医歯学総合研究科 口腔生命科学専攻 助教
歯学部 歯学科 助教
2024/12/22 更新
博士(歯学) ( 2007年12月 新潟大学 )
head movement
咀嚼
下顎運動
jaw movement
頭部運動
mastication
食事介助
ライフサイエンス / 常態系口腔科学
新潟大学 歯学部 歯学科 助教
2004年4月 - 現在
新潟大学 医歯学総合研究科 口腔生命科学専攻 助教
2004年4月 - 現在
新潟大学 大学院歯学総合研究科 歯科補綴学第1講座
1995年4月 - 1999年3月
国名: 日本国
新潟大学 Graduate School, Division of Dental Research
- 1999年
新潟大学 大学院医歯学総合研究科 包括歯科補綴学分野
1999年8月
国名: 日本国
日本老年歯科医学会
日本顎口腔機能学会
日本補綴歯科学会
Masticatory Behavior Change with a Wearable Chewing Counter: A Randomized Controlled Trial 査読
S. Hori, K. Hori, S. Yoshimura, F. Uehara, N. Sato, Y. Hasegawa, K. Akazawa, T. Ono
Journal of Dental Research 102 ( 1 ) 21 - 27 2022年9月
Compatibility of two types of gummy jelly tests for detecting decreased masticatory function 査読
Kazuhiro Murakami, Kazuhiro Hori, Hiroyuki Yoneda, Naoko Sato, Ketsupha Suwanarpa, Ma. Therese Sta. Maria, Pinta Marito, Takashi Nokubi, Takahiro Ono
Gerodontology 39 ( 1 ) 10 - 16 2021年11月
M. Iwasaki, A. Yoshihara, N. Sato, M. Sato, K. Minagawa, M. Shimada, M. Nishimuta, T. Ansai, Y. Yoshitake, T. Ono, H. Miyazaki
Journal of Oral Rehabilitation 45 ( 1 ) 17 - 24 2018年1月
地域在住高齢者における最大咬合力とフレイルとの関連 5年間の前向きコホート研究
岩崎 正則, 葭原 明弘, 佐藤 直子, 佐藤 美寿々, 安細 敏弘, 小野 高裕, 宮崎 秀夫
日本老年歯科医学会総会・学術大会プログラム・抄録集 28回 131 - 131 2017年6月
Maximum bite force at age 70 years predicts all-cause mortality during the following 13 years in Japanese men 査読
M. Iwasaki, A. Yoshihara, N. Sato, M. Sato, G. W. Taylor, T. Ansai, T. Ono, H. Miyazaki
Journal of Oral Rehabilitation 43 ( 8 ) 565 - 574 2016年8月
Ten-year longitudinal study on the state of dentition and subjective masticatory ability in community-dwelling elderly people 査読
Naoko Sato, Takahiro Ono, Haruka Kon, Naoki Sakurai, Shoji Kohno, Akihiro Yoshihara, Hideo Miyazaki
JOURNAL OF PROSTHODONTIC RESEARCH 60 ( 3 ) 177 - 184 2016年7月
複数評価者による全部床義歯後縁外形評価の一致性
昆 はるか, 佐藤 直子, 櫻井 直樹, 金城 篤史, 山田 一穂, 小林 博, 金田 恒, 野村 修一
日本補綴歯科学会誌 7 ( 2 ) 154 - 160 2015年4月
昆 はるか, 佐藤 直子, 野村 修一, 櫻井 直樹, 田中 みか子, 細貝 暁子, 山田 一穂, 金城 篤史, 甲斐 朝子, 山下 絵美, 金子 敦郎, 真柄 仁, 小林 博, 宮崎 秀夫, 葭原 明弘, 河野 正司
日本補綴歯科学会誌 = Annals of Japan Prosthodontic Society 1 ( 4 ) 361 - 369 2009年10月
骨格性下顎 前突症例における食物摂取時の食品空隙量および頭部運動量測定の試み. 査読
松井理恵, 河野正司, 花田晃治, 宮城尚史, 五十嵐直子, 澤田宏二, 細貝暁子, 石田陽子
日本顎口腔機能学会雑誌 10 ( 2 ) 61 - 66 2003年11月
Head movements and neck muscle activities associated with the jaw movement during mastication in the rabbit authors 査読
Naoko Igarashi, Kensuke Yamamura, Yoshiaki Yamada, Shoji Kohno
Brain Research 871 ( 1 ) 151 - 155 2000年7月
Effects of food consistency on the modulatory mode of the digastric reflex during chewing in freely behaving rabbits
Kensuke Yamamura, Makoto Inoue, Naoko Igarashi, Yoshihiro Takahashi, Yoshiaki Yamada
Brain Research 796 ( 1-2 ) 257 - 264 1998年6月
臼歯部咬合支持のない部分歯列欠損に対してオーバーデンチャーで機能回復を図った症例
佐藤 直子
日本補綴歯科学会誌 9 ( 3 ) 259 - 262 2017年7月
地域在住高齢者における最大咬合力とフレイルとの関連 5年間の前向きコホート研究
岩崎 正則, 葭原 明弘, 佐藤 直子, 五十嵐, 佐藤 美寿々, 安細 敏弘, 小野 高裕, 宮崎 秀夫
老年歯科医学 32 ( 2 ) 134 - 135 2017年6月
食事介助の方向が捕食時の姿勢に及ぼす影響
佐藤 直子, 昆 はるか, 堀 一浩, 小野 高裕, 中島 努, 早崎 治明, 林 豊彦
老年歯科医学 31 ( 2 ) 175 - 176 2016年9月
縦断調査からみた地域高齢者の歯列欠損形態と咀嚼能力の経年変化
佐藤 直子, 野村 修一, 昆 はるか, 櫻井 直樹, 葭原 明弘, 宮崎 秀夫, 河野 正司
日本補綴歯科学会誌 4 ( 特別号 ) 255 - 255 2012年5月
金城 篤史, 河野 正司, 昆 はるか, 佐藤 直子, 甲斐 朝子, 小林 博, 櫻井 直樹, 野村 修一
日本顎口腔機能学会雑誌 18 ( 2 ) 115 - 124 2012年2月
縦断調査からみた歯列欠損形態と咀嚼能力の経年変化
佐藤 直子, 野村 修一, 昆 はるか, 櫻井 直樹, 葭原 明弘, 宮崎 秀夫, 河野 正司
老年歯科医学 26 ( 2 ) 171 - 172 2011年9月
縦断調査からみた歯列欠損形態と咀嚼能力の経年変化
佐藤 直子, 野村 修一, 昆 はるか, 桜井 直樹, 河野 正司, 葭原 明弘, 宮崎 秀夫
日本老年歯科医学会総会・学術大会プログラム・抄録集 22回 152 - 152 2011年6月
縦断調査から見た地域高齢者の咀嚼能力
佐藤 直子, 野村 修一, 昆 はるか, 櫻井 直樹, 河野 正司, 葭原 明弘, 宮崎 秀夫
日本老年歯科医学会総会・学術大会プログラム・抄録集 21回 107 - 107 2010年6月
復位性関節円板転位症例における下顎開閉口運動時頭部運動開始点の経試行的変化について
昆 はるか, 野村 修一, 櫻井 直樹, 小林 博, 佐藤 直子, 甲斐 朝子, 金子 敦郎
日本顎口腔機能学会雑誌 = The Journal of Japanese Society of Stomatognathic Function 16 ( 1 ) 46 - 47 2009年10月
【義歯による快適な機能の回復とそれを維持する効果的な調整】高齢者の咀嚼機能 可撤性義歯は咀嚼機能をどの程度回復できるのか
佐藤 直子, 河野 正司
日本歯科評論 ( 766 ) 84 - 90 2006年8月
咀嚼運動時に観察されるウサギ頸筋の活動
五十嵐 直子, 山村 健介, 山田 好秋, 河野 正司
日本顎口腔機能学会雑誌 4 ( 2 ) 191 - 196 1998年
そしゃく運動時に観察されるウサギ頚筋の活動
4 ( 2 ) 191 - 196 1998年
縦断調査から見た歯列欠損形態と咀嚼能力の経年変化
佐藤直子, 野村修一, 昆はるか, 櫻井直樹, 河野正, 司, 葭原明弘, 宮崎秀夫
第 22 回日本老年歯 科医学会総会・学術大会 2011年6月
食事介助において食物を向ける方向が食物とりこみ時の 口腔運動に与える影響
佐藤直子, 堀 一浩, 小野高裕, 林 豊彦
第 24 回日本摂食嚥下リハ ビリテーション学会学術大会 2018年9月
VICONシステ ムを用いた歯牙切削動作解析.
佐藤拓実, 中村 太, 林 豊彦, 佐藤直子, 昆はる か, 小野高裕, 奥村暢旦, 藤井規孝
日本補綴歯科学会第 126回学術大会, 2017年7月
コップからのとろみ溶液摂取時における頭部体幹の姿勢
佐藤直子, 昆はるか, 堀 一浩, 藤原茂弘, 大川純平, 林 豊彦, 小野高裕
第22回日本摂食嚥下リハビリ テーション学会学術大会 2016年9月
食事姿勢が捕食時の姿勢に及ぼす影響.
佐藤直子, 昆はるか, 堀 一浩, 小野高裕, 中島 努, 早崎治明, 林 豊彦
第27回日本老年歯科医学会学術大会 2016年6月
縦断調査からみた歯列欠 損形態と咀嚼能力の経年変化
佐藤直子, 野村修一, 昆はるか, 櫻井直樹, 葭原明, 弘, 宮崎秀夫, 河野正司
第 120 回日本補綴歯科学会学術大会 2012年5月
縦断調査から見た地域高齢者の咀嚼能力
佐藤直子, 野村修一, 昆はるか, 櫻井直樹, 河野正司, 葭原明弘, 宮崎秀夫
第 21 回日本老年歯科医学会総会・学術大会 2010年6月
10 年間の縦 断調査からみた地域高齢者の咬合力
佐藤直子, 野村修一, 昆はるか, 櫻井直樹, 山田一穂, 葭原明弘, 宮崎秀夫, 河野正司
第 20 回日本老年歯科医学会総会・学術大会 2009年6月
10 年間の縦断調査から見た高齢者の咬合力
佐藤直子, 野村修一, 昆 はるか, 櫻井直樹, 山田一穂, 金子篤郎, 河野正司, 葭原明弘, 宮崎秀夫
平成 20 年度日本補綴歯科学会東京支部総会・関越支部総会・合同学術大会 2008年10月
義歯装着者の咬合力
岩船素子, 五十嵐直子, 河野正司, 清田義和, 霞原明弘, 宮崎秀夫
平成 16 年 度新潟歯学会第1回例会 2004年7月
骨格性下顎前突症例における開口運動が頭部 運動に及ぼす影響
松井理恵, 河野正司, 花田晃治, 五十嵐直子, 宮城尚史
平成 16 年度新潟歯学会第 1 回例会 2004年7月
骨格性下顎前突症例における食物摂取時開口運動が頭部運動に及ぼす影響
松井理恵, 河野正司, 花田晃治, 五十嵐直子, 宮城尚史
第 111 回日本補綴歯科学会学術大会 2004年5月
高齢者の咬合力・咀嚼能力に関する研究 招待
澤田宏二, 五十嵐直子, 清田義和, 葭原明弘, 河野正司
平 成15年度厚生労働科学研究ワークショップ「口腔保 健と全身的な健康状態の関係について 新潟市高齢 者コホート調査の成果と展望」 2003年2月
食物の大き さが開口量と頭部運動量に与える影響 -骨格性下 顎前突症例の場合-
松井理恵, 河野正司, 花田晃治, 宮城尚史, 五十嵐直子, 澤田宏二, 細貝暁子, 石田陽子
日本顎口腔機能学会第28回 学術大会 2002年7月
下顎 タッピング運動時の頭部運動と頸筋活動.
荒井良明, 河野正司, 武正道代, 五十嵐直子
第105回 日本補綴歯科学会学術大会 2001年6月
デンツプライ賞
2012年5月 日本補綴歯科学会/デンツプライ 縦断調査からみた歯列欠 損形態と咀嚼能力の経年変化
佐藤直子
平成 20 年度日本補綴歯科学会東京支部・関越支部合同学術大会 優秀研究発表賞
日本補綴歯科学会関越支部・東京支部 10 年間 の縦断調査から見た高齢者の咬合力
佐藤直子
第 21 回学術大会日本老年歯科医学会優秀ポスター賞
日本老年歯科医学会 縦断調査から見た歯列欠損形態と咀嚼能力の経年変化
佐藤直子
食事介助者の動作が摂食嚥下先行期・準備期における被介助者の挙動に及ぼす影響
研究課題/領域番号:21K09974
2021年4月 - 2024年3月
制度名:科学研究費助成事業
研究種目:基盤研究(C)
提供機関:日本学術振興会
佐藤 直子, 堀 一浩
配分額:3770000円 ( 直接経費:2900000円 、 間接経費:870000円 )
【方法】健常成人男性5名を被介助者とし、介助者は同一の1名が行った。被介助者は背板のないイスに着座し、介助者は被介助者の右側に座る。介助者は、直径15mm、高さ15mmの円柱形のリンゴ片を刺したフォークを手に持って、被介助者にリンゴを食べさせた。その際に食物を近づける方向は、被介助者の口裂に対し下方20度とし、フォークを向けるスピードは概ね高、中、低速とランダムに変化させた。また、被介助者の前方に設置したテーブル上にフォークに刺さったリンゴを置き、被介助者自身でフォークを把持して食べるタスクを行った。この食物取り込み動作において、被験者の頭部、体幹、フォークに標点を取り付け、三次元動作解析装置VICON(Vicon Motion Systems Ltd. UK)を用いてその動きを記録した。得られたデータより、オトガイ等の動きを解析し、フォークの速度との関連を分析した。また、注視点計測装置 Dekablis (ERGONEERS, 独・米)を用いて、被介助者の食物取り込み時の視線の位置を検索した。
【結果と考察】自力摂取の場合、すべての被験者は口裂から200mm前後に食物があるときに開口を開始していたが、介助を受ける場合にはより遠くに食物があるときに開口を開始し、その距離にはばらつきがあった。フォークの速度と開口開始時のフォークの位置には一定の傾向はみられなかった。開口開始後のフォークのスピードは、遠くで開口した場合には速く、近くで開口する場合には遅くなる傾向があり、食事介助においては被介助者と介助者の挙動が相互に影響しあう可能性も推測された。
食事介助における被介助者の視線と口腔運動から見た、最適食事介助法の提案
研究課題/領域番号:18K09656
2018年4月 - 2021年3月
制度名:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
研究種目:基盤研究(C)
提供機関:日本学術振興会
佐藤 直子, 堀 一浩
配分額:2730000円 ( 直接経費:2100000円 、 間接経費:630000円 )
【目的】食事介助において、介助者が食物を向ける方向が、被介助者の食物とりこみ時の口腔運動に影響を与えるか否かを検証する。
<【方法】健常成人男性8名(平均年齢24.8歳)を被介助者とし、介助者は同一の1名が行った。被介助者は背板のないイスに着座し、介助者は被介助者の右側に座る。介助者は、直径15mm、高さ15mmの円柱形のリンゴ片を刺したフォークを手に持って、被介助者にリンゴを食べさせた。その際に食物を近づける方向は、被介助者の口裂に対し、上方20度、水平、下方20度の3種とした。また、被介助者の前方に設置したテーブル上にフォークに刺さったリンゴを置き、被介助者自身でフォークを把持して食べるタスクを行った。上記の4種類の食物取り込み動作において、被験者の頭部、体幹、フォークの合計20箇所に標点を取り付け、三次元動作解析装置VICON(Vicon Motion Systems Ltd. UK)を用いてその動きを記録した。得られたデータより、オトガイ等の動きを解析し、食物取り込み動作間で比較した。
【結果と考察】介助において食物が上方および水平から向けられた場合には、自力摂取の場合に比べ、頭部は大きく後屈しており、被験者の口腔の食物取り込み運動の初期が延長していた。口腔内に食物が入ってからの相の口腔運動には変化がなかった。食事介助において、被介助者に食物を向ける方向は、被介助者の口腔の取り込み運動に影響を与えるため、留意するべき介助要件であることが示唆された。
体幹角度と食事姿勢が咀嚼時下顎・頭部運動に及ぼす影響-高齢者の快適な食事のために
研究課題/領域番号:15K11193
2015年4月 - 2018年3月
制度名:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
研究種目:基盤研究(C)
提供機関:日本学術振興会
佐藤 直子, 金子 広美, 山鹿 義郎, 小野 高裕, 昆 はるか, 櫻井 直樹, 早崎 治明
配分額:4030000円 ( 直接経費:3100000円 、 間接経費:930000円 )
種々の姿勢で食物を咀嚼する場合と、種々の方向から食事を介助されて食べる場合の口腔の運動をモーションキャプチャを用いて記録分析した。体の姿勢は咀嚼運動に影響を与えること、また介助の方向によって姿勢も口腔の捕食運動も影響を受けることが明らかとなった。昨今注目されている嚥下より前の、食物を取りこみ咀嚼するという部分にも留意して、姿勢や介助方法を検討する必要があると考えられる。
在宅診療にも応用できる,難症例に対する簡便な全部床義歯製作システムの確立
研究課題/領域番号:25462989
2013年4月 - 2017年3月
制度名:科学研究費助成事業
研究種目:基盤研究(C)
提供機関:日本学術振興会
金田 恒, 小野 高裕, 昆 はるか, 櫻井 直樹, 野村 修一, 小林 博, 佐藤 直子, 山鹿 義郎, 金子 広美
配分額:5070000円 ( 直接経費:3900000円 、 間接経費:1170000円 )
在宅診療で訪問回数を少なくする義歯の製作法は未だ確立されていない.4回の診療回数で,比較的適合良好な義歯を製作できるBiofunctional prosthetic systemを在宅診療用に改良を行い,大学病院の外来患者に対しトライアルを行った.従来法,トライアル法いずれの方法も咀嚼機能に有意な差を認めなかったため,機能回復については従来法と遜色ないことが示された.しかし,外来患者と異なり,在宅療養患者では認知機能が低下し患者が術者の指示に従えないことがあり,臨床上の操作を変更する必要が生じた.したがって,患者の認知機能の程度に応じて,義歯製作法を選ぶ必要があり,今後の課題としたい.
捕食時の開口運動に関する研究~加齢・歯の喪失・義歯が与える影響~
研究課題/領域番号:22791876
2010年4月 - 2014年3月
制度名:科学研究費助成事業 若手研究(B)
研究種目:若手研究(B)
提供機関:日本学術振興会
佐藤 直子
配分額:3380000円 ( 直接経費:2600000円 、 間接経費:780000円 )
高齢者の食物取り込み時の開口運動を観察した。高齢者では若年者に比べ粗大な開口運動を行う特徴があった。また咬合支持の喪失と義歯の装着に伴って、食物の大きさに応じて開口量を調節する機能が衰えている様相を示した。全身の運動と同様に、口腔領域においても加齢によって調節力が失われ、さらに歯の喪失と義歯の装着によっても調節力が衰えると考えられた。
ユビキタスネットワークを活用した歯科補綴学の新しい診療参加型臨床教育
研究課題/領域番号:20592260
2008年 - 2010年
制度名:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
研究種目:基盤研究(C)
提供機関:日本学術振興会
野村 修一, 岡田 直人, 甲斐 朝子, 北村 絵里子, 野村 章子, 佐藤 直子
配分額:4550000円 ( 直接経費:3500000円 、 間接経費:1050000円 )
本研究は必要な情報を現場で得られるユビキタスネットワークを活用して、診療参加型歯科臨床教育に新しい教育システムを開発することを目的とした。学生は診療の現場で治療術式、器具・材料の使用法などの情報を再確認し、これを参考に治療して、治療後に情報の有効性や治療中に直面した疑問点、要望する追加情報などを入力する。指導教員は学生からの入力情報を整理し必要に応じて追加修正することで、他の学生への診療指導に反映させる。効率的な診療指導が可能となり、指導教員の負担を軽減する可能性が示唆された。
研究課題/領域番号:19592231
2007年 - 2009年
制度名:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
研究種目:基盤研究(C)
提供機関:日本学術振興会
櫻井 直樹, 小林 博, 野村 修一, 井上 誠, 豊里 晃, 鈴木 一郎, 林 孝文, 西山 秀昌, 佐藤 直子, 斎藤 美紀子, 葭原 明弘, 八木 稔, 加藤 一誠, 大瀧 祥子, 田巻 元子, 野村 章子, 高木 律男, 荒井 良明
配分額:4030000円 ( 直接経費:3100000円 、 間接経費:930000円 )
咀嚼・嚥下機能に対する診断支援システムの構築
咀嚼・嚥下評価診断法について検討した。咀嚼機能診断支援については煎餅を用いた咀嚼能力評価法を考案した。この実験研究と同時に,疫学研究を行い,高齢者の顎関節症状が重篤な者がほんどみられず,咀嚼能力に顎関節の影響はほとんどないことも明らかになった。嚥下機能診断支援についてはピエゾセンサーの出力波形パターンから嚥下診断できることから,簡易型嚥下機能評価装置を開発した。遠隔医療の基礎実験を行なった。
開口運動は頭頸と下顎の連合運動である
研究課題/領域番号:15791122
2003年 - 2004年
制度名:科学研究費助成事業 若手研究(B)
研究種目:若手研究(B)
提供機関:日本学術振興会
佐藤 直子
配分額:2100000円 ( 直接経費:2100000円 )
【研究目的】
捕食時の開口運動における頭頸-下顎連関が、どのような要素によってコントロールされているのかを明らかにする。
【研究実績】
被験者は、下顎運動が回転要素主体と言われている骨格性下顎前突を呈する有歯顎ボランティア6名とし、あらかじめ実験の概要について十分に説明し、実験への協力に対する同意を得た。被験者を背もたれのない椅子に着座閉眼させ、竹串に刺した種々の大きさのリンゴを手で把持させた後、開眼して食べるように指示した。6自由度顎運動測定装置TRIMETを用いて、食物摂取時の下顎運動と頭部動態を測定した。被験食品として、直径9,12,15,18,21,24mm、厚さ5mm円盤形の食物(リンゴ)を用い、各サイズにおいて5回ずつの試行を行った。種々の大きさの開口における頭部および下顎の動態を分析し、開口運動と下顎運動要素、及び頭部運動の関連性を調べた。
骨格性下顎前突症例においても、正常者と同様に開口量が増加すると頭部運動量が増加した。しかし、パターンは一様でなく、正常者と同様に小さな頭部運動を示す群(A群)と正常者に比べ頭部運動量が大きい値を示す群(B群)が存在した。A群では下顎頭移動量も正常者と同様大きい値を示した。一方B群では、下顎頭移動量が正常者に比べ小さい傾向を示した。下顎頭の回転量に大きな差はなかった。
以上のことから、開口運動においては、下顎運動要素のひとつ下顎頭移動量は、下顎運動だけでなく、頭部運動にも大きな関連を持つことが明らかとなった。このことは、開口運動が下顎運動と頭頸部運動の連合した運動であることを裏付けている。
下顎運動時に観察される頭部平衡運動を指標とした顎機能評価法に関する研究
研究課題/領域番号:12557167
2000年 - 2001年
制度名:科学研究費助成事業 基盤研究(B)
研究種目:基盤研究(B)
提供機関:日本学術振興会
河野 正司, 池田 圭介, 荒井 良明, 小林 博, 五十嵐 直子
配分額:6100000円 ( 直接経費:6100000円 )
【研究目的】下顎運動に協調する頭部運動の持つ機能的意義を、咬合、という観点から解明するために、健常者と顎機能異常者を対象として、下顎運動・頭部運動と咀嚼筋群・頸筋群活動とを同時記録、解析した。
【研究結果】下顎タッピング運動と咀嚼運動の際には、頭部が下顎運動と等しい周期でリズミカルに上下的な運動をしており、運動量は下顎運動の10分の1程度で、開口量の二乗と比例関係にあることが確認された。この運動をさらに矢状面内で二次元的に解析したところ、外耳口のやや上方を中心として、開口時には後屈方向、閉口時には前屈方向へと回転運動していることが分かった。
このとき、咀嚼筋だけでなく、浅層の頸部筋、とくに胸鎖乳突筋に筋活動が認められた。この筋活動は閉口時、咬合時に認められ、活動量はかみしめ強度に比例した。この活動は、半数のストロークにおいて咬合相に先行して生ずることから、予測的姿勢制御機構の一環として周期的頭部運動の発生に関連していることが示唆された。
咬合負荷(咀嚼)時には、全身の姿勢動揺は安静時に比べ増加した。これは、下顎機能運動に伴う頭部の局期性運動の影響によるものと予測されたが、全身動揺の局期と頭部運動の周期は合致せず、関連性は明らかでなかった。
さらに咬合に異常を持つ顎機能異常者では、健常者で見られる下顎運動と完全に対応したリズミカルな頭部運動の出現率が、約4分の3に減少した。この現象は顎機能異常の諸症状、特に開口障害との関連性が高く、下顎運動に協調する頭部運動の発生が下顎運動のメカニカルな要素に依存していることを示唆するものである。一方、咬合異常様相と、頭部運動様相に密接な関係は見いだされなかった。
頭部運動は、様々な要素によって影響を受け、また様々な様式を介して全身に影響を与えており、その厳密な発生機構や影響を解明するためにはさらなる詳細な調査が必要である。
下顎運動に協調する頭部運動の制御機構に関する研究
研究課題/領域番号:12771173
2000年 - 2001年
制度名:科学研究費助成事業 奨励研究(A)
研究種目:奨励研究(A)
提供機関:日本学術振興会
五十嵐 直子
配分額:2000000円 ( 直接経費:2000000円 )
[研究目的]
本研究は、頭頸部の運動と顎機能の相互関係を明らかにするために、顎機能の一つ、咀嚼時における頭頸部の運動に焦点を当て、顎と頭頸部の協調運動の存在とその制御機構について調べたものである。
[研究実績]
実験にはウサギを用いた。麻酔下頭部固定状態で、大脳皮質咀嚼野に連続電気刺激を与えて咀嚼様運動を誘発し、下顎運動と頸筋および咀嚼筋筋活動の記録を行った。
後屈筋である頭半棘筋は咀嚼様運動に伴って持続的な活動を示し、下顎運動に同期する活動は見られなかった。木片を咬合した場合、持続性の活動は増加したが、下顎運動に同期するリズム性活動は見られなかった。このことから、平成12年度に本研究で行った慢性動物実験において、後屈筋の活動が開口時に(周期的に)減少したという現象は、頭位の変化によって二次的に姿勢反射として誘発されたものであることが推測された。
前屈筋である胸骨乳突筋は、空口咀嚼の場合は周期性の活動はほとんど見られなかったが、木片を咬合した場合には、閉口相にほぼ一致する活動を示した。これは平成12年度の慢性実験でも同様に観察された現象である。すなわち、咬合に起因する感覚情報が、周期性頸筋活動、ひいては周期性頭部運動の発生要因であることを示している。さらに、この前屈筋周期性活動のonsetが咬合相にやや先行する、というケースが半数で見られたことから、胸骨乳突筋の予測的制御機構の存在も推測された。
加齢歯科学
欠損補綴学(部分床義歯)実習
臨床実習
有床義歯学
臨床実習Ⅰ
総合模型実習
臨床実習Ⅲ
臨床実習Ⅱ
選択実習Ⅱ
早期臨床実習Ⅱ
早期臨床実習ⅠB
早期臨床実習Ⅰ
高齢者・障害者歯科学
加齢歯科学Ⅰ
臨床予備実習
欠損補綴学Ⅱ
欠損補綴学Ⅰ
欠損補綴学II
欠損補綴学I