人文学部 人文学科 教授
現代社会文化研究科 社会文化専攻 教授
2024/12/21 更新
哲学博士 ( 1999年12月 ハイデルベルク大学 )
宗教学
聖なるものの顕現
図像学
宗教美術
人文・社会 / 美術史
人文・社会 / 宗教学
日本オリエント学会
2017年4月 - 現在
西洋中世学会
2010年4月 - 現在
美術史学会
2000年4月 - 現在
日本宗教学会
1992年4月 - 現在
メソポタミアのアーシプの儀礼と樹木ータマリスクに注目して
細田あや子
比較宗教思想研究 / 新潟大学大学院現代社会文化研究科比較宗教思想研究プロジェクト 編 24 1 - 27 2024年3月
ナンブルビ儀礼における唱えごとと護符
細田 あや子
比較宗教思想研究 / 新潟大学大学院現代社会文化研究科比較宗教思想研究プロジェクト 編 22 25 - 49 2022年3月
細田, あや子
人文科学研究 150 Y31 - Y65 2022年3月
越境する賢者アダパ 査読
細田あや子
久保田浩・鶴岡賀雄・林淳・深澤英隆・細田あや子・渡辺和子編『越境する宗教史』下巻、リトン 363 - 400 2020年12月
メソポタミアのアーシプの儀礼にみる媒介物ー言葉と声、音の力に着目して 査読
細田あや子
津曲真一・細田あや子編『媒介物の宗教史』下巻、リトン 133 - 173 2020年7月
メソポタミアのマクルー儀礼における火と水の力 査読
細田あや子
勝又悦子ほか編『一神教世界の中のユダヤ教―市川裕先生献呈論文集』リトン 57 - 90 2020年1月
メソポタミアのマクルー儀礼にみる死と再生 : 通過儀礼としての側面に着目して 査読
細田 あや子
死生学年報 89 - 118 2019年
媒介者マリアー『人類救済の鑑』を中心に 招待 査読
細田あや子
杉木恒彦・髙井啓介編『霊と交流する人びと』下巻、リトン 167 - 227 2018年12月
『人類救済の鑑』のなかのイエスの譬え 招待 査読
細田あや子
越宏一編『中世美術の諸相』ヨーロッパ中世美術論集、竹林舎 134 - 172 2018年7月
細田 あや子
人文科学研究 = Studies in humanities 139 47 - 80 2016年11月
細田 あや子
人文科学研究 = Studies in humanities 138 Y141 - 176 2016年3月
ハインリヒ・ゾイゼのヴィジョン 招待 査読
細田あや子
河東仁編『夢と幻視の宗教史』下巻、リトン 167 - 199 2014年7月
異時空間を往還するキリストの身体 招待 査読
細田あや子
栗原隆編『感性学ー触れ合う心・感じる身体』東北大学出版会 213 - 235 2014年3月
生動するイメージ、刻印されるイメージ 招待 査読
細田あや子
市川裕編『世界の宗教といかに向き合うか』聖公会出版 238 - 259 2014年3月
細田 あや子
比較宗教思想研究 13 63 - 99 2013年3月
祈りの言葉とイメージの力 招待 査読
細田あや子
栗原隆編『感情と表象の生まれるところ』ナカニシヤ出版 160 - 177 2013年3月
細田 あや子
比較宗教思想研究 12 ( 0 ) 35 - 66 2012年3月
中世における幻視と夢 招待 査読
細田あや子
竹下政孝・山内志朗編『イスラーム哲学とキリスト教中世III 神秘哲学』岩波書店 211 - 244 2012年1月
熊野信仰の絵解きにみる女性の人生観 : 「老いの坂」と「胎内十月」 招待 査読
細田 あや子
死生学年報 145 - 184 2012年
光り輝く者との交感ーーヒルデガルト・フォン・ビンゲンのヴィジョン 招待 査読
細田あや子
栗原隆編『共感と感応ー人間学の新たな地平ー』東北大学出版会 2011年4月
宗教における表象と造形 : その教育的機能をめぐって(<特集>宗教の教育と伝承) 招待 査読
細田 あや子
宗教研究 85 ( 2 ) 555 - 582 2011年
生命をもたらす木--中世キリスト教図像を中心に 招待 査読
細田 あや子
死生学年報 2010 105 - 137 2010年
宗教美術研究序説 招待 査読
細田あや子
市川裕・松村一男・渡辺和子編『宗教史とは何か』下巻、リトン 389 - 424 2009年12月
細田 あや子
比較宗教思想研究 9 61 - 95 2009年3月
細田 あや子
比較宗教思想研究 8 45 - 85 2008年3月
マグダラのマリアの神話像―復活のイエスとの関わりにおいて― 招待 査読
細田あや子
松村一男・山中弘編『神話と現代』リトン 233 - 280 2007年12月
細田 あや子
比較宗教思想研究 7 47 - 84 2007年3月
マグダラのマリアのイメージの多義性 (シンポジウム講演 宮城学院創立一二〇周年記念シンポジウム「マグダラのマリアと現代」) 招待
細田 あや子
キリスト教文化研究所研究年報 ( 41 ) 73 - 84 2007年
ヒルデガルト・フォン・ビンゲンにおけるヴィルトゥテスー『神の御業の書』III 3を中心にー 査読
細田あや子
細田あや子・渡辺和子編『異界の交錯』下巻、リトン 297 - 336 2006年12月
細田 あや子
比較宗教思想研究 6 1 - 33 2006年3月
イエスの死を悼む図像表現--北方のピエタ像を中心に 招待 査読
細田 あや子
死生学年報 2005 129 - 164 2005年
悲しみの身ぶり--仏涅槃図とイエスの死の哀悼図 (特集 神話的言説の図像表現と解釈) 招待
細田 あや子
東西南北 : 和光大学総合文化研究所年報 2004 139 - 148 2004年
譬え図像にみる東西の他界観ー「金持ちとラザロ」と「二河白道」ー 招待 査読
細田あや子
松村一男編『生と死の神話』リトン 2004年
初期−中世キリスト教美術に おける太陽と月の図像表現ー十字架との組み合わせの関連でー 招待 査読
細田あや子
松村一男・渡辺和子編『太陽神の研究』下巻、リトン 2003年12月
細田 あや子
比較宗教思想研究 3 ( 3 ) 117 - 165 2003年4月
「井戸の中の男」・「一角獣と男」・「日月の鼠」の図像伝承に関する一考察
細田 あや子
人文科学研究 109 89 - 121 2002年8月
キリスト教美術におけるイエスの譬え図像の位置
細田 あや子
比較宗教思想研究 2 1 - 23 2002年4月
イエスの譬え図像考察:「大宴会」の譬え--オットー・ザリエル朝,ビザンティン写本を中心して
細田 あや子
人文科学研究 108 99 - 133 2002年3月
初期-中世キリスト教美術におけるイエスの譬え図像に関する一考察 査読
細田 あや子
宗教研究 74 ( 3 ) 465 - 485 2000年12月
虹への祈り : 聖書にみるいのちのつながり
細田, あや子, 新潟大学大学院現代社会文化研究科ブックレット新潟大学編集委員会
新潟日報メディアネット 2023年3月 ( ISBN:9784861328268 )
越境する宗教史 下巻
久保田浩,鶴岡賀雄,林淳,深澤英隆,細田あや子,渡辺和子編
リトン 2020年12月 ( ISBN:9784863760844 )
越境する宗教史 上巻
久保田浩,鶴岡賀雄,林淳,深澤英隆,細田あや子,渡辺和子編
リトン 2020年11月 ( ISBN:9784863760837 )
媒介物の宗教史 下巻
津曲, 真一, 細田, あや子(共編)
リトン 2020年8月 ( ISBN:9784863760806 )
一神教世界の中のユダヤ教 : 市川裕先生献呈論文集
勝又, 悦子, 柴田, 大輔, 志田, 雅宏, 高井, 啓介( 担当: 共著 , 範囲: メソポタミアのマクルー儀礼における火と水の力)
リトン 2020年1月 ( ISBN:9784863760783 )
媒介物の宗教史 上巻
津曲, 真一, 細田, あや子(共編)
リトン 2019年6月 ( ISBN:9784863760738 )
中世美術の諸相 (ヨーロッパ中世美術論集)
越, 宏一
竹林舎 2018年7月 ( ISBN:4902084457 )
生と死と祈りの美術―日本と西洋の信仰のかたち
細田 あや子
三弥井書店 2017年11月 ( ISBN:4838233264 )
霊と交流する人びと : 媒介者の宗教史
杉木, 恒彦, 高井, 啓介
リトン 2017年 ( ISBN:9784863760585 )
感性学 : 触れ合う心・感じる身体
栗原, 隆
東北大学出版会 2014年3月 ( ISBN:9784861632464 )
世界の宗教といかに向き合うか
市川, 裕
聖公会出版 2014年3月 ( ISBN:9784882742593 )
感情と表象の生まれるところ
栗原, 隆
ナカニシヤ出版 2013年3月 ( ISBN:9784779507397 )
世界の感覚と生の気分
栗原, 隆
ナカニシヤ出版 2012年3月 ( ISBN:9784779506260 )
神秘哲学
竹下, 政孝, 山内, 志朗, 堀江, 聡, 青柳, かおる, 菊地, 達也, 野元, 晋, 伊藤, 博明, 今, 義博, 細田, あや子, 八巻, 和彦, 手島, 勲矢, 香田, 芳樹
岩波書店 2012年1月 ( ISBN:9784000282390 )
夢と幻視の宗教史
河東, 仁
リトン 2012年 ( ISBN:9784863760271 )
共感と感応 : 人間学の新たな地平
栗原, 隆
東北大学出版会 2011年4月 ( ISBN:9784861631672 )
宗教学事典
星野, 英紀, 池上, 良正, 氣多, 雅子, 島薗, 進, 鶴岡, 賀雄
丸善 2010年10月 ( ISBN:9784621082553 )
「よきサマリア人」の譬え―図像解釈からみるイエスの言葉
細田 あや子
三元社 2010年3月 ( ISBN:4883032639 )
空間と形に感応する身体
栗原, 隆, 矢萩, 喜従郎, 辻元, 早苗
東北大学出版会 2010年3月 ( ISBN:9784861631436 )
経験としての聖書 : 大貫隆教授献呈論文集
日本聖書学研究所
日本聖書学研究所,リトン (発売) 2009年3月 ( ISBN:9784863768017 )
形と空間のなかの私
栗原, 隆
東北大学出版会 2008年4月 ( ISBN:9784861631016 )
ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの宗教思想研究 : ヴィジョンとその図像を中心に
細田, あや子
[細田あや子] 2008年3月
宗教史とは何か
市川, 裕, 松村, 一男, 渡辺, 和子
リトン 2008年 ( ISBN:9784947668967 )
宗教学文献事典
島薗, 進, 石井, 研士, 下田, 正弘, 深沢, 英隆
弘文堂 2007年12月 ( ISBN:9784335160486 )
神話と現代
松村, 一男, 山中, 弘, 平藤, 喜久子, 寺戸, 淳子, 中牧, 弘允, 北沢, 裕, 佐藤, 加奈子, 土井, 裕人, 高橋, 原, 上村, 静, 江口, 飛鳥, 細田, あや子, 渡辺, 和子, 木村, 武史, 長澤, 壮平, 宮田, 義矢, 岩崎, 賢
リトン 2007年12月 ( ISBN:9784947668912 )
異界の交錯 下巻
渡辺, 和子, 細田, あや子
リトン 2006年12月 ( ISBN:4947668857 )
異界の交錯 上巻
細田, あや子, 渡辺, 和子
リトン 2006年2月 ( ISBN:4947668784 )
生と死の神話
松村, 一男
リトン 2004年6月 ( ISBN:4947668652 )
太陽神の研究 上巻 (宗教史学論叢 7)
松村, 一男, 渡辺, 和子
リトン 2002年6月 ( ISBN:4947668520 )
Darstellungen der Parabel vom barmherzigen Samariter
細田, あや子
M. Imhof 2002年 ( ISBN:3935590229 )
古代メソポタミアの儀礼と造形
細田あや子
『宗教研究』 97(別冊) 184 - 185 2024年3月
メソポタミアのアーシプによる儀礼の唱えごと
細田あや子
『宗教研究』 96(別冊) 176 - 177 2023年3月
書評 にいがたの一冊:森洋子著『ブリューゲルと季節画の世界』
細田あや子
『新潟日報』2023/01/15 2023年1月
古代メソポタミアのアーシプ文学
細田あや子
『宗教研究』 95 145 - 146 2022年3月
メソポタミアの災因論と病気治療儀礼
細田あや子
『宗教研究』 94 229 - 230 2021年3月
メソポタミアのアーシプによる儀礼の特徴」
細田あや子
『宗教研究』 93 ( 別冊 ) 231 - 232 2020年2月
メソポタミアの儀礼研究
細田あや子
『宗教研究』 92 276 - 277 2019年3月
書評:荒井献著『キリスト教の再定義のために』 新教出版社
細田あや子
『本のひろば』一般財団法人キリスト教文書センター2018年8月号 2018年8月
メソポタミアの神像にまつわる儀礼の構造
細田あや子
『宗教研究』 91 207 - 208 2018年3月
書評:山田仁史著『新・神話学入門』
細田あや子
『図書新聞』3322号 2017年10月
古代メソポタミアの神像と儀礼
細田あや子
『宗教研究』 90 164 - 165 2017年3月
イメージと儀礼(第一部会,研究報告,<特集>第74回学術大会紀要)
細田 あや子
宗教研究 89 ( 0 ) 161 - 162 2016年
古代末期のユダヤ美術(第五部会,<特集>第73回学術大会紀要)
細田 あや子
宗教研究 88 ( 0 ) 269 - 270 2015年
宗教芸術のパフォーマティヴィティ(第一部会,<特集>第72回学術大会紀要)
細田 あや子
宗教研究 87 ( 0 ) 165 - 166 2014年
幻視と夢の図像学(第二部会,研究報告,第七十一回学術大会)
細田 あや子
宗教研究 86 ( 4 ) 912 - 913 2013年
キリスト教教義の視覚化とその受容(第四部会,<特集>第七十回学術大会紀要)
細田 あや子
宗教研究 85 ( 4 ) 1113 - 1114 2012年
松村一男著, 『神話思考 I自然と人間』, 言叢社, 二〇一〇年三月二五日刊, A5判, 一三+六〇四+五一頁, 六四七六円+税
細田 あや子
宗教研究 85 ( 1 ) 192 - 198 2011年
ヴィジョンとイメージ(第四部会,<特集>第六十八回学術大会紀要)
細田 あや子
宗教研究 83 ( 4 ) 1378 - 1379 2010年
マグダラのマリアの多様なイメージ(第三部会,<特集>第六十六回学術大会紀要)
細田 あや子
宗教研究 81 ( 4 ) 1013 - 1014 2008年
最近の宗教動向 海外の動向 イエスの復活とマグダラのマリア : テクストと視覚イメージ
細田 あや子
IISR国際宗教研究所ニュースレター ( 53 ) 10 - 16 2007年1月
ヒルデガルト・フォン・ビンゲンのヴィジョン(第二部会,<特集>第六十五回学術大会紀要)
細田 あや子
宗教研究 80 ( 4 ) 1033 - 1034 2007年
9149 メイン・ピアの傾斜の実測について : ハギア・ソフィア大聖堂調査報告(その6)
佐藤 達生, 日高 健一郎, 河辺 泰宏, 太記 祐一, 細田 あや子
学術講演梗概集. F-2, 建築歴史・意匠 1997 ( 1997 ) 295 - 296 1997年7月
細田あや子
東京大学宗教学年報 10 ( 10 ) 71 - 88 1992年
細田 あや子
宮城学院創立120周年記念シンポジウム「マグダラのマリアと現代」キリスト教文化研究所 宮城学院女子大学 2007年10月 宮城学院女子大学キリスト教文化研究所
メソポタミアのアーシプによる儀礼の唱えごと
細田あや子
日本宗教学会第81回学術大会 2022年9月
古代メソポタミアのアーシプ文学
細田あや子
日本宗教学会第80回学術大会 2021年9月
異端的図像学の可能性
細田あや子
西洋中世学会 第13回大会シンポジウム 「異端の眼、異端を見る眼」 2021年6月
メソポタミアの災因論と病気治療儀礼
細田あや子
日本宗教学会第79回学術大会 2020年9月
メソポタミアのアーシプによる儀礼の特徴
細田あや子
日本宗教学会第78回学術大会 2019年9月
異界で得られるもの・得られないもの ー古代メソポタミアの事例をとおしてー 招待
細田あや子
古代学・聖地学研究センター 第1回聖地学シンポジウム ー神々と自然と社会ー (奈良女子大学) 2019年3月
メソポタミアのアーシプによる儀礼
細田あや子
日本オリエント学会第60回大会 2018年10月
メソポタミアの儀礼研究
細田あや子
日本宗教学会第77回学術大会 2018年9月
古代メソポタミアにおける異界の交錯 招待
細田あや子
国際シンポジウム 聖地と霊場ー神・仏・死者、その共生の構図 (東北大学) 2018年8月
太陽神をめぐる儀礼と神像制作
細田あや子
日本オリエント学会第59回大会 2017年10月
メソポタミアの神像にまつわる儀礼の構造
細田あや子
日本宗教学会第76回学術大会 2017年9月
祈りの言葉とイメージの力ーキリスト教美術の意味と機能について 招待
細田あや子
Niigata Liberal Arts Club 社会人向け教養講座 2016年12月
古代メソポタミアの神像と儀礼
日本宗教学会第75回学術大会 2016年9月
祈りとヴィジョン:ヒルデガルトとゾイゼを例に 招待
細田あや子
上智大学中世思想研究所 2016年2月
イメージと儀礼
細田あや子
日本宗教学会第74回学術大会 2015年9月
古代末期のユダヤ美術
細田あや子
日本宗教学会第73回学術大会 2014年9月
生と死の世界を往還する美術 招待
細田あや子
東洋英和女学院大学死生学研究所 連続講座 2013年12月
宗教芸術のパフォーマティヴィティ
細田あや子
日本宗教学会第72回学術大会 2013年9月
光と闇の図像学―キリスト教美術への招待― 招待
細田あや子
敬和学園大学チャペル・アッセンブリ・アワー 2013年7月
幻視と夢の図像学
細田あや子
日本宗教学会第71回学術大会 2012年9月
東西文化にみる絵解きの死生観 招待
細田あや子
東洋英和女学院大学 死生学研究所 連続講座 2011年11月
キリスト教教義の視覚化とその受容
細田あや子
日本宗教学会第70回学術大会 2011年9月
聖地・巡礼・ツーリズムーキリスト教の事例からー
細田あや子
新潟大学人文学部・愛媛大学法文学部 第2回学術交流会 2011年1月
「生命の木」のイメージの多様性 招待
細田あや子
東洋英和女学院大学 死生学研究所 連続講座 2010年7月
ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの救済論―ヴィルトゥテスのモティーフを中心に― 招待
細田あや子
ヨーロッパ中世・ルネサンス研究所 第三回研究会 (早稲田大学) 2010年4月
ヴィジョンとイメージ
細田あや子
日本宗教学会第68回学術大会 2009年9月
キリスト教におけるふたりのマリア信仰 招待
細田あや子
慶応義塾大学言語文化研究所 公開講座 「女神の変容」 2008年10月
マグダラのマリアの多様なイメージ
細田あや子
日本宗教学会第66回学術大会 2007年9月
ヒルデガルド・フォン・ビンゲンのヴィジョン
細田あや子
日本宗教学会第65回学術大会 2006年9月
よきサマリア人の譬えの図像解釈 招待
細田あや子
第2回神話イメージ研究会(和光大学) 2003年11月
「一角獣と男」または「日月の鼠」の説話の図像化について
細田あや子
日本宗教学会第61回学術大会 2002年9月
新潟大学人文学部 新潟大学人文科学奨励賞 阿部賞
2010年8月
細田あや子
日本宗教学会賞
2003年9月
細田あや子
古代メソポタミアの宗教的職能者アーシプによる知恵文書形成と継承の思想史的研究
研究課題/領域番号:21K00086
2021年4月 - 2025年3月
制度名:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
研究種目:基盤研究(C)
提供機関:日本学術振興会
細田 あや子
配分額:4030000円 ( 直接経費:3100000円 、 間接経費:930000円 )
古代メソポタミアの宗教的職能者アーシプたちの思想形成を研究するために、彼らが書き記した文書の特徴を考察した。『アダパ』物語や『ギルガメシュ叙事詩』では、主人公が異界への修行を通して得た悟りや、生と死を越境することにより備わった技と知恵が重要なテーマとなっている。それは、アーシプとして行動するために獲得してゆく必要なものであり、そのようなテーマの文書は、「アーシプ文学」と名づけることができる。
さらに、これらの文書では、アーシプと知恵の神エンキ/エアとの結びつきが密接であることも明らかとなった。そこから、アーシプたちは、エンキ/エアからの教えや技能をいかに伝えるか、ということに傾注していたことがわかる。「アーシプ文学」とは、最初から誰にでも了解できるものではなく、奥義書、秘義書の側面を有し、読者の気づきの段階が進むとともに自らを開示するような文書であることを検討した。
宗教言語の共在性と創造性:古代メソポタミアの祈祷と中世日本の祭文の比較研究
研究課題/領域番号:18KT0078
2018年7月 - 2022年3月
制度名:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
研究種目:基盤研究(C)
提供機関:日本学術振興会
細田 あや子
配分額:4030000円 ( 直接経費:3100000円 、 間接経費:930000円 )
古代メソポタミアの宗教儀礼のなかで、アーシプという職能者が行う儀礼について考察を進めた。そのなかでもキシュプーに対抗する儀礼文書の解読を中心に行った。キシュプーとは呪い、呪詛、祟り、怨念、怨霊、怨念をもつ生霊といった現象に近いものと考えられる。キシュプーにとりつかれると病気となり、不浄となり、呪縛の状態に陥ってしまう。そのため、病気の原因がキシュプーであると診断された場合、アーシプがキシュプーに対抗する儀礼を行う。
このキシュプーに対する対抗措置、病気治療のなかで最もおおがかりなのが「マクルー」儀礼である。マクルーとは「燃やすこと」という意味で、この名が示すように、キシュプーを行った者、仕掛けた者、敵対者といわれる人物をあらわした小像を火で燃やすことが、儀礼の主眼である。
マクルー儀礼の、IからVIIIまである唱えごと文書(儀礼的発話指示書)と儀礼全体の式次第の指示文書(儀礼的動作指示書)を解読した。その結果、二日間にわたって行われる儀礼において、はじめにキシュプーを行った者は、自分がかけたキシュプーを上回るより大きな――アーシプの――知恵と技により、壊滅的な死に至ることとなる。他方、死の状態にあった病人は再生し復活する。アイデンティティを確認した病人は、通過儀礼を経たといえる。アーシプがキシュプーを封じ込めることで力の転換が起こっており、マクルー儀礼の力学が読み取れることが明らかとなった。
宗教言語の共在性と創造性という視点からみると、マクルー儀礼で唱えられる唱えごとは、儀礼の所作や動作とあわせて、アーシプの行為遂行性に不可欠な力を与えていると考えられる。
イスラエル国ガリラヤ地方の新出土シナゴーグ資料に基づく一神教の宗教史再構築
研究課題/領域番号:17H01640
2017年4月 - 2020年3月
制度名:科学研究費助成事業 基盤研究(A)
研究種目:基盤研究(A)
提供機関:日本学術振興会
市川 裕, 佐藤 研, 桑原 久男, 細田 あや子, 上村 静, 高井 啓介, 月本 昭男, 土居 由美, 勝又 悦子, 長谷川 修一, 葛西 康徳, 江添 誠, 牧野 久実, 高久 恭子
配分額:37050000円 ( 直接経費:28500000円 、 間接経費:8550000円 )
今年度の主たる実績は、以下の三つに分けられる。
第1に、2017年8月に、イスラエルのテル・レヘシュ遺跡で、シナゴーグの全容を解明する発掘調査を実施した。これによって、本シナゴーグは、モーセ五書の巻物を置く台座と思われた石は、天井を支える支柱の礎石であることが判明し、全体は簡素な矩形の部屋に過ぎないことが明らかとなった。ここから、シナゴーグの用途を、安息日のトーラー朗読にのみ限定して考える必要がないものと想定された。
第2に、出土した西暦1世紀のシナゴーグの発見がもたらす意義に関して、同時代的、宗教史的、比較宗教学的視点から、研究成果を持ち寄って、公開シンポジウムを実施した。シンポジウムの全体テーマは、「イスラエル新出土シナゴーグから 一神教の宗教史を見直す」である。( 2018年3月2日(金) 13時-18時 東京大学本郷キャンパス 法文1号館 113教室。)
第3に、シナゴーグがユダヤ社会において果たした役割の変遷を、古代から中世にかけて考察するシンポジウムを実施した。シンポジウムの全体テーマは「ユダヤ共同体とその指導者たち -古代から中世へ-」である。(2018年1月21日(日)13:00-18:00 東京大学本郷キャンパス法文1号館113教室。)
カイロで発見されたゲニザ文書から推定される、中世旧カイロ市(フスタート)のシナゴーグと共同体の関係について、イスラエル人の専門家の知見を得られたことは、歴史的変遷を明らかにするうえで非常に有益であった。
ユダヤ・イスラーム宗教共同体の起源と特性に関する文明史的研究
研究課題/領域番号:25257008
2013年4月 - 2017年3月
制度名:科学研究費助成事業 基盤研究(A)
研究種目:基盤研究(A)
提供機関:日本学術振興会
市川 裕, 佐藤 研, 桑原 久男, 細田 あや子, 高井 啓介, 月本 昭男, 高橋 英海, 菊地 達也, 長谷川 修一, 葛西 康徳, 江添 誠, 牧野 久実, 小堀 馨子, 鎌田 繁, 中西 恭子, 土居 由美, 嶋田 英晴, 志田 雅宏, 櫻井 丈, 小野 塚拓造, 山野 貴彦, アヴィアム モルデハイ
配分額:45240000円 ( 直接経費:34800000円 、 間接経費:10440000円 )
ユダヤ教の歴史を調べていくと、のちに出現する二つの一神教、キリスト教とイスラーム、を生み出す基盤になっていることがわかる。宗教学の歴史は信仰を基盤とする西欧のキリスト教を宗教の一般モデルとしたため、このモデルから外れる諸要素は関心から外れた。しかし、イスラームとラビ・ユダヤ教はそれぞれ、シャリーアとハラハーを特徴とする啓示法の宗教であり、預言者に啓示された神の意志は、日常生活の行動様式を詳細に規定している。これら一神教の二つの異なる類型がともに古代ユダヤ社会に起源を有することを示して、一神教の歴史全体を動態的に理解する道筋を示すことは、人類の宗教史を考察する上で文明史的意義を持つものである。
「聖なるものの顕現」における図像・造形物・言葉の働き-画像資料と儀礼から-
研究課題/領域番号:25370069
2013年4月 - 2016年3月
制度名:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
研究種目:基盤研究(C)
提供機関:日本学術振興会
細田 あや子
配分額:4160000円 ( 直接経費:3200000円 、 間接経費:960000円 )
本研究では、図像、造形物および言語によって表出される「聖なるものの顕現(ヒエロファニー)」の過程を分析し、図像や造形物、言葉が異次元間を結ぶメディア(媒体)という機能のほか、聖を創造、開示する働きも有する事態を考察した。具体的には神託、夢、幻視に関する文書と画像資料、および儀礼文書の解読をとおして、不可視・不在なるものの現前化の仕組み、聖化の働きを解明した。これにより、宗教と表象造形に関する研究に新たな視点を取り込むことができた。
宗教実践におけるイメージの機能-「霊性(スピリチュアリティ)の図像学」の展開-
研究課題/領域番号:22520097
2010年 - 2012年
制度名:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
研究種目:基盤研究(C)
提供機関:日本学術振興会
細田 あや子
配分額:3510000円 ( 直接経費:2700000円 、 間接経費:810000円 )
中世ヨーロッパの霊性における視覚イメージの意義を解明し、「霊性(スピリチュアリティ)の図像学」が宗教美術研究アプローチのひとつの切り口として有益であることを明確にした。聖なるものの顕現としての宗教美術という特質に注目し、具体的に中世霊性の中で見出される異界とのコミュニケーションの手段としての機能などの特徴を明らかとした。
空間と形に感応する媒体として身体を解明することから、知の成立機序を捉え直す試み
研究課題/領域番号:22652003
2010年 - 2011年
制度名:科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究
研究種目:挑戦的萌芽研究
提供機関:日本学術振興会
栗原 隆, 加藤 尚武, 辻元 早苗, 佐藤 透, 細田 あや子, 白井 述, 青柳 かおる
配分額:3210000円 ( 直接経費:2700000円 、 間接経費:510000円 )
私たちの感性が身体を媒介として、外部の周囲の空間や形に感応することを通して、舞踊や演奏における即興や、風景や雰囲気への感興など、理性を通した知とはまた別の、体感に基づく知が可能になる仕組みを明らかにすることができた。
西洋史における国民国家とアイデンティティ複合
研究課題/領域番号:18320121
2006年 - 2008年
制度名:科学研究費助成事業 基盤研究(B)
研究種目:基盤研究(B)
提供機関:日本学術振興会
松本 彰, 立石 博高, 山本 明代, 北村 昌史, 佐々木 博光, 高橋 秀樹, 細田 あや子, 田中 景, 野村 真理, 森田 直子, 池田 嘉郎, 丸畠 宏太, 中谷 昌弘, 伊東 直美, 小野寺 拓也
配分額:20450000円 ( 直接経費:17000000円 、 間接経費:3450000円 )
本研究プロジェクトは2007年6月に新潟朱鷺メッセで行われた日本西洋史学会での報告のために組織された.2006年度は学会報告へ向けての準備を行い、2007年度は学会報告と学会での議論を発展させるための研究を展開し、2008年度は3年間の研究を総括した.予定していた海外調査は、2006年度はドイツとオーストリア、2007年度はアメリカ合衆国、2008年度はロシアで行い、大きな成果を得ることができた.
ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの宗教思想研究-ヴィジョンとその図像を中心に-
研究課題/領域番号:17520054
2005年 - 2007年
制度名:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
研究種目:基盤研究(C)
提供機関:日本学術振興会
細田 あや子
配分額:2970000円 ( 直接経費:2700000円 、 間接経費:270000円 )
本研究においては、ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの著作のテクスト分析および図像解釈をし、ヒルデガルトの宗教思想を考察してきた。ヒルデガルトの宗教思想をみるにあたって、とくに彼女のみたヴィジョン(幻視)に注目して検討を加えてきた。
本年度は三ヵ年の研究のまとめとして、ヒルデガルトのヴィジョンに関し、テクストとその視覚化の関係をより明確にして宗教思想、宗教美術という側面からの考察を深め、いくつか特徴あるテーマ、たとえばヴィルトゥテスという概念や自然観などを分析した。さらに、三位一体というキリスト教教義についても、ヒルデガルト独自の見解が認められることが理解された。父、子、聖霊という三つのペルソナを図像化する場合、ヒルデガルトの『スキヴィアス』(II,2)では、二層に分けられた円の中央に子であるキリストが立っている。キリストのみが具体的に人物像として描かれているのに対し、なぜ父なる神は円という幾何学的表現になっているのかということが、ヒルデガルトのヴィジョンにとって特徴的な点である。このような描写の背後には、ヒルデガルトの神観、また宇宙観、そしてジェンダー観などが影響していると考えられる。この宇宙を創造した神は、男性というひとつの性に限定されるようには考えられておらず、性差を超えた創造主としてとらえられている。具象的な描写よりも、円や他のヴィジョンにもみられる四角形などの幾何学的な抽象的図像および象徴的意味が込められた多様な色彩を通して、キリスト教教義とそれをふまえそれを包括するようなヒルデガルト独自の宗教思想に基づき、このようなヴィジョンになっていると考えられる。ヒルデガルトはキリスト教という枠組みの中に生活しつつも、それを超え、被造物と自然との調和ある世界を求めていたことが明らかとなる。
西洋中世における思想と表象の関係に関する総合的研究
研究課題/領域番号:17520006
2005年 - 2006年
制度名:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
研究種目:基盤研究(C)
提供機関:日本学術振興会
山内 志朗, 細田 あや子
配分額:2900000円 ( 直接経費:2900000円 )
研究代表者である山内と分担者である細田は、月に2回定期的に学生を交えながら、研究を行ってきた。ビンゲンのヒルデガルトのテキスト、および表象について、当時のスコラ哲学の概念分析を交えながら、その思想の枠組みを取り出すことを両者の協力の下に行った。
この研究会においては、科研費の費用で収集できた文献の読解も行うことができ、極めて多くの有益な知見を得ることができた。
研究成果としては、細田が編者の一人となって、西洋と東洋における現世と異界との交錯を論じた論文集『異界の交錯』(全2巻、リトン、412頁+482頁)をまとめた。これはまさに思想をどの様に表象するのかを扱った研究成果であり、本課題の特筆すべき成果の一つである。この論文集には細田は上下間それぞれに寄稿し、山内は下巻に寄稿している。
細田はそれ以外に「洗礼の図像解釈--オットー朝写本挿絵を中心に」を発表した。
また、山内は、西洋中世における思想と表象の関係が、その後歴史的にどのように展開されていったのか、といった観点から、広い視点の下に研究成果をまとめた。単著として『<つまずき>のなかの哲学』(NHK出版、221頁)を刊行した。また単著論文として「ドゥンス・スコトゥスとイスラーム哲学--共通本性の系譜」を発表した。
細田の研究は、西洋中世におけるキリスト教美術を中心に、宗教思想が図像表象としてどのように表現されるかを一貫して追及しているが、本科研費によって、大きな研究成果をまとあることができたことは、成果として特筆すべきことである。
また、山内も昨年度における単行本の刊行に続いて、本年度も本課題に関連する単行本と論文を刊行した。山内の研究中心は、中世スコラ哲学であるが、それに限定されず、広い視点に及ぶ研究を展開し、多くの研究成果を発表することができた。
人文初年次演習
西洋史演習
西洋文化史B
人文系フロンティア
ヨーロッパ美術文化研究
ヨーロッパ歴史文化II特論
西洋史概説
社会文化学概論
西洋文化史A
歴史文化学入門B
西洋史概説B
ヨーロッパ美術文化論
社会文化学入門B
歴史文化学入門
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人文初年次演習B
領域融合・超域科目N
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歴史学A
西洋文化史B
歴史文化学入門B
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西洋文化史A
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歴史学G
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西洋史概説Ⅰ
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課題研究Ⅰ
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課題研究Ⅲ
特定研究Ⅱ
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特定研究Ⅰ
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比較社会文化演習Ⅰ
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ヨーロッパ社会史Ⅱ
卒業論文(細田あや子)
西洋歴史文化演習
西洋史概説A
人文総合演習A
西洋地域史特殊研究A
西洋文化史特殊研究
ヨーロッパ歴史文化論II特論
比較社会文化演習I
西洋史概説I
課題研究I
比較社会文化演習II
ヨーロッパ地域史II
課題研究II
ヨーロッパ精神文化史I
ヨーロッパ歴史文化論II演習