更新

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ナカムラ フトシ
中村 太
NAKAMURA Futoshi
所属
医歯学総合病院 歯科総合診療科 助教
職名
助教
外部リンク

学位

  • 博士(歯学) ( 2018年3月 )

研究分野

  • ライフサイエンス / 医療技術評価学

経歴

  • 新潟大学   医歯学総合病院 歯科総合診療科   助教

    2021年4月 - 現在

  • 新潟大学   医歯学総合病院 歯科総合診療部   助教

    2020年9月 - 2021年3月

 

論文

  • 分割抜去された上顎右側第一大臼歯の根面板に義歯の安定性を求めた一症例 査読

    岩本 佑耶, 佐藤 拓実, 長谷川 真奈, 中村 太, 都野 さやか, 藤井 規孝

    日本総合歯科学会雑誌   15   37 - 43   2023年10月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本総合歯科学会  

    部分床義歯の維持装置には支持,把持,維持の3要素が求められ,同一の欠損形態でも鉤歯の状態や維持装置の種類によって義歯の設計は多様化する。今回,最後方位にあった上顎第一大臼歯を分割抜去後,支持および把持効果を期待するため口蓋根を根面板として活用し良好な結果が得られたため報告する。患者は81歳,女性で2021年8月13日に歯茎が腫れていることや他院での治療内容に不満を感じたことを理由に当院歯科を受診した。口腔内には上顎右7,(6),(5),上顎右(4),3,2,(1)左(1),2,(3)のブリッジ,上顎左(4),5,6,(7)暫間補綴物が装着されており上顎右4,上顎左7は高度な歯槽骨吸収により保存が困難であった。咬合位を保存した状態で治療を進める治療方針のもと,抜歯に先立ち上顎に暫間義歯を製作し保存不可能歯の抜歯および増歯増床を行い,上顎右4,3,2左5,6,7部分床義歯を装着した。その後上顎左4の全部金属冠を製作し上顎左3,4に双子鉤の追加を行った。上顎右6には頬側の2根に著明な骨吸収を認めたため,分割抜去を適用し口蓋根に高さのある根面板を装着した後に上顎義歯のリラインを行って適合を改善した。複根歯の保存可否判断はそれぞれの歯根の状態に加えて,その後の歯冠修復や欠損補綴に関する予知性を慎重に判断することが肝要であり,本症例では根面板に支持および把持を付与したことが義歯の安定や患者の満足感につながったと考えられた。(著者抄録)

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  • 基礎と臨床の融合科目「早期臨床実習Ⅱ」の教育効果に関する検証 査読

    長谷川 真奈, 中村 太, 佐藤 拓実, 都野 さやか, 野村 みずき, 長澤 伶, 藤井 規孝

    日本歯科医学教育学会雑誌   39 ( 1 )   17 - 24   2023年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本歯科医学教育学会  

    <b>抄録</b> 新潟大学歯学部歯学科では,3年次学生を対象に基礎歯学と臨床歯学の結びつきを発見し,歯科医学に対する理解を深めることを目的とした早期臨床実習Ⅱを実施している.本実習は基礎系学科目教員による臨床に関連するトピックを取り上げた講義,医歯学総合病院歯科の外来見学,基礎と臨床歯学の関連性をテーマとするグループディスカッションで構成される.今回本実習の効果を確認するため,履修後学生にアンケート調査を行った.対象は2021年度,2022年度の歯学部歯学科3年次学生計87名とし,回答が得られた47名分について分析を行った.アンケートの結果,本実習が有意義であったかという質問に対しては両年度とも多くの学生が有意義と回答しており,各グループの人数,見学する診療科数はほぼすべての学生が適切と回答していた.また,医療従事者に必須となる感染対策の理解度に対する回答には,すべての学生が肯定的であった.興味をもったという回答が多かったのは,比較的特殊性が高く,体験実習などを組み込んでいる診療科だった.興味をもった基礎歯学は,臨床に直結してイメージをしやすい分野が多く選択される傾向にあった.アンケートの結果,本実習は学生が基礎と臨床歯学の関係性を理解するために有用であることが示された.本実習をより効果的なものにするため,学生のモチベーションを上げる工夫や,基礎系,臨床系担当教員双方との連携により,実習をさらに充実させる努力が必要であると考えられる.

    DOI: 10.24744/jdea.39.1_17

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  • 下顎全部床義歯圧接と下顎第1大臼歯全部金属冠装着動作の力のコントロールについての検討

    佐藤 拓実, 都野 さやか, 中村 太, 野村 みずき, 長谷川 真奈, 藤井 規孝

    日本総合歯科学会雑誌   14   19 - 29   2022年10月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本総合歯科学会  

    【目的】効率的に歯科治療を行うためには患者や患歯に適切な力を加えることも重要と考えられるが,客観的な指標が示されている処置はほとんどない。本研究では下顎全部床義歯の圧接(以下DP)と下顎右側第1大臼歯全部金属冠の装着(以下CS)を対象処置として,処置時に加える力の幅とそのバリエーションについて調査した。【方法】被験者は令和3年度新潟大学医歯学総合病院歯科医師臨床研修Aプログラムを履修した研修歯科医18名とし,握力を測定してバラつきのないようにA,Bの2群に割り付けした。DPとCSにおける圧力の測定は,無歯顎および有歯顎模型(NISSIN)をフォースゲージ(IMADA社)付マネキンに取り付け,A群には圧力を5段階で変化させながら,B群に特に指示を与えずに最大圧力から徐々に増減させることによって行った。【結果】握力とDP時の最大圧力に相関がみられた。また弱い圧力の範囲においてその直前より圧力が大きくなるミスが多くみられた。単回帰分析により,A群は同じ圧力ずつ減少,増加させることが可能であったが,B群は変化させる直前の圧力に対して一定の割合で減少,増加させていたことが分かった。【結論】握力とDP時の圧力には密接な関係があり,最大圧力の10%以下の圧力ではコントロールが難しくなることが明らかになった。また,圧力のコントロールは一定の大きさあるいは割合で変化させる傾向があり,術者による傾向の差が認められた。(著者抄録)

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  • 下顎全部床義歯圧接と下顎第1大臼歯全部金属冠装着動作の力のコントロールについての検討 査読

    佐藤 拓実, 都野 さやか, 中村 太, 野村 みずき, 長谷川 真奈, 藤井 規孝

    日本総合歯科学会雑誌   14   19 - 29   2022年10月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本総合歯科学会  

    【目的】効率的に歯科治療を行うためには患者や患歯に適切な力を加えることも重要と考えられるが,客観的な指標が示されている処置はほとんどない。本研究では下顎全部床義歯の圧接(以下DP)と下顎右側第1大臼歯全部金属冠の装着(以下CS)を対象処置として,処置時に加える力の幅とそのバリエーションについて調査した。【方法】被験者は令和3年度新潟大学医歯学総合病院歯科医師臨床研修Aプログラムを履修した研修歯科医18名とし,握力を測定してバラつきのないようにA,Bの2群に割り付けした。DPとCSにおける圧力の測定は,無歯顎および有歯顎模型(NISSIN)をフォースゲージ(IMADA社)付マネキンに取り付け,A群には圧力を5段階で変化させながら,B群に特に指示を与えずに最大圧力から徐々に増減させることによって行った。【結果】握力とDP時の最大圧力に相関がみられた。また弱い圧力の範囲においてその直前より圧力が大きくなるミスが多くみられた。単回帰分析により,A群は同じ圧力ずつ減少,増加させることが可能であったが,B群は変化させる直前の圧力に対して一定の割合で減少,増加させていたことが分かった。【結論】握力とDP時の圧力には密接な関係があり,最大圧力の10%以下の圧力ではコントロールが難しくなることが明らかになった。また,圧力のコントロールは一定の大きさあるいは割合で変化させる傾向があり,術者による傾向の差が認められた。(著者抄録)

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  • 新潟大学医歯学総合病院における研修歯科医採用試験のオンライン実施の試み 査読

    齋藤 豪, 佐藤 拓実, 中村 太, 都野 さやか, 野村 みずき, 石崎 裕子, 伊藤 晴江, 奥村 暢旦, 長谷川 真奈, 藤井 規孝

    日本総合歯科学会雑誌   13   28 - 35   2021年10月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本総合歯科学会  

    2021年現在,新型コロナウイルス感染症の拡大防止策として様々なリモート形態が工夫されており,歯科医師臨床研修の準備も例外ではない。今回,新潟大学病院で行ったオンライン研修歯科医採用試験の概要を受験者と評価者に対するアンケート調査の結果とともに報告する。試験は面接,グループ討議,筆記を行い,62名の受験者と18名の評価者が参加した。面接と5,6名で構成したグループによる討議はオンライン会議ツールZoom(以下OMT)を用いて行い,3名の評価者がそれぞれの受験者を評価した。筆記試験はインターネット上に共有した問題と回答用紙へのアクセス権を受験生に与え,OMTによる監督下で実施した。試験終了後,受験者,評価者に対して同じ内容のアンケート調査をweb上で行った。オンラインで行った採用試験は予定通り実施することができ,アンケート調査の回答から,ほとんどの受験者,評価者が手順や方法を理解していたことが明らかになった。また,多くの受験者,評価者はそれぞれ自宅,大学から試験に参加しており,対面とオンライン面接に違いを感じなかったとする一方,目線を合わせづらい,臨場感がない等の問題を指摘する意見がみられた。オンライン試験の導入については積極的に検討すべきとのコメントが多く,今回行った方法の改善点に関するものは少なかった。しかし,現時点では,オンライン試験を完全な対面試験の代替にするためにはさらなる改良を要すると考えられた。(著者抄録)

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  • 歯科衛生士による研修歯科医の診療パフォーマンス評価の試み 査読

    長谷川 真奈, 伊藤 晴江, 奥村 暢旦, 中村 太, 佐藤 拓実, 藤井 規孝

    日本歯科医学教育学会雑誌   37 ( 1 )   3 - 10   2021年4月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:(一社)日本歯科医学教育学会  

    新潟大学病院歯科医師臨床研修では,指導歯科医による研修歯科医の診療観察を用いて形成的評価を行っている.今回は評価者に歯科衛生士を加えてその効果を検証した.対象は令和元年度の研修歯科医22名とし,Yes/Noで判断する6つの評価項目と判定基準,合格要件をあらかじめ説明した後,自己申告により指導歯科医,歯科衛生士による診療パフォーマンス評価Competence Assessment(CA),CA by DHを実施した.CAは,保存,補綴,口腔外科領域において各1回ずつ合格することを求め,CA by DHの受検は努力目標として,歯科衛生士の診療介助を必要とする処置に対象を限定した.結果の分析は,CA,CA by DHおよびこれらに対するアンケートについてデータを収集することができた,16,22,22,21名分について行った.CAの平均受検回数は1.3回,初回合格率は69.3%であり,CA by DHの合格率は63.6%で保存系処置を対象としたものが多かった.CAでは診断に基づく処置の実践,器材使用上の注意遵守,CA by DHでは器材準備や介助者への配慮についてNoと判定される傾向が高く,専門職によって評価の観点は異なることが示された.また,いずれにおいても複数の評価項目でNoと判定されるケースが認められたが,対象処置とNoの判定された評価項目の間に一定の傾向はみられなかった.アンケートではCA,CA by DHを肯定的に受け止める回答が比較的多くみられた.以上より,さらなる改善を要するものの,歯科衛生士による研修歯科医の診療評価の有用性が示唆された.(著者抄録)

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  • 研修歯科医の身体的特徴が歯科治療時の力のコントロールに与える影響 査読

    原 さやか, 佐藤 拓実, 中村 太, 野村 みずき, 石崎 裕子, 伊藤 晴江, 奥村 暢旦, 塩見 晶, 長谷川 真奈, 藤井 規孝

    日本総合歯科学会雑誌   12   19 - 26   2020年10月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本総合歯科学会  

    我々は,歯科治療時に術者が患者や患歯に与える力のコントロールを技能教育における重要なポイントの一つと捉えて調査を進めてきた。しかし,歯科臨床技能は術者個人の経験や手に関する身体的特徴等に影響される可能性があると考えられる。そこで,本研究では術者の性別,握力や手の大きさ(手長)と処置時の力の大きさの関係性を調査した。研修開始直後の研修歯科医22名(男性9名,女性13名,平均年齢26.2±2.1歳)を対象に,歯周ポケット検査(PPE),歯肉圧排(GR),抜歯(EXT),全部鋳造冠の装着(FMC)および全部床義歯の印象採得(FD)における力の大きさと被験者の握力および手長を測定した。その結果,PPEを実施する際の力の大きさは女性,握力および手長については男性の方が有意に大きいことが明らかになった。また,処置時の力の大きさと握力・手長については,FDでは被験者の握力が強いほど,処置中の力が大きい有意な正の相関を認めた(r=0.501)。一方,PPEでは,握力・手長が大きい被験者は処置中の力が小さい傾向が認められたが,有意な負の相関は認められなかった。以上より,研修歯科医の握力や手長によって,歯科治療時の力の大きさに個人差を生じる可能性があることが示された。今後もさらに詳細な調査を継続し,将来的に握力や手長に関する個人差を考慮した指導方法を開発することによって,歯科臨床技能教育の効率化に寄与すると考えられた。(著者抄録)

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  • 光学式モーションキャプチャ・システムを用いた浸潤麻酔および印象採得動作の定量的解析 査読

    中村 太, 佐藤 拓実, 原 さやか, 野村 みずき, 奥村 暢旦, 藤井 規孝

    日本総合歯科学会雑誌   12   27 - 34   2020年10月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本総合歯科学会  

    【目的】歯科臨床技能教育の効率化は喫緊の課題と思われる。本研究は,この課題を解決するための第一歩として,技能習得において可視化できないにもかかわらず重要な要素と考えられる診療動作や器具の扱いを定量的に解析することを目的として実施した。【方法】動作計測には光学式3次元動作解析装置(VICON,Oxford,UK)を用いた。被験者は臨床経験5年以上の男性歯科医師6名(平均年齢38.3歳,歯科医師群1)と臨床実習中の本学歯学科6年次男子学生6名(平均年齢24.6歳,学生群),および経験10年以上の歯科医師5名(平均年齢43.8歳,歯科医師群2)と研修医歯科医6名(平均年齢27.3歳,研修歯科医群)とし,被験者と各種器具に赤外線マーカを設置してVICONで計測することにより,それぞれの動作を定量的に解析した。被験動作はマネキンに装着した下顎模型の下顎第一大臼歯への浸潤麻酔(9時,12時のポジション)と,自作した金属板に設けたI型,C型の溝に対する印象採得とした。【結果】ポジション毎の浸潤麻酔動作において学生群は注入速度が有意に速く(9時p=0.01,12時p=0.04),印象採得動作において研修歯科医群はC型の溝の印象体に生じたエラー数が有意に多かった(p=0.01)。【結論】本装置を用いて歯科治療の動作解析を行うことは可能であったが,歯科臨床技能教育に定量的解析や客観的評価を導入することを目指して発展させるためには解析項目等を検討していく必要があると思われた。(著者抄録)

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  • 研修歯科医の身体的特徴が歯科治療時の力のコントロールに与える影響 査読

    原 さやか, 佐藤 拓実, 中村 太, 野村 みずき, 石崎 裕子, 伊藤 晴江, 奥村 暢旦, 塩見 晶, 長谷川 真奈, 藤井 規孝

    日本総合歯科学会雑誌   12   19 - 26   2020年10月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本総合歯科学会  

    我々は,歯科治療時に術者が患者や患歯に与える力のコントロールを技能教育における重要なポイントの一つと捉えて調査を進めてきた。しかし,歯科臨床技能は術者個人の経験や手に関する身体的特徴等に影響される可能性があると考えられる。そこで,本研究では術者の性別,握力や手の大きさ(手長)と処置時の力の大きさの関係性を調査した。研修開始直後の研修歯科医22名(男性9名,女性13名,平均年齢26.2±2.1歳)を対象に,歯周ポケット検査(PPE),歯肉圧排(GR),抜歯(EXT),全部鋳造冠の装着(FMC)および全部床義歯の印象採得(FD)における力の大きさと被験者の握力および手長を測定した。その結果,PPEを実施する際の力の大きさは女性,握力および手長については男性の方が有意に大きいことが明らかになった。また,処置時の力の大きさと握力・手長については,FDでは被験者の握力が強いほど,処置中の力が大きい有意な正の相関を認めた(r=0.501)。一方,PPEでは,握力・手長が大きい被験者は処置中の力が小さい傾向が認められたが,有意な負の相関は認められなかった。以上より,研修歯科医の握力や手長によって,歯科治療時の力の大きさに個人差を生じる可能性があることが示された。今後もさらに詳細な調査を継続し,将来的に握力や手長に関する個人差を考慮した指導方法を開発することによって,歯科臨床技能教育の効率化に寄与すると考えられた。(著者抄録)

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  • 歯科用タービンによるI級窩洞形成の動作解析

    立野 裕洋, 林 豊彦, 佐藤 拓実, 中村 太, 奥村 暢旦, 藤井 規孝

    日本顎口腔機能学会雑誌   26 ( 1 )   12 - 13   2020年9月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本顎口腔機能学会  

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  • 歯科治療における印象採得の3次元動作解析システムの開発

    渡邉 嶺王, 林 豊彦, 佐藤 拓実, 中村 太, 原 さやか, 奥村 暢旦, 藤井 規孝

    電子情報通信学会技術研究報告(MEとバイオサイバネティックス)   119 ( 97 )   5 - 10   2019年6月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:(一社)電子情報通信学会  

    歯科の補綴治療では、印象材を用いて修復する歯列の型をとる「印象採得」という作業を行う。その技術は、歯科教育での実習および臨床経験を通じて習得するが、歯科教育における教師の指導が一般に定性的かつあいまいという問題がある。そのため歯科教育では、定量解析に基づいた指導法の確立が強く求められている。この問題を解決するために、本研究では、印象採得時におけるシリンジ先端の位置・姿勢および印象材の注出量を、光学式モーションキャプチャシステムを用いて同時計測するシステムを開発した。予備実験の結果、臨床評価で求められる精度で分析パラメータが計測できることを確認した。(著者抄録)

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  • 歯科治療のためのI級窩洞形成におけるタービンの動作解析

    立野 裕洋, 林 豊彦, 佐藤 拓実, 中村 太, 奥村 暢旦, 藤井 規孝

    電子情報通信学会技術研究報告(MEとバイオサイバネティックス)   118 ( 366 )   15 - 20   2018年12月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:(一社)電子情報通信学会  

    歯のう蝕治療のひとつに「タービンによる感染歯質の切削」がある。その従来の教育法は、主観的・抽象的であることが多いため、学生の習得に時間がかかっていた。そこで歯学教育では、切削動作の定量分析を用いて、切削指導を改善することが強く求められている。そこでわれわれは、光学式モーションキャプチャ装置を用いて、切削動作における術者の上肢およびタービンの位置・姿勢を同時計測するシステムを構築した。このシステムを用いて、本研究では熟練歯科医師および歯学部学生がI級窩洞を形成する動作を計測し、タービンヘッドの速度と上肢の姿勢を両群間で比較した。その結果、歯科医師は学生よりもタービンヘッドの速度が低速かつ一定に保たれ、さらに肩関節の内外転および手関節の橈尺屈・掌背屈の動揺が少なかった。窩洞形成の教育では、タービンヘッドの速度と上肢の安定性についてより具体的に指導すべきであると考えられる。(著者抄録)

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  • 歯牙切削動作における熟練者・初心者間の比較検討

    立野 裕洋, 林 豊彦, 佐藤 拓実, 中村 太, 奥村 暢旦, 藤井 規孝

    日本顎口腔機能学会雑誌   24 ( 2 )   126 - 127   2018年3月

  • 光学式モーションキャプチャ・システムを用いた歯科治療における浸潤麻酔動作の解析

    堀澤 貴行, 林 豊彦, 中村 太, 佐藤 拓実, 奥村 暢旦, 藤井 規孝

    日本顎口腔機能学会雑誌   24 ( 2 )   118 - 119   2018年3月

  • 光学式モーションキャプチャ・システムを用いた歯学教育のための歯牙切削動作解析

    立野 裕洋, 林 豊彦, 佐藤 拓実, 中村 太, 奥村 暢旦, 藤井 規孝

    電子情報通信学会技術研究報告(MEとバイオサイバネティックス)   117 ( 63 )   33 - 38   2017年5月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:(一社)電子情報通信学会  

    歯のう蝕治療のひとつに「タービンによる感染歯質の切削」がある。しかし、主観的・抽象的な指導が多いため、学生の習得に時間がかかっていた。そこで歯学教育では、切削動作を定量評価することにより、切削指導をより具体化、効率化することが強く求められている。そこで我々は、光学式モーションキャプチャ装置を用いて、切削動作における術者の上肢およびタービンの位置・姿勢を同時計測するシステムを構築した。その有効性を検証するために、第1大臼歯咬合面にI級窩洞を形成する動作を熟練歯科医師5名で測定し、切削バーの位置・姿勢および上肢の姿勢の時系列を分析した。その結果、臨床で要求される空間分解能で、上記パラメータの時系列データを欠損なく得られることが明らかとなった。(著者抄録)

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  • 歯科衛生士による研修歯科医の態度評価

    奥村 暢旦, 塩見 晶, 伊藤 晴江, 石崎 裕子, 中島 貴子, 長谷川 真奈, 中村 太, 藤井 規孝

    日本総合歯科学会雑誌   ( 8 )   4 - 8   2016年7月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本総合歯科学会  

    歯科医師臨床研修は必修化後10年が経過した。それぞれの管理型施設は質の高い歯科医師を社会に送り出すために様々な方法を用いて研修歯科医の評価を行っている。今回,我々は22名の研修歯科医を対象に5名の歯科衛生士による態度評価を行った。指導歯科医と歯科衛生士による協議を行って策定した評価基準を用いて研修前・中・後期に3回の評価を行い,評価項目が共通する前期と後期の結果を比較したところ,すべてについて「適切」と判断される割合が増加した。今後さらなる改良や工夫の必要性はあるものの,歯科衛生士による評価を形成的に活用することの有用性が示された。(著者抄録)

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MISC

  • 研修歯科医と指導歯科医の上顎右側中切歯に対するミラーテクニックを用いた切削技能の比較 査読

    長澤 伶, 佐藤 拓実, 中村 太, 長谷川 真奈, 都野 さやか, 野村 みずき, 宮本 茜, 田島 稜子, 藤井 規孝

    日本総合歯科学会雑誌   15   14 - 23   2023年10月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本総合歯科学会  

    一般歯科治療において目視が難しい部位ではミラーテクニック(以下,MT)が欠かせない。MTが未熟である若い歯科医師に対する技能教育は必要であると考えられるが,客観的指標に基づく報告はなされていない。本研究では上顎右側中切歯の口蓋側に設定したう蝕想定部除去の正確性を調査した。被験者は令和4年度新潟大学医歯学総合病院歯科医師臨床研修を履修した研修歯科医(以下,TD)21名とその指導歯科医(以下,ID)9名とし,上顎右側中切歯人工歯の口蓋側に黒のインクで描記した直径3.0mmの試験円をMT下で過不足なく削除するように指示した。試験円は口蓋側切縁寄り(以下,I側),歯頸寄り(以下,R側)の2箇所に設定し,各2回ずつ計4回の切削を行った。切削後の人工歯の撮影画像に対しImageJを用いて,切縁側,歯頸側,近遠心側の4つのエリアに分けて切削範囲を計測した。得られた切削範囲についてTDとID,I側とR側,各エリアについて比較を行った。また,MTに関するアンケート調査も併せて行った。IDはTDに比べてR側では切削時間が短く,切削の過不足にはI側とR側および各エリアで差が認められ,TDはIDに比べてMTによる切削技能が劣ることが明らかとなった。この結果には,フィンガーレストやデンタルミラーの位置,診療ポジションなどが関係している可能性があると考えられた。(著者抄録)

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  • デンタルミラーの位置がミラーテクニックを用いた切削技能に与える影響の検討

    佐藤拓実, 佐藤拓実, 長澤伶, 中村太, 長谷川真奈, 都野さやか, 野村みずき, 藤井規孝, 藤井規孝

    日本歯科医学教育学会総会・学術大会プログラム・抄録集   42nd (CD-ROM)   61 - 61   2023年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:(一社)日本歯科医学教育学会  

    J-GLOBAL

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  • フィンガーレストの位置がミラーテクニックを用いた切削技能に与える影響の検討

    長澤伶, 佐藤拓実, 佐藤拓実, 中村太, 長谷川真奈, 都野さやか, 野村みずき, 藤井規孝, 藤井規孝

    日本歯科医学教育学会総会・学術大会プログラム・抄録集   42nd (CD-ROM)   61 - 61   2023年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:(一社)日本歯科医学教育学会  

    J-GLOBAL

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  • 下顎全部床義歯の適合診査時に加える力のコントロールに関する教育ツールの検討

    野村 みずき, 佐藤 拓実, 中村 太, 都野 さやか, 長澤 伶, 長谷川 真奈, 藤井 規孝

    新潟歯学会雑誌   52 ( 2 )   101 - 101   2022年12月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:新潟歯学会  

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  • 卒後研修における同僚評価が研修歯科医の意識に与える影響 査読

    伊藤 晴江, 長谷川 真奈, 中村 太, 佐藤 拓実, 都野 さやか, 野村 みずき, 藤井 規孝

    日本歯科医学教育学会雑誌   38 ( 1 )   52 - 62   2022年4月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:(一社)日本歯科医学教育学会  

    歯科医師臨床研修制度は令和4年度に3回目の改正を迎える.そこでは質の高い歯科医師を送り出すため,より改善する努力が求められており,そのためには多角的評価も有効であることが報告されている.今回われわれは令和3年度の新潟大学医歯学総合病院で臨床研修中の研修歯科医を対象に同僚評価を実施し,その評価項目の妥当性と研修歯科医の研修に対する意識に与える影響の有無を調べることとした.評価にあたっては,診療知識・態度・コミュニケーションに関する項目を挙げ,回答選択方式で評価させるとともに,自由に記載できるコメント記載欄も設けた.同僚評価実施後,評価の一部を被評価者にフィードバックし,その後研修歯科医らに対しアンケート調査を行った.評価票のコメント記載欄には同僚の態度やコミュニケーションに関する記述が多く認められ,研修歯科医らは日常同僚の態度やコミュニケーションに注目していることがうかがえた.このことから態度やコミュニケーションの評価に同僚評価を用いることは適切であることが示唆された.また,評価実施後のアンケートでは,ほとんどすべての研修歯科医が同僚評価は有意義であり今後の研修に影響すると回答した.その理由として改善点がわかった,今後改善しようと意識するなど前向きに捉えるコメントが認められることから同僚評価は卒後研修によい影響を及ぼす可能性が示された.(著者抄録)

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  • 研修歯科医の下顎総義歯内面適合診査における強圧部分の判断に関する臨床技能教育方法の検討 査読

    佐藤 拓実, 野村 みずき, 都野 さやか, 中村 太, 伊藤 晴江, 長谷川 真奈, 藤井 規孝

    日本歯科医学教育学会雑誌   37 ( 3 )   93 - 101   2021年12月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:(一社)日本歯科医学教育学会  

    適合診査材を用いた義歯調整は高頻度に行われる基本的な歯科治療であり,その修得は日々の臨床経験によるところが大きく,効果的な教育方法は確立されていない.そこで経験の浅いstudent dentistや研修歯科医に対して義歯内面の調整が必要となる「強圧部分」の判断能力を教育する方法について検討した.対象者は令和2,3年度に新潟大学医歯学総合病院で研修を行った研修歯科医39名と指導歯科医5名とした.下顎無歯顎模型に適合する全部床義歯レプリカを作成し,内面に凸部を付与した.レプリカ内面に粘膜調整材料を塗布して圧接した.対象者はこの課題用レプリカの「強圧部分」を回答した.その後,対象者には指導用レプリカを用いて,(1)対象者が説明した「強圧部分」に対して指導者がフィードバックを行う,(2)指導者が対象者に対し「強圧部分」を説明する,(3)対象者はレプリカ内面の写真を用いた視覚教材で自主学習する,この3つの教育方法のうちいずれか1つを行った.7日以上経過後,再び同じ課題に対して回答した課題用レプリカの「強圧部分」について,それぞれの正解率と教育方法,教育前後の個人正解率を分散分析と多重比較を用いて統計学的に分析した.その結果,各指導法で正解率は教育前に比べて上昇し,各教育方法において教育後の個人正解率は上昇した.以上の結果から,義歯の適合診査の教育には今回設定した教育方法を組み合わせることが効果的であると考えられた.(著者抄録)

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    その他リンク: https://search.jamas.or.jp/default/link?pub_year=2021&ichushi_jid=J02148&link_issn=&doc_id=20211227150003&doc_link_id=10.24744%2Fjdea.37.3_93&url=https%3A%2F%2Fdoi.org%2F10.24744%2Fjdea.37.3_93&type=J-STAGE&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00007_3.gif

  • 歯科衛生士による研修歯科医の診療パフォーマンス評価の試み 査読

    長谷川 真奈, 伊藤 晴江, 奥村 暢旦, 中村 太, 佐藤 拓実, 藤井 規孝

    日本歯科医学教育学会雑誌   37 ( 1 )   3 - 10   2021年4月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:(一社)日本歯科医学教育学会  

    新潟大学病院歯科医師臨床研修では,指導歯科医による研修歯科医の診療観察を用いて形成的評価を行っている.今回は評価者に歯科衛生士を加えてその効果を検証した.対象は令和元年度の研修歯科医22名とし,Yes/Noで判断する6つの評価項目と判定基準,合格要件をあらかじめ説明した後,自己申告により指導歯科医,歯科衛生士による診療パフォーマンス評価Competence Assessment(CA),CA by DHを実施した.CAは,保存,補綴,口腔外科領域において各1回ずつ合格することを求め,CA by DHの受検は努力目標として,歯科衛生士の診療介助を必要とする処置に対象を限定した.結果の分析は,CA,CA by DHおよびこれらに対するアンケートについてデータを収集することができた,16,22,22,21名分について行った.CAの平均受検回数は1.3回,初回合格率は69.3%であり,CA by DHの合格率は63.6%で保存系処置を対象としたものが多かった.CAでは診断に基づく処置の実践,器材使用上の注意遵守,CA by DHでは器材準備や介助者への配慮についてNoと判定される傾向が高く,専門職によって評価の観点は異なることが示された.また,いずれにおいても複数の評価項目でNoと判定されるケースが認められたが,対象処置とNoの判定された評価項目の間に一定の傾向はみられなかった.アンケートではCA,CA by DHを肯定的に受け止める回答が比較的多くみられた.以上より,さらなる改善を要するものの,歯科衛生士による研修歯科医の診療評価の有用性が示唆された.(著者抄録)

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    その他リンク: https://search.jamas.or.jp/default/link?pub_year=2021&ichushi_jid=J02148&link_issn=&doc_id=20210507270001&doc_link_id=10.24744%2Fjdea.37.1_3&url=https%3A%2F%2Fdoi.org%2F10.24744%2Fjdea.37.1_3&type=J-STAGE&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00007_3.gif

  • フィンガーレストの有無が歯科治療時の力の大きさに与える影響の検討

    都野さやか, 中村太, 佐藤拓実, 佐藤拓実, 野村みずき, 伊藤晴江, 長谷川真奈, 藤井規孝, 藤井規孝

    日本歯科医学教育学会総会・学術大会プログラム・抄録集   40th (Web)   81 - 81   2021年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:(一社)日本歯科医学教育学会  

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  • 新潟大学医歯学総合病院歯科臨床研修Aプログラムでの実習についての検討

    佐藤拓実, 佐藤拓実, 中村太, 都野さやか, 野村みずき, 伊藤晴江, 長谷川真奈, 藤井規孝, 藤井規孝

    日本歯科医学教育学会総会・学術大会プログラム・抄録集   40th (Web)   89 - 89   2021年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:(一社)日本歯科医学教育学会  

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  • 患者に対するポジショニングが歯科治療時の力の大きさに与える影響の検討

    中村太, 佐藤拓実, 佐藤拓実, 都野さやか, 野村みずき, 伊藤晴江, 長谷川真奈, 藤井規孝, 藤井規孝

    日本歯科医学教育学会総会・学術大会プログラム・抄録集   40th (Web)   87 - 87   2021年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:(一社)日本歯科医学教育学会  

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  • 下顎全部床義歯の圧接時の技能教育方法の検討

    野村みずき, 佐藤拓実, 佐藤拓実, 中村太, 都野さやか, 伊藤晴江, 長谷川真奈, 藤井規孝, 藤井規孝

    日本歯科医学教育学会総会・学術大会プログラム・抄録集   40th (Web)   95 - 95   2021年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:(一社)日本歯科医学教育学会  

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  • 光学式モーションキャプチャ・システムを用いた浸潤麻酔および印象採得動作の定量的解析 査読

    中村 太, 佐藤 拓実, 原 さやか, 野村 みずき, 奥村 暢旦, 藤井 規孝

    日本総合歯科学会雑誌   12   27 - 34   2020年10月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本総合歯科学会  

    【目的】歯科臨床技能教育の効率化は喫緊の課題と思われる。本研究は,この課題を解決するための第一歩として,技能習得において可視化できないにもかかわらず重要な要素と考えられる診療動作や器具の扱いを定量的に解析することを目的として実施した。【方法】動作計測には光学式3次元動作解析装置(VICON,Oxford,UK)を用いた。被験者は臨床経験5年以上の男性歯科医師6名(平均年齢38.3歳,歯科医師群1)と臨床実習中の本学歯学科6年次男子学生6名(平均年齢24.6歳,学生群),および経験10年以上の歯科医師5名(平均年齢43.8歳,歯科医師群2)と研修医歯科医6名(平均年齢27.3歳,研修歯科医群)とし,被験者と各種器具に赤外線マーカを設置してVICONで計測することにより,それぞれの動作を定量的に解析した。被験動作はマネキンに装着した下顎模型の下顎第一大臼歯への浸潤麻酔(9時,12時のポジション)と,自作した金属板に設けたI型,C型の溝に対する印象採得とした。【結果】ポジション毎の浸潤麻酔動作において学生群は注入速度が有意に速く(9時p=0.01,12時p=0.04),印象採得動作において研修歯科医群はC型の溝の印象体に生じたエラー数が有意に多かった(p=0.01)。【結論】本装置を用いて歯科治療の動作解析を行うことは可能であったが,歯科臨床技能教育に定量的解析や客観的評価を導入することを目指して発展させるためには解析項目等を検討していく必要があると思われた。(著者抄録)

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  • 下顎全部床義歯の適合診査時に加える「力」の教育方法に関する検討(第2報)

    野村 みずき, 佐藤 拓実, 中村 太, 都野 さやか, 齋藤 豪, 石崎 裕子, 伊藤 晴江, 奥村 暢旦, 塩見 晶, 長谷川 真奈, 藤井 規孝

    日本歯科医学教育学会総会・学術大会プログラム・抄録集   39回   67 - 67   2020年9月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:(一社)日本歯科医学教育学会  

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  • 下顎全部床義歯の適合診査時に加える「力」の教育方法に関する検討(第1報)

    齋藤 豪, 佐藤 拓実, 中村 太, 都野 さやか, 野村 みずき, 石崎 裕子, 伊藤 晴江, 奥村 暢旦, 塩見 晶, 長谷川 真奈, 藤井 規孝

    日本歯科医学教育学会総会・学術大会プログラム・抄録集   39回   66 - 66   2020年9月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:(一社)日本歯科医学教育学会  

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  • スケーリング・ルートプレーニングの技能教育定量化の試み

    都野 さやか, 佐藤 拓実, 中村 太, 野村 みずき, 齋藤 豪, 石崎 裕子, 伊藤 晴江, 奥村 暢旦, 塩見 晶, 長谷川 真奈, 藤井 規孝

    日本歯科医学教育学会総会・学術大会プログラム・抄録集   39回   66 - 66   2020年9月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:(一社)日本歯科医学教育学会  

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  • 義歯適合診査の判断能力に関する教育方法の検討

    佐藤 拓実, 野村 みずき, 都野 さやか, 中村 太, 齋藤 豪, 石崎 裕子, 伊藤 晴江, 奥村 暢旦, 塩見 晶, 長谷川 真奈, 藤井 規孝

    日本歯科医学教育学会総会・学術大会プログラム・抄録集   39回   65 - 65   2020年9月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:(一社)日本歯科医学教育学会  

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  • 下顎全部床義歯調整の新たな教育方法開発に関する検討 査読

    野村 みずき, 佐藤 拓実, 中村 太, 原 さやか, 石崎 裕子, 伊藤 晴江, 奥村 暢旦, 塩見 晶, 長谷川 真奈, 藤井 規孝

    日本歯科医学教育学会雑誌   36 ( 2 )   63 - 70   2020年8月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:(一社)日本歯科医学教育学会  

    今回、圧力センサー付マネキン(以下、マネキン)を歯科治療時の力のコントロールの教育に応用することを試みた。被験者は新潟大学病院臨床研修歯科医21名とし、下顎全部床義歯の適合診査を対象処置とした。初めに被験者にマネキンに装着した全部床義歯に対する力の加え方と力の目安は50Nであることを説明し、力の大きさを計測した(F0)。次に11名のI群と10名のII群に分け、I群にはマネキンに表示される下顎全体にかかる力の大きさを確認しながら体験学習を行わせた。続いて、I、II群の被験者をIA、IB、IIA、IIBの2群ずつとした後、IA、IIAには写真のみ提示し、IB、IIBには写真を用いて調整を要する強接触部の確認方法を説明し、再度力を計測した(F1)。すべての計測は義歯内面に適合診査材料を塗布した状態で行い、計測後に各被験者に強接触部を回答させてあらかじめ無歯顎模型に設けた凸部と照合し、正答率を算出した。また、各被験者が圧接した義歯内面について補綴を専門とする教員に同様の判定を依頼した。得られたデータを統計的に解析したところ、I群ではF0、F1に有意差を認め、II群では認めなかった。適合診査の判定はA、Bグループ間に差は認めなかったが、教員が評価した強接触部の数と被験者が加えた力の大きさには相関を認めた。以上の結果から、さらに工夫を加えれば本装置は下顎全部床義歯の調整に有用な教育ツールになりうることが示唆された。(著者抄録)

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  • 光学式モーションキャプチャ・システムによる人工歯切削動作の定量的解析 査読

    佐藤 拓実, 中村 太, 林 豊彦, 奥村 暢旦, 藤井 規孝

    日本歯科医学教育学会雑誌   36 ( 2 )   71 - 80   2020年8月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:(一社)日本歯科医学教育学会  

    歯科における臨床技能教育は、技術職的要素を多分に含むことやさまざまな材料や機器を適切に扱う必要があることなどから簡単ではなく、現状で歯科臨床技能の効果的な学修方法が確立しているとはいえない。本研究は、この課題を解決するため、身体動作計測の手法を用いて、診療姿勢や診療動作を定量的に解析することを目的とした。対象は、歯科医師群として新潟大学医歯学総合病院勤務の男性歯科医師7名、学生群として新潟大学歯学部歯学科6年男子学生9名の合計16名とした。光学式モーションキャプチャ・システムを用いて、タービンハンドピースにダイヤモンドポイントを装着使用した場合のI級インレー形成時の動作解析を行った。歯科医師と学生では窩洞外形に相当するダイヤモンドポイント先端の軌跡は明らかに異なり、切削に掛かった時間は歯科医師が明らかに短かった。歯科医師のほうが切削中の手首、肘の関節の角度の変化が少なく、頭部、頸部に比べて胸部が人工歯から遠いため、切削中姿勢や上肢を安定させ、一方で学生は覗き込むような姿勢で、手首や肘でエアタービンをコントロールしていることがわかった。本研究において、動作解析により、I級インレー窩洞形成時のエアタービン、上肢、体幹の客観的評価を行うことができ、臨床的示唆が得られた。(著者抄録)

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  • 機械学習を応用した歯科臨床技能評価システム開発の提案

    長谷川 真奈, 藤井 規孝, 黒瀬 雅之, 石崎 裕子, 伊藤 晴江, 奥村 暢旦, 塩見 晶, 中村 太, 佐藤 拓実, 原 さやか, 野村 みずき, 佐藤 大祐

    日本歯科医学教育学会総会・学術大会プログラム・抄録集   38回   95 - 95   2019年6月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:(一社)日本歯科医学教育学会  

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  • 歯科治療時の力のコントロール訓練効果の検証(第2報)

    佐藤 拓実, 中村 太, 原 さやか, 野村 みずき, 石崎 裕子, 奥村 暢旦, 伊藤 晴江, 塩見 晶, 長谷川 真奈, 藤井 規孝

    日本歯科医学教育学会総会・学術大会プログラム・抄録集   38回   108 - 108   2019年6月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:(一社)日本歯科医学教育学会  

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  • 歯科治療時の力のコントロール訓練装置の教育効果(第1報)

    野村 みずき, 佐藤 拓実, 中村 太, 原 さやか, 石崎 裕子, 奥村 暢旦, 伊藤 晴江, 塩見 晶, 長谷川 真奈, 藤井 規孝

    日本歯科医学教育学会総会・学術大会プログラム・抄録集   38回   107 - 107   2019年6月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:(一社)日本歯科医学教育学会  

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  • 骨軟骨腫による下顎頭切除後に生じた片側開咬に対して補綴治療で機能回復した症例

    奥村 暢旦, 荒井 良明, 塩見 晶, 長谷川 真奈, 中村 太, 佐藤 拓実, 小松 万記, 原 さやか, 藤井 規孝

    日本補綴歯科学会誌   11 ( 特別号 )   153 - 153   2019年5月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:(公社)日本補綴歯科学会  

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  • 研修歯科医と指導歯科医の歯科治療時の力のコントロールに関する研究 査読

    原 さやか, 佐藤 拓実, 中村 太, 石崎 裕子, 伊藤 晴江, 奥村 暢旦, 塩見 晶, 長谷川 真奈, 藤井 規孝

    日本歯科医学教育学会雑誌   35 ( 1 )   3 - 10   2019年4月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:(一社)日本歯科医学教育学会  

    歯科医学教育において診療参加型臨床実習はたいへん重要であるが、臨床実習の期間は限られているため、一つの経験からより多くを学ぶための工夫や、効率的に技能を学修するための教育ツールの開発が必要とされている。これまでわれわれは、臨床現場においてのみ習得することができると考えられる技能を効果的に教育することについて検討を行い、治療時に術者が患者に加える力に着目して調査を進めてきた。今回は5つの高頻度一般歯科処置について63名の研修歯科医と15名の指導歯科医が患者に加える力を測定し、研修時期による違いや研修歯科医と指導歯科医の差について検討を行った。研修歯科医については4月を研修初期、翌年2月を研修後期として、それぞれ25名、38名に歯周ポケット検査、歯肉圧排、抜歯、全部鋳造冠の装着、全部床義歯の印象について測定を行った。その結果、抜歯に関する研修初期と指導歯科医、全部鋳造冠装着に関する研修初期と後期、指導歯科医の間に有意な差が認められた。処置に適した力の範囲の推定に加え、力のコントロールにはそれぞれの経験数が関係すること、適切な力が示されれば、研修初期の段階でも力のコントロールを習得できる可能性が示唆された。今後もさらに調査を継続することにより、それぞれの処置に対して学修目標となりうる適切な力の範囲を示し、力のコントロールを習得するために必要な経験数や目標値を提示できる可能性があると考えられた。(著者抄録)

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    その他リンク: https://search.jamas.or.jp/default/link?pub_year=2019&ichushi_jid=J02148&link_issn=&doc_id=20190513390001&doc_link_id=10.24744%2Fjdea.35.1_3&url=https%3A%2F%2Fdoi.org%2F10.24744%2Fjdea.35.1_3&type=J-STAGE&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00007_3.gif

  • 歯科治療時の力のコントロール習得に関する研究 査読

    原 さやか, 石崎 裕子, 伊藤 晴江, 奥村 暢旦, 塩見 晶, 中村 太, 佐藤 拓実, 藤井 規孝

    日本歯科医学教育学会総会・学術大会プログラム・抄録集   37回   93 - 93   2018年7月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:(一社)日本歯科医学教育学会  

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  • 力のコントロールに対する臨床研修の効果について

    奥村 暢旦, 中島 貴子, 石崎 裕子, 伊藤 晴江, 塩見 晶, 中村 太, 佐藤 拓実, 藤井 規孝

    日本歯科医学教育学会総会・学術大会プログラム・抄録集   36回   116 - 116   2017年7月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本歯科医学教育学会  

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  • 研修歯科医による臨床指導評価が指導歯科医の教育能力向上意欲に与える影響 査読

    中島 貴子, 石崎 裕子, 伊藤 晴江, 奥村 暢旦, 塩見 晶, 長谷川 真奈, 中村 太, 佐藤 拓実, 藤井 規孝

    日本歯科医学教育学会雑誌   33 ( 1 )   12 - 19   2017年4月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:(一社)日本歯科医学教育学会  

    近年求められている歯科医学教育の実質化を図るために、指導歯科医の質的向上は欠かせない。本研究の目的は、研修歯科医による臨床指導評価が、指導歯科医の指導能力開発に取り組む意欲の向上に及ぼす影響を検証することである。平成27年度新潟大学医歯学総合病院歯科医師臨床研修単独型プログラムの指導歯科医(以下、教員)6名と臨床指導補助を行う若手歯科医師(以下、医員)7名を対象とした。研修終了時に、研修歯科医22名がこれら13名の臨床指導についてマーストリヒト臨床教育評価票を用いて評価した結果をそれぞれにフィードバックした後、教員、医員に対してアンケート調査を実施した。教員は研修歯科医による臨床指導評価をおおむね肯定的にとらえており、全員が研修歯科医からの評価は必要であると回答した。医員では、評価が自身にとって有意義である、今後の指導に活かせるという回答は半数であったが、自らの後輩指導という役割への気づきを示す回答もみられた。教員、医員から共通して、指導上留意すべき点が明文化して提示されることは個人のみならず、部署内の指導方針の統一とひいては臨床研修の充実に有意義との指摘があった。研修歯科医による臨床指導評価は、内容や方法を工夫すれば比較的抵抗なく受け入れられ、指導歯科医の教育能力開発意欲を向上させるために有用な方法となり得ることが示された。(著者抄録)

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    その他リンク: https://search.jamas.or.jp/default/link?pub_year=2017&ichushi_jid=J02148&link_issn=&doc_id=20170510190002&doc_link_id=10.24744%2Fjdea.33.1_12&url=https%3A%2F%2Fdoi.org%2F10.24744%2Fjdea.33.1_12&type=J-STAGE&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00007_3.gif

  • 研修歯科医の臨床技術修得における力のコントロールに関する研究 査読

    佐藤 拓実, 中村 太, 塩見 晶, 石崎 裕子, 奥村 暢旦, 伊藤 晴江, 中島 貴子, 藤井 規孝

    日本歯科医学教育学会雑誌   32 ( 3 )   166 - 172   2016年12月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:(一社)日本歯科医学教育学会  

    歯科治療の技術修得には、それぞれの処置に適した力のコントロールを身につけることが含まれる。我々は、術者の力のコントロールを調査し、臨床実習中の学生と彼らのインストラクターを務める歯科医師の間には大きな違いがあることを明らかにした。そこで、今回は歯科医師が力のコントロールを身につける過程を調査するために、研修歯科医22名を対象に研修期間の初期(6月)と後期(2月)における処置時の力を計測した。力の計測は、下顎にフォースゲージ(IMADA社製)を取り付けたマネキンを用い、臨床研修において研修歯科医が経験する頻度が高い処置より、比較的繊細な力で行うものから大きな力を必要とするものを選択し、歯周ポケット検査(PPE)、歯肉圧排(GR)、歯肉縁下歯石の除去(SRP)、抜歯(EXT)、全部床義歯印象(FD)および全部金属冠(FMC)の装着を対象とした。計測結果に関してPPE、GR、SRP、EXTは処置中に複数回現れるピークの中央値を、FD、FMCは処置中における最大値を代表値として集計し、6月と2月の各代表値をwilcoxonの符号付順位和検定、Mann-WhitneyのU検定を用いて分析したところ、PPE、GR、SRP、FMCには差がみられなかったのに対し、EXT、FDには有意差が認められた。以上のことから、研修歯科医は研修期間中に力のコントロールを部分的に修得することが示唆された。(著者抄録)

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  • 研修歯科医による臨床指導評価が指導歯科医の教育能力・意欲向上に及ぼす影響

    中島 貴子, 石崎 裕子, 伊藤 晴江, 奥村 暢旦, 塩見 晶, 中村 太, 佐藤 拓実, 藤井 規孝

    日本歯科医学教育学会総会・学術大会プログラム・抄録集   35回   139 - 139   2016年7月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本歯科医学教育学会  

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  • 研修歯科医の処置時の力のコントロール習得に関する研究

    奥村 暢旦, 中島 貴子, 石崎 裕子, 伊藤 晴江, 塩見 晶, 中村 太, 佐藤 拓実, 藤井 規孝

    日本歯科医学教育学会総会・学術大会プログラム・抄録集   35回   83 - 83   2016年7月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本歯科医学教育学会  

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  • 高頻度歯科治療における処置時の力のコントロールに関する研究 査読

    中村 太, 佐藤 拓実, 塩見 晶, 奥村 暢旦, 石崎 裕子, 伊藤 晴江, 中島 貴子, 藤井 規孝

    日本歯科医学教育学会雑誌   32 ( 1 )   22 - 28   2016年4月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:(一社)日本歯科医学教育学会  

    歯科医師に求められる基本的な手技要件には、適切に器材を扱うことに加え、それぞれの処置に適した力を患者や患歯に加えることが含まれる。しかしながら、治療時の力のコントロールの教育は困難であるため、学生や研修歯科医にとってはこれを経験的に学習せざるをえないのが現状と思われる。そこで、今回処置時の力のコントロールに関する教育法の基盤形成を行うことを目的として、学生と歯科医師が処置時に患者に加える力の差を調査した。被験者は臨床実習中の新潟大学歯学科5年生10名と臨床実習および臨床研修の指導教員を務める歯科医師10名の計20名とした。力の計測は下顎に電子秤を取り付けたマネキンを用いて行い、対象処置には繊細な力から比較的大きな力を要するものとして歯周ポケット検査、歯肉圧排、感染歯質除去、部分床義歯装着、全部鋳造冠装着の5種類を選択した。得られた結果は学生群、歯科医師群に分けて統計学的処理を行い、それぞれについて有意差の有無を検証した。結果を比較すると、小さな力で行う処置では学生が歯科医師より大きな力を加えており、大きな力を要する処置ではこの反対の傾向がみられた。今回対象とした5つのすべての処置について学生群と歯科医師群で計測された力の大きさに有意差が認められ、歯科医師群では処置間の比較においても有意差が示された。以上より、治療時の力のコントロールと術者の経験は密接に関係することが示唆された。(著者抄録)

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    その他リンク: https://search.jamas.or.jp/default/link?pub_year=2016&ichushi_jid=J02148&link_issn=&doc_id=20160428280003&doc_link_id=10.24744%2Fjdea.32.1_22&url=https%3A%2F%2Fdoi.org%2F10.24744%2Fjdea.32.1_22&type=J-STAGE&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00007_3.gif

  • 高頻度歯科治療における処置時の力加減についての研究

    中村 太, 佐藤 拓実, 藤井 規孝, 奥村 暢旦, 中島 貴子, 石崎 裕子, 伊藤 晴江, 塩見 晶

    日本歯科医学教育学会総会・学術大会プログラム・抄録集   34回   88 - 88   2015年7月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本歯科医学教育学会  

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  • 歯科臨床技術教育における動画教材の効果 査読

    奥村 暢旦, 石崎 裕子, 伊藤 晴江, 中村 太, 塩見 晶, 中島 貴子, 藤井 規孝

    日本歯科医学教育学会雑誌   31 ( 1 )   10 - 15   2015年4月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:(一社)日本歯科医学教育学会  

    歯科医師は技術職であるため、歯学教育のなかにおいて精神運動領域、すなわち治療技術の教育が占める要素は決して少なくない。しかしながら、さまざまな機器や材料を使用する歯科治療には、指導者にとって口頭や文書での説明が難しい技術要素を含む処置があり、経験の浅い学生や研修歯科医が同様の理由で失敗を重ねることに関係していると考えられる。本研究は、処置時にさまざまな注意を要するシリコン材料を用いた印象採得を題材に動画教材を作成し、このような技術要素を学習者に伝えることを試み、その効果を検証した。動画教材には、歯科用チェアーユニットに装着したマネキンに対して補綴専門医が下顎右側6番支台歯のシリコン印象を行うさまを録画したものを用いた。被験者は研修歯科医とし、この動画教材を視聴した群(実験群)とシリコン印象に関する紙媒体の参考資料を配布した群(対照群)に分け、それぞれに対して教材作成時と同じ環境で支台歯の印象採得を指示した。被験者が採得した印象について画像上で形成限界(マージンライン)の印象再現率、マージンラインの断裂数、混入した気泡の数を計測し、対照群と実験群の比較を行った。その結果、すべての調査項目について対照群と実験群の間に有意差が認められた。以上のことから、動画教材は同時に複数の情報を伝えるために効果的であり、歯科臨床技術教育にとって有用であることが示唆された。(著者抄録)

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  • 印象採得技術教育のための動画教材を用いた新たな試み

    奥村 暢旦, 中島 貴子, 石崎 裕子, 伊藤 晴江, 塩見 晶, 中村 太, 藤井 規孝

    日本歯科医学教育学会総会・学術大会プログラム・抄録集   33回   84 - 84   2014年7月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本歯科医学教育学会  

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共同研究・競争的資金等の研究

  • モーションキャプチャ・システムを用いた歯科臨床教育の検討

    研究課題/領域番号:23K16219

    2023年4月 - 2026年3月

    制度名:科学研究費助成事業

    研究種目:若手研究

    提供機関:日本学術振興会

    中村 太

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    配分額:3380000円 ( 直接経費:2600000円 、 間接経費:780000円 )

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  • モーションキャプチャ・システムを用いた歯科診療動作の定量的解析

    研究課題/領域番号:20K18802

    2020年4月 - 2023年3月

    制度名:科学研究費助成事業

    研究種目:若手研究

    提供機関:日本学術振興会

    中村 太

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    配分額:3120000円 ( 直接経費:2400000円 、 間接経費:720000円 )

    本研究ではスポーツ医学などの分野で注目されている光学式モーションキャプチャ・システムを用いて、歯科診療の基本的手技を人間工学的に解析し、定量的評価を可能とした。また歯科診療動作によって得られる印象体等のアウトプットについても定量的評価方法の確立を目指し、一部のアウトプットにおいては計測可能となった。研究成果は日本国内の学会で発表し、査読付き論文を投稿した。今後は歯学教育への応用を目指し、さらなる研究を継続する予定である。

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担当経験のある授業科目

  • 早期臨床実習IB

    2021年
    -
    現在
    機関名:新潟大学

  • 早期臨床実習I

    2021年
    -
    現在
    機関名:新潟大学