研究者詳細 - 齋藤　昭彦

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【東京2020:inbound/outbound感染症対策】マスギャザリングと髄膜炎菌感染症

齋藤昭彦

臨床とウイルス 47 ( 5 ) 355 - 362 2019年12月

記述言語：日本語出版者・発行元：日本臨床ウイルス学会

海外からの多くの人が訪れるマスギャザリングにおいて、海外から多くの感染症が持ち込まれる可能性があり、特に、髄膜炎菌感染症は重要な疾患である。国内ではまれな疾患であるが、診断には、まずこの疾患を疑うことが重要で、患者の臨床所見と細菌培養が診断の鍵になる。髄膜炎菌感染症は、菌血症から、髄膜炎、敗血症などその臨床症状は幅広い。早期治療が重要であるが、適切な治療が行われても、予後が悪く、死亡率も高く、予防が重要な疾患である。国内では、2015年から、髄膜炎菌結合型ワクチンが販売され、髄膜炎菌に対してリスクの高い人への接種が推奨されている。今後の国内のマスギャザリングの機会に、接種対象者をどこまでひろげるかが大きな課題である。(著者抄録)

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新生児マススクリーニングにおいて17-ヒドロキシプロゲステロン高値を認めた正期産の在胎不当過大児で診断された過成長症候群について

入月浩美, 佐々木直, 佐藤英利, 小川洋平, 長崎啓祐, 齋藤昭彦

日本マス・スクリーニング学会誌 29 ( 3 ) 251 - 256 2019年12月

記述言語：日本語出版者・発行元：(一社)日本マススクリーニング学会

【背景】新生児マススクリーニング(NBS)における17-ヒドロキシプロゲステロン(17-OHP)高値は、先天性副腎過形成症を早期発見するための検査項目だが、偽陽性を示すことも多い。一方、我々は過去に17-OHP高値を呈したBeckwith-Wiedemann症候群(BWS)の2例を報告し、このうち1例は正期産の在胎不当過大児(LGA児)であった。【目的】17-OHP高値を呈した正期産LGA児でBWSを含む過成長症候群が発見される可能性を検討する。【方法】2001年4月から2015年3月の新潟県NBSのデータを後方視的に解析し、17-OHP高値のため当科で精密検査を実施した正期産児について最終診断および出生時体格を検討した。【結果】NBSを受けた30万7,148人中、17-OHP高値のため当科で精密検査を実施した児は250人で、このうち正期産児は62人であった。23人の21水酸化酵素欠損症を除外した39人を対象に出生体重と在胎期間別出生時体格標準値との比較を行った結果、9人がLGA児に該当し、このうち2人が過成長症候群(BWSとPerlman症候群)と最終診断された。【考察】過成長症候群をもつ児は腫瘍好発性などに対する適切な管理が必要であるため、17-OHP高値を契機とした早期発見は有益と考えられる。BWSでは出生時に胎児副腎皮質の残存および巨細胞を認めることが過去に報告されている。過成長症候群においてNBSの17-OHP高値となる割合についても今後検討する必要がある。【結語】NBSにおいて17-OHP高値を認める正期産のLGA児は、過成長症候群の可能性がある。(著者抄録)

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子どもと大人の感染症[第16回] 小児感染症領域での成書

齋藤昭彦

J-IDEO 3 ( 6 ) 954 - 955 2019年11月

小児1型糖尿病患児におけるFlash Glucose Monitoringの精度の検討

北澤勝, 小川洋平, 宮澤七穂, 長崎啓祐, 佐々木直, 齋藤昭彦, 曽根博仁

日本先進糖尿病治療研究会雑誌 15 45 - 45 2019年11月

尿細管間質性腎炎発症2年後にぶどう膜炎を認めたTINU症候群の女子例

金子昌弘, 山田剛史, 長谷川博也, 金子詩子, 齋藤昭彦

日本小児腎臓病学会雑誌 32 ( 2 ) 124 - 129 2019年11月

記述言語：日本語出版者・発行元：(一社)日本小児腎臓病学会

15歳、女子。2週間続く発熱を認めた際に骨盤内の胚細胞性腫瘍を指摘され、1ヵ月後に摘出術を受けた。手術4週間後に発熱と腎機能障害、血尿・蛋白尿を認め当科に入院した。眼所見に異常はなく、腎病理所見で尿細管間質にびまん性の単核球浸潤を認め、尿細管間質性腎炎(tubulointerstitial nephritis:TIN)と診断した。ステロイドパルス療法で速やかに解熱し、腎機能や尿所見は改善した。後療法のプレドニゾロンを23ヵ月かけて1mg/日まで減量したところ、羞明感と眼球結膜充血を認めた。眼科でぶどう膜炎を指摘され、TINU(TIN and uveitis)症候群と診断した。腎炎の後、非典型的に長期間経過して眼症状を発症した可能性や、ステロイドの減量に伴い眼症状が顕在化した可能性が考えられた。TINでは診断時だけでなく、継続的に、もしくは眼症状を認めた際に速やかな眼科的評価が必要である。(著者抄録)

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忘れちゃいけないやらなきゃいけない子どもを守るワクチン接種(第2回) マスギャザリングで子どもを守るワクチン

齋藤昭彦

チャイルドヘルス 22 ( 11 ) 851 - 853 2019年11月

小児の中枢神経系感染症迅速な微生物学的診断の重要性

齋藤昭彦

日本小児感染症学会総会・学術集会プログラム・抄録集 51回 120 - 120 2019年10月

BCG接種を契機に発症し、乳児期に3主徴を認めたBlau症候群の孤発例

金子詩子, 齋藤昭彦

日本小児リウマチ学会総会・学術集会プログラム・抄録集 29回 109 - 109 2019年10月

本格的に始動する小児感染症専門医制度の概要小児感染症専門医取得の意義と専門医試験の概要現状とこれからの課題

齋藤昭彦

日本小児感染症学会総会・学術集会プログラム・抄録集 51回 95 - 95 2019年10月

子どもと大人の感染症[第15回] 世界で流行する麻疹

齋藤昭彦

J-IDEO 3 ( 5 ) 724 - 725 2019年9月

小児領域の感染症(ウイルス・細菌)の症状と処置、日々できる予防子どものウイルス感染症の診かた・考え方

齋藤昭彦

外来小児科 22 ( 3 ) 421 - 422 2019年8月

世界への情報発信国際学会での発表のすすめ

齋藤昭彦

小児科 60 ( 8 ) 1197 - 1201 2019年7月

記述言語：日本語出版者・発行元：金原出版(株)

＜文献概要＞自らの研究や臨床面での成果を,国際学会で英語で発表することの意義はきわめて大きい.世界の第一線で活躍する研究者や臨床家が集う場所で,自らの研究や経験が発表されることは,今後の研究の発展や,臨床の現場に役立つことにつながる貴重な機会である.学会発表で最も重要なのは,英語の発表に限られたことではないが,発表に適切なテーマを見つけることである.「story」のある内容を選択し,それが聴衆に伝わりやすいように分かりやすくまとめ,発表する必要がある.本稿が若手小児科医の,国際学会での発表に挑戦するきっかけになれば幸いである.

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その他リンク： https://search-tp.jamas.or.jp/index.php?module=Default&action=Link&pub_year=2019&ichushi_jid=J00639&link_issn=&doc_id=20190711140016&doc_link_id=10.18888%2Fsh.0000000986&url=https%3A%2F%2Fdoi.org%2F10.18888%2Fsh.0000000986&type=%88%E3%8F%91.jp_%83I%81%5B%83%8B%83A%83N%83Z%83X&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00024_2.gif

母体のアンドロゲン産生副腎腫瘍による46,XX性分化疾患

谷知行, 長崎啓祐, 入月浩美, 佐々木直, 小川洋平, 齋藤昭彦

日本小児科学会雑誌 123 ( 7 ) 1150 - 1155 2019年7月

記述言語：日本語出版者・発行元：(公社)日本小児科学会

月齢3ヵ月。出生時より外性器異常を認め、精査目的で紹介受診した。染色体検査はG分染法で46,XX、FISH法でSPY陰性であり、骨盤MRI検査では子宮および腟構造、腹腔内と左鼠径部に性腺様構造を認め、社会的性を女性とされた。新生児マススクリーニングに異常はなく、46,XX 性分化疾患(DSD)の原因検索を行うも児の男性化の原因は不明であったため、母の男性化徴候について聴取したところ、妊娠の数年前から多毛が出現し、分娩後も持続していることが判明した。母体由来のアンドロゲン過剰を疑い検索を行った結果、右副腎アンドロゲン産生腫瘍が発見され、腹腔鏡下に右副腎腫瘤摘出術を行い、病理学的所見より副腎皮質腺腫と診断された。46,XX DSDは母体におけるアンドロゲン過剰が原因となりうることを念頭に置き、母への詳細な問診や身体所見の確認が必要である。

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齋藤昭彦

周産期医学 49 ( 6 ) 809 - 812 2019年6月

ビタミンD欠乏を合併した副甲状腺機能低下症の13歳男児

田屋光将, 入月浩美, 佐々木直, 小川洋平, 長崎啓祐, 齋藤昭彦

日本小児科学会雑誌 123 ( 6 ) 1061 - 1061 2019年6月

多彩な合併症を呈した溶血性尿毒症症候群の15歳女児例

村井英四郎, 金子昌弘, 谷知行, 伊藤裕貴, 塚田正範, 小澤淳一, 長谷川博也, 山田剛史, 大橋伯, 大塚岳人, 金子詩子, 沼野藤人, 星名哲, 齋藤昭彦

日本小児科学会雑誌 123 ( 6 ) 1063 - 1063 2019年6月

抗大腸菌抗体陽性で診断し得た大腸菌O157感染症による溶血性尿毒症症候群の兄弟例

田屋光将, 長谷川博也, 金子昌弘, 山田剛史, 金子詩子, 齋藤昭彦

日本小児科学会雑誌 123 ( 6 ) 1073 - 1074 2019年6月

ステロイド依存性ネフローゼ症候群に合併した2型糖尿病がリツキシマブ投与で改善を認めた1例

山田慧, 長谷川博也, 金子昌弘, 山田剛史, 金子詩子, 齋藤昭彦

日本小児科学会雑誌 123 ( 6 ) 1074 - 1074 2019年6月

QT延長症候群8型で観察されるT波交代現象はメキシレチンで抑制される

小澤淳一, 大野聖子, 伊藤裕貴, 塚田正範, 沼野藤人, 星名哲, 鈴木博, 堀江稔, 齋藤昭彦

日本小児循環器学会雑誌 35 ( Suppl.1 ) s1 - 215 2019年6月

出生後6ヵ月間窒素吸入による呼吸器管理を行い一期的修復術を行ったBerry症候群の超低出生体重児

沼野藤人, 伊藤裕貴, 塚田正範, 小澤淳一, 星名哲, 齋藤昭彦, 杉本愛, 白石修一, 土田正則, 渡辺健一

日本小児循環器学会雑誌 35 ( Suppl.1 ) s1 - 269 2019年6月

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