教育学研究科 教科教育専攻 教授
教育学部 言語文化コミュニケーション講座 教授
2024/12/21 更新
博士(教育学) ( 2021年12月 東北大学 )
修士(教育学) ( 1994年3月 静岡大学 )
Language Education
Education
学校図書館
リテラシー
国語科教育学
読書指導
人文・社会 / 教育学
人文・社会 / 教科教育学、初等中等教育学
人文・社会 / 図書館情報学、人文社会情報学
新潟大学 教育学部 教授
2022年4月 - 現在
新潟大学 教育学部 准教授
2008年4月 - 2022年3月
新潟大学教育人間科学部准教授
2007年4月 - 2008年3月
新潟大学教育人間科学部助教授
2005年10月 - 2007年3月
山形大学 Faculty of Education, Art and Science
2005年4月 - 2005年9月
イリノイ大学シカゴ校客員研究員(文部科学省在外研究員)
2003年8月 - 2004年7月
スペイン科学研究高等会議客員研究員(日本学術振興会二国間交流事業スペイン派遣研究者)
2002年12月 - 2003年4月
山形大学
1998年4月 - 2005年3月
新潟大学 教育研究院 人文社会科学系 教育学系列 教授
2022年4月 - 現在
新潟大学 教育学部 教授
2022年4月 - 現在
新潟大学 教育学研究科 教科教育専攻 教授
2022年4月 - 現在
新潟大学 教育学部 言語文化コミュニケーション講座 教授
2022年4月 - 現在
新潟大学 現代社会文化研究科 人間形成研究専攻 准教授
2012年4月 - 2022年3月
新潟大学 教育学部 言語文化コミュニケーション講座 准教授
2007年4月 - 2022年3月
新潟大学 教育学研究科 教科教育専攻 准教授
2007年4月 - 2022年3月
新潟大学 教育人間科学部 助教授
2005年1月 - 2007年3月
東北大学 教育学研究科 教育設計評価専攻
- 2018年
筑波大学 教育学研究科 学校教育学専攻
- 1998年
国名: 日本国
Literacy Research Association
日本国語教育学会
人文科教育学会
全国大学国語教育学会
日本読書学会
International Literacy Association
日本認知科学会
日本教育学会
スペインの学力評価LOMCE評価(2014-2021)における国語学力調査:中学校4 年生調査を中心に
足立幸子
新潟大学教育学部研究紀要 人文・社会科学編 16 ( 2 ) 33 - 43 2024年3月
読者想定法によるニュースサイトの記事を読むことの指導
足立幸子, 水口剛志, 木村魁
新潟大学教育学部研究紀要 人文・社会科学編 16 ( 2 ) 45 - 51 2024年3月
「読書へのアニマシオン」幼児教育作戦に適した絵本の研究(2) : 4歳児と5歳児への実践を通して
足立幸子, 名塚裕子
新潟大学教育学部研究紀要 人文・社会科学編 16 ( 1 ) 1 - 12 2023年10月
読者想定法によるインターネットの新聞記事を読むことの指導
足立幸子, 水口剛志, 木村魁
新潟大学教育学部研究紀要 人文・社会科学編 16 ( 1 ) 13 - 22 2023年10月
デジタルも活用するこれからの学校図書館と国語科教育 招待
足立幸子
月刊国語教育研究 ( 616 ) 2023年8月
教員養成・教員研修場面におけるインクワイアリー・サークルの実践
足立幸子
新潟大学教育学部研究紀要 人文・社会科学編 15 ( 2 ) 115 - 125 2023年3月
翻訳絵本の読者反応に影響する要因 : 戦争絵本『ひろしまのピカ』の日米比較研究 査読
足立幸子
人文科教育研究 49 1 - 16 2022年12月
Hitomi Kambara, Yu-Cheng Lin, Sachiko Adachi
Social Psychology of Education 25 ( 2-3 ) 593 - 623 2022年6月
ディシプリナリー・リテラシー:国際リテラシー学会及びリテラシー研究学会での動向を中心に 査読
足立幸子
人文科教育研究 ( 48 ) 23 - 38 2021年12月
インクワイアリー・サークル : リテラチャー・サークルからの発展を中心に
足立幸子
新潟大学教育学部研究紀要 人文・社会科学編 14 ( 1 ) 1 - 9 2021年10月
Validating the adult motivation for reading scale with Japanese college students
Hitomi Kambara, Po-Yi Chen, Sachiko Adachi, Yu-Cheng Lin
International Journal of Educational Research 108 101752 - 101752 2021年
国際学力調査PIRLSにおけるデジタルリテラシーの評価
足立幸子
新潟大学教育学部研究紀要 人文・社会科学編 13 ( 1 ) 1 - 13 2020年10月
国語学力調査の比較研究:スペインの小学校6年生の全国学力調査を対象として
足立幸子
新潟大学教育学部研究紀要 人文・社会科学編 13 ( 1 ) 15 - 37 2020年10月
読者想定法を使用した説明的文章の指導 : 「フリードルとテレジンの小さな画家たち」の読者反応に着目して 査読
足立 幸子, ADACHI Sachiko
人文科教育研究 = Journal of language teaching 43 ( 43 ) 15 - 27 2016年8月
読者反応を利用した小集団の読書指導におけるルーブリック評価の試み
足立 幸子
新大国語 ( 37 ) 17 - 37 2015年3月
想定する読者の読者反応によるノンフィクションを読むことの指導 : Jean Anne Clydeらの吹き出し法(subtexting)を手がかりとして
足立 幸子
新潟大学教育学部研究紀要. 人文・社会科学編 7 ( 2 ) 195 - 205 2015年
足立 幸子
新潟大学教育学部研究紀要. 人文・社会科学編 7 ( 1 ) 1 - 13 2014年
あたらしい国語科指導法(七訂版)
柴田, 義松, 阿部, 昇, 鶴田, 清司( 担当: 分担執筆 , 範囲: 「読書指導・読み聞かせ」「読書へのアニマシオン」)
学文社 2023年3月 ( ISBN:9784762032097 )
国語科教育学研究の成果と展望Ⅲ
全国大学国語教育学会( 担当: 分担執筆 , 範囲: 読書に関する学力調査に関する研究の成果と展望)
溪水社 2022年9月 ( ISBN:9784863276079 )
中等国語科教育
甲斐, 雄一郎, 間瀬, 茂夫
協同出版 2021年11月 ( ISBN:9784319003570 )
初等国語科教育
長田, 友紀, 山元, 隆春
協同出版 2021年11月 ( ISBN:9784319003518 )
小学校国語科教育研究
全国大学国語教育学会
東洋館出版社 2019年9月 ( ISBN:9784491037660 )
読書教育の未来 = The future of reading research
日本読書学会
ひつじ書房 2019年7月 ( ISBN:9784894769380 )
赤い鳥事典
赤い鳥事典編集委員会( 担当: 分担執筆 , 範囲: 滑川道夫)
柏書房 2018年8月 ( ISBN:9784760149414 )
国語教育における調査研究
全国大学国語教育学会
東洋館出版社 2018年7月 ( ISBN:9784491035611 )
小学校国語科教育法
阿部, 藤子, 益地, 憲一( 担当: 分担執筆 , 範囲: 第11章 読書指導)
建帛社 2018年3月 ( ISBN:9784767921112 )
初等国語科教育
塚田, 泰彦, 甲斐, 雄一郎, 長田, 友紀( 担当: 分担執筆 , 範囲: 「読書指導」)
ミネルヴァ書房 2018年3月 ( ISBN:9784623082926 )
学校図書館への研究アプローチ
日本図書館情報学会研究委員会( 範囲: 第5章 読書指導の研究アプローチ)
勉誠出版 2017年11月 ( ISBN:9784585205043 )
スペイン文化事典
川成, 洋, 坂東, 省次
丸善 2011年1月 ( ISBN:9784621083000 )
中学校・高等学校国語科指導法
益地, 憲一, 鳴島, 甫, 岩間, 正則, 植西, 浩一, 遠藤, 瑛子, 宗我部, 義則, 小川, 雅子, 長崎, 秀昭, 米田, 猛, 細川, 恒, 足立, 幸子, 沢本, 和子, 小嵜, 麻由, 渡辺, 通子, 松下, 寿, 森, 顕子
建帛社 2009年4月 ( ISBN:9784767920924 )
小学校国語科の指導
益地, 憲一, 沢本, 和子, 相原, 貴史, 鳴島, 甫, 成田, 信子, 村松, 賢一, 小川, 雅子, 長崎, 秀昭, 植西, 浩一, 足立, 幸子, 米田, 猛, 高木, 展郎, 松本, 修, 兒玉, 順夫, 原田, 淑子, 芥川, 元喜, 長井, 薫
建帛社 2009年4月 ( ISBN:9784767920917 )
今、教育の原点を問う
諏訪, 春雄, 西澤, 潤一
勉誠出版 2005年11月 ( ISBN:4585053425 )
国際読書力テスト開発のための準備調査
足立, 幸子
[足立幸子] 2003年
小学校国語科指導の研究
益地, 憲一, 沢本, 和子, 高木, 展郎, 藤森, 裕治, 松本, 修, 田中, 美也子, 村松, 賢一, 宝代地, まり子, 寺井, 正憲, 有働, 玲子, 足立, 幸子, 中村, 敦雄, 原田, 淑子, 相原, 貴史
建帛社 2002年5月 ( ISBN:4767920825 )
The Teaching Techniques on Reading
1999年
「読書」教育を進めるために
国語科教育の理論と実践(現代教育社) 1999年
「読書」教育にかかわる指導技術
国語科教育の理論と実践(現代教育社) 1999年
A Guide to Teaching of Reading
1999年
Right to supportive learning environments and high-quality resources [Research brief]
International Literacy Association
International Literacy Association 1 - 6 2019年
Children’s rights to excellent literacy instruction [Position statement]
International Literacy Association: Children's Rights to Excellent Literacy Instruction Committee
International Literacy Association 1 - 3 2019年
Marking 60 years: The Japan Reading Association reflects six decades
Sachiko Adachi
Literacy Today 36 ( 2 ) 48 - 49 2018年9月
The case for children’s rights to read
International Literacy Association
International Literacy Association 1 - 26 2018年
ジャンルに基づいたノンフィクションの読書指導 : Fountas & Pinnell (2012) Genre Study を対象として
足立 幸子, Adachi Sachiko
新潟大学教育学部研究紀要 人文・社会科学編 10 ( 1 ) 1 - 8 2017年10月
ノンフィクションの様々なジャンルを用いた読者想定法 : メディア・リテラシーのコア概念による分析
足立 幸子, Adachi Sachiko
新潟大学教育学部研究紀要 人文・社会科学編 9 ( 2 ) 195 - 205 2017年3月
交流を生かした読書指導 : アメリカにおけるIn2Booksの2003年頃の活動を例として
足立 幸子, Adachi Sachiko
新潟大学教育学部研究紀要 人文・社会科学編 9 ( 1 ) 1 - 9 2016年10月
足立 幸子, Adachi Sachiko
新潟大学教育学部研究紀要 人文・社会科学編 8 ( 2 ) 133 - 141 2016年3月
第64回日本図書館情報学会研究大会シンポジウム 学校図書館への研究的アプローチ
足立 幸子, 今井 福司, 岩崎 れい, 中村 百合子, 野口 武悟, 平久江 祐司
日本図書館情報学会研究大会発表論文集 64 127 - 129 2016年
足立 幸子, Adachi Sachiko
新潟大学教育学部研究紀要 人文・社会科学編 8 ( 1 ) 1 - 11 2015年10月
読者反応に基づく読書指導の方法(自由研究発表)
足立 幸子
全国大学国語教育学会発表要旨集 127 257 - 260 2014年11月
読者反応に基づく読書の指導と評価(自由研究発表)
足立 幸子
全国大学国語教育学会発表要旨集 126 117 - 120 2014年5月
交流型読み聞かせにおける交流の内容(自由研究発表)
足立 幸子
全国大学国語教育学会発表要旨集 125 193 - 196 2013年10月
交流型読み聞かせ(自由研究発表)
足立 幸子
全国大学国語教育学会発表要旨集 124 252 - 255 2013年5月
教員養成における教科の学びの充実 国語科教育法において大学の授業と学校現場をつなぐ工夫
足立 幸子
Synapse : 教員を育て磨く専門誌 ( 20 ) 42 - 45 2013年4月
足立 幸子
新潟大学教育学部研究紀要. 人文・社会科学編 5 ( 2 ) 127 - 132 2013年
国際読書学会第57回年次大会報告:評価に関する研究発表に焦点をあてて
足立 幸子
読書科学 55 ( 4 ) 157 - 164 2013年
足立 幸子
読書科学 55 ( 4 ) 150 - 156 2013年
初読の過程をふまえた読書指導 : ハーベイ・ダニエルズ「リテラチャー・サークル」の手法を用いて
足立 幸子
新潟大学教育学部研究紀要. 人文・社会科学編 6 ( 1 ) 1 - 16 2013年
読書を通した交流の内容 : 「パートナー読書」での読者反応と交流(自由研究発表)
足立 幸子
全国大学国語教育学会発表要旨集 122 43 - 46 2012年5月
足立 幸子
新大国語 ( 35 ) 14 - 44 2012年3月
中学校現場に適した二人組交流型読書指導法「パートナー読書」の開発
足立 幸子
新潟大学教育学部研究紀要. 人文・社会科学編 4 ( 2 ) 103 - 128 2012年
読書会コーディネータ養成講習会(講演要旨) 読んで、書いて、話し合う読書の時間 (特集 読書をより豊かにする読書会)
足立 幸子
学校図書館 ( 730 ) 16 - 25 2011年8月
初読の過程を生かしたグループ・ディスカッションによる読書指導 : リテラチャー・サークルの授業の検討(自由研究発表)
足立 幸子
全国大学国語教育学会発表要旨集 120 85 - 88 2011年5月
初読の過程を生かした読書指導(自由研究発表)
足立 幸子
全国大学国語教育学会発表要旨集 119 132 - 135 2010年10月
パートナー読書の実践 (第37回全国学校図書館研究大会(静岡大会)研究集録 研究主題 知識をつなげる 学びをひろげる 心をはぐくむ学校図書館)
足立 幸子
全国学校図書館研究大会研究集録 37 138 - 141 2010年8月
国語科教育における初読と再読 : 物語の初読の過程解明を中心に(自由研究発表)
足立 幸子
全国大学国語教育学会発表要旨集 118 41 - 44 2010年5月
足立 幸子, 伊藤 健矩
新大国語 ( 33 ) 25 - 52 2010年3月
足立 幸子
新潟大学教育学部研究紀要 人文・社会科学編 3 ( 1 ) 1 - 6 2010年
読んで、書いて、話し合う読書の時間 (特集 読書へ誘う手法)
足立 幸子
学校図書館 ( 706 ) 37 - 39 2009年8月
足立 幸子, Adachi Sachiko
人文科教育研究 ( 36 ) 37 - 56 2009年8月
海外における読書指導の理論的背景--スペイン「読書へのアニマシオン」を事例として
足立 幸子
新潟大学教育学部研究紀要 人文・社会科学編 1 ( 2 ) 99 - 106 2009年
足立 幸子
新潟大学教育学部研究紀要 人文・社会科学編 2 ( 1 ) 1 - 14 2009年
足立 幸子, Adachi Sachiko
教育実践総合研究 8 35 - 48 2009年
地域と連携した読書指導の展開--見附市立見附小学校「読書活動」の記録
足立 幸子
新大国語 32 ( 32 ) 1 - 32 2008年3月
読書の魅力を伝える技法--リテラチャー・サークル (特集 読書離れにいどむ)
足立 幸子
教育と医学 56 ( 1 ) 35 - 41 2008年1月
PISA型読解力を育成する読書指導ができる現職教員研修プログラムの開発と実践
足立 幸子, 常木 正則, 堀 竜一
日本教育大学協会研究年報 26 197 - 208[含 英語文要旨] 2008年
PISA型読解力育成を目指す読書指導教員研修プログラムの開発
足立 幸子
全国大学国語教育学会発表要旨集 112 141 - 144 2007年5月
初等教育段階における国際読書力調査PIRLSの特徴--他の国際テスト・国内テストとの比較から
足立 幸子
新潟大学教育人間科学部紀要 人文・社会科学編 9 ( 2 ) 171 - 189 2007年
読書力評価の国際標準
足立 幸子
全国大学国語教育学会発表要旨集 111 35 - 38 2006年9月
<読解力>をどう捉え評価するか (特集 いま求められる<読解力>とは)
足立 幸子
教育フォーラム ( 38 ) 28 - 38 2006年8月
読解力を高める教育課程の創造的展開--オーストラリアの取組を中心に (特集1 読解力を育成する学習指導の改善)
足立 幸子
初等教育資料 ( 809 ) 2 - 5 2006年6月
足立 幸子
新大国語 31 ( 31 ) 1 - 8 2006年3月
海外の読書調査と読書文化から何を学ぶか--読解力は豊潤な読書文化にこそ育まれる (特集 読解力(reading literacy)、日本の教育の何が問われているのか)
足立 幸子
BERD ( 6 ) 15 - 20 2006年
提案2 外国の読書力評価から我が国の国語学力を考える(現代の言語環境と国語学力,秋期学会(第109回 岐阜大会))
足立 幸子
国語科教育 59 ( 0 ) 7 - 8 2006年
読書力評価の国際標準にむけての一考察(3)オーストラリアのDARTの分析
足立 幸子, Adachi Sachiko
人文科教育研究 ( 32 ) 45 - 61 2005年8月
アメリカの読書力評価
足立 幸子
全国大学国語教育学会発表要旨集 108 35 - 38 2005年5月
米国の読書活動 (読書活動と学校 今、学校での読書を考える--さまざまな実践報告から)
足立 幸子
日本語学 24 ( 5 ) 156 - 165 2005年4月
足立 幸子
山形大学教育実践研究 ( 14 ) 17 - 26 2005年3月
読書力評価の国際標準にむけての一考察(2)アメリカのNAEPを中心に
足立 幸子, ADACHI Sachiko
人文科教育研究 ( 31 ) 43 - 63 2004年8月
地域・家庭と学校の連携を通した子どもの読書活動振興方策--読み聞かせボランティアの全国実態調査の分析から
足立 幸子
国立オリンピック記念青少年総合センター研究紀要 ( 4 ) 41 - 53 2004年3月
リテラチャー・サークル--アメリカの公立学校のディスカッション・グループによる読書指導方法
足立 幸子
山形大学教育実践研究 ( 13 ) 9 - 18 2004年3月
足立 幸子
山形大学紀要 教育科学 13 ( 3 ) 193 - 204 2004年2月
足立 幸子
国語科教育 55 ( 0 ) 52 - 59 2004年
読書力評価の国際標準にむけての一考察--イギリスのナショナル・テストを中心に
足立 幸子, Adachi Sachiko
人文科教育研究 ( 30 ) 95 - 112 2003年8月
「読書へのアニマシオン」の拡大と読書指導方法論としての評価
足立 幸子
全国大学国語教育学会発表要旨集 104 120 - 123 2003年5月
読書指導方法論の探究 : Literature Circlesの試み(21世紀にいきる国語教育実践学の構築に向けて)
足立 幸子
全国大学国語教育学会発表要旨集 103 102 - 105 2002年10月
足立 幸子, 高橋 景子
山形大学教育実践研究 11 ( 11 ) 69 - 76 2002年3月
足立 幸子
国語科教育 52 ( 0 ) 64 - 71 2002年
スペインの読書運動「読書へのアニマシオン」
足立 幸子
全国大学国語教育学会発表要旨集 98 10 - 13 2000年8月
足立 幸子
人文科教育研究 27 ( 27 ) 41 - 51 2000年8月
足立 幸子
山形大学教育実践研究 9 ( 9 ) 5 - 13 2000年3月
The Significance of Reading-Aloud to Junior High School Students
( 35 ) 13 - 20 2000年
滑川道夫の児童観・児童文化観
人文科教育研究 ( 27 ) 41 - 51 2000年
中学生への読み聞かせの意義
山形大学教育学部附属中学校研究紀要 ( 35 ) 13 - 20 2000年
「読書へのアニマシオン」導入の意義
山形大学教育実践研究 ( 9 ) 5 - 13 2000年
The character of "Animaci(]E85F6[)n a la lectura" on Teaching of Reading
( 169 ) 6 - 8 2000年
読書指導における「読書へのアニマシオン」の特徴とは
授業づくりネットワーク ( 169 ) 6 - 8 2000年
The Mode of Research on Language Education
( 321 ) 46 - 47 1999年
滑川道夫の児童文化観と読書指導論
人文科教育研究 ( 26 ) 11 - 23 1999年
読書指導基本図書案内
授業づくりネットワーク ( 156 ) 6 - 8 1999年
足立 幸子, Adachi Sachiko
人文科教育研究 ( 26 ) 11 - 23 1999年
A Guide of Basic Resources on Teaching of Reading
( 156 ) 6 - 8 1999年
国語教育研究の研究様式-モード論の観点から-
月刊国語教育研究 ( 321 ) 46 - 47 1999年
6. 国語教育におけるアプレンティスシップ・アプローチ
足立 幸子
全国大学国語教育学会発表要旨集 94 43 - 43 1998年8月
滑川道夫読書指導論における児童文化的視点
足立 幸子
日本語と日本文学 26 ( 26 ) 52 - 59 1998年2月
The Viewpoint on Children's Culture in Namekawa Michio's Teaching of Reading
( 26 ) 52 - 59 1998年
足立 幸子, Adachi Sachiko
人文科教育研究 ( 25 ) 153 - 163 1998年
足立 幸子
読書科学 41 ( 3 ) 114 - 123 1997年10月
状況的認知論に基づく読みの指導に関する一考察--Liz Waterlandの教育実践の分析
足立 幸子, Adachi Sachiko
人文科教育研究 ( 24 ) 41 - 51 1997年8月
「読書指導」の概念に関する一考察
足立 幸子
教育経営理論研究 15 44 - 47 1997年4月
足立 幸子
読書科学 41 ( 1 ) 1 - 8 1997年4月
Standards for English Language Arts in the United States
15 - 29 1997年
滑川道夫読書指導論研究
読書科学 41 ( 1 ) 1 - 8 1997年
アメリカにおける英語教育のスタンダード(共著)
アメリカの学校教育における全米標準化運動に関する総合的研究 15 - 29 1997年
状況的認知論に基づく読みの指導に関する一考察--Liz Waterlandの教育実践の分析--
人文科教育研究 ( 24 ) 41 - 51 1997年
滑川道夫読書指導論への成蹊教育思想の影響
読書科学 41 ( 3 ) 114 - 123 1997年
尋常小学国語読本における「人物教材」の教材観--修身科・国史科との比較を通して
足立 幸子, Adachi Sachiko
人文科教育研究 ( 23 ) 45 - 57 1996年8月
すぐれた教育実践の背景にある人間観の検討 : フラストレーション場面での指導の背景にあるもの
落合 幸子, 足立 幸子
茨城県立医療大学紀要 1 105 - 112 1996年3月
The Movement of Language Education in the United States
17 - 36 1996年
尋常小学国語読本における「人物教材」の教材観--修身科・国史科との比較を通して--
人文科教育研究 ( 23 ) 45 - 58 1996年
アメリカにおける言語教育の動向(共著)
アメリカの初等、中等教育の教科・生徒指導実践に関する多面的・総合的解明の基礎研究 17 - 36 1996年
1 滑川道夫の読書指導論
足立 幸子
全国大学国語教育学会発表要旨集 89 58 - 58 1995年11月
情報化社会における読書指導論 : 昭和40年代の滑川道夫・倉澤栄吉・大村はまの読書指導論意義(湊吉正先生退官記念号)
足立 幸子
人文科教育研究 = Journal of Language Teaching 22 ( 22 ) 105 - 113 1995年8月
Michio Namekawa's Teaching of Reading-On the "Creativity"in Reading-
Annual Report of Graduate Studies in Education ( 19 ) 133 - 140 1995年
情報化社会における読書指導論--昭和40年代の滑川道夫・倉澤栄吉・大村はまの読書指導論の意議--
人文科教育研究 ( 22 ) 105 - 113 1995年
滑川道夫の読書指導論--読書における「創造性」について--
教育学研究集録 ( 19 ) 133 - 140 1995年
読書科学研究奨励賞
1998年
資質・能力の育成に資する紙及びデジタル読書の認知的・非認知的評価法の開発
研究課題/領域番号:21K02486
2021年4月 - 2024年3月
制度名:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
研究種目:基盤研究(C)
提供機関:日本学術振興会
足立 幸子
配分額:4160000円 ( 直接経費:3200000円 、 間接経費:960000円 )
本研究では、①国際学力調査・海外の国内学力調査、②海外の読書指導、③読書モチベーション等質問紙調査の研究を通して、資質・能力の育成に資する紙及びデジタル読書の評価法を開発するというものである。④評価法の開発にあたっては、教育現場での試行を含んでいる。
しかし、新型コルナウイルス感染症の蔓延防止により、①国際学力調査も国内学力調査も延期になった。②海外出張ができず、海外の調査も国際学会での発表もできなかった。また、④教育現場で研究する機会が極端に制限され、③質問紙調査を実施して子どものデータを取ることもできなかった。
以上のことから、当初の予定を変え、①学力調査は改めて過去から現在の行われてきた範囲を綿密に検討し直すこと、②海外の読書指導調査は文献分析を中心にすること、③読書モチベーションについては、過去に行った研究を再検討すること、④学外には子どもの教育現場に行く代替として学内にあたる附属学校園や、教員養成・教員研修の場を活用することなどを行った。
具体的には、①はこの10年ないし20年の学力調査を取り上げ、読書の認知的側面と非認知的側面がどのように評価されているかを検討してレビュー論文を書いたこと、②海外の読書指導調査については、インクワイアリー・サークルの起源を調べ論文を書いたこと、③読書モチベーションについては、過去に大学生に行った調査を再分析したこと、④教育現場での活動については、附属幼稚園や教員研修の提携を結んでいる小学校で読書へのアニマシオンの実験授業を試み、1本は論文を書き、もう1本は準備中であること、インクワイアリー・サークルについては、実践研究として教員養成・教員研修の場で実践を行い、どのような評価ができるか検討中であることを令和3年度の研究実績として挙げることができる。
エビデンスに基づいた読書の認知的・非認知的側面の評価手法の開発と評価ガイドの提案
研究課題/領域番号:17K04753
2017年4月 - 2020年3月
制度名:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
研究種目:基盤研究(C)
提供機関:日本学術振興会
足立 幸子
配分額:4290000円 ( 直接経費:3300000円 、 間接経費:990000円 )
本研究では読書を認知的・非認知的側面に分けてとらえるという枠組みで、その評価手法を研究している。
読書の認知的側面の評価として、テストを挙げることができる。今年度は、テスト研究の一つとして、スペインの全国学力調査を調査し、国際学力調査PISAやアメリカの全国学力調査のNAEPの枠組み及び調査問題として使用されるテキストのジャンルを比較した学会発表を行った。
読書の非認知的側面の評価として、質問紙調査を挙げることができる。今年度は、アメリカの研究者とアメリカおよび日本の学生の読書意欲(motivation)についての質問紙調査の比較研究を行った。また、小学校現場で読書へのアニマシオンを実施し、その際の読書について質問紙調査を行った。
発達段階をトレースできる到達度評価のためのIRT垂直尺度構成の試み
研究課題/領域番号:16H03731
2016年4月 - 2020年3月
制度名:科学研究費助成事業 基盤研究(B)
研究種目:基盤研究(B)
提供機関:日本学術振興会
柴山 直, 佐藤 喜一, 川端 一光, 佐藤 誠子, 足立 幸子, 斉田 智里, 野口 裕之, 熊谷 龍一, 藤本 亮
配分額:17810000円 ( 直接経費:13700000円 、 間接経費:4110000円 )
昨年度調査で得られたデータは1年分のみであるため、小学校4年生から中学校2年生の5学年横断型の分析を行った。その結果は教育心理学会第60回総会にて研究発表をおこなった。また、IRTモデルからの能力値の分布だけでは、協力校・教育委員会にとってはわかりにくいため、IRT observation scores による等化をおこない、参加児童・生徒が仮に5学年全部のテストを受けたとしたときの正答数得点分布を生成するアルゴリズムを開発し、その成果も教育心理学会第60回総会で報告した。この成果は「素得点実分布のIRT observed scoreによる復元分布とIRT true scoreによる復元分布の精度比較」として投稿・印刷中である。さらに、次年度以降に必須となるIRT垂直尺度化に適したサンプル数ならびに尺度調整に関する系統的かつ詳細・包括的なシミュレーション研究をおこない、日本テスト学会第16回大会にてその結果を発表した。あらたなデータ収集については、昨年度実施とは異なる内容をもつ分冊のもとで、小学校5年生から中学2年生に対して計画通り調査を実施した。調査対象校は昨年度と同一のため参加児童・生徒を個別に追跡できるコホートデザインとなっている。ただし、個人情報保護のため、IDと個人情報との対照表自体は各学校のみ保持していて、研究組織側ではIDのみの情報しか分からないようにした。なお、日本テスト学会第16回大会における柴山(2018)「対応づけの開発と小論文採点事業化の試み、その後の展開」,熊谷(2018)第13回ICPSR国内利用協議会・統計セミナーにおける「項目反応理論入門」および、第12回『日本テスト学会賞』記念講演・ワークショップにおける熊谷(2018)「EasyEstimationを用いたテストデータのIRT分析」は本研究の派生的な成果である。
読者反応理論に基づく国際標準を反映した児童・生徒・教員用読書力評価パッケージ開発
研究課題/領域番号:26381183
2014年4月 - 2017年3月
制度名:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
研究種目:基盤研究(C)
提供機関:日本学術振興会
足立 幸子
配分額:4680000円 ( 直接経費:3600000円 、 間接経費:1080000円 )
本研究では、国際読書力評価を参照し、読書力評価パッケージを開発することを目的とした。評価パッケージは、テストと読者反応の質的分析の要素で構成されている。
テストについては、PISA、PIRLS、全国学力・学習状況調査、新潟県小学校教育研究会学習指導改善調査、Reading Inventory やFountas & Pinnell Benchmark Assessment System を研究した。また読書10問テストを作成した。質的分析に関しては、諸外国の発問・ワークシート評価、ポートフォリオ評価、パフォーマンス評価、音読評価を参照し、交流型読み聞かせ、パートナー読書、読者想定法を開発した。
研究課題/領域番号:23531171
2011年 - 2013年
制度名:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
研究種目:基盤研究(C)
提供機関:日本学術振興会
足立 幸子
配分額:5070000円 ( 直接経費:3900000円 、 間接経費:1170000円 )
本研究では、諸外国で通用している読書力評価を参考にし、日本において教師が使用する読書力評価パッケージを開発することを目的とした。読書力評価パッケージとは、テストの形態による評価と、読書指導場面において読書力評価をどのように行っていくかを示した「読書評価キット」から構成されている。
テストについては、小中学生向きの図書に関して、10問ずつの設問を作成した。読書評価キットについては、「読書へのアニマシオン」「リテラチャー・サークル」「交流型読み聞かせ」「パートナー読書」という、交流を重視した読書指導において、小中学生がどのような交流を行い、反応を示しているかについて、評価する方法を開発した。
知識基盤社会における読書力を評価するミクロ・レベル・テスト及び質的分析手法の開発
研究課題/領域番号:19730533
2007年 - 2010年
制度名:科学研究費助成事業 若手研究(B)
研究種目:若手研究(B)
提供機関:日本学術振興会
足立 幸子
配分額:4698665円 ( 直接経費:3960512円 、 間接経費:738153円 )
本研究の目的は、知識基盤社会における読書力を評価する方法を開発することであった。そのために、アメリカ・スペイン・オーストラリアなどの、(1)ミクロ・レベル・テストを調査する、(2)読書指導法を質的に分析するという二つの方法をとった。評価の検討、学会での情報収集・学校視察・開発者へのインタビューなどを通して、これらの評価の内容や意義が明らかになり、開発に向けての我が国への応用可能性も示唆された。
リーディング・リテラシーを育てるためのカリキュラム、学習指導・評価方法の開発
研究課題/領域番号:19330207
2007年 - 2009年
制度名:科学研究費助成事業 基盤研究(B)
研究種目:基盤研究(B)
提供機関:日本学術振興会
有元 秀文, 足立 幸子, 坂口 京子, 長崎 秀昭, 成田 雅樹, 藤井 知弘, 水戸部 修治
配分額:11570000円 ( 直接経費:8900000円 、 間接経費:2670000円 )
OECD,PISA読解力調査に対応出来るリーディング・リテラシーを育成する指導方法を開発するために以下のことを行った。
1.指導法改善に関する理論研究を完成し、わが国に合った指導理論を完成した。
2.単元計画・指導案・詳細な授業記録・成果と課題をウェブで公開し成果の普及を図った。
3.意識調査を集計し、総合的に分析し、具体的に指導法を改善する方策を明らかにした。報告書に、事前調査と事後調査を比較し、質問項目ごとに学校段階別の変化、教師別の変化などをグラフ化し、どのような成果が現れ、どのような課題があるかを明らかにした。
高度情報化社会に最適化させたリテラシーを保証する国語科授業実践創成システムの解明
研究課題/領域番号:19330198
2007年 - 2008年
制度名:科学研究費助成事業 基盤研究(B)
研究種目:基盤研究(B)
提供機関:日本学術振興会
中村 敦雄, 藤森 裕治, 石垣 明子, 足立 幸子, 奥泉 香
配分額:16380000円 ( 直接経費:12600000円 、 間接経費:3780000円 )
子どもたちが高度情報化社会を生き抜いていくうえで必要なリテラシー育成を保証するための、新たな国語科授業実践創成を支えるシステムについて、以下の5類の事項に即して成果を得た。(1)母語教育における目的論や教科内容に関する研究成果。(2)母語教育カリキュラム編制の特性に関する研究成果。(3)母語教育における教材の開発・活用に関する研究成果。(4)母語教育の授業実践における評価活動の評価方法に関する研究成果。(5)母語教育の授業実践を支える教室環境に関する研究成果。
PISA及び国内国語学力調査の比較を通した新しい読み書き能力の範囲と内容の研究
研究課題/領域番号:17330192
2005年 - 2007年
制度名:科学研究費助成事業 基盤研究(B)
研究種目:基盤研究(B)
提供機関:日本学術振興会
府川 源一郎, 甲斐 雄一郎, 上谷 順三郎, 寺井 正憲, 足立 幸子, 石垣 明子
配分額:9170000円 ( 直接経費:8300000円 、 間接経費:870000円 )
本研究では次の3つの柱を立てて研究を進めてきた。1.「読み書き能力」の「範囲」と「内容」についてPISAの結果に対する各国の反応や対応、2.戦後日本でおこなわれた各種の国語学力調査の分析研究、3.近年アメリカで盛んな「パブリケーションを核とした教育」の可能性をさぐる研究、の3つである。
PISAをめぐる各国の反応・対応を総括すると、いずれの国々も、PISAおよびその背景にあるキー・コンピテンシーの考え方を意識して「読み書き能力」に力を入れている様子がうかがえる。
戦後の日本国内の種々の学力調査の分析では、戦後の主要な学力調査の一覧を作製し、全体を4期に分類し各期の特徴を素描した。それをもとに、第1期の学力調査の分析から、学力論議と学力調査の関係を実証した。さらに、PISA型読解力と、全国学力・学習状況調査との関連をとその意義も明らかにした。また、そうした状況を神奈川県の対応の中に探った。最後にPISAをふまえて日本の高等学校入学試験問題の分析をし、入試問題の特徴を明らかにした。
さらにアメリカのパブリケーション教育と日本におけるNIEの可能性を探り、発信型の言語教育の展望を考えるときには、「パブリケーション教育」(NIEを含む)が大きな可能性をもっていることを明らかにした。
以上から、「これからの時代に求められる読み書き能力の範囲と内容」は、時代の変転にしたがってさらに変化しても、言葉が人間にとって不可欠のメディアであることは疑いえない。
新時代の国語科教育に資するリテラシー概念の再構築
研究課題/領域番号:17330187
2005年 - 2006年
制度名:科学研究費助成事業 基盤研究(B)
研究種目:基盤研究(B)
提供機関:日本学術振興会
中村 敦雄, 藤森 裕治, 入部 明子, 足立 幸子, 奥泉 香
配分額:9100000円 ( 直接経費:9100000円 )
研究成果は、以下の三点である。
1)リテラシーという枠組みから、カリキュラムなど各国の母語教育実践を相対化し、共通の準拠枠のなかで位置関係を概観した。OECDなど国際機関が各国の教育改革について協働を促進していること、高度情報化社会の到来とともに各種メディアが各国の母語教育に取り入れられ、母語教育の論拠の部分についての共通点が可視化しやすくなったことから新たな可能性が拓かれた。結果、現時点で、教養主義的リテラシー、機能主義的リテラシー、クリティカル(社会文化的)リテラシーの三類型を同定できた。
2)オーストラリア連邦で改革が進められている学習者の到達度を重視したカリキュラム/評価システムとしてのOutcome Based Education(アウトカムにもとづく教育)や、同連邦ビクトリア州における新たな基礎基本を打ち出した試みであるNew Basic Project(新しい基礎プロジェクト)をはじめとする各国(他に、アメリカ合衆国、イギリス、メキシコ)におけるさまざまな新たな教育的潮流の実態について現地調査を実施した。その結果、基本哲学としてのリテラシー概念と、具体的な方略としてのさまざまな教育改革とのあいだの連関が明確になった。
3)研究の一環として、平成18年9月24日、国際研究シンポジウム「これからのことばの学びには何が必要か」を東京・学習院女子大学にて開催した。オーストラリアから3名の専門家、日本側からはICT教育で活躍する中川一史氏(金沢大学)を招聘し、100名近いオーディエンスとの学的交流の機会を設け、大変に好評を博した。なお本企画はオーストラリア大使館より「2006年日豪交流年企画」としての公式の認定を受けた。また内容については日本教育新聞(平成18年10月16日号)で取り上げられた。
リテラシー育成指向の読書指導研究のための国際標準に基づく読書力診断テストの開発
研究課題/領域番号:16730416
2004年 - 2006年
制度名:科学研究費助成事業 若手研究(B)
研究種目:若手研究(B)
提供機関:日本学術振興会
足立 幸子
配分額:2800000円 ( 直接経費:2800000円 )
本研究の目的は、読書指導研究を進展させていくために、研究に用いることのできる読書の評価を検討・開発することである。本年度は以下の4点のことを行った。
(1)南アフリカにおけるリテラシーの評価と教育課程の関係を調査した。
南アフリカは、11の言語を持つ「マルチリテラシーズ」国家である。この国の学習指導要領は評価項目を含んだ表記になっている。そのことが、この国の読書指導の評価場面にどのように生かされているかを調査した。
(2)我が国の教師が行うことのできる読書力評価について、新潟県国語教師の会合に出席して、我が国の読書指導研究に役立つ形を提案した。
これまで、本科研費研究で、OECDのPISA、オーストラリアのDART、オーストラリア・クイーンズランド州のリテラシー・テスト、イギリスのナショナル・テスト、アメリカのNAEP、アメリカ・イリノイ州のテストISAT、その他の語彙力テスト、読解テスト、診断評価などを調べてきた。その成果を生かし、新潟県の小学校における一斉テストの新しい形を提案した。
(3)IEA (International Association for the Evaluation of Educational Achievement)による国際読書力テストPIRLS (Progress in International Reading Literacy Study)の分析し、論文として発表した。
義務教育修了段階の国際テストPISA、これまで調べてきた各国の国内テストと、PIRLSを比較し、読書力評価としての特徴をまとめた。また、PIRLSを用いて読書指導の効果を測定する準備を整えた。
(4)国際的な視野から読書指導研究を進めていくための読書文化と評価との関係について論じた論文を発表した。
以上のように、最終年度である本年度は、読書文化という広い視野からそれぞれの国に応じた読書力評価を検討することができた。そして、(2)(3)を中心のように、リテラシー育成の読書指導研究に用いることのできる読書力評価を、我が国で展開可能な形として開発するところまで到達したと考えている。
国際化、情報化社会が必要とする新しい読み書き能力の範囲と内容
研究課題/領域番号:15530571
2003年 - 2004年
制度名:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
研究種目:基盤研究(C)
提供機関:日本学術振興会
府川 源一郎, 甲斐 雄一郎, 上谷 順三郎, 寺井 正憲, 中嶋 香緒里, 足立 幸子, 石垣 明子
配分額:3700000円 ( 直接経費:3700000円 )
本研究は、国際化、情報化が進む社会を生きていくために、初等・中等教育段階における新たな「読み書き能力」の「範囲」と「内容」の在り方について、3つの班により研究を進めてきた。
「比較研究班」では、米、英、独、瑞、墺、リヒテンシュタイン、西、日本におけるPISA2000に対する反応とその結果を検討し、次の知見を得た。移民の多さなど生活圏による観点。性差や校種、出身国等による言語環境による観点。多くの国際比較の中にPISAをどう位置づけるかという観点。他の国内テストの中でPISAをどう位置づけるかという観点。日本ではPISA一色になってしまったが、上記のような多様な観点から冷静な分析が必要である。
「歴史研究班」では、急速に国際化、情報化が進んだ明治前期において、国語科の教育内容がいかに形成されていったかを、教科書を中心に分析した。明治中期に向け、次第に海外・沖縄/日本(内)、過去(文化)/現在(実用)、小学(普通教育)/中等(高等教育)、他学科/国語科、子供/大人、地域/全国、等の対立軸を見出すことで、教育内容の整理が進んだ。今日の国語科でも、こうした新たな対立軸をいかに見出すかが重要である。
「パブリケーションを核とした教育班」の研究成果は、本研究全体にとって示唆的な内容と言える。国際化、情報化を急速に進めたインターネット発祥の地アメリカでは、新たなリテラシー教育として、小中学校では「読者」を意識したグループによる作文学習、大学では幅広い読者に対応するためのチューターによる文章技術の指導が進められている。国際化、情報化における不特定多数の読者を意識した新しい学習システムとして、日本のリテラシー教育に示唆する点が大きい。
読み聞かせボランティアの実態調査
研究課題/領域番号:14658064
2002年
制度名:科学研究費助成事業 萌芽研究
研究種目:萌芽研究
提供機関:日本学術振興会
足立 幸子
配分額:800000円 ( 直接経費:800000円 )
本研究は、読み聞かせボランティアの意義や効用および弊害の研究を今後進めていくために、基礎的な知見を得るための、調査研究であった。このような地道な調査はあまり行われていないため、本研究は重要な統計資料となったといえよう。調査の方法及び結果は以下の通りである。
1.調査の方法
往復葉書によるアンケート調査。平成14年11月30日に、全国公立私立の小中学校全4949校に、往復葉書を送付した。平成14年2月20日までに返信された2614校のうち、転居先不明及び休校中21校を除く2593校から、読み聞かせボランティアの実態についての回答を得た。
2.調査の結果
読者数の多い学会誌(日本国語教育学会『月刊国語教育研究』、「研究」枠)に投稿した。その要点を示す。
(1)実施率
読み聞かせボランティアを本年度行っている学校は48.0%、行っていない学校は49.9%、残りが行っていたがやめたか、今後行うつもりであるということであった。しかし、内訳をみると小学校が64.0%であり、中学校はわずかに7.5%であった。
(2)増加率
何年前からボランティアを行っているかを調査したところ、5年前から今年度まで順に、8.2%、12.9%、12.4%、20.9%、20.6%となっており、年々順調に実施校が増加してきたことが明らかになった。
(3)主体
読み聞かせボランティアの主体は、在校生保護者が62.1%と最も多く、ついで地域住民、卒業生保護者となった。しかし、中にはサークル組織となっているものも見られた。ボランティアに使う本の出所については、ボランティアの私物がもっとも多く(86.1%)、選書についてもボランティア自身が行っている割合が73.1%と最も高かった。
(4)評価
読み聞かせボランティアの増加を「よい傾向」ととらえている学校は、全体の91.8%に上った。
国際読書力テスト開発のための準備調査
研究課題/領域番号:14608008
2002年
制度名:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
研究種目:基盤研究(C)
提供機関:日本学術振興会
足立 幸子, 有元 秀文
配分額:2900000円 ( 直接経費:2900000円 )
本研究は一年間の基盤研究であったので、国際読書力テスト開発のための指標づくりに焦点をしぼり、具体的には以下の活動を行った。
(1)諸外国の読書力テストを調査・分析して、テストの内容項目を明らかにした。
読書力診断のためのテストや調査方法にはどのようなものがあるのか、日本に大きな影響を与えているイギリス・アメリカの資料を収集した。内容項目を分類・分析したことによって、国際的な読書力とは何をさすのか、読書の評価とはどうあるべきか、共通項とその国の独自性とを整理した。
また、毎日新聞の読書世論調査のように、読書力そのものではなく、読書環境等を扱った調査がないかどうかを調べ、イギリスの出版状況・読書環境についての資料を入手した。
(2)日本での読書力テストを調査・分析して、テストの内容項目を明らかにした。
2000年度に行われたPISA調査の日本の結果を分析し、さらに、日本での読書力テストを収集し、テストの内容項目を明らかにした。上記(1)との比較を通して、日本における読書力テストの傾向を考察した。
(3)読書力を示す指標を明らかにした。
(1)と(2)を通して読書力の評価項目を整理し、読書力を示す指標の「試案」を作成した。
(4)読書力を示す指標についての研究会を開催した。
(1)から(3)の成果について、研究会を開催し、専門家や一般からの意見を聴取して、読書力の指標についての判断を仰いだ。特に、国語教育研究者のほかに、諸外国の読書教育事情に詳しい民間人も起用し、詳しい検討を行った。
アニマシオン運動を通したリテラシー育成と読書指導の関連に関する総合的研究
研究課題/領域番号:12780144
2000年 - 2001年
制度名:科学研究費助成事業 奨励研究(A)
研究種目:奨励研究(A)
提供機関:日本学術振興会
谷塚 幸子
配分額:1900000円 ( 直接経費:1900000円 )
本研究では、スペインにおける読書へのアニマシオン運動を中心にして、読書とリテラシーの関連性を考究することを目的としてきた。昨年度の成果をふまえて、本年度は、1リテラシー育成のための読書指導に適切な理論的枠組みの構築と、2読み聞かせやアニマシオンの実践を踏まえた児童用図書・絵本類の収集及び教材の開発を行った。
まず、昨年度に引き続き、アニマシオンセミナー(40時間コース)への参加を通し、アニマシオン運動の構造を把握してきた。昨年収集した読書心理学やリテラシー関係の文献との比較検討を行うことによって、理論的枠組みを構築した。報告書作成現在、論文投稿の準備中である。
次に読み聞かせ実践については、大きな成果を挙げた。平成14年6月から11月にわたって、山形市立南部小学校の協力を得、6年生を対象に毎回読み聞かせを行い、読み聞かせに適した児童用図書・絵本類を多数選定することができた。逆に読み聞かせに向かない図書についても考察を進めた。
最後に、今年度の研究成果の特徴は、具体的な教材の開発を山形市内の学校図書館担当教諭の協力を得ながら進められたことにある。読み聞かせやアニマシオンといった読書指導の方法を開発していくことが小中学校の教師にどのような意味があるか、また、どのような障害があるかを実践的に研究できたと考えている。
以上の活動は、約100冊の読み聞かせ図書の収集、約20種類のアニマシオン用図書の選定と教材の開発、国際読書学会での口頭発表及び論文発表という成果としてまとめることができた。これらは、読書活動を行うことで、リテラシーを育成していく具体的な方法論を提示したものになったと考えている。
Research on Teaching of Reading
資金種別:競争的資金
読書指導に関する研究
資金種別:競争的資金
現代リテラシー論I特論
現代リテラシー論I演習
幼児と言葉
現代リテラシー論演習
現代リテラシー論特論
授業改善と学習評価A(人文・社会系)II
国語科教育学課題研究I
授業改善と学習評価A(人文・社会系)I
国語科教育学課題研究II
国語科教育学演習II
国語科教育学演習I
保育内容指導法(言葉)
読書教育研究
保育内容の研究(言葉)
現代リテラシー論II演習
現代リテラシー論II特論
国語科教育学演習III
読書教育論
国語科教育学演習IV
国語科教育学課題研究IV
国語科教育学課題研究III
初等教育実習II(事前・事後指導)
新聞活用教育(NIE)演習
初等教育実習I(事前・事後指導)
中等教育実習I(事前・事後指導)
中等教育実習II(事前・事後指導)
教職実践演習(中等)
現代リテラシー論Ⅲ特論
国語科教育学演習Ⅰ
国語教育基礎演習Ⅰ
国語科教育学演習Ⅲ
国語科教育学演習Ⅳ
国語科教育学演習Ⅱ
読書教育研究
国語科教育学課題研究Ⅰ
国語科教育学課題研究Ⅱ
国語教育基礎演習
国語科教育学課題研究Ⅳ
国語科教育学課題研究Ⅲ
国語科教育学特論Ⅰ
国語科教育学課題研究I
読書教育論
国語科教材開発研究特論III
国語科教材開発研究特論IV
国語科教育読書指導研究I
スタディ・スキルズE
国語科教材開発研究特論II
国語科教材開発研究特論I
国語科教育方法演習II
日本文学演習V
国語科教育学課題研究II
授業批評の実際と課題
国語科教育読書指導研究II
国語科教育課題研究IV
国語科教育課題研究III
国語科教育課題研究II
国語科教育法(中等)II
国語科教育法(初等)
卒業研究
国語科教育法(中等)III
国語科教育学課題研究III
国語科教育学課題研究IV
国語科教育読書指導研究IV
国語科教育読書指導研究III
国語科教育特論I
国語科教育課題研究I