教育学部 芸術環境講座 准教授
教育学部 芸術環境講座 准教授
学位
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博士(教育学) ( 広島大学 )
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修士(教育学) ( 広島大学 )
経歴
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新潟大学 教育学部 芸術環境講座 准教授
2023年4月 - 現在
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新潟大学 教育研究院 人文社会科学系 教育学系列 准教授
2023年4月 - 現在
共同研究・競争的資金等の研究
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アクターネットワーク理論に基づく音楽授業におけるネットワーク形成の諸相
研究課題/領域番号:21K13595
2021年4月 - 2026年3月
制度名:科学研究費助成事業
研究種目:若手研究
提供機関:日本学術振興会
工藤 千晶
配分額:2340000円 ( 直接経費:1800000円 、 間接経費:540000円 )
本研究の目的は、アクターネットワーク理論に基づき、音楽授業においていかなるネットワークが形成されているのかを分析・解明することである。
2021年度は、アクターネットワーク理論を応用し、人間と非人間(モノ)の関係を視点として音楽授業を分析する方法について検討を進めた。アクターネットワーク理論は、多岐にわたる分野で取り扱われてきたが、先行研究ですでに指摘されているように様々な課題を有している。そのため、まずはアクターネットワーク理論を提唱したラトゥール(B. Latour)、カロン(M. Callon)、ロー(J. Law)らの著作を中心に、アクターネットワーク理論とはいかなる理論であるのかを整理しながら、先行研究を基にアクターネットワーク理論を批判的に検討した。その上で、これまで他分野で行われてきたアクターネットワーク理論を用いた事例研究を整理し、音楽授業の分析に応用できる視点を具体化した。
さらに、アクターネットワーク理論を用いることによって音楽科にどのような知見がもたらされるのかをより明確に示すために、従来の音楽授業の分析方法の傾向についても整理した。このことを通して、従来の音楽授業の分析では曖昧な形でしか説明し得なかった現象も、アクターネットワーク理論を応用するとネットワークを視点として説明することが可能になると位置づけた。
本年度の成果は、2022年度、実際に音楽授業を分析した結果と併せて、学会あるいは論文で発表する予定でいる。 -
クレッチュマーおよびケステンベルクの音楽教育改革における「市民」の音楽教育の展開
研究課題/領域番号:16K17458
2016年4月 - 2018年3月
制度名:科学研究費助成事業
研究種目:若手研究(B)
提供機関:日本学術振興会
工藤 千晶
配分額:2470000円 ( 直接経費:1900000円 、 間接経費:570000円 )
本研究では,クレッチュマーおよびケステンベルクの音楽教育改革を音楽的な「市民」の育成という視点から再考し,その特質を検討した。その結果,クレッチュマーの改革では,ドイツの全国民を音楽育成の対象としながらも,19世紀的な「教養」が有する特権意識が残っており,その視点から「市民」の音楽育成の拡充を図っていたこと,ケステンベルクの改革では,音楽育成を受ける対象が全国民へと拡大される中で,階層などの属性によって異なっていた音楽的な理想像が,「ドイツ国民」という括りで統一されていったことが明らかになった。
担当経験のある授業科目
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音楽教育学特論
2024年-現在機関名:新潟大学 -
音楽教育学研究
2024年-現在機関名:新潟大学 -
音楽教育学演習
2024年-現在機関名:新潟大学 -
スタディ・スキルズM
2024年-現在機関名:新潟大学 -
音楽科教育法(初等)
2023年-現在機関名:新潟大学 -
音楽科教育法(初等)
2023年-現在機関名:新潟大学 -
音楽教育実践III
2023年-現在機関名:新潟大学 -
音楽教育実践II
2023年-現在機関名:新潟大学 -
音楽教育実践I
2023年-現在機関名:新潟大学 -
音楽教育実践入門II
2023年-現在機関名:新潟大学 -
音楽教育実践入門I
2023年-現在機関名:新潟大学 -
音楽教育学演習II
2023年-現在機関名:新潟大学 -
音楽教育学演習I
2023年-現在機関名:新潟大学 -
卒業研究
2023年-現在機関名:新潟大学 -
音楽科教育法(中等)I
2023年-現在機関名:新潟大学 -
音楽科教育法(中等)IV
2023年-現在機関名:新潟大学 -
音楽科教育法(中等)III
2023年-現在機関名:新潟大学 -
音楽科教育法(中等)II
2023年-現在機関名:新潟大学